0001蚯蚓φ ★
2020/12/05(土) 23:22:23.70ID:CAP_USER▲ドイツ市民らと共にする「平和の少女像」守り運動.写真=連合通信
12月1日、ベルリン市ミッテ区議会で開かれた全体会議で「平和の少女像」永久存続のための決議案が通過した。賛成24人、反対5人の圧倒的多数意見だ。
ただし該当決議案には拘束力がなく、永久存続が確定したわけではない。出席議員31人中24人が賛成したので区庁次元でも後続措置を議論することが期待される。
ベルリンに住む外国人である筆者の立場では他国の地方議会が自国の戦争犯罪行為でもない事にこのように立ち向かうことは驚くべきことで感動的だった。なぜ、何のために、ドイツ人は韓国と日本の両国間の葛藤で片付けてしまってもかまわない事案にこのように対処したのだろうか?
今回の決議案を緑の党と共同発議した左派党のある議員はこの決議案について「戦争や軍事紛争で性暴行は深刻な構造的問題として根本的に防がなければならない」と強調した。
人類の普遍的価値を守ろうと努力するドイツ社会
「平和の少女像」に対してドイツ地方議会議員の視点の核心は「人類の普遍的価値に対する挑戦」と言うことができる。
今年10月、「平和の少女像」問題がふくらんだ当時も筆者はドイツ地方議会のような見解について言及したことがある。ドイツは「平和の少女像」の本質を「普遍的人権」問題と認識しているのだ。韓国と日本の間の問題と見なすこともできるが、両国の名前を消して見ればどの戦争でも発生しうる最も慢性的で悪質な人権蹂躪の代表的犯罪形態と認識される。
ここで第2次世界大戦での過去の歴史に対しドイツ政府が取っている態度を注意深く見る必要がある。それは国家司法機関と同時代の政治家たちが先代の戦争犯罪に対して一貫して取っている立場だ。
ドイツは1945年ニュルンベルクで戦争犯罪に対する裁判および処罰があったにもかかわらず今日に至るまでナチ賦役者を追跡して法廷にたてている。ユダヤ人虐殺ほう助容疑で90才を越えた老躯を法廷にたてる国がドイツだ。結局、戦争犯罪に対する徹底した司法的反省をする意志が強烈だ。
(中略:ドイツの戦後処理)
ドイツはそのような形で多様な事案の戦争犯罪に対して自国の見解で判断する社会的プロセスが整った国だ。
それでは日本はどうだったか?1945年、同じように戦犯裁判した国である日本は今になって「東京裁判」がくやしいという声まであげる国だ。そして歴史修正主義を国家的モットーにして自分たちのアイデンティティを過去に回帰させようと考える国がまさに大韓民国の隣にある日本だ。
海外で平和の少女像が建設されると該当国家の大使館を通じて遠慮なく政治的圧力をかけるのが日本政府の態度だ。日本の司法府や政界が見せた過去の歴史反省はドイツと比較すればその差が明確に表れる。彼らは歴史に逆らって生きている。
今回のベルリンミッテ区「平和の少女像」存続の動きを見れば、ドイツと日本、両国が果たして歴史をどのように眺めているのか理解できる。
ドイツは戦争の歴史を乗り越えて新たな歴史を切り開いている。しかし、日本は犯罪の歴史に逆行し、それを消すことに総力をあげている。彼らにとって未来は依然として過去進行形だ。日本にとって戦後の歴史は反省を通した発展的歴史というより、退歩の歴史になってしまった理由がまさにこれではないかと思う。同じ時間をそれぞれ違う方向で生きてきた両国の真の姿がくっきりと対比される。
●チェ・スジョン ベルリン通信員はドイツ、ハンブルグ大学法学博士課程で海洋法を専攻。韓国では海洋水産開発院で11年間、責任研究員に在職した。
チェ・スジョン ベルリン通信員
ソース:オピニオンニュース(韓国語)[Ach so! ベルリン]ドイツ人の時間は日本人たちと違うように流れた
http://www.opinionnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=43670