【12月07日 KOREA WAVE】韓国・同徳女子大学での男女共学化の議論に反対して本館を占拠した学生らに対し、大学側が仮処分申請や刑事告訴を進めている。中でも、被害復旧にかかる清掃費用が当初の見積もり54億ウォン(約5億7780万円)をはるかに超えると見られている。
オンライン掲示板の投稿によると、特殊清掃業者は同徳女子大学の清掃について「非常に大規模な案件で、全国の大手業者が見積もりを出しに集まり、その規模に驚いている」という。「一部の汚損箇所は、学生たちが放置しておけば取り除けたものの、アセトンや金属たわしでこすったことで状況が悪化し、交換が必要になった箇所も多い」と指摘している。
大学側が見積もりについて、当初54億ウォン(約5億7780万円)としていたが、「大半の業者が最低100億ウォン(約10億7000万円)以上を提示しているため、大学側も事実上諦めた」と語ったという。
この業者は「20年間この業界で仕事をしてきたが、これほどの規模の案件は初めてだ。この仕事を受注する業者は、特殊清掃業界のトップに立つことになるだろう」と見通したという。
一部の業者は、乱雑に使用されたさまざまな種類のラッカーについて、「統一された材料ではなく、手当たり次第に市販の油性ラッカーを使って塗られているため、作業効率が非常に悪い」と分析している。
KOREA WAVE/AFPBB News 2024年12月7日 6:00
https://www.afpbb.com/articles/-/3552819