11/7(木) 16:00配信 Forbes JAPAN
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191107-00030600-forbes-ent
米プロバスケットボールNBA、ワシントン・ウィザーズに加入した八村塁(21)が目覚ましい活躍を見せている。開幕から6試合を終えた時点で、1試合平均15得点、6リバウンドをマーク。今シーズンにデビューした新人の中でも屈指の数字をたたき出している。ただ、彼が鮮烈な印象を刻んでいるのはコート内のプレーだけではない。コート外ではある意味、それをしのぐほど華々しいパフォーマンスで目を引いている。
パワーフォワードの八村はこれまでに、7つのパートナーとスポンサー契約を締結。来年2月のオールスターブレークまでには、さらに3〜4のパートナーと契約を結ぶことになりそうだ。NBAのルーキーに、これほどのスポンサーが付くのは異例と言っていい。7つのパートナーの内訳を見ると、グローバルスポンサーが米ナイキの「ジョーダン・ブランド」、NEC、NBA公認のバスケットボールゲーム「NBA 2K」、カシオ計算機、日清食品、日本限定のスポンサーがソフトバンクに三井住友銀行と、著名な企業やブランドなどがずらりと並ぶ。
八村が今シーズンにこうしたスポンサー契約から得る収入は、フォーブスの推計で1000万ドル(約11億円)の大台に達するもようだ。全体の収入は、これに選手としての年俸450万ドル(約4億9000万円)が加わることになる。八村の今シーズンのスポンサー収入額は、新人では今年のドラフトで全体1位指名だったニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンに次ぐ2位、NBA選手全体でも12位以内に入るとみられる。言うまでもなく、ウィリアムソンを除くほかの新人とは文字通りケタ違いの額だ。
この規模のスポンサー収入額は、ドラフトで全体9位指名だったルーキーのものとしても破格だが、その裏には八村が日本人NBA選手の先駆者の一人だという事情がある。八村は日本人の母親と西アフリカ・ベナン出身の父親を持ち、富山県に生まれた。日本生まれのNBA選手としては3人目だが、大きな期待を寄せられてドラフト1巡目で指名され、NBAに迎えられた日本人は彼が初めてだ。
ドラフト後、ウィザーズが初めて開いた八村の記者会見には、日本メディアが100社以上詰めかけた。「もう慣れました。高校の時から追いかけられてきましたから」。メディアのスポットライトを浴びることについて、八村は先週、チームの練習後にそんなふうに語っている。「ハンパない感じになってきましたが、そうなるんだろうなと覚悟はしていました」
■日本人初の「ジョーダン・アスリート」に
八村のスポンサーには、名だたるシューズブランドがこぞって手を挙げたという。米大手代理人事務所ワッサーマンで、ダーレン・マツバラと共同で八村の代理人を務めるジェーソン・ランが説明する。「そうした企業が顧客の裾野を広げたり、ブランドの顔にしたりできるような、世界への訴求力、影響力が彼にはあるということです」。ワッサーマンは、大リーグでプレーするため訪米した日本人野球選手の代理人業務を長く手がけてきた実績があり、これまでにクライアントとシューズブランドの間で計10億ドルを超える契約を取りまとめている。
結局、八村がスポンサーの相手に選んだのは、先に触れた通りナイキのジョーダン・ブランドだった。今年6月に複数年の契約を結んだ後、彼は子どもの頃からジョーダン・ブランドのハイトップを履いていたと明かしつつ、日本人初の「ジョーダン・アスリート」になれて興奮しているとコメントしている。一方のナイキ側は、ワシントン州にあるゴンザーガ大学のスター選手でもあった八村を通じて、日本と米国の両方でブランドを売り込んでいく考えだ。八村がコートで期待に応えるような活躍をしていけば、いずれ彼の名前を冠したシューズが登場してもおかしくないだろう。
ランは、ナイキとの契約を含め、八村のスポンサー契約の金銭的条件についてはコメントを控えた。
日本では、「スニーカーヘッド」と呼ばれる熱烈なスニーカー愛好家のカルチャーが発達していると話すのは、国際的なスポーツビジネスに長年携わった経験を持つ米シラキュース大学のリック・バートン教授(スポーツマネジメント研究)。「ルイは日本人で初めてジョーダン・ブランドに選ばれた選手なので、(日本の)バスケットボールシューズマニアの間で絶大な人気を集めるだろう」(同教授)
