11/25(水) 11:04配信
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「陽性と告げられて、真っ先に頭に思い浮かんだのは、『我が家のねこ、どうしよう!』ということでした」
【画像あり】川上がコロナに感染して「真っ先に心配した」愛猫2匹を紹介
女優の川上麻衣子(54)が新型コロナウイルス陽性と診断されたのは、11月6日。大阪で、ドラマの撮影に臨んだ初日のことだった。
「こういう時期ですので、撮影現場でも必ず、みんな検温するようになっています。前日に大阪入りした際は平気だったのですが、11月6日の夜に38度を超える熱が出て。PCR検査をしたところ、陽性でした。
そのまますぐ大阪の保健所を通じて、患者さんを受け入れているホテルで、隔離生活をすることになりました」
食欲がなくなり、ほとんど水しか飲めない生活だったという。ドラマの撮影にも参加できなくなり、隔離は10日間に及んだ。そしてなにより、彼女にとって最大の心配事は、東京の自宅に残された2匹のねこ、ココロとタックだった。
「4日程度で戻る予定だったので、友人に、ごはんの世話だけお願いして出てきたんです。それが、私がコロナ陽性となって、部屋に入ると感染のリスクがあるため、友人が自宅に入ることができなくなってしまいました」
保健所で相談したところ、ウイルスは、3日間は部屋に残るとのことだった。それでもそのあいだ、誰かに2匹の面倒を見てもらわないといけない。そんなとき、ねこの譲渡会をおこなっている知人のボランティア団体の代表が “救出” の手を差し伸べてくれた。
「ねこの感染症を予防する目的で、たまたまその方が、ウイルス対策用の防護服を準備してあったんです。そこで防護服を着て、細心の注意を払って、食事などの世話をしていただきました」
防護服姿で、川上の愛猫2匹の面倒を見てくれたボランティア団体代表。食器棚の上には怯えるココロが
防護服は上の写真のような、いでたちだ。ねこにとって、見知らぬ人間が見たこともない格好で現われるほど、驚くことはない。ココロは「シャー!」と威嚇の声を出しながら食器棚の上に避難し、タックにいたっては声も出せない状態で、ベッドの下に潜りこんでしまったという。
「私が自宅に戻ってきた直後は、まだ2匹とも緊張が続いている様子でした。1日もしたら、普通の状態に戻ってくれましたが……」
もともと、12月にねこに関するセミナーをオンラインで開催する予定だった彼女。当初の内容は、「年を取ったねことの暮らしについて」だったが、今回の経験を受けて、「そこから得られた教訓についても、ふれたい」と語る。
「ねこと暮らす身として、ふだんから信用できる仲間とネットワークを作っておくことが、いかに大切かを実感しました。家族で暮らしているからといっても、コロナに感染して “共倒れ” になってしまうことだってあります。外部の手助けは絶対に必要ですね。
かといって、家族以外の人に、『感染した』という話は伝えにくいでしょう。今回、2匹の面倒を見ていただいた方には、感謝しかありません。自分も、同じ立場になったら手助けしたいと思います」
経過観察期間を過ぎて、自宅に戻ってきた現在でも、コロナの後遺症と思われる症状は残っているという。
「熱はないのですが、味覚と嗅覚を感じない状態、それと頭痛が続いています。口の中が焼けるようで、食欲もまだありません。これでも私は軽症のほうで、10日程度で隔離生活から解放されました。
私の身近でも志村けんさんが亡くなりましたが、重症化された方の苦しさは、相当なものだと思います。後遺症の影響もあって、11月中は仕事をセーブして、2匹と家で安静にして過ごすことにしました。ねことゆっくりしていられるのは、幸せですが……」
重症患者の数が第2波を超え、確実に流行の第3波を迎えつつある今、ペットを飼っている家庭なら、万が一のときにどうするか、事前に話し合っておいたほうがよさそうだ。
(週刊FLASH 2020年12月8日号)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0050cd04673c2ab62a11d6fba744e2940bd2967f
