韓国で、「歯科医師が自身の胸を触った」とうそをつき、強制わいせつ罪で歯科医師を告訴した30代の女性が誣告罪で、1審で実刑を宣告された。
20日、法曹界によるとソウル中央地裁は誣告容疑で裁判にかけられたA被告(女性)に懲役6か月の実刑を言い渡した。
A被告は2019年12月、歯科医師のBさんが診療中、自身の胸を触ったと告訴状を提出した。しかし、検察はA被告の陳述に一貫性がなく、以前にも他の医師を数回同様の疑いで告訴し、全て却下・無嫌疑処分が下されていた点などを考慮し、Bさんを起訴しなかった。
裁判部は「被告人の誣告により、被害者は刑事処罰のみならず社会的に強制わいせつ犯という烙印を押される状況に置かれた」と説明。また「A被告が(病院側から)診察代を返金させるために強制わいせつ罪で告訴したとみられる」とし、「自身の罪を否認し、反省もしておらず、初犯で精神疾病を患っている点を考慮しても実刑宣告は免れない」と明かした。
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