記事はまず、鳩山氏が日本の第60代総理大臣を務め、現在は東アジア共同体研究所理事長やアジアインフラ投資銀行(AIIB)の国際諮問委員会の委員など多くの“身分”を持つと紹介し、鳩山元首相が“重要人物”であることを強調した。そして、鳩山元首相は2010年以来、中国を毎年訪問しているとして、鳩山元首相が中国にとっての「友好人士」であると印象付けた。
また、鳩山元首相の習政権に対する高い評価を紹介。鳩山元首相はまず、習主席は就任して以来「力強いものがある」と述べた上で、特に印象が強いのは「一帯一路」の構想であると表明。
同構想は「新しい発想であり、世界平和のために打ち立てられた」とし、自らが出席した同構想の関連フォーラムで、習主席が「目的は運命共同体」「皆が仲良く暮らして平和になる」などと演説したことに「誠に正しい考え方と感銘を受けた」と称賛した。
さらに鳩山元首相は、「中国が経済的にも安定して発展していくことが、日本にとっても望ましい」として、中国の発展が日本にとって有益だと「日本人に理解してもらわねばいけない」と述べた。
中国共産党の党大会は中国における最大の政治イベントであり、各メディアは2012年に発足した習政権の実績と権威を強調する記事をこぞって配信している。国際政治における成果を紹介する記事も多い。
新華社系のウェブサイト「新華網」は、習主席が米国のオバマ前大統領やトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相、ドイツのメルケル首相、英国のキャメロン前首相、キューバのカストロ議長(2016年死去)と会った際の写真や、習主席の国連における演説の写真からなる記事を発表した。
中国は主要な政治イベントが「勝利のうちに開幕・閉幕」されたことを、極めて重視する。国際政治の場でも、会期中は国民が不安を感じかねない「波風」は嫌がる。国内についても「不祥事」の発生を強く警戒する。北京市ではこのところ、テロ事件などに対する厳戒態勢が敷かれている。(翻訳・編集/如月隼人)
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写真は天安門。