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2016/08/04(木) 20:16:40.71 ID:CAP_USER
北朝鮮が3日に中距離弾道ミサイル「ノドン」2発を東海(日本海)に向けて発射し、1発が1000キロ先の日本の排他的経済水域(EEZ)に落下した。
北朝鮮は今年に入ってからスカッド、ノドン、ムスダンなど数十発のミサイルをすでに発射しているが、中でもノドンは有事の際、釜山港など米軍の増援部隊が入港する港や、日本の在日米軍基地を直接攻撃するものとみられている。
ところが現在、韓国軍はもちろん、在韓米軍もノドンを迎撃できる確実な防衛手段がない。そのため今回韓国に配備されるのが米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」だ。
外からの軍事的脅威にはまず軍事的に対応できなければならず、外交面での対応はその次に来るものだ。軍事力の裏付けのない外交など意味がなく、言葉遊びで終わるか、あるいは屈辱的な交渉しかできない。
しかし最近、韓国国内では中国の主張や言い分ばかりを無条件で重視し、北朝鮮の核兵器やミサイルへの軍事的対応を最初から完全に度外視する意見や考えが堂々と語られている。
中国はTHAADのレーダーにより自国のミサイルが探知されるとして反発しているが、韓国に配備されるTHAADレーダーは最前線に配備されるものではないため、中国と北朝鮮との国境のすぐ先、つまり中国の非常に限られたごく一部しか探知できない。
つまり中国のミサイルが探知できるとしても、これはどこまでも付随的な結果だが、このことを中国政府は信じようとしない。
中国は南シナ海と東シナ海で米国と対立していることから、こちらの言い分に最初から不信を持ち「THAADは中国を狙ったもの」と意図的に解釈しているのだ。そのため韓国政府がいくら説得しても限界が露呈するばかりだ。
ただし中国に中国にとって守るべき利益が存在するのであれば、韓国には北朝鮮の核兵器とミサイルから自国を守るという死活の懸かった問題がある。
現在、韓国の一部勢力は韓国が抱える問題よりも中国の利益の方が重要で、なおかつ優先すべきと考えているようだ。
今や中国の戦略はほぼ明らかになっている。まず韓国国内に根強く残るTHAAD反対論をできるだけあおることで国内での対立に火を付け、その後適当な時期に報復をちらつかせながら韓国の反対論者を後押しするはずだ。
この戦略にかつて盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の時代に大統領府秘書官を務めた人物や、現職の大学教授などが駆り出されており、
また3日には韓国統一部(省に相当)の丁世鉉(チョン・セヒョン)元長官が中国共産党の宣伝機関である新華社通信とのインタビューに登場し、韓国政府を激しく非難した。
丁氏は「THAADは韓国にとって必要なものではなく、米国の必要性と利益に基づいて配備された」「韓国政府の対北朝鮮政策は日々強硬になりつつあるが、これは米国の東アジア政策のわなに落ち込んでいるからだ」などと述べ、
その上で「THAADは北朝鮮の脅威に対抗するものではない」とまで言ってのけた。これは言うまでもなく中国の主張と完全に一致するものだ。韓国の国土の3分の2を守ることができるTHAADが、どういう理由で韓国のためのものでないなどと言えるのか。
一方で丁氏は韓国が北朝鮮のミサイル攻撃を防ぐために何をすべきかは何も語らなかった。
自由な国であれば誰でも他国のメディアに登場し、自分の意見を述べることくらいはできるだろう。しかし中国はそのような国ではなく、またそのようなメディアも最初から存在しない。中国ではどのようなメディアも最初から共産党の指示を受ける宣伝機関だ。
そのためTHAAD問題で韓国人が中国メディアに登場し、中国政府の主張に沿った内容を語るとすれば、これは完全に中国の戦略に踊らされているのだ。
中国政府は自分たちの宣伝機関を総動員し、韓国に向けて宣伝や扇動、あるいは脅威を感じさせる戦略を今まさに進めているのだ。
例えば朴槿恵(パク・クンヘ)大統領を名指しで非難し、その一方で「もし米中が衝突した場合は韓国が最初の攻撃目標になる」などと脅迫の言葉をちらつかせるのもその延長線上にあるわけだ。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/08/04/2016080400957.html
