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2018/05/30(水) 13:04:40.28ID:CAP_USER921日から断続的に選手が合流していく形式になったトレーニングキャンプでの目玉が、3バックの導入だった。キャプテンのMF長谷部誠は所属のフランクフルトで3バックの中央を務め、イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンでプレーするDF吉田麻也にもその経験がある。国内では浦和レッズのDF槙野智章が長年3バックでプレーしているため、バヒド・ハリルホジッチ前体制での主力にとっては馴染みのある形と言える。
西野監督は長谷部について、「ポリバレントに前も後ろもできる。チームのリーダー的にやってもらいたいなかで、最終ラインからの発信にスムーズさも感じる。プラスを感じるところも多い」と話し、紅白戦では1トップの背後で2シャドーの一角に入った本田に対しても、「インサイドのエリアでやる方が良いところが出ると感じている。彼にとっては決して難しいというか、違和感を覚えるようなポジションではないと思う」と、良さを引き出せるポジションだと話した。
そのうえで西野監督は、本大会で3バックをベースに戦うかという点については違った考えを示している。
ハリルホジッチ前体制での“4-3-3固定”への反動
「本大会に向けてのベースになるかどうかは、コロンビアを想定して考えたい。3バックの良い感触がチームのなかで得られればいい。4バックを思い出させるようなトレーニングもある。コロンビアを想定した戦いでどういう形がベストなのか、今回こういう戦いをトライした上でベースになるかどうかもある。現実的な戦いを、どう捉えるかがシステムになると思う」
そもそも西野監督が、3バックの導入を考えた経緯は、W杯予選から指揮を執っていたハリルホジッチ前監督の戦いぶりを観察したうえでのものだと話した。西野監督は「今まで代表チームは4バックで、ポジティブな状況もネガティブな状況でも、ゲームのなかで変えて対応することはなかったと思う。常に4-3-3のなかで選手を代えて対応していた」としたうえで、「これから、そういう状況だけで対応はできないと思う」と、システムの固定化に対する否定的な思いから3バックにトライしているという思いを明かした。
「明日のガーナ戦に向けてのトライではないし、コロンビア戦で3バックをベースにしたいわけでもなく、いろいろな状況に対応するということを選手にも伝えている。本来、システムを変えるのは、対戦相手や試合のなかでの状況に応じたもので、それに選手が対応していく。そのなかでシステムを変える必要やメンバーチェンジもある。その感覚を選手にも持ってほしい。対応力がある選手を基準として選んでいるのも、そういうところがある」
もちろん、本大会まで1カ月を切った段階であり、西野監督も「トライと言っている段階ではなく、やって上手く機能しないとなってはいけない段階だと思っている」と話す。ガーナ戦でスタートからか時間限定かは不明だが、どこかのタイミングで3バックがベールを脱ぐことは極めて濃厚だ。ピッチ上に表現されるそのシステムの完成度が、19日にコロンビアとの初戦を迎える西野ジャパンのW杯での戦術プランに、大きな影響を与えることは間違いない
5/29(火) 20:25配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180529-00107090-soccermzw-socc