茂木外務大臣は、8月31日夜、アメリカのポンペイオ国務長官と電話で会談し、安倍総理大臣の辞任後も日米同盟の強化に尽力していく考えを伝え、引き続き、国際社会の喫緊の課題に連携して取り組んでいく方針を確認しました。
茂木外務大臣とアメリカのポンペイオ国務長官による電話会談は、8月31日夜9時すぎから、およそ30分間行われました。
このなかで、ポンペイオ国務長官は、辞任を表明した安倍総理大臣について、日米同盟の強化や「自由で開かれたインド太平洋」構想の前進に貢献したとして、「感謝を申し上げる」と述べました。
これに対し、茂木大臣は、安倍総理大臣とトランプ大統領のもとで、日米関係は格段に深まったと指摘し、今後も日米同盟の強化に尽力していく考えを伝えました。
そして、両外相は、東シナ海や南シナ海で海洋進出を強める中国を念頭に、厳しさを増す地域情勢に対する認識を共有したうえで、日米同盟のもと、両国が、引き続き、国際社会の喫緊の課題に連携して取り組んでいく方針を確認しました。
また、両外相は、新型コロナウイルスの感染状況のほか、ワクチンや治療薬の開発をめぐる関係国間の協力の在り方について意見を交わしました。
NHKニュース 2020年9月1日 2020年9月1日 4時27分
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