(>>2以降に続く)
北朝鮮は今年に入ってからスカッド、ノドン、ムスダンなど数十発のミサイルをすでに発射しているが、中でもノドンは有事の際、釜山港など米軍の増援部隊が入港する港や、日本の在日米軍基地を直接攻撃するものとみられている。
ところが現在、韓国軍はもちろん、在韓米軍もノドンを迎撃できる確実な防衛手段がない。そのため今回韓国に配備されるのが米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」だ。
外からの軍事的脅威にはまず軍事的に対応できなければならず、外交面での対応はその次に来るものだ。軍事力の裏付けのない外交など意味がなく、言葉遊びで終わるか、あるいは屈辱的な交渉しかできない。
しかし最近、韓国国内では中国の主張や言い分ばかりを無条件で重視し、北朝鮮の核兵器やミサイルへの軍事的対応を最初から完全に度外視する意見や考えが堂々と語られている。
中国はTHAADのレーダーにより自国のミサイルが探知されるとして反発しているが、韓国に配備されるTHAADレーダーは最前線に配備されるものではないため、中国と北朝鮮との国境のすぐ先、つまり中国の非常に限られたごく一部しか探知できない。
つまり中国のミサイルが探知できるとしても、これはどこまでも付随的な結果だが、このことを中国政府は信じようとしない。
中国は南シナ海と東シナ海で米国と対立していることから、こちらの言い分に最初から不信を持ち「THAADは中国を狙ったもの」と意図的に解釈しているのだ。そのため韓国政府がいくら説得しても限界が露呈するばかりだ。
ただし中国に中国にとって守るべき利益が存在するのであれば、韓国には北朝鮮の核兵器とミサイルから自国を守るという死活の懸かった問題がある。
現在、韓国の一部勢力は韓国が抱える問題よりも中国の利益の方が重要で、なおかつ優先すべきと考えているようだ。
今や中国の戦略はほぼ明らかになっている。まず韓国国内に根強く残るTHAAD反対論をできるだけあおることで国内での対立に火を付け、その後適当な時期に報復をちらつかせながら韓国の反対論者を後押しするはずだ。
この戦略にかつて盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の時代に大統領府秘書官を務めた人物や、現職の大学教授などが駆り出されており、
また3日には韓国統一部(省に相当)の丁世鉉(チョン・セヒョン)元長官が中国共産党の宣伝機関である新華社通信とのインタビューに登場し、韓国政府を激しく非難した。
丁氏は「THAADは韓国にとって必要なものではなく、米国の必要性と利益に基づいて配備された」「韓国政府の対北朝鮮政策は日々強硬になりつつあるが、これは米国の東アジア政策のわなに落ち込んでいるからだ」などと述べ、
その上で「THAADは北朝鮮の脅威に対抗するものではない」とまで言ってのけた。これは言うまでもなく中国の主張と完全に一致するものだ。韓国の国土の3分の2を守ることができるTHAADが、どういう理由で韓国のためのものでないなどと言えるのか。
一方で丁氏は韓国が北朝鮮のミサイル攻撃を防ぐために何をすべきかは何も語らなかった。
自由な国であれば誰でも他国のメディアに登場し、自分の意見を述べることくらいはできるだろう。しかし中国はそのような国ではなく、またそのようなメディアも最初から存在しない。中国ではどのようなメディアも最初から共産党の指示を受ける宣伝機関だ。
そのためTHAAD問題で韓国人が中国メディアに登場し、中国政府の主張に沿った内容を語るとすれば、これは完全に中国の戦略に踊らされているのだ。
中国政府は自分たちの宣伝機関を総動員し、韓国に向けて宣伝や扇動、あるいは脅威を感じさせる戦略を今まさに進めているのだ。
例えば朴槿恵(パク・クンヘ)大統領を名指しで非難し、その一方で「もし米中が衝突した場合は韓国が最初の攻撃目標になる」などと脅迫の言葉をちらつかせるのもその延長線上にあるわけだ。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/08/04/2016080400957.html
(>>2以降に続く)