【東京聯合ニュース】韓国の国会外交統一委員会の在日韓国大使館に対する国政監査が26日、東京で行われ、与党・共に民主党の朴炳錫(パク・ビョンソク)議員は旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年末の韓日合意について、両国の外交ルートではなく李丙ギ(イ・ビョンギ)元青瓦台(大統領府)秘書室長と谷内正太郎国家安全保障局長による「密室会談」で決着したものだったと主張した。
朴氏は直接の関係者から聞き取ったものだとして、自身が把握した交渉過程を公開した。
同氏によると、15年1月、朴槿恵(パク・クネ)政権下で情報機関・国家情報院(国情院)の院長を務めていた李氏は安倍晋三首相の外交ブレーンでもある谷内氏と初めて慰安婦合意に向けた交渉を行い、これを含め8回にわたり韓国・仁川などで会い意見を交わした。2回目から8回目までの交渉時、李氏は青瓦台秘書室長を務めていた。
会談には両国から3人ずつ出席し、韓国の出席者には現在の在日韓国大使館の公使(当時は青瓦台行政官)が含まれていた。
朴炳錫氏は、15年12月22〜23日の8回目交渉で李氏と谷内氏が合意文に署名したが、同28日に当時の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と岸田文雄外相が発表した共同記者会見文には署名がなく、これは日本側の署名要求を韓国側が拒否したためだと指摘した。
また、日本側は拠出金について交渉の最後まで5億円を譲らず、韓国は10億円以上にこだわったが、最終的に10億円でまとまったと説明した。
朴氏は、韓日間の最も重要な問題にもかかわらず外交部が協議から排除され、李丙ギ、谷内両氏の「密室会談」で全ての結論が出されたとし、「韓日慰安婦合意は韓国外交の恥だ」と主張した。
一方、朴槿恵政権の与党だった自由韓国党の徐清源(ソ・チョンウォン)議員は監査で、文在寅(ムン・ジェイン)政権がタスクフォース(TF、作業部会)を設置して慰安婦合意の交渉過程や合意内容を検証していることを「政治報復」と批判した。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2017/10/26/0200000000AJP20171026002800882.HTML
国政監査で発言する朴炳錫氏=26日、東京(聯合ニュース)
朴氏は直接の関係者から聞き取ったものだとして、自身が把握した交渉過程を公開した。
同氏によると、15年1月、朴槿恵(パク・クネ)政権下で情報機関・国家情報院(国情院)の院長を務めていた李氏は安倍晋三首相の外交ブレーンでもある谷内氏と初めて慰安婦合意に向けた交渉を行い、これを含め8回にわたり韓国・仁川などで会い意見を交わした。2回目から8回目までの交渉時、李氏は青瓦台秘書室長を務めていた。
会談には両国から3人ずつ出席し、韓国の出席者には現在の在日韓国大使館の公使(当時は青瓦台行政官)が含まれていた。
朴炳錫氏は、15年12月22〜23日の8回目交渉で李氏と谷内氏が合意文に署名したが、同28日に当時の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と岸田文雄外相が発表した共同記者会見文には署名がなく、これは日本側の署名要求を韓国側が拒否したためだと指摘した。
また、日本側は拠出金について交渉の最後まで5億円を譲らず、韓国は10億円以上にこだわったが、最終的に10億円でまとまったと説明した。
朴氏は、韓日間の最も重要な問題にもかかわらず外交部が協議から排除され、李丙ギ、谷内両氏の「密室会談」で全ての結論が出されたとし、「韓日慰安婦合意は韓国外交の恥だ」と主張した。
一方、朴槿恵政権の与党だった自由韓国党の徐清源(ソ・チョンウォン)議員は監査で、文在寅(ムン・ジェイン)政権がタスクフォース(TF、作業部会)を設置して慰安婦合意の交渉過程や合意内容を検証していることを「政治報復」と批判した。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2017/10/26/0200000000AJP20171026002800882.HTML
国政監査で発言する朴炳錫氏=26日、東京(聯合ニュース)