真凜、涙…「描いていたスケート人生と今日で変わっていく」 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、武蔵野の森総合スポーツプラザ) 女子ショートプログラム(SP)6位の本田真凜(16)=関大高=はフリー「トゥーランドット」で巻き返しを目指したが、合計193・37点で総合7位に終わった。 序盤は3回転ルッツ、3回転フリップなどを次々と決め、スピン、ステップもすべて最高難度のレベル4だったが、後半のジャンプで回転不足などのミスが続いた。演技後は観客に笑顔で応えたが、取材ゾーンでは涙をこらえられなかった。 真凜の一問一答は以下。 (テレビ取材を終えて取材ゾーンで) −今の気持ちは。 「自分が目指してた演技ができなかった。自分のスケートというものができなかった。いざ滑ってみると緊張して思うように滑れなかった」 −厳しい戦いだった。 「今後の自分のためになればと思う。SP前は緊張していても滑ってみると大丈夫だった。でも、フリーは緊張して…。今はまだわからないけど、自分のやってきたことが間違いがあったのかなと思った。確認して今後につながるように改めて頑張りたい」 −五輪がかかる全日本選手権は違っていた。 「去年の方がノビノビと滑れたかなと思う。どんな時にも自分の力を出せるように、スケート以外でもそうなりたい」 −何が失敗だったのか。 「慎重にいきすぎているかなと、滑りながら感じていた。SPが終わってから自分の中で気持ちを保(たも)てていなかった。自信を持ってこの舞台に立てる選手になりたいと思う」 −今季は特に注目が集まった。 「シニアの舞台で全然成績も結果も残せていない。もっと自分に自信を持たないといけないなと思う。気持ちの整理がついたらまたスケートを頑張りたい」 −最終グループは。 「すごく緊張して、思い切り演技ができなかったので、後悔というよりすごく悔しい。自分が今までやってきたことに少し間違いがあったと思う。見つめ直していきたい。 一緒に練習している宮原さんのような尊敬する選手が身近にたくさんいる。見習って一緒に戦えるように頑張りたい」 −4年後については。 「自分が描いていたスケート人生とは今日で変わっていくなと思うけど、(涙で言葉につまりながら)今はあまりスケートのことが考えられない…。けど、考えていきたいなと思います」 デイリースポーツ online 2017.12.23 https://www.daily.co.jp/general/2017/12/23/0010843851.shtml 悔し涙の真凜、飛躍を誓う「今までやってきたことに少し間違いがあった」/フィギュア フィギュアスケートの平昌冬季五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第3日は23日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、 代表2枠を争う女子はショートプログラム(SP)2位の宮原知子(関大)がフリーで逆転して合計220・39点で4連覇し、初の五輪代表に決まった。 16歳の本田はジャンプが安定せず、フリー9位の合計7位に終わった。多くのスポンサーがつくなど注目を浴び続けるホープは力を出し切れず「自分が目指していた演技ができなかったことがすごく悔しい」と涙を浮かべた。 2016年世界ジュニア選手権女王はグランプリ・シリーズでも2戦連続の5位。シニアの壁にはね返された形で「自分が今までやってきたことに少し間違いがあったんじゃないかと思う。見つめ直していきたい」と今後の飛躍を誓った。 SANSPO.COM(サンスポ) 2017.12.23 22:36 http://www.sanspo.com/sports/news/20171223/fgr17122322360023-n1.html (>>2-5 あたりに、別ソース) <関連スレ> [フィギュア]本田真凜は本当に「ポスト真央」なのか? 日本選手の中で突出した実力者ではない 日本のスポーツ報道は実力よりスター性優先★3 http://2chb.net/r/mnewsplus/1514092455/ 前スレ ★1:2017/12/24(日) 15:37:48.82 http://2chb.net/r/mnewsplus/1514110887/ >>993 俺はマラソンコースと言ったんだけど?www それすら忘れてるの?www マラソンコースへ自家用車で行くかも知れないし、バスで行くかも知れないし 電車で行くかも知れないし、徒歩や自転車で行くかもしれないぜ? 本当に頭が悪いんだなwww チョンリンピックとか出ないほうがいいよ グランプリと4年後目指して頑張れ
他の女子選手は不細工ばかりだから 誰もがこの子に勝ってほしかったのにね ほんと、顔面補正は恐ろしい
人気が先行しちゃってるから大変だな 地道にガンバってほしい
笑顔の演技が周りをぱっと明るくさせる何かやってくれそうだと思わせる華はあるな 点数には繋がらないが(´・ω・`)
この子に4年間も真面目に頑張れるかね その気持ちも今だけじゃね?
ホントに人気先行してるの? マスゴミ人気だけでは? 会場では声援も応援も他の選手より少なくて、安藤美姫状態だったけど。 しかも実力は遠く及ばないし。
どうでもいいけど、ヒラマサに行かなくて良かったのは幸せな事かと思う。
スポンサー大企業のエロ社長と枕営業しないといかんぞ(´・ω・`) 実力がないなら体で補填だ
>>17 男はほとんど真凛だろ ブスなんか見たくねーし 会場は糞ババアだから 真凛には冷たいだろそりゃ ブスシコもそうだろ 可愛い娘いるのにブス選んでたら男は見ねーよ おまりにも作られたスター感が強過ぎた。 まぁでも成績で落とせる順位で良かったよ。選考に影響するような際どい順位ならそれこそこの選手にとってマイナスにしかならんかったと思う
マスゴミのゴリ推しが露骨ってイメージはもう剥がれない
タレントとか無理やで フィギュアスケートの選手やから持ち上げられてるだけやから
今回の五輪は割と色んな競技でメダルとれそうだから 安易にフィギュアに群がったスポンサーの中には選択ミス後悔してるのもいそうだな
まだ若いし次に期待かな 見た目だけでチヤホヤされて満足ならこのままか消えるかだろうけど それを悔しいと思うなら頑張るだろうし
>>1 16歳で平昌オリンピックに出場→金メダル。 その後の大会でも優勝続き。 20歳で北京オリンピックに出場→金メダル。 華々しく、惜しげもなく引退。 女優に転身。 わっはっはっはっは。そんなに人生甘くないわ(笑) >>31 五輪の補欠は樋口じゃね? 第二補欠は三原 リストはソコまでしかないよ 別スレのコピペを見るに悪い意味で天然っぽい感じがするのがなんとも・・・
多感な年ごろの女の子を傷つける結果になって周囲の大人が配慮すべきだった。
>>26 金メダル取れそうであっても 人気競技じゃなけりゃ意味ないんだよ 後は高梨沙羅ぐらいじゃね?他でスポンサーして良いと思えるのは どういうスケート人生を描いていたのかは興味ある まさかあの出来でオリンピックに出て優勝できると思ってたわけではあるまいに
>>36 コーチは何度も真剣に練習しろと苦言を呈してた >>39 それじゃ お金儲け出来ません お金儲け出来ないと協会や連盟の運営資金すら怪しくなります 運営資金が苦しいと選手へのサポートすらままならなりません すると国際競技力が落ちてメダルは取れなくなりますが? >>38 ロシアっ子が不調の時のジュニアワールドで勝ってしまったから勘違いはしていたかもね 同門の宮原の練習見ていて危機感なかったみたいだし どうせメダルはロシアなどで無理なんだから、この娘出したら フィギュアは容姿が実力の内なのだから優勝の人はありえん
>>43 > フィギュアは容姿が実力の内なのだから優勝の人はありえん これが分かってない糞ババア連中がマリンを叩いてる マスゴミが金の為にただの子供をごりごり押しすぎなんだよ親の指示もあるのか知らないけど そりゃ不調もあるしまだ向き不向きもある歳 ごり押しは他の競技者や他のファン、視聴者のヘイト溜めて諸刃の剣だしそのせいで必要以上に見向きもされなくなったスポーツ選手なんて大量だろうに ごり押しのせいで4年後なんて誰も覚えてないレベルだろう いつまで経ってもマスゴミはマスゴミのまま
八木沼淳子も実力皆無なところルックス評価だけで参加しただろうw
四大陸くらいは…と思っていたかもな さすがに七位じゃな
現実の話をして、例え五輪で宮原選手がいい成績を残しても CMは来ないし、国民的アイドルにはなれない どこにでもいる、凡百の容姿だからな フィギュアって恐ろしいスポーツやね >>43 >>44 このスレで言わないでスケ連とか以上の客に直接言えよ 「フィギュアは顔で選ぶべき演技なんて見なくてもいい」とな >>45 そんな事マスゴミが考えてるわけないだろ 嘘捏造の飛ばし記事を悪びれもしないで、平気で売りつける連中だもの テメー達の懐に金が入れば人の人生なんかどうでも良いのが マスゴミだもの フィギュアってほぼ才能で決まってしまうと思うんだけど、後からトレーニングしてメダル取るレベルになれるようなもんなのか?
