EU=ヨーロッパ連合は、10日、北韓のICBM=大陸間弾道ミサイルの発射を受けて国連安全保障理事会が5日に採択した制裁決議にもとづき、ミサイル発射にかかわりのある9人の人物と4つの組織を対北韓制裁リストに追加したと発表しました。
制裁対象になった人物や団体は、EU加盟国にある資産の移動や処分が制限され、EU加盟国への旅行が禁止されます。
今回の措置で、EUで国連の制裁決議にもとづいて対北韓制裁対象になっている人物は合わせて62人、組織は50に増えました。
EUはこれとは別に EU 独自の制裁決定によって、北韓国籍を持つ人物41人と7つの組織を制裁対象にしています。
EUはまた、「国連決議で定めている他の制裁内容についても28か国の加盟国が履行するように、早いうちに法制化する」としています。
北韓の核兵器開発やICBM発射を巡ってアメリカと北韓の間に緊張が高まっている中、EUが素早く国連決議の履行を発表したのは、北韓が国連の要求に従うように圧迫するためだと分析されます。
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_In_detail.htm?No=64677&id=In