日本の元エースが本領発揮だ。デビュー戦でPK弾を決めたブラジル1部ボタフォゴの元日本代表MF本田圭佑(33)は国内外での評価が急上昇。日本サッカー界から「無謀な挑戦」とまで言われていた東京五輪メンバー入りの機運も高まってきた。低空飛行を続ける森保ジャパンの“切り札”となれるか。
ブラジル大手メディアの「グローボ」は、リオデジャネイロ州選手権バングー戦(15日=日本時間16日)でPKを決めた本田について「試合をコントロールし、完璧なキック(PK)を決めた」と大絶賛。新型コロナウイルスの影響から無観客で行われた試合後、クラブの方針で取材対応こそなかったが、充実感を漂わせながら引き揚げた。
ようやく再スタートした本田だが、24歳以上のオーバーエージ(OA)枠で狙う東京五輪参戦の可能性はあるのか。J1クラブの強化担当者は「さすがに五輪は無理だって思っていたけど(選出は)あるかもしれない。大事なPKを決めたように重圧のかかる場面での強心臓はさすがだし、PK、FKキッカーとして貴重な戦力だから。それに欧州クラブが(五輪に)選手を出さなそうなので本田の序列も上がってくるでしょう」と指摘した。
2018年ロシアW杯後に「OAで東京五輪出場を目指す」と公言したが、昨年6月にオーストラリア1部メルボルン・ビクトリーを退団。それ以降、所属チームが決まらず、昨年11月に加入したオランダ1部フィテッセもわずか4試合出場でチームを去った。今季はプレー機会が少ないこともあって五輪への「挑戦」は無謀とも言われていた。
しかし、今回のデビュー戦でブランクを感じさせないパフォーマンスを披露。さらに持ち味の強靱なメンタルと勝負強さを見せつけたことで、本田に対する周囲の評価も激変した。特に今五輪は普段よりも重圧のかかる自国開催とあって、さらに国際経験も兼ね備えている本田のような人材が必要不可欠なわけだ。
同強化担当は「森保(一)監督(51)が欧州視察で(前日本代表主将の)長谷部(誠=36、Eフランクフルト)に声をかけたことが話題になったけど、OAに強力なリーダーシップを求めているってことでしょう。本田にも求心力があるし、どこのポジションにOAを使うか次第だけど(メンバーに)入る可能性もあるんじゃないか」。
ブラジルでも新型コロナウイルス感染拡大の影響で今後の公式戦が中断されそうなのは気になるところ。だが、すでに森保監督は本田について「試合はチェックしている」とOA候補リスト入りを明言している。このまま活躍を続ければ、大逆転での五輪出場も見えてくるはずだ。
東京五輪に臨む森保ジャパンのOA候補は欧州組を中心にリストアップされている。最大の補強ポイントである1トップにFW大迫勇也(29=ブレーメン)やFW鎌田大地(23=Eフランクフルト)らが浮上。チームのセンターラインとなるDF吉田麻也(31=サンプドリア)、MF柴崎岳(27=デポルティボ)も有力候補だ。
森保監督は、2月の欧州視察時に面談した選手に対し「OAの要請があった場合には協力してほしい」と直接訴えたというが、その中にはA代表を長年支えてきた長谷部らベテラン組も含まれており、GK川島永嗣(36=ストラスブール)やスペイン2部で好調のMF香川真司(31=サラゴサ)、FW岡崎慎司(33=ウエスカ)も可能性があり、ピッチ内外での貢献が期待できそうだ。
3/17(火) 16:45配信 日刊ゲンダイ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200317-00000032-tospoweb-socc
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ブラジル大手メディアの「グローボ」は、リオデジャネイロ州選手権バングー戦(15日=日本時間16日)でPKを決めた本田について「試合をコントロールし、完璧なキック(PK)を決めた」と大絶賛。新型コロナウイルスの影響から無観客で行われた試合後、クラブの方針で取材対応こそなかったが、充実感を漂わせながら引き揚げた。
ようやく再スタートした本田だが、24歳以上のオーバーエージ(OA)枠で狙う東京五輪参戦の可能性はあるのか。J1クラブの強化担当者は「さすがに五輪は無理だって思っていたけど(選出は)あるかもしれない。大事なPKを決めたように重圧のかかる場面での強心臓はさすがだし、PK、FKキッカーとして貴重な戦力だから。それに欧州クラブが(五輪に)選手を出さなそうなので本田の序列も上がってくるでしょう」と指摘した。
2018年ロシアW杯後に「OAで東京五輪出場を目指す」と公言したが、昨年6月にオーストラリア1部メルボルン・ビクトリーを退団。それ以降、所属チームが決まらず、昨年11月に加入したオランダ1部フィテッセもわずか4試合出場でチームを去った。今季はプレー機会が少ないこともあって五輪への「挑戦」は無謀とも言われていた。
しかし、今回のデビュー戦でブランクを感じさせないパフォーマンスを披露。さらに持ち味の強靱なメンタルと勝負強さを見せつけたことで、本田に対する周囲の評価も激変した。特に今五輪は普段よりも重圧のかかる自国開催とあって、さらに国際経験も兼ね備えている本田のような人材が必要不可欠なわけだ。
同強化担当は「森保(一)監督(51)が欧州視察で(前日本代表主将の)長谷部(誠=36、Eフランクフルト)に声をかけたことが話題になったけど、OAに強力なリーダーシップを求めているってことでしょう。本田にも求心力があるし、どこのポジションにOAを使うか次第だけど(メンバーに)入る可能性もあるんじゃないか」。
ブラジルでも新型コロナウイルス感染拡大の影響で今後の公式戦が中断されそうなのは気になるところ。だが、すでに森保監督は本田について「試合はチェックしている」とOA候補リスト入りを明言している。このまま活躍を続ければ、大逆転での五輪出場も見えてくるはずだ。
東京五輪に臨む森保ジャパンのOA候補は欧州組を中心にリストアップされている。最大の補強ポイントである1トップにFW大迫勇也(29=ブレーメン)やFW鎌田大地(23=Eフランクフルト)らが浮上。チームのセンターラインとなるDF吉田麻也(31=サンプドリア)、MF柴崎岳(27=デポルティボ)も有力候補だ。
森保監督は、2月の欧州視察時に面談した選手に対し「OAの要請があった場合には協力してほしい」と直接訴えたというが、その中にはA代表を長年支えてきた長谷部らベテラン組も含まれており、GK川島永嗣(36=ストラスブール)やスペイン2部で好調のMF香川真司(31=サラゴサ)、FW岡崎慎司(33=ウエスカ)も可能性があり、ピッチ内外での貢献が期待できそうだ。
3/17(火) 16:45配信 日刊ゲンダイ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200317-00000032-tospoweb-socc
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