「教区として6007の名簿を獲得」の意
【独自検証】組織で選挙支援か?“統一教会”施設内映像を入手 幹部が集会で「力を与えてくださりありがとう」 その内容を鈴木エイト氏と検証
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20221005-00010000-ytv-pol
“統一教会”の会長自らが法人としての組織的な選挙支援を否定する中、「ミヤネ屋」は、2021年の衆院選直後に“統一教会”の福岡の支部内部で撮影された映像を入手しました。そこには、組織として選挙支援したともとれる発言や名簿にまつわる気になる発言がありました。鈴木エイト氏と検証します。
■“統一教会”が組織で選挙支援か?内部映像を入手
2022年8月の会見で “統一教会”田中富広会長は、法人として組織的な選挙支援を否定していました。しかし「ミヤネ屋」が入手した、2021年の衆院選翌日の11月1日に“統一教会”「久留米家庭教会」で行われた「南福岡教区」の集会の映像では久留米家庭教会の幹部が、地元教会が「組織ぐるみで自民党議員を選挙支援した」ととれる発言をしていました。
その映像内で、久留米家庭教会幹部は、「昨日まで選挙の応援、皆様、力を与えてくださいまして本当にありがとうございました」とお礼をしています。その後、南福岡教区が関わっていた選挙区の結果報告として、「福岡6区。鳩山二郎先生が見事に12万5366票を獲得し勝利いたしました。ありがとうございます」そして「福岡7区。藤丸敏さんが、9万2233票で勝ちました。 ありがとうございました」などと発言しています。そのほか、選挙支援したものの落選した候補者や他の教会が支援したという候補者の結果を語る場面もありました。
そしてその幹部は、「時間を割いて朝から夜まで電話かけに参加していただいたり、若い信徒が力を注いでくださったり、様々なスタッフの方が電話かけをしていただいて、候補者を応援できたと思います」と支援内容を語っていました。
中略
■映像で「自民党は過半を取り目標は達成」
さらに協会幹部は、「最終的には、自民党は単独過半数を取りました。全体目標は達成することができました。さらにお母様(韓鶴子総裁)を支えていけるような家庭連合になっていければと思います」と発言しています。
■選挙応援で得た名簿を布教活動に転用?
また、映像には気になる発言がありました。それは久留米家庭教会幹部の「教区として6007という数の名簿を獲得できました。今までは3000いくかどうかという戦いだったが、様々な部署が垣根を越えて結束していただいた結果かと思います。このつながりは、選挙というつながりではあるけれども、これから『天寶の勝利』へ向けて、『伝道の勝利』へ向けてつながっていく名簿になっていくと思います」というものです。
Q.選挙の応援で得た名簿を不正に使って布教・勧誘をするということでしょうか?
(鈴木氏)
「『天寶の勝利』とは、『先祖解怨』といって信者が韓国に行き献金を納めた上で先祖430代の呪いをすべて解くことです。『伝道の勝利』が意味するのは、都道府県ごとに1万人の信者を獲得するように韓鶴子総裁からの指示があるので、そのノルマ達成の事だと思います。そのために選挙支援で得た一般人の名簿を布教に利用する可能性があると思います」
亀井正貴弁護士によると「政治団体や宗教法人は、その活動において個人情報保護法の適用は除外されているが、選挙人名簿を布教する目的を隠して政治活動のためと偽って言って不正に入手した場合は、個人情報保護法違反となる可能性がある」とのことです。…
全文はソース参照
“天寶の勝利” “伝道の勝利”とは
個人情報保護法について(亀井正貴弁護士)
“統一教会”施設内の映像を入手