別に結果出すアスリートと、広告塔になるアスリートは一緒じゃないでしょ CMに坂本とか出るよりマリンちゃんの方がいいわ
宮原や坂本がチョコのcm出ても チョコが不味そうだしな
>>54 お前らの中では常識でも世間では非常識なんだよ 早く会場言って言って来いよ「顔で選べ」とな >>57 なんでお前が俺様に意見してんだよ テメーの意見なんか犬も聞かねーよ >>1 回りに持ち上げられて舞い上がって、実力以上に自己評価が高くなり過ぎたんだな。 気持ちの問題だろうな スケカナ失敗以降、自信ないを言いだし始めたころから心配だった 練習しないから失敗は想定内とか馬鹿コーチがマスコミにべらべら喋ってたらうまくいくわけない 選手を守る立場のコーチとしては失格発言であり糞ババアのデリカシーの無さに呆れる
>>60 だから、何で俺がそんな事をしなきゃいけないんだ 犬の糞野郎 今日で変わっていくって… シーズン序盤でわかってたような 巻き返せるような勢いもなかったし
>>52 メダル取るレベルになるのは才能+努力だよ 漫画じゃ無いんだからどっちかじゃ無理でしょ >>60 テメー言って手本を見せてくれよ お願いだよ先輩 そこまで人に言うんだから テメーは出来るよな! テメーが出来ない事を人に厚かましく言わないよなあwww 自信がないじゃなくて実力がないだな。 いくら仕事とはいえ練習せずにへらへらしてる選手をかばう言葉なんかねえわ。
能面みたいな顔がきもい メディア受けを考えたら、この結果で良かったのでは
>>60 ホラホラどうした 逃げ回ってんじゃねーぞ 鳥野郎www むしろこいつのポジションなら当然の結果なのになぜ泣けるのか いろいろテレビにも出て、自分は出るものと思ってたのかね
>>60 その程度の煽りしか出来ない 半端野郎なら 最初から煽るじゃねーよ糞野郎が >>60 「分かりました。依頼を受けます。 ところで大型のスズキというのはどのくらいの大きさですか?」 スズキの日本記録(スズキは日本固有種だから同時に世界記録でもある)は 確か126cm・13kg。このクラスを確実に取り込むにはそれなりの道具が必要だ。 「私が見たのは最大で1m位の個体ですが、おそらくもっと大きな個体がいるでしょう。 魚体へのダメージを小さくするために、出来るだけ短時間で釣り上げて欲しいんです。 釣り上げたらまず全長と重量の測定。そして年齢確認用に鱗を一枚、 DNA鑑定用に背びれの一部を切り取ってから放流します。」 メータークラスの大物と50cm以下の小物、同じ釣り具ではさすがに効率が悪い。 「小型の個体も狙うとすれば、少なくとも2種類の釣り具が必要になりますね。」 「釣り具についてはお任せします。経費は負担しますから、十分な用意をして下さい。」 詳しい打ち合わせを終え、『聖域』を出たのは既に日暮れ近く。 お屋敷に戻る前に街の釣具屋に立ち寄った。1mまでのスズキなら手持ちの釣り具で十分。 おそらく時間さえ掛ければそれ以上の大物でも取り込めるだろう。 しかし日本記録級の大物を、しかも出来るだけ短時間で取り込むとなると話は別だ。 20kg程度のGT(ロウニンアジ)をイメージして大物用の道具を新調する。 初めての釣り場だが、考え得る全ての状況に対応出来る準備をしなければならない。 手配を終え、お屋敷に戻る頃にはすっかり暗くなっていた。 >>48 分からんぞ。 ALSOKからご指名あるかも >>60 『俺たち4人が当主様のお住まいに着いたのは5月2日、午前11時過ぎ。 遍さんの言葉通り、洋館の一階、かなり大きな部屋が用意されていた。 この洋館は当主様のお住まいであると同時に、 様々な『公務』を行う術者の宿泊場所としても利用されているのだろう。 もちろん本来なら俺のような駆け出しの術者が宿泊できる筈はないが、 SさんとLさんのお陰で此所を利用させて貰える。本当にありがたい。 俺と姫で荷物を部屋に運んだ後、4人揃って食堂で食事をした。 給仕の世話をしてくれたのはとても感じの良い女性。名前はMさん、40歳くらい? 此所に滞在する間、専属でSさんと翠を担当してくれるという。心強い味方だ。 食後のコーヒーを飲みながら、Sさんは優しく微笑んだ。 「当主様と桃花の方様の御帰着は明日の午後、御挨拶は調査の後になるわね。」 「Sさんと離れるのはとても辛いですが、此処なら安心です。 でも、調査が終わるまで、くれぐれも身体には気を付けて下さい。」 「大袈裟ね。連休中私は此所でのんびりできるんだし、 Lが一緒なんだから、あなただって辛いことなんか無いでしょ。」 そう、意外な事に姫は調査への同行を望んだ。 『こんな機会は滅多にないから』と姫は言ったが、もしかしたら Sさんがご両親と水入らずで過ごせるようにという配慮があったかも知れない。 釣りも上達しているし、大物はともかく中型のスズキまでなら問題無く釣れる筈だ。 あっけないほど簡単に遍さんの同意も得られ、姫は正式に調査隊の一員となった。 次のオリンピックは紀平がエースだろうし、結局3姉妹の誰も出られず終わりそうな予感
>>60 「本当は答えてはいけない質問ですが、あなたには隠しても意味がありません。 前にも話した通り、私には術者になる程の力は無く、研究に一生を捧げるつもりでした。 もともと人付き合いや議論は苦手な方でしたし。 都合の良いことに妹がかなりの力を持っていましたから、 本来は彼女が成人したら家を代表して『上』のメンバーになる筈だったんです。 しかし、突然事情が変わりましてね。」 遍さんはバックミラー越しにチラリと俺を見た。 「何が、有ったんですか?」 「妹が、ある御方に恋をしたんです。しかも熱烈な両想い。 普通に考えれば身分違い、不相応な恋。家族中大騒ぎでした。 でもその恋は成就して、彼女は『上』のメンバーになれなくなった。それで私が代わりに。」 両想いの恋が成就したから『上』のメンバーになれない? 一体どういう事だ? 「もしかして、ある御方というのは。」 「そう、当主さまです。当時はまだ御即位前でしたが。」 なら、遍さんは桃花の方様の兄上。つまりSさんと俺にとって。 「あの、じゃ遍さんはSさんと僕の」 「今のは此所だけのお話です。当主様と桃花の方様の血縁は封じられていますから。 忘れないで下さい、私とあなたは同じ一族の一員。それだけです。 さて、もうすぐ到着ですよ。」 >>48 つか、あの浅田真央にCMとか来てたやん メディアがその気になればブスでもスターにするよ ジジババが応援する >>60 やがて4駆は開けた場所に出た。車が通れる道はそこで途切れている。 平屋の研究施設、隣に自家発電用らしい設備、そして貯水タンクと大型のポンプ。 金属のパイプがポンプから近くの草むらに伸びていた。パイプの先は見えないが、 その方向から微かに水音が聞こえる。近くの沢から水を引いているのだろう。 3人で荷物を施設の中に運び、遍さんが食料等を収納する間に、俺は釣り具を準備した。 取り敢えず小物用の釣り具を2セット、俺と、そして姫の分。時計を見た、午後2時40分。 初めての釣り場。いきなり夜の釣りは危険だ。明るいうちに下見をしておく必要がある。 出来れば実際に小物を何尾か釣って、調査の手順も確認しておきたい。 「じゃ、出掛けましょう。お、釣り具の準備は万端ですね。」 「予備調査なので小物釣り用を準備しました。ところで服装はこれで大丈夫ですか?」 獣道のような細い道を歩くと聞いていたので、トレッキング用の服と靴を用意した。 「ああ、それで大丈夫です。藪こぎするような道ではないので。 ただ、始めのうちは斜面がかなり急です。それだけは気を付けて下さい。」 