2020年09月08日 11時30分
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2156883/
実情は崖っ縁――。タレントの坂上忍(53)がMCを務めるフジテレビ系情報番組「バイキング」(月〜金曜午前11時55分〜午後1時45分)がリニューアルされ、放送時間も1時間拡大することが7日に発表された。坂上がフジの昼下がりをジャックするわけだが、実際は番組打ち切りと隣り合わせだ。これまで坂上の意向をことごとくのんできたフジも、今回のリニューアルでコケればサジを投げ、坂上に“退陣”を迫るという。
同番組は28日から「バイキングMORE」と改題され、放送枠が2時間から3時間になる。これに伴い、フリーキャスターの安藤優子がMCを務める「直撃LIVE グッディ!」(月〜金曜午後1時45分〜3時50分)は25日をもって終了。また、「バイキング」MCの坂上が番組スタッフにパワハラをしていると3日発売の週刊文春が報じたことについて、フジは7日に否定した。
1時間拡大で坂上はフジの昼下がりをジャックするわけだが、実際は番組打ち切りの可能性を十分にはらんでいる。
フジ関係者は「MCによるパワハラ疑惑は周囲の想像以上に局内で問題視されています。坂上さんを“擁護する派”が『バイキング』継続を、坂上さんを“追放する派”が打ち切りを唱え、真っ二つに割れている。それなのに10月以降も延命、むしろ1時間拡大されたのは、いくつかの要因が重なったからです」と指摘。
関係者は口々に「そもそも視聴率が健闘している」「坂上さんのギャラが高くなくてコスパが良く、番組制作費を圧迫しない」「坂上さんとフジ編成担当が長年、接待を重ねてズブズブの関係になり、『バイキング』を切るに切れなかったみたい」と話す。
フジは、坂上の意向を最大限にくむなどして、みこしを担いできた。象徴的なのが、今回を含む2度のリニューアルだ。
1度目は放送開始2年後の2016年4月。「バイキング」は当時、低視聴率だったため、内容をバラエティーからワイドショーへシフトチェンジした。
「これは、坂上さんがプロデューサーらと協議して、バラエティーではなくワイドショーをやると決めたんです」(前出の関係者)
それ以降、坂上は真っ昼間から過激なトークを炸裂。良くも悪くも話題を呼び、視聴率は5ポイントほど上がった。
「ただ、『バイキング』スタッフはバラエティーの人間ばかりで、ワイドショー制作は素人同然。スタッフは慣れない取材、編集に四苦八苦して失敗を重ねます。結果的にこのころから坂上さんの“パワハラ”が強くなっていったようですが…」(同)
2度目が今回だ。「グッディ!」を吸収する形で放送枠が2時間から3時間に拡大される。
「坂上さんが現『バイキング』スタッフを無能と言わんばかりに信頼していない。フジ側は苦肉の策として、ワイドショー制作のスタッフが手がける『グッディ!』スタッフを『バイキングMORE』に異動させたようです」(同)
フジは“局の昼の顔”に定着したMCの機嫌を損ねないよう、あの手この手を尽くしてきたわけだ。
「でも、もう万策尽きた感じです。これで数字(視聴率)がコケるようなことがあれば、“追放派”が勢いを取り戻して坂上さんは降板、もしくは番組自体の終了になりそうです」(同)
もっとも、当の坂上は“退陣”も覚悟しているようだ。くだんの文春の取材に対し「言いたいことが言えなくなったら、いつだって辞める覚悟はできていますよ」と降板の可能性を口にしている。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2156883/
実情は崖っ縁――。タレントの坂上忍(53)がMCを務めるフジテレビ系情報番組「バイキング」(月〜金曜午前11時55分〜午後1時45分)がリニューアルされ、放送時間も1時間拡大することが7日に発表された。坂上がフジの昼下がりをジャックするわけだが、実際は番組打ち切りと隣り合わせだ。これまで坂上の意向をことごとくのんできたフジも、今回のリニューアルでコケればサジを投げ、坂上に“退陣”を迫るという。
同番組は28日から「バイキングMORE」と改題され、放送枠が2時間から3時間になる。これに伴い、フリーキャスターの安藤優子がMCを務める「直撃LIVE グッディ!」(月〜金曜午後1時45分〜3時50分)は25日をもって終了。また、「バイキング」MCの坂上が番組スタッフにパワハラをしていると3日発売の週刊文春が報じたことについて、フジは7日に否定した。
1時間拡大で坂上はフジの昼下がりをジャックするわけだが、実際は番組打ち切りの可能性を十分にはらんでいる。
フジ関係者は「MCによるパワハラ疑惑は周囲の想像以上に局内で問題視されています。坂上さんを“擁護する派”が『バイキング』継続を、坂上さんを“追放する派”が打ち切りを唱え、真っ二つに割れている。それなのに10月以降も延命、むしろ1時間拡大されたのは、いくつかの要因が重なったからです」と指摘。
関係者は口々に「そもそも視聴率が健闘している」「坂上さんのギャラが高くなくてコスパが良く、番組制作費を圧迫しない」「坂上さんとフジ編成担当が長年、接待を重ねてズブズブの関係になり、『バイキング』を切るに切れなかったみたい」と話す。
フジは、坂上の意向を最大限にくむなどして、みこしを担いできた。象徴的なのが、今回を含む2度のリニューアルだ。
1度目は放送開始2年後の2016年4月。「バイキング」は当時、低視聴率だったため、内容をバラエティーからワイドショーへシフトチェンジした。
「これは、坂上さんがプロデューサーらと協議して、バラエティーではなくワイドショーをやると決めたんです」(前出の関係者)
それ以降、坂上は真っ昼間から過激なトークを炸裂。良くも悪くも話題を呼び、視聴率は5ポイントほど上がった。
「ただ、『バイキング』スタッフはバラエティーの人間ばかりで、ワイドショー制作は素人同然。スタッフは慣れない取材、編集に四苦八苦して失敗を重ねます。結果的にこのころから坂上さんの“パワハラ”が強くなっていったようですが…」(同)
2度目が今回だ。「グッディ!」を吸収する形で放送枠が2時間から3時間に拡大される。
「坂上さんが現『バイキング』スタッフを無能と言わんばかりに信頼していない。フジ側は苦肉の策として、ワイドショー制作のスタッフが手がける『グッディ!』スタッフを『バイキングMORE』に異動させたようです」(同)
フジは“局の昼の顔”に定着したMCの機嫌を損ねないよう、あの手この手を尽くしてきたわけだ。
「でも、もう万策尽きた感じです。これで数字(視聴率)がコケるようなことがあれば、“追放派”が勢いを取り戻して坂上さんは降板、もしくは番組自体の終了になりそうです」(同)
もっとも、当の坂上は“退陣”も覚悟しているようだ。くだんの文春の取材に対し「言いたいことが言えなくなったら、いつだって辞める覚悟はできていますよ」と降板の可能性を口にしている。