北朝鮮が29日朝、弾道ミサイルを発射したことについて、日本共産党の志位和夫委員長は同日、「北朝鮮の弾道ミサイル発射に厳しく抗議する――対話による解決に逆行する行為を中止せよ」の談話を発表しました。
一、北朝鮮は、本日、国際社会が強く自制を求めているもとで、弾道ミサイルの発射を強行した。これは、世界と地域の平和と安定にとっての重大な脅威であり、累次の国連安保理決議などに違反する暴挙である。通告なしに日本列島の上空を飛び越える発射は、きわめて危険な行為である。日本共産党は、厳しく糾弾し、抗議する。
とりわけ、今回の発射は、米国を含めて国際社会が対話による解決を模索しているもとで、それに逆行する性格をもつ行為であることを、強調しなければならない。
一、世界と地域の平和と安定を破壊し、おびただしい犠牲をもたらす軍事衝突は絶対に回避しなければならないことを、重ねて強調する。
北朝鮮に対して、これ以上の軍事的な挑発を中止することを厳重に求める。国際社会および関係国に対して、経済制裁の厳格な実施・強化と一体に、対話による解決の道を粘り強く追求することを、強く要請する。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-30/2017083001_01_1.html
北ミサイル問題 きょう衆参 閉会中審査 野党は臨時国会を要求
与野党の国対委員長は29日に国会内で会談し、北朝鮮による弾道ミサイル発射問題をめぐり30日に衆院安全保障委員会の閉会中審査を行うことを確認しました。
自民党の森山裕国対委員長は、大島理森衆院議長が閉会中審査を求める談話を出したことなどに触れ「立法府としての対応をどうするか議論するために閉会中審査を行いたい」と述べました。
日本共産党と民進、自由、社民の野党4党は会談後に共同会見を開きました。日本共産党の穀田恵二国対委員長は、国際社会が外交的解決を模索しているさなかの北朝鮮の暴挙を厳しく非難。
「閉会中審査には賛成だ」としつつ、この間、野党が憲法53条に基づいて求めてきた臨時国会の召集に背を向けてきた政府・与党の対応を批判しました。
民進党の山井和則、社民党の照屋寛徳両国対委員長も臨時国会の開催を要求。閉会中審査は当然としても、本来、野党の要求に基づいて臨時国会を開くべきだと述べました。
自由党の森ゆうこ参院会長は、陸上自衛隊の「日報」隠ぺい問題で稲田朋美元防衛相の委員会出席をあいまいにし、内閣改造で外務・防衛両大臣が交代しながら、その所信質疑もやっていないことは問題だと主張しました。
穀田氏は、議長談話が政府の対応を「高く評価する」とし、「内閣と情報及び認識を共有するため」に閉会中審査を開くよう求めていることを「いかがなものか」と批判。
閉会中審査では「政府の対応をただし、北朝鮮問題をいかに打開していくのか、立法府として議論を進める必要がある」と強調しました。
さらに、野党が、大島議長に国権の最高機関の長として臨時国会の開会に尽力するよう求めてきたことに触れ、議長談話が臨時国会に言及しなかったことに疑問を呈しました。
穀田氏は、安倍晋三首相が「北朝鮮に対話の用意がないことは明らか」などと繰り返し発言し、対話を模索する取り組みを否定する態度をとっていることについて「国際社会が対話による解決を呼びかけているときに、それを否定するのは問題だ」と述べ、
安倍政権の姿勢を批判しました。
北朝鮮問題では、参院外交防衛委員会も30日に閉会中審査を行います。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-30/2017083002_01_1.html
(>>2以降に続く)
一、北朝鮮は、本日、国際社会が強く自制を求めているもとで、弾道ミサイルの発射を強行した。これは、世界と地域の平和と安定にとっての重大な脅威であり、累次の国連安保理決議などに違反する暴挙である。通告なしに日本列島の上空を飛び越える発射は、きわめて危険な行為である。日本共産党は、厳しく糾弾し、抗議する。
とりわけ、今回の発射は、米国を含めて国際社会が対話による解決を模索しているもとで、それに逆行する性格をもつ行為であることを、強調しなければならない。
一、世界と地域の平和と安定を破壊し、おびただしい犠牲をもたらす軍事衝突は絶対に回避しなければならないことを、重ねて強調する。
北朝鮮に対して、これ以上の軍事的な挑発を中止することを厳重に求める。国際社会および関係国に対して、経済制裁の厳格な実施・強化と一体に、対話による解決の道を粘り強く追求することを、強く要請する。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-30/2017083001_01_1.html
北ミサイル問題 きょう衆参 閉会中審査 野党は臨時国会を要求
与野党の国対委員長は29日に国会内で会談し、北朝鮮による弾道ミサイル発射問題をめぐり30日に衆院安全保障委員会の閉会中審査を行うことを確認しました。
自民党の森山裕国対委員長は、大島理森衆院議長が閉会中審査を求める談話を出したことなどに触れ「立法府としての対応をどうするか議論するために閉会中審査を行いたい」と述べました。
日本共産党と民進、自由、社民の野党4党は会談後に共同会見を開きました。日本共産党の穀田恵二国対委員長は、国際社会が外交的解決を模索しているさなかの北朝鮮の暴挙を厳しく非難。
「閉会中審査には賛成だ」としつつ、この間、野党が憲法53条に基づいて求めてきた臨時国会の召集に背を向けてきた政府・与党の対応を批判しました。
民進党の山井和則、社民党の照屋寛徳両国対委員長も臨時国会の開催を要求。閉会中審査は当然としても、本来、野党の要求に基づいて臨時国会を開くべきだと述べました。
自由党の森ゆうこ参院会長は、陸上自衛隊の「日報」隠ぺい問題で稲田朋美元防衛相の委員会出席をあいまいにし、内閣改造で外務・防衛両大臣が交代しながら、その所信質疑もやっていないことは問題だと主張しました。
穀田氏は、議長談話が政府の対応を「高く評価する」とし、「内閣と情報及び認識を共有するため」に閉会中審査を開くよう求めていることを「いかがなものか」と批判。
閉会中審査では「政府の対応をただし、北朝鮮問題をいかに打開していくのか、立法府として議論を進める必要がある」と強調しました。
さらに、野党が、大島議長に国権の最高機関の長として臨時国会の開会に尽力するよう求めてきたことに触れ、議長談話が臨時国会に言及しなかったことに疑問を呈しました。
穀田氏は、安倍晋三首相が「北朝鮮に対話の用意がないことは明らか」などと繰り返し発言し、対話を模索する取り組みを否定する態度をとっていることについて「国際社会が対話による解決を呼びかけているときに、それを否定するのは問題だ」と述べ、
安倍政権の姿勢を批判しました。
北朝鮮問題では、参院外交防衛委員会も30日に閉会中審査を行います。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-30/2017083002_01_1.html
(>>2以降に続く)