2021-02-19 10:56:37
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2021-02/19/content_77227346.htm
ハンガリーが中国から調達した新型コロナウイルスワクチンを満載したチャーター機が現地時間16日、順調にブタペストのリスト・フェレンツ国際空港に着陸した。ハンガリーは中国製新型コロナワクチンを承認し調達した初のEU諸国となった。
ハンガリー外交・対外経済部国務秘書のゼル・タウマーシュ氏と在ハンガリー中国大使の齊大愚氏が空港で中国製ワクチンを迎えた。
ゼル・タウマーシュ氏は出迎えのセレモニーで、「中国製ワクチンのハンガリー到着は、両国の感染対策協力の重要な成果であり、高水準の二国間友好関係を示すものだ。ハンガリーの感染症との戦いにおいて、中国側が速やかに貴重な支援と援助を提供してくれたことに感謝する。中国製ワクチンはハンガリーのより多くの命を救い、操業再開と経済回復のペースを上げるはずだ」と述べた。
齊氏は「新型コロナウイルスの大流行後、中国とハンガリーの両国及び両国人民は助け合い、共に苦しい時を乗り越え、共に団結・協力し感染症と戦う範を垂れた。中国がハンガリーに輸出する第1陣の新型コロナワクチンは本日、正式にハンガリー側に交付される。これは中国製ワクチンを世界の公共財にするという中国指導者の重大な宣言を実行に移す中国側の具体的な措置で、ワクチン協力を中国・ハンガリー感染対策協力のアップグレード版にするという双方の共通の願いを示した」と述べた。
ハンガリー首席医療官のミラー・セシリア氏は先月29日、中国国薬集団が生産する新型コロナワクチンが、ハンガリーでの使用を承認されたと発表した。ハンガリー政府はその後、すでに中国国薬集団とワクチン調達の契約を結んだと発表した。
ハンガリーによる中国製ワクチンの承認及び調達は意義重大と分析されている。まず、これはハンガリーが中国製ワクチンの安全性と有効性を高く評価していることを意味し、苦しい時に互いに救いの手を伸ばす双方の優れた伝統を示した。次に、EU加盟国であるハンガリーのこの措置は、特にEU諸国で普遍的にワクチンが不足するなか、EU内部で模範としての効果を発揮する可能性がある。
ハンガリーのオルバーン首相は先ほど現地メディアのインタビューに応じた際に、「中国製ワクチンに自信を持っており、最も信頼している。ワクチンはハンガリーの経済再開の鍵だ。中国製ワクチンの到着は、ハンガリーのワクチン接種ペースを上げる。中国製ワクチンがあれば、ハンガリーの感染対策は今年4月のイースター頃に好転する」と述べた。
ハンガリーのシーヤールトー外相は「ワクチンの安全性は政治もしくは価値観の問題ではなく、専門的な問題だ。ハンガリー側は中国側のワクチン協力に対する力強い支援に感謝する」と表明した。
EUはすでに、米ファイザー社と独BioNTech社、米モデルナ社、英アストラゼネカ社とオックスフォード大学による、3種の新型コロナワクチンの使用を承認している。
ワクチンの不足と交付の遅れを受け、オーストリアやドイツなど一部のEU諸国は先ほど、中国製ワクチンの調達の可能性の模索を開始した。
オーストリアのクルツ首相は今月4日、「新型コロナワクチンの審査・承認に地政学的タブーがあってはならない。国際協力によって初めて新型コロナウイルスに打ち勝つことができる。中国もしくはロシアのワクチン企業から申請があれば、欧州医薬品庁は審査・批准を検討すべきだ」と述べた。
クルツ氏はまた、「感染対策にとって、効果的かつ承認されたすべてのワクチンが重要だ。国際協力によって初めてこの感染症に共に打ち勝つことができる」と強調した。
ドイツのメルケル首相は2日、EUはすべての新型コロナワクチンに対して開放的な態度を持ち、すべてのワクチン企業による欧州医薬品庁への申請を歓迎すると述べた。メルケル氏は第1ドイツテレビのインタビュー番組に出演した際に、セルビアで中国製ワクチンが使用されており、接種がよりスムーズに進んでいると述べた。
ドイツのイェンス・シュパーン保健相は先月31日、独紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」(日曜版)のインタビューを受けた際に、中国・ロシア製ワクチンの使用に対して開放的な態度を示した。「安全で効果的なワクチンであれば、それがどの国で生産されたにせよ、当然ながら新型コロナウイルスのパンデミックに打ち勝つため役立てられる」
