韓国の公演界がストップしてしまった。
イテウォン(梨泰院)事故により公演がどんどん縮小された。国会哀悼期間は今月5日に終わったが、公演が再開する兆しはまだ見えない。一部では、追悼のために公演を取り消さなければならないと言うが、「公演会場に出勤したからって、私たちの哀悼が終わるのではない」という反発が起きている。
作曲家兼DJのRappyは今月9日、イーデイリーSNAPTIMEとの通話で「国家哀悼期間中、周りの芸術家の大部分が公演中止を通告された」と語った。5日に国家哀悼期間は公式的に終了した。しかし梨泰院洞のあるヨンサン(龍山)区は来月31日まで哀悼期間が続く。公演界の関係者は「まだ哀悼期間である龍山区は、生計型芸術家の多い地域なので心配が大きい」と伝えた。
バンド「Billy Carter」は9日からリレー哀悼公演を行なっている。彼らは「音楽は祝いの方法にもなり、試練を克服する方法にもなり、また哀悼の方法にもなる」とし、「公演のやり方を借りて哀悼の場を作りたかった」と伝えた。この日の公演で「Billy Carter」は、悲しい歌ばかりを準備することはない。いつもやってきた楽しい音楽も欠かさなかった。
ギタリストのキム・ジナは「音楽をする人間としてマイクと楽器を奪われたような状況なのに、何もするなって言われているようだった」と述べた。ボーカルのキム・ジウォンは「哀悼の場だからって悲しい音楽ばかりしなければならないというのも規制なのかもしれない。日頃やっているとおりの音楽で哀悼の意志を伝え、観客を励ませるのではないだろうか」と問いかけた。
モッポ(木浦)大学国文学科のイ・ギョンヨプ教授は「国家哀悼期間が終わったにもかかわらず、形式的な哀悼、統制された哀悼として残るのではないかと心配される」と指摘。イ教授は「我々の伝統では誰かの死を孤立して悲しい死として取り扱わなかった。歌や踊りで共同体と共に慰め合い、悲しみ合う社会的な行事が多かった」と説明した。
“タシレギ”について言及し、葬儀の伝統には音楽と踊りがあったと説明。“タシレギ”とは、チンド(珍島)の伝統葬儀の一つで、喪家の庭で行われた演劇だ。死から始まり、喪失の痛みを笑いや活気で克服しようという意味を持っている。イ教授は「喪家で演劇なのかと思うだろうが、葬儀での公演は慰め合い、追悼する伝統だった」と伝えた。
ヨンナム(嶺南)大学文化人類学のイ・ウンジョン教授は「2019年にニュージーランドのモスクで起きたテロ事件の犠牲者を追悼するため、ニュージーランドの人たちはマオリ族のHAKAという踊りで公演をした」と説明。続けて「踊りと歌はうれしい時だけのものでない。厳粛な方法で追悼することも意味があるが、時には踊りなどの公演でさらに深い感情の結束を呼び込むこともできる」と述べた。
Rappyは「国家哀悼期間が終わったにもかかわらず、当時の雰囲気の余波で年末の公演まで中止となった。各自の方法で追悼することを認める成熟した社会になれたら公演界の心痛も収まるだろう」と語った。
2022/11/21 17:51配信
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 5
https://s.wowkorea.jp/news/read/372559/
イテウォン(梨泰院)事故により公演がどんどん縮小された。国会哀悼期間は今月5日に終わったが、公演が再開する兆しはまだ見えない。一部では、追悼のために公演を取り消さなければならないと言うが、「公演会場に出勤したからって、私たちの哀悼が終わるのではない」という反発が起きている。
作曲家兼DJのRappyは今月9日、イーデイリーSNAPTIMEとの通話で「国家哀悼期間中、周りの芸術家の大部分が公演中止を通告された」と語った。5日に国家哀悼期間は公式的に終了した。しかし梨泰院洞のあるヨンサン(龍山)区は来月31日まで哀悼期間が続く。公演界の関係者は「まだ哀悼期間である龍山区は、生計型芸術家の多い地域なので心配が大きい」と伝えた。
バンド「Billy Carter」は9日からリレー哀悼公演を行なっている。彼らは「音楽は祝いの方法にもなり、試練を克服する方法にもなり、また哀悼の方法にもなる」とし、「公演のやり方を借りて哀悼の場を作りたかった」と伝えた。この日の公演で「Billy Carter」は、悲しい歌ばかりを準備することはない。いつもやってきた楽しい音楽も欠かさなかった。
ギタリストのキム・ジナは「音楽をする人間としてマイクと楽器を奪われたような状況なのに、何もするなって言われているようだった」と述べた。ボーカルのキム・ジウォンは「哀悼の場だからって悲しい音楽ばかりしなければならないというのも規制なのかもしれない。日頃やっているとおりの音楽で哀悼の意志を伝え、観客を励ませるのではないだろうか」と問いかけた。
モッポ(木浦)大学国文学科のイ・ギョンヨプ教授は「国家哀悼期間が終わったにもかかわらず、形式的な哀悼、統制された哀悼として残るのではないかと心配される」と指摘。イ教授は「我々の伝統では誰かの死を孤立して悲しい死として取り扱わなかった。歌や踊りで共同体と共に慰め合い、悲しみ合う社会的な行事が多かった」と説明した。
“タシレギ”について言及し、葬儀の伝統には音楽と踊りがあったと説明。“タシレギ”とは、チンド(珍島)の伝統葬儀の一つで、喪家の庭で行われた演劇だ。死から始まり、喪失の痛みを笑いや活気で克服しようという意味を持っている。イ教授は「喪家で演劇なのかと思うだろうが、葬儀での公演は慰め合い、追悼する伝統だった」と伝えた。
ヨンナム(嶺南)大学文化人類学のイ・ウンジョン教授は「2019年にニュージーランドのモスクで起きたテロ事件の犠牲者を追悼するため、ニュージーランドの人たちはマオリ族のHAKAという踊りで公演をした」と説明。続けて「踊りと歌はうれしい時だけのものでない。厳粛な方法で追悼することも意味があるが、時には踊りなどの公演でさらに深い感情の結束を呼び込むこともできる」と述べた。
Rappyは「国家哀悼期間が終わったにもかかわらず、当時の雰囲気の余波で年末の公演まで中止となった。各自の方法で追悼することを認める成熟した社会になれたら公演界の心痛も収まるだろう」と語った。
2022/11/21 17:51配信
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 5
https://s.wowkorea.jp/news/read/372559/