12/23(水) 8:48
スポーツ報知
玉川徹氏、コロナ感染拡大の責任は「一義的に政権にあるが、有効な策を授けるべき感染症コミュニティーの人にも問題がある」
東京・六本木のテレビ朝日
23日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・前8時)では、新型コロナウイルスの感染拡大を冒頭で特集した。
この日の番組では東京都医師会首脳が「これからの3週間がラストチャンスだと思う」「このままいけば今週もしくは来週で(感染者)1000人を超える日があるかも知れない」と発言するなど、危機感をあらわにしていることを取り上げた。
コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏(57)は「毎日、医療が瀬戸際になっているということをお伝えしていて、一体なぜ、こうなってしまったのだろうと考えるんですね」と話すと、「1月からずっと番組で伝えてきて、私もいろいろな取材をしてきて、いろいろな論文とかも読んで考えると、感染症を抑えることに成功している国があるんです。抑えている共通のポイントがあって、感染症を根絶させようということを目指して対策した国だけが抑え込めている」と続けた。
その上で「ニュージーランドは厳格なロックダウンをやった。感染者がゼロになってからも、さらに10日間続けた。一方、日本はまだ感染者がいる段階で緊急事態宣言をやめてしまった。台湾は入国の時点で厳格な入国管理をやった。徹底的な検査もした。中国は武漢で発生した後はロックダウンでゼロにまで持ち込んでから1000万人規模の検査もやった」と各国の例を挙げ、「根絶しようとした国だけが感染症の対策に成功して、それに成功した国だけが経済でプラスに行こうとしている。そう考えると、日本はクラスター対策と検査の抑制政策を1月から取った。でも、そこを突破されたら、策がなかった。いまだにないから、あたふたしている」と指摘。
「僕は一義的な責任は政権にあると思う。政治の責任は大きいけど、政治に対してこうするべきだと有効な策を授けるべき感染症コミュニティーの人の責任もあると思う。国立感染研、医系技官を中心とする感染症コミュニティーの方たちの政権に対するアドバイスに問題があったと、僕は思う」と続けていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/abda97d327c68b0bf6f84762a4a84e5b31ef1c7e