(台北 28日 中央社)ジュネーブで開催されている世界保健機関(WHO)執行理事会で26日、台湾と外交関係を持つハイチ、パラグアイ、エスワティニの3カ国が台湾のWHO参加を支持する発言をした。外交部は27日、発言に感謝を示し、国際社会に対し、台湾が総会にオブザーバーとして出席できるよう支持を呼び掛けた。
外交部によると、ハイチの代表は台湾がWHOの会議や活動などに参加するルートを持たない現状に憂慮を示した上で、国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)が掲げる「誰一人取り残さない」という理念や台湾の経験、国際保健への貢献を考慮し、台湾がWHOにおいてオブザーバーとしての身分を取り戻せるよう訴えた。
外交部は、台湾の2300万人の人々の健康福祉はないがしろにされてはならず、世界の防疫ネットワークに空白地帯を作ってはならないと指摘。台湾のWHO参加の訴えは極めて正当で、切迫したものだとし、WHOが医療衛生の専門的判断に基づいて5月の総会に台湾をオブザーバーとして招請するよう引き続き働き掛けてほしいと国際社会に呼び掛けた。
台湾は2009年から16年まで8年連続でWHO総会にオブザーバーとして参加していたが、17年と18年は中国の圧力により招かれなかった。
(游凱翔/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201901280001.aspx
中央社フォーカス台湾 2019/01/28 13:36
外交部によると、ハイチの代表は台湾がWHOの会議や活動などに参加するルートを持たない現状に憂慮を示した上で、国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)が掲げる「誰一人取り残さない」という理念や台湾の経験、国際保健への貢献を考慮し、台湾がWHOにおいてオブザーバーとしての身分を取り戻せるよう訴えた。
外交部は、台湾の2300万人の人々の健康福祉はないがしろにされてはならず、世界の防疫ネットワークに空白地帯を作ってはならないと指摘。台湾のWHO参加の訴えは極めて正当で、切迫したものだとし、WHOが医療衛生の専門的判断に基づいて5月の総会に台湾をオブザーバーとして招請するよう引き続き働き掛けてほしいと国際社会に呼び掛けた。
台湾は2009年から16年まで8年連続でWHO総会にオブザーバーとして参加していたが、17年と18年は中国の圧力により招かれなかった。
(游凱翔/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201901280001.aspx
中央社フォーカス台湾 2019/01/28 13:36