遍さんの言うとおり、施設のある広場からかなり斜度のある斜面に細い道が伸びている。 かなり急な下りの坂道。これが獣道?道の先は見えないが、 斜面に続く平地に河と、そしてさらに先には海岸が見えていた。入り江のような小さな湾。 「釣りをするのはあの河ですね?」 「はい、あの河の河口付近です。」 その時、突然首筋から頬にかけて微かに鳥肌が立った。 パイプの伸びている草むらの奥に、複数の気配を感じる。多分、視線。 先に立った遍さんは既に獣道を降り始めている。後を追いながら姫に尋ねた。 「Lさん、あの気配、何でしょうね。」 「特に悪意は感じません。心配無いと思います。」 姫の笑顔はとても、優しかった。 >>60 「あ、これ、多分釣れてます。」 俺が自分の竿を準備し終える前に姫が声を上げた。竿が綺麗な曲線を描いている。 直ぐにデジタルスケール付きのフィッシュグリップを持ち、 川岸近くの大きな石の上に飛び降りた。 「Lさん、此所に魚を誘導して下さい。」 「はい...これで良いですか。」 「OK、完璧です。」 やはりスズキだ。リーダー(太めの先糸)を取り、 フィッシュグリップでアゴを挟んで持ち上げる、580g。 次はメジャー、34.2cm。 いったん魚体を水中に戻す。 「遍さん、580g、34.2cmです。次はどうすれば良いですか?」 遍さんは手を伸ばし、小さなビニールパックとハサミを渡してくれた。 「大きめの鱗を一枚、それと背ビレの後端を少し切り取って、これに入れて下さい。 ヒレを切り取るのは小指の爪くらいの大きさで良いですよ。」 「了解。」 手早く作業を済ませてスズキを放流する。 川岸に戻ってビニールパックを遍さんに手渡した。 「どうぞ。」 「ありがとう。」 遍さんは驚いたような、呆れたような表情だ。 「スズキが掛かってから放流まで3分弱。見事な連携プレーですね。 予想以上の速さです。これならダメージの心配は不要でしょう。本当に、驚きました。 正直、釣りが調査に最適と聞いた時は半信半疑でしたが、納得です。」 「メーター級の個体だと、寄せるだけで多分数分かかります。 多分こんなに上手くはいきませんが、良いシミュレーションになりました。」 >>52 狙うレベルによる ジャンプもだいぶ飛び方研究されてるから それなりのはできてる 「...歌?」 どれくらい寝ていたのだろう。 微かな歌声を聞いたような気がして目が覚めた。 窓から見える夜空、星座の位置が少し変わっている。 いつの間にか姫が窓際に立って外を覗いていた。窓枠に身を隠すような姿勢。 やはり声が聞こえている。窓の外、遠くで誰かが歌っているような声。 それは次第に近づいてくる。俺も姫の隣に立って窓の外を覗いた。 これは。 俺たちが降りた斜面の道を、ボンヤリとした緑色の光が列をなして上って来る。 不思議な声は、その光の列から聞こえていた。一体、あれは? 先頭の光が大きく揺らめいた。それは見る間に人のような形に変化していく。 「Rさん、そっと窓を閉めてベッドに。」 囁く声。 言われた通り窓を閉め、ベッドに横になる。姫も横になって俺を抱きしめた。 窓を閉めたので歌うような声はほとんど聞こえない。 しかし、窓枠が緑色の光に照らされている。かなり明るい。 緑色の光が完全に見えなくなくなるまで、俺たちはじっと息を潜めていた。 暫くして、姫が身体を起こした。 立ち上がってそっと窓の外を窺う。 「もう、大丈夫です。」 俺も身体を起こす。 「あれは、何ですか?」 「朝陽が昇る前に河へ降りて河の神様に縋り、 夕日が沈んだ後は山へ上って山の神様に縋る、そういうものたち。 移動する間は河での姿にも山での姿にもなれないので、あんな光に見えます。」
嬢ちゃん、思い描いていたとおりに何もかもうまく行くほど人生甘くないぜ?
置なんだけど、開始して数分で迂回しつつ山から下りてくるなんて不可能。 だから試合開始前にすでに山にいて、開始してすぐに下りてきて裏を取ろうとしてるんだろうって思った。明らかなルール違反 「中止中止!それはダメだよー」って声出して終了の合図を送ると、周りにいた仲間も立ち上がるし、相手チームの何人かもなんだなんだって感じで姿を現す。 注意すると、「自分達はそんな事してないよ」「そっちのチームも囮かと思ってた」等、認めない。 「じゃああれ誰だよ」っていう当然の疑問にぶち当たるわけで。 薄暗い山の中をゆっくりではあるけどこっちに向かってきてる人影?を全員で注目しつつ、双眼鏡を持ってた誰かがその姿をはっきりしたんだろうね。 大声で「逃げろ逃げろ!!」って叫んで逃げた。それに釣られるように皆も逃げたよ。怖いのには違いなかったからね。 少し離れた見通しのいい場所で何を見たのかを問いただすと 「頭から血探したおっさんが、両手に日本刀持って下りてきてた」らしい 誰かがイフリートかよwwwwって笑ってたけど、本人は「嘘じゃない」って言い張る。 それが演技に見えなくて、よく怖い話であるような「俺が戻って確かめてきてやるよ」って言う風な奴は一人もいなかった。 翌日、時間があるものだけが集まって見に行くと・・・別に変った様子はなかった。忘れてた装備はそのままだし、 結局お化けだったのか、いわゆる頭がおかしい人だったのかは分からないけど、今までで一番怖い体験だった。
一年くらい前の話です 祖父の倉の整理を手伝っていると日本刀が出てきました。 柄や鐔の部分は錆びていたのですが、抜いてみると刀身は全く錆びておらず若干白く光っていました。 それを見て私は何とも言えない気分になり、その刀がほしくなりました。 祖父にもらっていいかと聞くと「模造刀か何かやろ。よかばい」と答えたので有り難くいただくことにしました。 倉の整理も終わり家に帰ることにしました。 中学生の妹が出迎えてくれたのですが、いつも明るい妹がその模造刀を見た途端に真っ青な顔になり泣き出してしまいました。 どうしたのか聞くと「嫌な感じがする」と言っていました。 母もやって来ましたがやはりその刀を見ると不安げな表情になっていました。 母方の家系の女性は霊感が強く、そういう場所に行ったり、霊的なものに触れると、何かを見たり聞いたり、体調を崩す方が多いそうです。 母方の祖母に相談すると「すぐに戻した方がいい」とのことで急いで祖父と倉に戻してきました。 それから特に何もありませんが、一つだけ変わったことがあります。 それはその刀を持って昔の合戦に行く夢を毎晩見ています。
ID:6YdHWhgc0 なんかすごいキレてるな図星らしい
もう20年も前、自分が小学生の頃に体験した不可解な出来事です。 あの当時『電車が走る』と言う時差通勤のCM曲が学校で人気でした。 乗り物や足の速い子を替え歌のネタにしたり、生徒の中では結構なブームになっていたと思います。 皆が歌っている中で自分はその歌について全く知らず、流行に乗り遅れる形で歌ってるクラスの友人に何の歌でどういう歌なのか教えて貰いました。 で、その日の夜だったでしょうか。 自分は布団を被って一人で寝ていたのですが思い出したように、 『電車がはし〜る電車がはし〜るランランララランランランラン♪』と教わったばかりの歌を口ずさみました。 『学校行く人会社へ行く人みんなが僕を待っている〜♪』続く歌詞もすらすらと出てきました。 そしてその歌は『もしも〜僕が〜遅刻をしたら乗ってるみんなも遅刻する〜♪』と続くのですが、歌う気も失せるような出来事が起きました。 歌う自分の側頭部を『何か』に思い切り殴打されたのです。 あまりの衝撃に自分は飛び起き、すぐに電気を点けて『誰…?』とだけ呼び掛けます。 返事は無く、自分を叩きそうな何かも一切見当たりません。顔が引き攣るほどの恐怖は初めてでした。 すぐに寝ていた部屋を出て、リビングでテレビを見る姉に「何かにぶたれた!!」と泣き喚きながら話すも信じて貰えず、 結局その夜は一睡も出来ませんでした。 それっきり自分を叩いた『何か』は再来しません。 が、自分にとって『電車が走る』の歌は何よりのトラウマソングとなり、CMが流れる度、学校で友人が歌う度に背筋が凍りました。
