【モスクワ時事】インタファクス通信によると、ロシアのメドベージェフ首相は23日、北方領土をロシアの経済特区「先行発展地域」に指定する決定に署名した。
日ロ両政府が協議を進める北方領土での共同経済活動について、日本政府は双方の法的立場を害さない「特別な制度」下での実現を目指している。
ロシアの一方的な特区指定は日本の立場と相いれない恐れがある。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082300656&g=eco
祖父から続く3代目の宿題 河野外相と北方領土問題
3日の内閣改造で外相に就任した河野太郎氏が22日、報道各社のインタビューに応じた。
ロシアとの北方領土問題について、祖父の河野一郎・元農相、父の洋平・元外相から続く「3代目まで残ってしまっている」課題だと強調。「既存のアプローチではないやり方」を模索して解決を目指す考えを示した。
一郎氏は農相当時、旧ソ連との国交を回復した1956年の日ソ共同宣言をめぐる交渉の当事者の一人。フルシチョフ共産党第1書記と激しいやりとりの末、宣言をまとめた。
ただし、宣言に四島返還につながる文言を入れることをソ連側が拒否。その後、洋平氏も外相として尽力したが、北方領土問題解決の道筋をつけることはできなかった。
河野氏はこうした経緯をふまえ、北方領土問題について「ずっと日ロ間の宿題。4島の帰属を解決して平和条約を結ぶというのを3代目まで残してしまっている」と指摘。
日ロ双方が柔軟な考え方をもち、「既存のアプローチでないやり方を含めて考えていかないといけない」と語り、早期にモスクワを訪問することに意欲を示した。
記者から腹案を尋ねられると、「いろんな分野であたためたものはあるが、最初から出しても仕方ない。様子を見ながらやっていきたい」と述べるにとどめた。
http://www.asahi.com/articles/ASK8Q543TK8QUTFK00K.html
記者の質問に答える河野太郎外相=22日午後、東京・霞が関、池永牧子撮影
日ロ両政府が協議を進める北方領土での共同経済活動について、日本政府は双方の法的立場を害さない「特別な制度」下での実現を目指している。
ロシアの一方的な特区指定は日本の立場と相いれない恐れがある。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082300656&g=eco
祖父から続く3代目の宿題 河野外相と北方領土問題
3日の内閣改造で外相に就任した河野太郎氏が22日、報道各社のインタビューに応じた。
ロシアとの北方領土問題について、祖父の河野一郎・元農相、父の洋平・元外相から続く「3代目まで残ってしまっている」課題だと強調。「既存のアプローチではないやり方」を模索して解決を目指す考えを示した。
一郎氏は農相当時、旧ソ連との国交を回復した1956年の日ソ共同宣言をめぐる交渉の当事者の一人。フルシチョフ共産党第1書記と激しいやりとりの末、宣言をまとめた。
ただし、宣言に四島返還につながる文言を入れることをソ連側が拒否。その後、洋平氏も外相として尽力したが、北方領土問題解決の道筋をつけることはできなかった。
河野氏はこうした経緯をふまえ、北方領土問題について「ずっと日ロ間の宿題。4島の帰属を解決して平和条約を結ぶというのを3代目まで残してしまっている」と指摘。
日ロ双方が柔軟な考え方をもち、「既存のアプローチでないやり方を含めて考えていかないといけない」と語り、早期にモスクワを訪問することに意欲を示した。
記者から腹案を尋ねられると、「いろんな分野であたためたものはあるが、最初から出しても仕方ない。様子を見ながらやっていきたい」と述べるにとどめた。
http://www.asahi.com/articles/ASK8Q543TK8QUTFK00K.html
記者の質問に答える河野太郎外相=22日午後、東京・霞が関、池永牧子撮影