2/16(火) 10:32配信
デイリースポーツ
テレビ朝日
舌禍で辞任表明した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の後任を選ぶ候補者検討委員会のメンバー、会議が非公表とされたことについて、ジャーナリストの青木理氏が16日、テレビ朝日系の生番組「モーニングショー」で、透明性が担保されるのかを危惧した。
青木氏は「今回、色んなことが、国際的な、通常の、現在の民主主義国家のレベルから日本がいかに遅れているかっていうのがあらわになって。例えば多様性だったりとか、ジェンダーの問題であったりとかというようなこともそうなんですけれども」と、今回の問題で露呈した日本の後進性を指摘した。
検討委の非公表についても「テーマとしてもう一個出てくるのがおそらく透明性であったりとか、もう一つは、もし仮にですよ、僕は反対だけれども、いったんは非公開にしないとなかなか議論ができないんだという判断をしたんだとすれば、本当にきちんと過程を後ほど公表できるための記録を取ってくれるんですか?っていう心配もありますよね」と危惧。
「これはもちろん政府とは違いますから、政府と比べちゃいけないけれども、この間、皆さんご存じの通り、公文書だって破棄されたり改ざんされたり隠蔽されたり、そういうことが起きてるわけですよね。これも先進民主主義国の基準でいうと、日本は非常に遅れてるっていうふうに常々指摘されているところなわけですよね。今回も非公表にするんだったら、きちんと過程を記録してくれるんですか?それ、本当に公表しますか?また後になってみたら全部黒塗りだったりとか、あるいは本当の要旨しか出てこなくって、後の世で歴史が検討できないような、検証できないようなことになるんじゃないのかっていうような心配も僕はします」と、安倍前政権で露呈した日本政府の体質を踏まえて、透明性の担保を危ぶんでいた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd4a50ab6ef0db8149b51d384fe7761b7640c749