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2021-02/19/content_77227346.htm
ハンガリーが中国から調達した新型コロナウイルスワクチンを満載したチャーター機が現地時間16日、順調にブタペストのリスト・フェレンツ国際空港に着陸した。ハンガリーは中国製新型コロナワクチンを承認し調達した初のEU諸国となった。
ハンガリー外交・対外経済部国務秘書のゼル・タウマーシュ氏と在ハンガリー中国大使の齊大愚氏が空港で中国製ワクチンを迎えた。
ゼル・タウマーシュ氏は出迎えのセレモニーで、「中国製ワクチンのハンガリー到着は、両国の感染対策協力の重要な成果であり、高水準の二国間友好関係を示すものだ。ハンガリーの感染症との戦いにおいて、中国側が速やかに貴重な支援と援助を提供してくれたことに感謝する。中国製ワクチンはハンガリーのより多くの命を救い、操業再開と経済回復のペースを上げるはずだ」と述べた。
齊氏は「新型コロナウイルスの大流行後、中国とハンガリーの両国及び両国人民は助け合い、共に苦しい時を乗り越え、共に団結・協力し感染症と戦う範を垂れた。中国がハンガリーに輸出する第1陣の新型コロナワクチンは本日、正式にハンガリー側に交付される。これは中国製ワクチンを世界の公共財にするという中国指導者の重大な宣言を実行に移す中国側の具体的な措置で、ワクチン協力を中国・ハンガリー感染対策協力のアップグレード版にするという双方の共通の願いを示した」と述べた。
ハンガリー首席医療官のミラー・セシリア氏は先月29日、中国国薬集団が生産する新型コロナワクチンが、ハンガリーでの使用を承認されたと発表した。ハンガリー政府はその後、すでに中国国薬集団とワクチン調達の契約を結んだと発表した。
ハンガリーによる中国製ワクチンの承認及び調達は意義重大と分析されている。まず、これはハンガリーが中国製ワクチンの安全性と有効性を高く評価していることを意味し、苦しい時に互いに救いの手を伸ばす双方の優れた伝統を示した。次に、EU加盟国であるハンガリーのこの措置は、特にEU諸国で普遍的にワクチンが不足するなか、EU内部で模範としての効果を発揮する可能性がある。
ハンガリーのオルバーン首相は先ほど現地メディアのインタビューに応じた際に、「中国製ワクチンに自信を持っており、最も信頼している。ワクチンはハンガリーの経済再開の鍵だ。中国製ワクチンの到着は、ハンガリーのワクチン接種ペースを上げる。中国製ワクチンがあれば、ハンガリーの感染対策は今年4月のイースター頃に好転する」と述べた。
ハンガリーのシーヤールトー外相は「ワクチンの安全性は政治もしくは価値観の問題ではなく、専門的な問題だ。ハンガリー側は中国側のワクチン協力に対する力強い支援に感謝する」と表明した。
EUはすでに、米ファイザー社と独BioNTech社、米モデルナ社、英アストラゼネカ社とオックスフォード大学による、3種の新型コロナワクチンの使用を承認している。
ワクチンの不足と交付の遅れを受け、オーストリアやドイツなど一部のEU諸国は先ほど、中国製ワクチンの調達の可能性の模索を開始した。
オーストリアのクルツ首相は今月4日、「新型コロナワクチンの審査・承認に地政学的タブーがあってはならない。国際協力によって初めて新型コロナウイルスに打ち勝つことができる。中国もしくはロシアのワクチン企業から申請があれば、欧州医薬品庁は審査・批准を検討すべきだ」と述べた。
クルツ氏はまた、「感染対策にとって、効果的かつ承認されたすべてのワクチンが重要だ。国際協力によって初めてこの感染症に共に打ち勝つことができる」と強調した。
ドイツのメルケル首相は2日、EUはすべての新型コロナワクチンに対して開放的な態度を持ち、すべてのワクチン企業による欧州医薬品庁への申請を歓迎すると述べた。メルケル氏は第1ドイツテレビのインタビュー番組に出演した際に、セルビアで中国製ワクチンが使用されており、接種がよりスムーズに進んでいると述べた。
ドイツのイェンス・シュパーン保健相は先月31日、独紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」(日曜版)のインタビューを受けた際に、中国・ロシア製ワクチンの使用に対して開放的な態度を示した。「安全で効果的なワクチンであれば、それがどの国で生産されたにせよ、当然ながら新型コロナウイルスのパンデミックに打ち勝つため役立てられる」