高校の時の担任から聞いた話をひとつ。 その先生が大学生の時に友人らと飲み会をしており、そこで心霊話などで盛り上がっていたそうだ。 とある有名な心霊スポットの○○さんの家(記憶が曖昧)話が上がり、深夜にも関わらず車でいってみようと言う事になった。 メンバーは先生含めて男二人の女三人で先生が運転して行ったらしい。 まず入り口には小さな祠のような物があり、そこに髪の毛などが供えてあり雰囲気満点。(実際には安産祈願で女性が供えるとかなんとか?) そして草木で生い茂った道とも言えない道を車でかき分けながら進んでしばらくしてから後部座席に座らせた三人の女の内の一人が痙攣して白目を向き失禁しながら「ああ……ああ……」と声にならない声を上げ始めた。 すると右斜め上の枝から白い人型の物体がプラプラと揺れていたらしい。 そいつが立体的なのか平面的なのか、そして自分達とどの程度の距離があるのか不思議とわからないのに、死んだ魚のような目がしっかりとこちらを見ているのだけはハッキリわかったそうだ。 みんなでヤバいヤバいと焦り引き返すも人型は依然プラプラとしており、そして車を周りからバンバンと叩かれ始めた。 無我夢中で逃げて、少し離れた24時間営業の食事処の駐車場で一旦休む事にした。 そして車を降りると季節でもないのに真っ赤な紅葉が車にたくさん張り付いていたそうだ。 駄文失礼しました(>_<)
>>1 >「自分が描いていたスケート人生とは今日で変わっていくなと思うけど、 16歳にして、この傲慢なコメント 周りの大人に「絶対出られるから」とか持ち上げられて 勘違いしまくってたんだろうな 私の一族は、現在、大変な窮地に 立たされているようです。 一族の長女である私が、財産放棄をして家を出た後、しばらくは 何事もなかったようですが、なぜか、 一族の財産を受け継ぐ予定であった妹夫婦の稼業が、従業員によって何らかの告発をされ、閉業に追い込まれてしまいました。 私は、この妹夫婦に一族を追い出されたも同然な形だったのですが、 因果応報とはよくいうものです。 そして、私に財産放棄を署名させた母は、65歳という老女ながら、ほとんど無一文の妹夫婦と孫の世話をし なければならなくなったのです。 母は、父が胎児殺しで得た財産を 実子でありながら、生い立ちに事情がある私に、一文たりとも譲り受けたくなかったのです。 金の亡者の母は、現在、気も狂わんばかりの状態なのだそうです。 年老いた父は、私が出た後、急激に 体力がなくなり、今は 週に1日程度しか働けないそうです。 結局、因果な金で長年稼いだ大金は、彼らが年老いた今、少しも 残らないようになってしまう事に なりそうです。
その晩そいつは夜中に突然40℃を超える熱が出たんですね 次の日になっても熱が引かないそれどころかまだ上がる 病院連れってたら即入院 その晩彼の夢に犬が出たっていうんですね血だらけででも目だけはじーっとこっちを見てる 次の日も次の日も出た 彼は恐ろしくなって母親に母さんこれはね犬の祟だよどうしようと それで母親は今の時代にね犬の祟なんて無いよと言いながら帰ってた その晩に母親の夢にその犬が出た だんだん牙を剥いて怒ったように声をあげて襲いかかってきた いやそうじゃない母親の向こうにあるタンスに飛びついていって消えていった お母さんがタンスの中を色々調べていくと一枚の写真が出てきた 自分の息子とその犬がまだ子犬の頃のツーショットの写真 ところが不思議なことに前見たときはそんな写真じゃなかったのに今見ると 息子の頭から顔にかかって白いもやのようなものがとぐろを巻いている 犬はそれをじっと見てる写真になってたんです 恐ろしくなった母親は近所の寺に行って話をした それで写真を見たお坊さんは それは逆ですよ見てください犬はこの白い霊体を見てるでしょ 犬は息子さんを守ってくれてるんですよ もしかしたら犬は息子さんの代わりに事故にあってくれたのかもしれませんよ と言ったんですね お宅では何かペットを飼ってますか? 無闇やたらと捨てないほうがいいと思うんですがね
本番になったら突然実力以上のものが発揮できてヒロインになれると 本人に勘違いさせたこれまでの指導者にも問題あるわ。 お前は才能がない、だから人の3倍練習しろとひっぱたく指導者に恵まれなかったのが最大の不運。
友人から聞いた話。 そいつは小学校四年のときに子犬を拾ってきた まあよくある話なんですが 僕が世話するから、飼っていいでしょお願いって言って飼いだしたんですよ 最初はいい気になって世話してたんですが、犬がでかくなってくると あんまり可愛くなくなってきたと 犬のほうはなついてくるんですけどうっとおしくなったんでしょう ずーっとシカトし始めたっていうんですね で、世話しなくなったんですよ 散歩に連れて行かない エサも満足にやらない あるとき小学校から帰ってくると 自分使ってた野球のグローブをその犬が噛んでた そいで頭にキテこんな犬はもういらねえってんで捨てに行ったと言うんですよ まあ俺の家でそんなことしたら親から「ドアホウ!お前が拾ってきたんやから最後まで責任持てぇ!」と怒鳴りつけられて ゲンコ一発ってとこなんでしょうが、そいつの親はなかなか甘ったれてたんでそのことを何も言わなかったんですね で、次の朝の学校に行く途中同級生がわあわあ騒いでる 見てみると犬が一匹内蔵を出して血だらけになって頭はぺちゃんこになってもう顎が駄目になってたんでしょうなベロを垂らしながら 目玉だけがしっかりと開いていて おそらく交通事故、車にでも轢かれたんでしょう その捨てた犬なんですよ でもそいつはなんとも思わないでシカトしてそのまんま学校へ行ったんですね
数日後に私の実家近くの神社にAと二人で行きました。 本当はBも誘ったのですが大事な用事で行けないと断られました 途中Aが車で酔ったのか気持ち悪いと言い出したので私の実家で休憩させて 私一人で尋ねる事になりました。 神社を通り過ぎて神社の主人がいる本家に向かいました 玄関のインターホンを鳴らすと主人が出てきて 主人「婆様が待っとるよ、居間におるから上がって」 私「いえ、用があるのは主人の娘さんなんですが」 主人「あん子は嫁に行って上京しとるよぉ?まー婆様の話相手になったって」 そんな悠長な・・・そうと分かったら上京先聞いてそっちに急ぎたい でもあの子の御婆ちゃんならと思い居間に上がると 御婆ちゃん「やっーっと来たかね?あん子に用があるんじゃろ?」 煙草を取り出して吸い始めて立て続けに喋り始めました 御婆ちゃん「生成りさね、角がもう出きっとるし’もう手遅れじゃろ’わしにはどうすることもでけんで」 一瞬パニック状態になりました 何がもう手遅れなのかナマナリ?何それ?角?人間に生える訳が無い それに何でここに尋ねる事も友人の事で相談しようとすることを知っていたのか 何故できることが無いのだろうか 私は目の前にいる婆さんの胸座を掴む勢いで質問を重ねました すると御婆ちゃんは 御婆ちゃん「あんたが来るのは大分前から知っとった、わしは地獄耳だけえ 動物の類ならわしでも何とか出来よったけど、生成りなら人が御しきれる物じゃねえ それにT君ばもうこの世におらんしのう、だけん手遅れさね」 私は理解の範疇を超えたので考えるのをやめました 唯一解った事は T君は死んだらしい とてもヤバイ物がBに憑いている そしてそのBを放置してしまっているという事 主人に娘さんの今の住所を聞いてすぐに向かう事にしました。
