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2017/08/03(木) 19:47:37.98ID:CAP_USERウルトラマンは光の国から地球を守るためにやって来た設定だが、“中華ウルトラマン”は、どこから飛んできたのか。
警告したにもかかわらず
この中国企業は「広州藍弧文化伝播有限公司」という映像製作会社で、7月10日に北京で「鋼鐵飛龍之再見奥特曼」という3Dアニメを製作すると発表した。
ご丁寧にもと言うべきか、7月10日は「ウルトラマンの日」。1966年の同日、「ウルトラマン」テレビ放送第一回(同年7月17日)まで1週間を記念したイベントが行われたのが由来だ。
「奥特曼」は「ウルトラマン」の簡体字表記。「鋼鐵飛龍」は、「ドラゴンフォース」という既存の3Dアニメのことで、この新作にウルトラマンが客演するようだ。
なお、「ドラゴンフォース」は、2013年に日本で劇場公開されている。当時中国・広州市を拠点にしていた日本人アニメ監督が総監督を務めた。
同監督は7月17日に短文投稿サイト「ツイッター」に「僕が関与していないのは勿論の事、『鋼鉄飛龍』の制作会社、スタッフとも全く関係ありません」と、こんどの中華ウルトラマンおよび「ドラゴンフォース」への関与は否定している。
関係者によると、円谷プロは昨年から中国側のこの動きを把握。警告書を送るなどしてきた。
しかし、中国側は、これを無視し、「ウルトラマンの日」にぶつけて製作発表を行った。
寝耳に水の円谷プロは7月19日に大岡新一社長名義で「中国におけるウルトラマンキャラクターを利用した無許諾映像作品の製作発表について」と題した抗議声明を発表した。
大岡社長は、「発表会及び映像におけるウルトラマンキャラクターの利用方法、態様等は、ウルトラマンブランドを著しく毀損(きそん)し、断固として非難すべきものであり、到底認められるものではありません」と非難。
「本件発表を行った中国企業、および本件映像製作に関与している者に対し法的措置を含む断固とした措置をとってまいる所存です」としている。
ウルトラマンをめぐる海外における複雑な争い
中国企業側は、中国の大手交流サービス「微博(ウェイボー)」に、中国内の著作権の帰属に関する「民事裁定書」や「著作権声明書」などを投稿して「正当な権利を主張する」と円谷プロに反論している。
実はウルトラマンシリーズは初期作品の海外での利用権が誰にあるかをめぐって、複数の国で長期間にわたって係争になっている。
76年に円谷プロがタイ人企業家と交わしたとされる利用権譲渡の契約書が発端。タイの警察が契約書は偽造と認定したが、他国の司法判断に影響を及ぼさず、判決がまちまちなのが実情だ。
さらに、このタイ人企業家から海外での利用権を再譲渡されたと主張する日本企業が存在。事態を複雑化させている。
中国企業側が交流サイトに投稿した「著作権声明書」は、この日本企業から利用権を得ていると宣言する文書だ。中国の大手映像企業「楽視影業」も名を連ねている。
ただ、円谷プロは「これまでに出されたいずれの判決も、一貫して当社がすべてのシリーズ作品の製作者であり、その著作権を保有している点が認められている。著作権者は、いずれの国の判決に従ったとしても、一貫して当社」と突っぱねる。
http://www.sankei.com/premium/news/170804/prm1708040001-n1.html
(>>2以降に続く)
中国企業が発表した3Dアニメ「奥特曼(ウルトラマン)」のポスター。中国の短文投稿サイト「微博」における同社公式アカウントから
中国企業が発表した3Dアニメ「奥特曼(ウルトラマン)」の製作発表開催のお知らせ。国慶節(10月1日)に公開予定とある。中国の短文投稿サイト「微博」における同社公式アカウントから