2/7(月) 5:15配信
東スポWeb
強風の中、柵越えを連発した巨人・中田翔(東スポWeb)
逆風から順風へ。巨人・中田翔内野手(32)が6日に宮崎春季キャンプ初の屋外フリー打撃を行った。他の選手が寒さと強風で大苦戦する中、右の大砲は10本の柵越えをマーク。すでに精神的に吹っ切れて、体重も20キロ増で昨季とは別人だ。そんな中田を巡っては昨年の移籍騒動でアンチ≠熨蝠搗攝B。今や一挙手一投足が注目される存在となり「中田は真のスター選手」との声も上がっている。
一人だけ異次元の弾道だった。自主調整が認められている「S班」で室内練習場を拠点としてきた中田は、この日が初の屋外フリー打撃。気温9度、10メートル近い強風が吹き荒れ「あんまり面白くなかったです」。それでも一緒にランチ特打を行った丸の柵越えがゼロだったのに対して、中田は73スイングで10発をスタンドにぶち込んだ。
心身とも生まれ変わった大砲に昨季のような縮こまった姿はない。「まだまだだと思います。風も強いし、寒いし。どうでした? 見てて。飛んでる? これで!?」とケロリ。本人的には物足りなくても、見守った原辰徳監督(63)は「かなり強い懸けるものは見えますね。体つきも含めて、いろんな形で。気分よく野球をやってくれているような感じはします」と変化を感じ取った様子だった。
中田にとってはゼロ…いや、マイナスからのスタートかもしれない。昨年は日本ハムでのチームメートへの暴力行為がきっかけとなり、巨人へ電撃トレード。その後の両球団の対応が火に油を注ぎ、ネット上を中心に大バッシングを浴び続けた。しかし、野球人生のどん底まで落ち、必死に前を向いてはい上がろうとする中田の姿に共鳴するファンも少なくない。球団スタッフの一人も「風向きが変わったというか、(騒動が)静まったというべきなのか。でも、応援する声が増えていることは確かだと思う」と実感を込める。
日本ハム時代から過激とも受け取られる言動で眉をひそめるファンはいたが、一連の移籍騒動で一気に大炎上。親会社の読売関係者からはこんな声も聞かれた。
「やっぱり中田は真のスター選手なんだと思う。本当のスターには、ファンがついているだけでなく必ずアンチがいる。多くのプロ野球選手がいる中で、注目されるのはほんの一部。多くが名前を知られないまま引退していく。移籍した背景も重なっているのかもしれないが、中田は打っても打てなくても騒がれる。20キロという数字も確かにすごいけど、本人としては体重を元に戻しただけ。体重だけでこれだけ騒がれる選手もなかなかいないでしょう」
確かに、よほどの強者や人気者、注目の的にならなければ「アンチ」は生まれない。球界内の代表例は「アンチ巨人」。巨人を徹底的に忌み嫌って相手チームを応援するが、結局は意識するがあまりに巨人戦を見てしまう…といった現象も起きる。そうした兆候が中田にも見られるというわけだ。
「ずっと札幌ドームでやっていたんでね。普通に当たれば(サンマリンスタジアムの)中段あたりには入るかなと思うんですけど。風が強い。寒い。途中から鼻水が止まらなくなってきて、バッティングどころじゃなくなってきたんですけど(笑い)」
肝心なのはシーズンでの結果だ。復権を期す中田に吹くのは順風か、それとも――。
https://news.yahoo.co.jp/articles/567d1ddc4541e6b6eb42113c82eb9e19be6ce04b
東スポWeb
強風の中、柵越えを連発した巨人・中田翔(東スポWeb)
逆風から順風へ。巨人・中田翔内野手(32)が6日に宮崎春季キャンプ初の屋外フリー打撃を行った。他の選手が寒さと強風で大苦戦する中、右の大砲は10本の柵越えをマーク。すでに精神的に吹っ切れて、体重も20キロ増で昨季とは別人だ。そんな中田を巡っては昨年の移籍騒動でアンチ≠熨蝠搗攝B。今や一挙手一投足が注目される存在となり「中田は真のスター選手」との声も上がっている。
一人だけ異次元の弾道だった。自主調整が認められている「S班」で室内練習場を拠点としてきた中田は、この日が初の屋外フリー打撃。気温9度、10メートル近い強風が吹き荒れ「あんまり面白くなかったです」。それでも一緒にランチ特打を行った丸の柵越えがゼロだったのに対して、中田は73スイングで10発をスタンドにぶち込んだ。
心身とも生まれ変わった大砲に昨季のような縮こまった姿はない。「まだまだだと思います。風も強いし、寒いし。どうでした? 見てて。飛んでる? これで!?」とケロリ。本人的には物足りなくても、見守った原辰徳監督(63)は「かなり強い懸けるものは見えますね。体つきも含めて、いろんな形で。気分よく野球をやってくれているような感じはします」と変化を感じ取った様子だった。
中田にとってはゼロ…いや、マイナスからのスタートかもしれない。昨年は日本ハムでのチームメートへの暴力行為がきっかけとなり、巨人へ電撃トレード。その後の両球団の対応が火に油を注ぎ、ネット上を中心に大バッシングを浴び続けた。しかし、野球人生のどん底まで落ち、必死に前を向いてはい上がろうとする中田の姿に共鳴するファンも少なくない。球団スタッフの一人も「風向きが変わったというか、(騒動が)静まったというべきなのか。でも、応援する声が増えていることは確かだと思う」と実感を込める。
日本ハム時代から過激とも受け取られる言動で眉をひそめるファンはいたが、一連の移籍騒動で一気に大炎上。親会社の読売関係者からはこんな声も聞かれた。
「やっぱり中田は真のスター選手なんだと思う。本当のスターには、ファンがついているだけでなく必ずアンチがいる。多くのプロ野球選手がいる中で、注目されるのはほんの一部。多くが名前を知られないまま引退していく。移籍した背景も重なっているのかもしれないが、中田は打っても打てなくても騒がれる。20キロという数字も確かにすごいけど、本人としては体重を元に戻しただけ。体重だけでこれだけ騒がれる選手もなかなかいないでしょう」
確かに、よほどの強者や人気者、注目の的にならなければ「アンチ」は生まれない。球界内の代表例は「アンチ巨人」。巨人を徹底的に忌み嫌って相手チームを応援するが、結局は意識するがあまりに巨人戦を見てしまう…といった現象も起きる。そうした兆候が中田にも見られるというわけだ。
「ずっと札幌ドームでやっていたんでね。普通に当たれば(サンマリンスタジアムの)中段あたりには入るかなと思うんですけど。風が強い。寒い。途中から鼻水が止まらなくなってきて、バッティングどころじゃなくなってきたんですけど(笑い)」
肝心なのはシーズンでの結果だ。復権を期す中田に吹くのは順風か、それとも――。
https://news.yahoo.co.jp/articles/567d1ddc4541e6b6eb42113c82eb9e19be6ce04b