青田買いみたいにスポンサーがつくのは金のかかるフィギュアには必要なのかもしれんが、そっとしておく事が出来ないスポンサーは選手を壊すかもしれん 金は出すが要求は出さない節度あるスポンサーが欲しい
目的地に到着した時には夕食時でした 玄関に向かうと急にAが倒れました 駆け寄って介抱していると玄関の扉が開いて目的の人が出てきました その奥から旦那さんらしき人が出てきてAを抱えて家の中に連れて行きました そしてその嫁の一言 嫁「生成りだね」 私はその一言に疑問を感じました 私「久しぶりだね嫁ちゃん、あの子Aって言うんだけど車酔い酷くてさ」 嫁「いやいや、まずは先輩自身を心配するべきですよ?」 取りあえずと家に中に招き入れられAは大きな和室に寝かされていました 旦那さんと挨拶を交わしてリビングに行くと小さな人型の紙を手渡され 嫁ちゃんは食事をしながら説明しますと言い食卓に付きました 曰く 生成りとは怨念の出来損ない生きた呪いみたいなものらしい 角が伸びきると呪いを振りまきまくって手に負えなくなるとか 簡単に言えば自暴自棄になって殺人鬼になってしまう様だそうだ そしてその生成りがBでは無くAだったということ どうして何もできないのか 人の魂は呪いを生むと穢れてしまう 穢れきった魂は人がどうこう出切る物ではないらしい T君はAに呪い殺されてる AはBに紹介されたT君を見て好きになったんだと思う Bに嫉妬してAは親友のBでは無くT君を呪ったんだろう だとしても何故あの部屋で異常なAを見てBは何もしなかったのだろうか あれだけ荒らされれば普通起きるはずじゃないのか Bの事だ親友のAがやってることを見て見ぬことしかできなかったんじゃないだろうか どうすることもできないの? そう聞くと嫁ちゃんは やれる事はやってみると でも穢れた魂はたとえ神様を降ろしたとしても浄化されることは無いと そういい残して和室へ入って行きました。 御払いは翌朝まで続いて結果は角を切り取る事は出来たという でも素がどうにも出来ないため遅延させるだけだと それでも私は定期的に遅延させていればいつか治ると信じて帰る事にしました。 その2日後にBとT君の溺死体が発見され お通夜の日にAが同じ海岸から身投げしたと聞かされました 大学を卒業して実家に帰り裏庭の雑木林をふと覗いたら 人型をした紙が木に打ちつけられていたのを発見しました Bの名前とT君の名前と私の名前がそこには並んでいました。
これはある夫婦にお世話になった時の話です 私は大学で友人から相談をされました 友人A「最近、友人Bの様子がおかしいんだ」 内容は至ってシンプルなものでした 数ヶ月前に恋人が出来てリア充街道満喫しているのに元気が無い 幼稚園からの付き合いだし話を聞こうとしても元気だよの一点張り 整理好きのBの部屋が荒れていて取り憑かれたように夜な夜な騒いでるらしい 近くに墓地があるからきっと取り憑かれているんだとAは真剣に相談してきた。 霊感も無いのに私に頼られてもなぁ…と思いもしましたが一応 AとBが住むシェアハウスに様子を見に行くことにしました。 Bがバイトで留守にしていたので勝手ながらも部屋に入って見ると 私「荒れてるってレベルじゃないでしょこれ」 壁には爪で引掻いたであろう傷跡に物は散乱していて恋人との写真は見るも無残だった その日、部屋に入った事は秘密にして一泊することになりました。 Bの部屋は寝るスペースも無いのでAの部屋で寝ることに あの部屋を意識したら寝れないと思っていましたが、お酒も入っていていつの間にか寝ていました ふと名前を呼ばれたと思って目を開ければ3時を越す頃でした 目を開いた事を酷く後悔しました 呼んでいたのは私の名前ではなかったのです T君・・・T君・・・アアァァアァア 名前を呼んでは唸るを何度も繰り返し何かを引掻いていました(多分床) その声はBの声ではなく男性のような低い声でした。 初めての恐怖体験に私は涙が出て鼻を啜ってしまいました 鼻を啜った音と共に引掻く音も止んで私は目をぎゅっと閉じ死んだ振りをしました ガラッとAとBの部屋をつなぐ襖が開いたと思ったら意識は無くなっていました 朝、何事も無かったかのようにAに起こされAに旅行に行く準備をしといてと言い残し 早々と帰宅しました
>>105 本田家は、令嬢だから資金の心配はないかと 親が、華やかなことが好きなんだろう それきり妙な出来事はピタリと止んだ。以後は極々平凡な披露宴。 披露宴がお開きになって帰ろうとしたら、入り口近くでさっきの女の子が 会場内に飾られていた花をお土産に配ってた。花に興味はないが目を赤くしてるのが可哀相。 「あれ、本当に気にしないで良いから。ね、ここの責任者呼んでくれる?」 「え?はい。」 すぐに壮年の男性を呼んできた。苦情を言われるかと思ったのか二人とも平謝り。 「いや、さっきのは金具がねじ切れてました。あれはこの子のせいじゃないです。 それより在庫のシャンパン、チェックした方が良いですよ。」 まあ、シャンパンをチェックしても無駄だけど、この子に濡れ衣着せる訳にもいかないから。 あれが一体何だったのか、何故俺を狙って金具とコルクを飛ばしたのかは分からない。 物理的に狙われたのは初めてで、ビックリしたがとても面白い経験だった。 特に悪気は感じなかったし、その後偶然スタッフの女の子と再会したからむしろ幸運かも。
俺は上機嫌で水割りを飲んでた。まずは新婦の職場の上司が来賓祝辞。 そしたら、途中でまたそれが披露宴の会場に入ってきた。 結婚式の時とは雰囲気が違ってて、じっくり誰かを探してるって感じ。 左手を握りしめて精神統一、出来るだけ気配を殺す(ヤバイ場所に踏み込んだ時の常套手段)。 よし上手く行ったと思ったら、左隣の席の従姉妹が話しかけてきた。 「俺君、その手どうしたの?気分悪い?」 「あ、いや、何でもない(馬鹿、ジャマすんな)。」 その時突然、スポーン!って大きな音がした。当然来賓祝辞は中断、皆がキョロキョロ。 俺の視界上端に灰色っぽいもの、それは俺の右肩をかすめて絨毯に転がった。 シャンパンのコルクを止めている金具だった。 俺の右隣に座ってた従兄弟の嫁さんがコルクを持ってる。すぐ傍に落ちてきたらしい。 飲み物のテーブルで、真っ青になった女の子(式場のスタッフ)が両手を口に当てている。 何でこんなタイミングでシャンパンのコルクが飛んだのか分からない。 席を立って拾い上げた。熱い。何で?おまけに金具は緩んでるんじゃ無くてねじ切られてた。 「済みません。本当に申し訳御座いません。」 駆け寄ってきた女の子はハーフっぽい美人。 「気にしないで。ご先祖様が喜んでるんだから(勿論全く根拠無し)。」って金具を手渡した。
汚巣化って工作糞業者使うのな、金もったいないよ雑魚タレに
大切なことだから、よく憶えておくんだよ。 毎朝、ここでお前が最初に見る花は、桃色の花でなくちゃいけない。 今ならピンクというのかね。兎に角、桃色の花だ。 もしも黄色の花が咲いていたなら、然るべき呪い師を呼びなさい。 お前が帰るまでに清めの儀式が終わっていたら、花は元の色に戻るだろう。 もしも青い花が咲いていたなら、医者に診てもらいなさい。 隠れた病を見つけることができたら、花は元の色に戻るだろう。 赤い花が咲いていたなら、転居を急げ。その花の色は戻らない。 呪い師にも医師にも手に余る。だから一刻も早くここを離れなさい。 それが白い花なら、あきらめなさい。落ち着いて身の回りを整理して。 白い花ならあきらめろ。お前を救う術がない。お前を救う術がない。
