省略
◆爆益のゴルフ業界を注視する人たち
実際、ゴルフ人口の増加に比例するかのように、韓国ではクラブやゴルフウェアの売れ行きも好調だ。
日本でも有名な韓国のプロゴルファー、安信愛(アン・シネ)のゴルフウェアを見てもわかる通り、体のラインがはっきりと出るセクシーな物も多く、見た目を重要視する韓国人女性の間では好まれる傾向にある。また、ペアルック文化が根付いている韓国では、ゴルフウェアもカップルで揃えるケースが少なくない。
ゴルフウェアのレンタルサービス会社を運営する企業は今年3月から月の売上が4900%増、累積会員数は5400%も増加。ザフェアゴルフも3月から10月までの7か月間の累積会員数は2000%に達したそうだ。
ゴルフウェア市場全体を見ても、2020年は5兆1000億ウォン(約4896億円)と前年より10%成長。来年には6兆3000億ウォン(約6048億円)まで膨れ上がるのではないかと、韓国のファッション業界では噂されている。各デパートでは店舗・オンラインショップ共に取り扱いブランドを拡大し、今後シャネルやルイ・ヴィトン、エルメスなどの高級ブランドも、韓国市場への本格的参入を控えているという。
◆日本のゴルフウェアは普段着としても
もちろん、日本メーカーのゴルフウェアも人気が高い。
「日本のゴルフウェアは普段着としても着られる」「ユニクロの服は持っていないが、ゴルフウェアだけは反日不買があっても諦められない」という韓国人ゴルファーたちも根強く、9月28日に公表された流通業界の情報によると、日本の「セント・アンドリュース」は韓国進出3年目の今年、史上最高の業績を記録する見通しとなっている。今年上半期だけでも120億8090万ウォン(約11億5977万円)を記録し、昨年の年間売上を上回った(上半期売上:321%)。
Tシャツが1枚25万ウォン(約2万400円)と決して安くないのだが、それにもかかわらず客足は増え続けているそうだ。
2009年に韓国に進出した日本の「パーリーゲイツ」も、今年上半期だけで535億ウォン(約51億3600万円)の売上を記録し、史上最高の売上を記録することが予測されている。また、パーリーゲイツのプレミアム・ブランドである「マスター・バーニー・エディション」も、昨年同期対比売上が2.6倍増で今年上半期だけで92億8000万ウォン(約8億9088万円)を記録した。ここでも、日本製品の選択的不買が際立っているようだ。
使用されているカートはヤマハ製
「日本製を購入してはならない」という建前はわかっていても、そのデザイン性やクオリティの高さから日本製を購入する韓国人は少なくない。そういった人たちはゴルフ場にも日本車で乗り入れることも多く、そんな様子を見かねてか、韓国・南西部にあるゴルフ場が「来年1月から日本車での来場を禁止する」と発表し、話題となったこともある。
このゴルフ場は「日本の植民地支配(日韓併合)について韓国民に謝罪しない日本に対する個人企業の意思だ」と主張しているが、実はここで使用されているカートはヤマハ製だし、売店では日本製ゴルフボールも販売されていることが自国民によって指摘されている。
ゴルフ場はこの指摘を受け、カートのロゴを外して運営を行っているが、ロゴを外したところで日本製であることに変わりない。果たして来年1月から完全に日本車の乗り入れを禁止できるのか見物だ。
文在寅大統領が号令をかけた“日本製品不買運動”は、スタートから2年が経過した今でも、反日思想を強く持つ韓国人らによって継続実行されている。この運動が次期大統領への置き土産となるか否か、その行方は気になるところだが、結局のところ質の良い日本製を支持する層は常に存在するということではないだろうか。
デイリー新潮 2021/11/09
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/11090603/?all=1
◆爆益のゴルフ業界を注視する人たち
実際、ゴルフ人口の増加に比例するかのように、韓国ではクラブやゴルフウェアの売れ行きも好調だ。
日本でも有名な韓国のプロゴルファー、安信愛(アン・シネ)のゴルフウェアを見てもわかる通り、体のラインがはっきりと出るセクシーな物も多く、見た目を重要視する韓国人女性の間では好まれる傾向にある。また、ペアルック文化が根付いている韓国では、ゴルフウェアもカップルで揃えるケースが少なくない。
ゴルフウェアのレンタルサービス会社を運営する企業は今年3月から月の売上が4900%増、累積会員数は5400%も増加。ザフェアゴルフも3月から10月までの7か月間の累積会員数は2000%に達したそうだ。
ゴルフウェア市場全体を見ても、2020年は5兆1000億ウォン(約4896億円)と前年より10%成長。来年には6兆3000億ウォン(約6048億円)まで膨れ上がるのではないかと、韓国のファッション業界では噂されている。各デパートでは店舗・オンラインショップ共に取り扱いブランドを拡大し、今後シャネルやルイ・ヴィトン、エルメスなどの高級ブランドも、韓国市場への本格的参入を控えているという。
◆日本のゴルフウェアは普段着としても
もちろん、日本メーカーのゴルフウェアも人気が高い。
「日本のゴルフウェアは普段着としても着られる」「ユニクロの服は持っていないが、ゴルフウェアだけは反日不買があっても諦められない」という韓国人ゴルファーたちも根強く、9月28日に公表された流通業界の情報によると、日本の「セント・アンドリュース」は韓国進出3年目の今年、史上最高の業績を記録する見通しとなっている。今年上半期だけでも120億8090万ウォン(約11億5977万円)を記録し、昨年の年間売上を上回った(上半期売上:321%)。
Tシャツが1枚25万ウォン(約2万400円)と決して安くないのだが、それにもかかわらず客足は増え続けているそうだ。
2009年に韓国に進出した日本の「パーリーゲイツ」も、今年上半期だけで535億ウォン(約51億3600万円)の売上を記録し、史上最高の売上を記録することが予測されている。また、パーリーゲイツのプレミアム・ブランドである「マスター・バーニー・エディション」も、昨年同期対比売上が2.6倍増で今年上半期だけで92億8000万ウォン(約8億9088万円)を記録した。ここでも、日本製品の選択的不買が際立っているようだ。
使用されているカートはヤマハ製
「日本製を購入してはならない」という建前はわかっていても、そのデザイン性やクオリティの高さから日本製を購入する韓国人は少なくない。そういった人たちはゴルフ場にも日本車で乗り入れることも多く、そんな様子を見かねてか、韓国・南西部にあるゴルフ場が「来年1月から日本車での来場を禁止する」と発表し、話題となったこともある。
このゴルフ場は「日本の植民地支配(日韓併合)について韓国民に謝罪しない日本に対する個人企業の意思だ」と主張しているが、実はここで使用されているカートはヤマハ製だし、売店では日本製ゴルフボールも販売されていることが自国民によって指摘されている。
ゴルフ場はこの指摘を受け、カートのロゴを外して運営を行っているが、ロゴを外したところで日本製であることに変わりない。果たして来年1月から完全に日本車の乗り入れを禁止できるのか見物だ。
文在寅大統領が号令をかけた“日本製品不買運動”は、スタートから2年が経過した今でも、反日思想を強く持つ韓国人らによって継続実行されている。この運動が次期大統領への置き土産となるか否か、その行方は気になるところだが、結局のところ質の良い日本製を支持する層は常に存在するということではないだろうか。
デイリー新潮 2021/11/09
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/11090603/?all=1