【北京=西見由章】13日に死去したノーベル平和賞受賞者の中国民主活動家、劉暁波氏の妻で、各国から軟禁の解除や出国を求める声が高まっている劉霞さん(56)について、18日付の中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は「劉暁波の妻を利用するな」と題する社説を掲載し、「一部の国外勢力や海外メディア」が劉氏の問題をめぐって新たな話題をつくりだそうとしていると批判した。
社説は、劉霞さんの自由を求めている活動家らについて「劉暁波の生死には無関心で、ただ自らの存在感のために利用しているだけ」と決めつけ、劉氏がノーベル平和賞を受賞したことについても「嫉妬すらしている」とののしった。
さらに今年上半期の中国の経済成長率が発表されたことに関連して西側にとって本当の課題は「中国との協力」であり、劉氏の問題は「中国への優越感を保つための手段」に過ぎないと主張した。
中国外務省の陸慷報道官は18日の記者会見で、劉霞さんについて「中国公民として一切の合法的権利は守られる」と述べた。ただ依然として友人らとは連絡が取れておらず、法的根拠のないまま当局の監視下に置かれているとみられる。
http://www.sankei.com/world/news/170718/wor1707180039-n1.html
劉暁波氏の遺灰を海にまく「海葬」に参列した妻の劉霞さん(右)=15日(中国瀋陽市当局提供・共同)
社説は、劉霞さんの自由を求めている活動家らについて「劉暁波の生死には無関心で、ただ自らの存在感のために利用しているだけ」と決めつけ、劉氏がノーベル平和賞を受賞したことについても「嫉妬すらしている」とののしった。
さらに今年上半期の中国の経済成長率が発表されたことに関連して西側にとって本当の課題は「中国との協力」であり、劉氏の問題は「中国への優越感を保つための手段」に過ぎないと主張した。
中国外務省の陸慷報道官は18日の記者会見で、劉霞さんについて「中国公民として一切の合法的権利は守られる」と述べた。ただ依然として友人らとは連絡が取れておらず、法的根拠のないまま当局の監視下に置かれているとみられる。
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![【劉暁波氏死去】中国共産党機関紙「劉氏の妻を利用するな」 解放求める国際世論を批判[7/18] [無断転載禁止]©2ch.net ->画像>1枚](http://www.sankei.com/images/news/170718/wor1707180039-p1.jpg)
劉暁波氏の遺灰を海にまく「海葬」に参列した妻の劉霞さん(右)=15日(中国瀋陽市当局提供・共同)