俺がなんでも屋の仕事をしていた時の話。 元々は大学生の時にバイトをしていたのだが、大学中退と同時にそのまま正式に社員となってしまった。 これは社員になって間もない頃だったと思う。 ある団体から真夜中に突然依頼を受け、運転手兼見張りとして山奥へ行った時の事。 仕事内容は割愛させて頂くが、嫌な仕事だった。それで察して欲しい。 仕事を終え帰路の途中、ある大きな屋敷の前を通った。 久々に目にした屋敷は以前の見る影もなく荒れているのが、明け方近くの薄明かりの中でもわかった。 この時より1年程前から若い女の幽霊が出ると噂のある屋敷だった。 そこの女主人が自殺したと聞いて間もなくしてから、噂を耳にしたと思う。 なんでもその幽霊に遭った者は錯乱状態となり暫くしたのち命を落とすそうだ。 実は俺はこの屋敷に行った事があり、その女主人にも会った事がある。 このヤバい仕事をする2年近く前だったか・・・ まだ大学生でバイトだったため仕事も簡単なものが多く、その時は自転車の修理依頼だった。 初めてその女性(女主人)に会ったとき、その美しさに驚いた。 話し方も凛としており、自殺して幽霊になるような感じでは決してなかった。 女性と少し会話を交わし自転車の修理をしていると、歳の離れた妹だろうか、中学生くらいの女の子がお茶とお菓子を持ってきてくれた。 その子と何気ない話をしているうちに気付いたのだが、どうも自転車はその子が乗るらしい。 俺はその子がセーラー服を着てこの自転車に「このサドルに跨っている姿」を想像し、妄想が膨らんでしまった。暫く妄想したあと気付くとその子は側から居なくなってしまっていた。 俺のにやけ面でも見て気分を害したのだろう。 ・・・こんなどうでも良い事を、部屋でぼんやり思い出していた時、何かとても大切なものを失くしたときと同じ物凄い喪失感に襲われた。 嫌な仕事の後で気が滅入っていたのかも知れない。 あの女性の素敵な笑顔と、白いワンピースを着た女の子の姿を思い出しながら俺は泣いていた。
>>2 で正解が出てた まぁ技術が少し足りないのは本当だから 4年後までの成長と頑張りに期待しよう この挫折は必ずプラスになる 決して美人ではないよな 家の水槽でヒラメ飼う感覚の可愛さ
駆け寄って殴ろうとした。肩に手をかけて振り向かせようとした途端、 額に何かが強くビチッと当たった。スゴイ勢いだったが、そんなに痛くはない。 続いて、右耳と右ほほに2発、ドロリとした感触があった。 後ろを向いてかがむと、ダチ2人がバッグを頭の上に掲げて降ってくるものを防ごうとしていた。 夏制服の白ワイシャツに、 どろりとした黒っぽいものと鮮やかな赤い血が染みを点々とつくっていた。 何が降ってきてるのわからなかったが、半そでの二の腕にビシッとまた当たり流れ落ちた。 それをよく見ると、ひれのついた尻尾と小さな手足があった。 オタマジャクシだと思った。それも、もうすぐカエルになる四本足の生えたやつ。 ビチッ、ビチッ・・・オタマジャクシの雨は降り注ぎ、 たまらず俺たちは店のアーケードの下に逃げ込んだ。 最後のオタマの一匹が俺の口のわきに当たり、唇に嫌ーな感触を感じた。 道路を見ると、林田はもうだいぶ向こうまで歩き去っていた。 体はもうぐじゃぐじゃの赤黒いまだらになってて、 あちこちに嫌な臭いのするゼリーがこびりついてた。 これが全部つぶれたオタマだと思うと気が狂いそうになった。 3人ともワイシャツを脱ぎ、近くのドブ川に捨てた。 ズボンの股にもだいぶついてたが、 脱ぐわけにもいかず児童公園まで走って水道で頭もいっしょに洗った。 信じられない・・・空は曇りだったが風もなかったし、オタマジャクシの季節は過ぎてる。 暗澹とした気分になって、ダチ2人とは少し言葉をかわしただけで別れ、家に帰った。 夏だったのが幸いで、水風呂に入って体全体を洗った。 ズボンはどうしようか迷ったが、ヒドイ臭いだったので捨てた。 そうしてるうちに、高校にはいかず土木作業をしてる兄が帰ってきたんで、 さっきあった出来事を話した。 兄貴は「・・・林田に何かしようとしたのか・・・バカが。これで済んでよかったほうだぞ」 こう言って、自分が中学校のときの話をしてくれた。
クラスの他のやつらはそう思ってなかったかもしれないが、俺は林田が気に入らなかった。 一つはいろんな面で特別あつかいされてること。 こいつだけなぜか給食を食わないで弁当だったしな。 もう一つは、普通この手の波風立てないで学校生活をやり過ごそうってやつは、 おどおどした態度をとるのが多いだろ。 ところが林田はそうじゃなくて、どんなときでも平然としてるんだ。 卑屈でも傲慢な感じでもなくて、平然。それが気に食わなかったんだな。 当時の中学校は荒れててね、ケンカもイジメもそりゃあったよ。 暴走族が盛りの頃だから、先輩後輩のつながりも強くって、 3年生には族のやつらがバックにいるんだ。 んで、俺が一度「林田をシメてやろう」って話を1年の間で広めたときには、 話が聞こえていった先輩方に止められたんだ。「あいつには手を出すな」って。 理由は教えてもらえなかったけどな。 それでガマンしてたんだけども、夏休み前・・・1学期の終わり頃だったと思う。 学校の帰りに2人の仲間とつるんで歩いてたら、前に林田がいたんだよ。 下を向いてすたすた歩いてた。その姿を見たら急にムシャクシャしてきて、 足を速めて追い越しざまにドンとぶつかったんだ。 林田はトトッとつんのめるように前に泳いだが、転ばなかった。 ゆっくり振り向いてこっちを見たんで、俺は手に持ってたバックをわざと下に落とし、 「何たらたら歩いてんだ。お前のせいでバッグ落としたじゃねえか、拾えよ」 ・・・チンピラみたいだって?まあチンピラでもこんなことはしねえから マンガに出てくるチンピラだな。 俺のバッグを拾ったら、そのまま家まで持たせてやろうと思ったんだ。 ところが林田のやつ、バッグに視線も落とさず、平然とそのまま前を見て歩き去ろうとする。 カッと頭に血が上った。
中1のときの話だ。 同じクラスに林田ってやつがいたんだ。 坊主刈りで、色が白くてひょろっとしたやつ。 こいつがホント空気みたいなやつなんだよ。誰ともしゃべらないんだ。 教師に何か言われた場合でも、ほんと必要最小限のことしかしゃべらない。 テストの答案とかチラ見した限りでは、成績はよかったと思う。 ただ授業で指名されても答えないんだ。 国語の教科書を読むのさえしないで、黙って立ってるだけ。場面緘黙というのかな。 だから教師のほうでもこいつを指名しなくなったけどな。 腫れものにさわるような扱いに変わっていった。 林田は部活にも入ってないし、友達もいない。 休み時間も一人で席に座ってて、本を読んでるんだ。 その本ものぞいたことがある。細かい漢字と奇妙な図がついてる縦長の本。 今にして思えば暦の本だったと思う。 とにかく、一人でいることがまったく苦にならないみたいなんだ。 それからよく学校行事とかで班を決めるときなんか、 どこにも入るのを嫌がられるやつがいるだろ。 ところが林田の場合はそういう行事は必ず休むんだ。 だから担任も、林田がどこにも入る班がなければ、 どうせ来ないんだから名前だけ入れといてやれよ、 みたいな感じでこっそりどこかの班に言うようになった。
