0001あちゃこ ★
2018/02/26(月) 12:02:19.66ID:CAP_USER92人の点数をめぐってさまざまな意見が飛び交っている。過去にも採点競技では判定をめぐって、疑問を呈されることが繰り返されてきたが…。
■低すぎる? 平野の点数
2月14日に行われた平昌五輪スノーボード男子ハーフパイプ(HP)で、平野は決勝2回目で100点満点中95・25点の高得点を出した。しかし、過去2大会金メダルを獲得しているスノーボード界の
絶対王者、ショーン・ホワイト(31、米国)が3回目の最終滑走で97・75点をたたき出し、2・5点の僅差で金メダルを逃した。「もし、あれ(2回目)が3回目だったら確実にもっと100点に近い点数が
出ていたと思う」と解説するのは、スノーボード専門誌「BACKSIDE」編集長で、現地で戦いを見守った野上大介氏だ。
スノーボードHP決勝は、各選手が3回滑走し一番高い点数で最終順位が決まる。技の完成度や難易度、多彩さや高さなどを基準に6人の審判員がそれぞれ100点満点で採点。最高点と最低点を除いた4人の平均が
スコアとなる。ただ、ジャッジは「オーバーオールインプレッション」方式。つまり審判員の「主観」によって点数がつけられている。
■平野の完成度は高かった
フィギュアスケートや体操のように、一つ一つの技に対する基礎点などはなく、あくまで相対評価。序盤で高得点を出すと、その後に高難度の技が出てきた場合に採点に困る。そのため、100点満点は最終滑走者の
3回目以外には出せない仕組みになっている。
決勝では、1回目にホワイトが縦に2回転、横に4回転するダブルコーク1440(DC14)を成功させて94・25点をマーク。これが2、3回目の採点の基準となった。平野は2回目で、高さのあるストレートエアを
決めた後、DC14を2連続でつなげ、さらにダブルコーク1260(縦2回転、横3回転半)を2本連続して成功させた。DC14の連続技は、1月に行われたプロ大会「冬季Xゲーム」で平野が世界で初めて
成功させた世界最高難度のルーティーン。にもかかわらず、ホワイトの1回目とわずか1・00点差しかつかなかった。
野上氏は「平野の完成度はとても高かった。ただ、後ろにスコッティ・ジェームス(豪州)とショーンがいて、3本目の滑走も残っていた。後の採点に余地を残したジャッジだった」と悔しがった。
一方、ホワイトは3回目の最終滑走で、DC14の連続技の間にロデオ540(横1回転半)を挟んでダブルマックツイスト1260(縦2回転、横3回転半)、ダブルコーク1260を成功。最終滑走者への
大歓声と、ホワイトの派手なガッツポーズも主観ジャッジには少なからず影響があったと考えられる。平野を2・5点上回る97・75点をたたき出し、見事3度目の五輪王者に輝いた。
■勝ち方を知っている
14日に放送された「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)で、プロスノーボーダーの成田童夢氏が点差について解説していた。HPでは技のバリエーションが多いほど高得点につながるため、
さまざまな技を組み合わせたホワイトのほうが「難易度がさらに(平野よりも)上だった」と説明した。
ただ、HPではリップ付近へ完璧な着地をしないと助走距離が取れずに減速するため、次に大技をつなげられない。その点で言えば、「ホワイトはDC14の後に比較的簡単な技を入れている。DC14とダブルコーク
1260をつなげることのほうが難易度が高い」と野上氏は指摘。どこを取って難易度が上なのかは甲乙つけ難いが、滑走順が遅いホワイトに分があった。ホワイトは予選を1位で通過、決勝の最終滑走を勝ち取っていた。
野上氏は「ホワイトの方が平野よりも勝ち方を知っていたということ」と話す。
産経新聞
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