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191107-00030600-forbes-ent
米プロバスケットボールNBA、ワシントン・ウィザーズに加入した八村塁(21)が目覚ましい活躍を見せている。開幕から6試合を終えた時点で、1試合平均15得点、6リバウンドをマーク。今シーズンにデビューした新人の中でも屈指の数字をたたき出している。ただ、彼が鮮烈な印象を刻んでいるのはコート内のプレーだけではない。コート外ではある意味、それをしのぐほど華々しいパフォーマンスで目を引いている。
パワーフォワードの八村はこれまでに、7つのパートナーとスポンサー契約を締結。来年2月のオールスターブレークまでには、さらに3〜4のパートナーと契約を結ぶことになりそうだ。NBAのルーキーに、これほどのスポンサーが付くのは異例と言っていい。7つのパートナーの内訳を見ると、グローバルスポンサーが米ナイキの「ジョーダン・ブランド」、NEC、NBA公認のバスケットボールゲーム「NBA 2K」、カシオ計算機、日清食品、日本限定のスポンサーがソフトバンクに三井住友銀行と、著名な企業やブランドなどがずらりと並ぶ。
八村が今シーズンにこうしたスポンサー契約から得る収入は、フォーブスの推計で1000万ドル(約11億円)の大台に達するもようだ。全体の収入は、これに選手としての年俸450万ドル(約4億9000万円)が加わることになる。八村の今シーズンのスポンサー収入額は、新人では今年のドラフトで全体1位指名だったニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンに次ぐ2位、NBA選手全体でも12位以内に入るとみられる。言うまでもなく、ウィリアムソンを除くほかの新人とは文字通りケタ違いの額だ。
この規模のスポンサー収入額は、ドラフトで全体9位指名だったルーキーのものとしても破格だが、その裏には八村が日本人NBA選手の先駆者の一人だという事情がある。八村は日本人の母親と西アフリカ・ベナン出身の父親を持ち、富山県に生まれた。日本生まれのNBA選手としては3人目だが、大きな期待を寄せられてドラフト1巡目で指名され、NBAに迎えられた日本人は彼が初めてだ。
ドラフト後、ウィザーズが初めて開いた八村の記者会見には、日本メディアが100社以上詰めかけた。「もう慣れました。高校の時から追いかけられてきましたから」。メディアのスポットライトを浴びることについて、八村は先週、チームの練習後にそんなふうに語っている。「ハンパない感じになってきましたが、そうなるんだろうなと覚悟はしていました」
■日本人初の「ジョーダン・アスリート」に
八村のスポンサーには、名だたるシューズブランドがこぞって手を挙げたという。米大手代理人事務所ワッサーマンで、ダーレン・マツバラと共同で八村の代理人を務めるジェーソン・ランが説明する。「そうした企業が顧客の裾野を広げたり、ブランドの顔にしたりできるような、世界への訴求力、影響力が彼にはあるということです」。ワッサーマンは、大リーグでプレーするため訪米した日本人野球選手の代理人業務を長く手がけてきた実績があり、これまでにクライアントとシューズブランドの間で計10億ドルを超える契約を取りまとめている。
結局、八村がスポンサーの相手に選んだのは、先に触れた通りナイキのジョーダン・ブランドだった。今年6月に複数年の契約を結んだ後、彼は子どもの頃からジョーダン・ブランドのハイトップを履いていたと明かしつつ、日本人初の「ジョーダン・アスリート」になれて興奮しているとコメントしている。一方のナイキ側は、ワシントン州にあるゴンザーガ大学のスター選手でもあった八村を通じて、日本と米国の両方でブランドを売り込んでいく考えだ。八村がコートで期待に応えるような活躍をしていけば、いずれ彼の名前を冠したシューズが登場してもおかしくないだろう。
ランは、ナイキとの契約を含め、八村のスポンサー契約の金銭的条件についてはコメントを控えた。
日本では、「スニーカーヘッド」と呼ばれる熱烈なスニーカー愛好家のカルチャーが発達していると話すのは、国際的なスポーツビジネスに長年携わった経験を持つ米シラキュース大学のリック・バートン教授(スポーツマネジメント研究)。「ルイは日本人で初めてジョーダン・ブランドに選ばれた選手なので、(日本の)バスケットボールシューズマニアの間で絶大な人気を集めるだろう」(同教授)
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