「ぜったい変だ、これあつしじゃない」そう思って後ずさりしたんです。 するとあつしとナミのカレは顔を見合わせていましたが、 ナミの手を引っぱって車の後ろに押し込んだんです。 そのときナミが始めて不安そうな顔をしました。 「マヅ ヒトリデイイ」あつしの顔をしたものがそう言うと、運転席に乗って車を急発進させました。 わたしは呆然と見ていたんですが、頭の上のバチバチいう音が大きくなって、 「ブーン・ブーン」といううなりに変わったんです。 急に頭が痛くなって、その場にしゃがみ込んでしまいました。 「おい、どうしたの?何かあったのか」心配そうなあつしの声がしてわれに帰りました。 車のあるところまで戻ったと思ったのに、女子のトイレの前にうずくまっていました。 バチバチという音はまだ聞こえていました。 そのほうを見ると、電柱からトイレに引いてある電線の付け根のあたりから火花が出ていました。 ナミのカレが「ナミは?」と聞いてきたのですが、 「車に乗って行った」とも言えずどうしたらいいかわかりませんでした。
ほら、鏡に数字を映すと左右逆になってるじゃないですか、鏡文字って言うのかな。 あれになってたんです。 それでびっくりして「あー、このナンバー なんか変!」って叫んだんです。 そしたら前を歩いていたナミのカレが「ナニ、ドウシタノ?」と言ってふり向いたんですが、 その声が機械の声だったんです。よく自動朗読する機械があるじゃないですか・・・あんな声です。 それから目と口の中が青紫に光っていました。 頭の上の方で「バチバチッ」という聞いたことのない音がしました。 「えーっ!!」と思って、その場に立ち止まりました。 あつしもふり向いて「ヘンナコト ナンテ ナイヨネ」と言いましたが、 やっぱりその目と口も青く光ってて、青い豆電球をくわえているみたいでした。 それとカレの着ていたフライトジャケットに書かれたアルファベットも、 鏡文字になっていたと思いました。 ナミはいつのまにか自分のカレと手をつないでいて、 カレが変になってるのに気づいてないみたいだったんです。
ナミが空を指さして「あれ、UFOじゃない。ほら、あそこ」なんて言ったりしましたが、 わたしには何も見えませんでした。ふざけてるんだろうって思いました。 宇宙人なんていないと思うし、前からそういうところのある子でしたから。 カレたちも「どこどこ、・・・わからないなあ」って言ってましたよ。 それからナミがトイレに行きたいって言いだして、 トイレは公園内の200mくらい離れたとこにあるんだけど、 車に鍵をかけて全員で行くことにしたんです。 ・・・ここから記憶があいまいなんですが、 警察に何度も聞かれたのでくり返し話しているうちにまとまったことを書きます。 トイレに行くまでに誰とも会いませんでした。公園に人の姿はなかった思います。 トイレに入ってたのは数分です。それからナミといっしょに出て、 繁みの陰で待っていたあつしたちと合流して車に戻ったんです。 車の後ろのほうから近づいてったんですが、たまたま変なことに気がついたんです。 車のナンバープレートってありますよね。あの数字が裏返っていたんです。
去年の秋のことなんですが、男女4人で心霊スポットに行ったんです。 心霊スポットといっても、幽霊が出るとかそういうところじゃなくて、UFOです。 UFOが飛ぶのが見られるとか、宇宙人の秘密基地が地下にあるとか、 そういう噂のあるところです。 もちろんそんなのは信じていませんでした。そこは山まではいかない、小高い丘になってて、 夜景がきれいだともいわれているんです。 だから心霊スポットを探索するというより、みんなで夜景を見に行ったようなものです。 わたしと、カレのあつしと友だちのナミとそのカレの4人ですね。 そこは急カーブを連続して登っていくので、昔は族なんかも来ていたということでしたが、 今はまったくそんなことはなくて、カップルで来ている人が多いです。 それで、あつしの車・・・名前は忘れたけどホンダの中古のワゴンです。 それに乗って行って、頂上の公園付近の道路に停めて、4人で夜景を見てました。 時間は9時過ぎくらいです。初めてだったんですが、きれいでしたよ。 空も晴れていて、星もよく見えました。
いま16だから これからは油断してると体重との闘いもあって 4年後は大変だろうな
>>39 数字を競うスポーツや格闘技ならな 美を採点で競うスポーツはルックスは重要科目 母は黙って話を聞いていましたが、 「・・・そんな人はいないよ。もともと4人家族で、おとうさんが死んで3人に、 お前の弟が亡くなって2人になったじゃないか。 そしてお前も奨学金をもらって大学にいくためにケガをしたあたしを置いて出ていっただろう」 とくに皮肉な口調でもなく、こんなふうに答えました。 そう、これ以外に答えがあるはずがないのはわかっていました。 そして4日前の夜中です。 薄明るい病室でう つらうつらしていると、ベッドの横に人の気配を感じました。 看護師さんだろうかと思い起き上がりかけましたが体が動 きません。 半分覚めた状態で横目で様子をうかがうと、白い服でしたがナースの制服ではないようでした。 カチカチと金属がぶつかるような音がして、目の前にさじがつき 出されました。 中には夢で見たのと同じ米粒状のもの が液体の中で体を伸び縮みさせています。 「さあ、飲みなさい」その人はささやいて、私の口元にさじを押しつけてきました。
この長文テンプレ単発高速書き込み荒しの業者初めて見るな 何処の業者だ柄か
オレはド素人だけれど、どう観ても1位や2位の方が上手かった。諦めろ。
寝室で弟が寝ていました。弟はこの頃、心臓の具合がますます悪くなって、 学校に登校できずほとんど寝たきりの状態でした。 涙が出るような気持ちでした。私の人生の中で、最もつらく陰鬱だった時期。 弟の傍らに、またあの女の人がいました。 その人は前の夢のときと同様に手に瓶を持ち、中身を弟にさじで与えています。 一口飲ませると、弟は嫌がるように首を振りました。 その人はいらだつようなそぶりをして、さじの頭で弟の口の横をガツガツと叩きました。 そしてさじでまた瓶の中のものをすくったとき、白濁した液体の中にうごめくものが見えました。 暗然とした気分で目を覚ましました。時計をみるともうすぐ朝の検温の時間でした。 10時ころまで待って病室を抜け出し、母に電話をかけました。 母はまだ50代でしたが、あのアパートの階段で転んで両足を複雑骨折して歩けなくなり、 地元の養護施設に入所しています。・・・母には今回の入院のことは知らせていませんでした。 どうせこちらには来られないのだし、心配をかけるだけだと思ったからです。 ややしばらくして母が電話に出たので、 話のついでをよそおって夢の中に出てきた女の人について尋ねました。
>もっと自分に自信を持たないといけないなと思う。 んあ? 勘違いの自信が打ち砕かれたってだけで 逆に慢心してたんだろーが
次に夢を見たのは2週間ほど前になります。 そのときは病院のベッドにいました。電車の中で倒れ、救急車で緊急入院していたのです。 極度の貧血ということで、さまざまな検査を受けさせられている最中でした。 仕事のほうは、もうこれでプロジェクトからは外されるだろうと考え、 とても悔しい気持ちになりました。これまで頑張ってきたことがすべて無駄になってしまった、 なぜもっと体に気を遣わなかったのか・・・後悔が頭の中をかけめぐりましたが、 一方では苦しみから解放されたという安堵感も少しだけありました。 そんな複雑な思いが頭の中に渦巻いていたときだったのです。 2人部屋でしたが片方のベッドは空いていて、気を遣わずにすんだのが幸いでした。 病院の消灯は早く、なかなか寝つけない日が続いていましたが、 その日は最後の検温が終わった後、吸い込まれるように眠ってしましました。 夢の中で私はせまいアパートにいました。ああこれは高校生のときだな、とわかりました。 中学校2年のときに父が急死しました。一人で林の中に入って縊死したのです。 父にはサラ金に多額の借金があることがわかり、生活はたちまち困窮しました。 そのために移ってきた二間のアパート。・・・ここで弟は病死したのです。