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「陽性と告げられて、真っ先に頭に思い浮かんだのは、『我が家のねこ、どうしよう!』ということでした」
【画像あり】川上がコロナに感染して「真っ先に心配した」愛猫2匹を紹介
女優の川上麻衣子(54)が新型コロナウイルス陽性と診断されたのは、11月6日。大阪で、ドラマの撮影に臨んだ初日のことだった。
「こういう時期ですので、撮影現場でも必ず、みんな検温するようになっています。前日に大阪入りした際は平気だったのですが、11月6日の夜に38度を超える熱が出て。PCR検査をしたところ、陽性でした。
そのまますぐ大阪の保健所を通じて、患者さんを受け入れているホテルで、隔離生活をすることになりました」
食欲がなくなり、ほとんど水しか飲めない生活だったという。ドラマの撮影にも参加できなくなり、隔離は10日間に及んだ。そしてなにより、彼女にとって最大の心配事は、東京の自宅に残された2匹のねこ、ココロとタックだった。
「4日程度で戻る予定だったので、友人に、ごはんの世話だけお願いして出てきたんです。それが、私がコロナ陽性となって、部屋に入ると感染のリスクがあるため、友人が自宅に入ることができなくなってしまいました」
保健所で相談したところ、ウイルスは、3日間は部屋に残るとのことだった。それでもそのあいだ、誰かに2匹の面倒を見てもらわないといけない。そんなとき、ねこの譲渡会をおこなっている知人のボランティア団体の代表が “救出” の手を差し伸べてくれた。
「ねこの感染症を予防する目的で、たまたまその方が、ウイルス対策用の防護服を準備してあったんです。そこで防護服を着て、細心の注意を払って、食事などの世話をしていただきました」
防護服姿で、川上の愛猫2匹の面倒を見てくれたボランティア団体代表。食器棚の上には怯えるココロが
防護服は上の写真のような、いでたちだ。ねこにとって、見知らぬ人間が見たこともない格好で現われるほど、驚くことはない。ココロは「シャー!」と威嚇の声を出しながら食器棚の上に避難し、タックにいたっては声も出せない状態で、ベッドの下に潜りこんでしまったという。
「私が自宅に戻ってきた直後は、まだ2匹とも緊張が続いている様子でした。1日もしたら、普通の状態に戻ってくれましたが……」
もともと、12月にねこに関するセミナーをオンラインで開催する予定だった彼女。当初の内容は、「年を取ったねことの暮らしについて」だったが、今回の経験を受けて、「そこから得られた教訓についても、ふれたい」と語る。
「ねこと暮らす身として、ふだんから信用できる仲間とネットワークを作っておくことが、いかに大切かを実感しました。家族で暮らしているからといっても、コロナに感染して “共倒れ” になってしまうことだってあります。外部の手助けは絶対に必要ですね。
かといって、家族以外の人に、『感染した』という話は伝えにくいでしょう。今回、2匹の面倒を見ていただいた方には、感謝しかありません。自分も、同じ立場になったら手助けしたいと思います」
経過観察期間を過ぎて、自宅に戻ってきた現在でも、コロナの後遺症と思われる症状は残っているという。
「熱はないのですが、味覚と嗅覚を感じない状態、それと頭痛が続いています。口の中が焼けるようで、食欲もまだありません。これでも私は軽症のほうで、10日程度で隔離生活から解放されました。
私の身近でも志村けんさんが亡くなりましたが、重症化された方の苦しさは、相当なものだと思います。後遺症の影響もあって、11月中は仕事をセーブして、2匹と家で安静にして過ごすことにしました。ねことゆっくりしていられるのは、幸せですが……」
重症患者の数が第2波を超え、確実に流行の第3波を迎えつつある今、ペットを飼っている家庭なら、万が一のときにどうするか、事前に話し合っておいたほうがよさそうだ。
(週刊FLASH 2020年12月8日号)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0050cd04673c2ab62a11d6fba744e2940bd2967f