といっても、顔かたちがはっきりと見てとれるわけではありません。 出てきたときから靄がかかったようになって、輪郭くらいしかわからないのです。 ただ、その背格好はどこか見覚えがある気がしました。 その人は、牛乳瓶半分くらいの容器とさじを持っていて、 そして弟のそばに近づくと、ぐったりしている弟の額をつついて何かを言いました。 弟がそちらを見てうっすらと口を開けました。 女の人は、その口の中にさじで瓶の中のものを二度三度とゆっくりと流し込みます。 そのとき急に、夢が映画のズームアップのようになり、さじが大きく拡大されて見えました。 さじの中には白いおかゆのようなものがありましたが、 その米粒に見える一つ一つがくにゅくにゅと動いていました。 ここで目が覚めました。あと数分で目覚ましをセットした時間になるところでした。 夢の余韻が残っていました。 全体としては懐かしい雰囲気の夢でしたが、あのさじの上のものはいったい・・・ それと女の人が誰なのか、どうしても思い出せないのです。 いつも身近にいた人だったような気はするのですが・・・ でも私の家は4人家族で、それ以外の人が一緒に暮らしていたことはなかったはずなのです。 起き上がると強い吐き気を覚えました。 ここのところずっとの、仕事での無理がたたっているようでした。 口を押さえ、バスルームに行って吐きました。 便器にはわずかな胃液が流れ落ちただけでした。
1ヶ月ばかり前のことです。 残業が長引いて、部屋につくと11時をまわっていました。 会社で大きなプロジェクトの一員となっていて、その仕事が追い込みの時期にきていたのです。 夕食は、仕事をしながらカロリータブレットのようなものを少しつまんだくらいでしたが、 空腹感はありませんでした。 このところ、まともに食事をとらないでしまうことが多いせいか、胃が慣れてきていたのだと思います。 明日も早いので、シャワーを浴びてもう寝てしまわなくてはなりません。 ここまで必死の努力で築いてきた会社内での地位を失いたくはありませんでした。 ここが踏ん張りどころだと思っていたのです。 1時少し過ぎにはベッドに入りました。そして夢を見ました。 不思議な夢でした。私は実家にいました。実家といっても何度か引っ越ししているのですが、 居間から縁側ごしにわずかな庭が見えるのは、 小学校のときに5年ほど住んでいた家のような気がしました。 父親の浮気のために家族仲は冷えきっていましたが、まだ生活には困っていなかった頃の・・・ 襖が開いて、3歳くらいの男の子がよろよろと入ってきました。弟だ、と思いました。 具合が悪いのか、座卓の前の父用の座椅子に倒れ込むように座って、両足を前に投げ出しました。 弟は生まれつき心臓に欠陥があるため運動を禁じられていたのですが、 このときも軽い発作を起こしているように見えました。 すると半ば開いたままの襖から、後を追うように白っぽい服を着た女の人が出てきました。 ・・・母ではありません。当時母は30代半ばくらいのはずですが、 その女の人はもっと若いように思えました。
それから神主は不思議な動きをすると、手を胸の前に組んで、 「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」 こうね、朗々と歌ったんだ。もちろんそのときにはよく聞き取れなかったし、 意味もわからなかったよ。後になって調べたんだ。 今では百人一首もやるんだよ、私。 すると神主の朗詠に合わせて、鹿と鹿人間が一斉に鳴いた。 「びょー、ぴゅー、ぴゅー、びゅー、びょーん」・・・って。 その声が木々に反響して、何かものすごい音楽を聞いている感じがした。 焚火からは肉の焦げる臭いがするし、気が遠くなりかけた。 その中で神主の声が聞こえたんだ。「私といっしょに来ないか」って。 気がつくと、反省室の中にカーテンのすき間から朝の光が差し込んでた。 思わず毛布をはがして足を見たよ。両足ともちゃんとあった。 ああ、やっぱり夢だろって思うんだろうね。 でもね、それ以来、ときどき夢を見るんだ。 林の中を自分が鹿になって駆けている夢。これは本物の夢だよ。 そのときには神主が歌っていた「世の中よ・・・」の和歌が頭の中に響いている。 ・・・この夢はね、私がその後、何度か道を外しそうになったときに決まって見るんだよ。 それでなんとかここまでやってこれたのかもしれないね。 それにほら、ここ見てよ。この左足、ヒザのまわりがぐるっと紫にひきつれてるだろ。 ふだんは隠してるけど、切られた足が戻ってきたからじゃないかと思うんだ。 ああ、こんなとこで足伸ばして変に思われたかもしれないね、ハハハ。
すると神主が「ここは囲まれてる」って言う。 あたりを見回すと、林の中に焚火の照り返しで光るものがあるんだ、いくつも。 神主が懐から横笛をとりだして、「座りなさい」と言ってから、吹き始めた。 そしたら林の中のものたちが、笛の音に合わせて鳴き始めたんだ。 「びょー、びょー」って感じで。 怖くなって尻もちをつく形で後ろに倒れたら、神主が笛を置いてバンと手を強く叩いた。 すると木立の中のものがいっせいに出てきた。 鹿と鹿人間、・・・鹿は鹿だろ。ただオスの角のあるやつはいなかったと思う。 鹿人間というのは裸でね、体のあちこちが少しずつ鹿になりかかってるやつ。 背中に毛が生えてたり、後ろ足が鹿のだったり、ほとんど人間のままのもいたけど、 そいつらも四つん這いでね、こっちに近づいてきたんだ。 焚火の周りぐるっとをそいつらが取りまいて、そしたら神主が立ち上がって、 今度は手を軽くポンと叩くと、鹿人間のうちの一人・・・一匹が前に出てきた。 私より少し年下の男の子だった。 その子が四つん這いのまま、猫がやるように手を前に出して 体を伸ばした。神主はいつの間にか片手に大きな鉈を持っててね、 無造作にその子に近づくと、肩の部分から左手を切り落としたんだ。 怖くて目をつぶりそうだったよ。 だけどその子は特別痛がりもしないし、血もほとんど出ないんだ。 その子はつっかい棒が外れたようにヒザ立ちのうつ伏せになってたんだけど、 手の切り口のところから少しずつ細い鹿の足が出てきた。 神主は切った腕をつかむと焚火の中に放り込んだよ。
反省室はベッド以外何もない部屋で、一階の職員室の近くにあった。 いちおう窓はあるんだけど、外から鉄格子がついてて、外は新芽の伸びてきた林。 その日はそこで8時にはもう電気を消されちゃって、 しかたないからベッドに入っていろんなことを想像してたんだ。 けっこう空想するの好きだったんだよ。他に楽しみもないし・・・ お姫様とかそういうんじゃないけど。 そのうちにうとうとしちゃたんだろうね。 11時頃に当直の先生の見回りがあるんだけど気づかなかったから。 だからね、これから話すのはただの夢かもしれないんだよ。いちおう断っとくね。 目がさめると熱くて、寒いんだよ。わけわかんないって? うつ伏せに倒れてたんだ。それで背中側に焚火があってそっちのほうが熱い。 体を起こすと、外にいたんだ。林の中の森に囲まれた草地みたいなとこ。 まだ4月だったからね。「気がついたかい」という声がして、そっち向くと、 神主の格好をした人が、横倒しになった朽木に座っていた。40代くらいなのかなあ。 特徴のないのっぺりした顔だったと思う。 驚いて立ち上がろうとしたけど、前のほうに転んでしまった。 片足がなくなってたんだ。ジャージのヒザの部分から左足がすっぱりない。 神主は平然とね「逃げられないように片足は切ったよ」なんて言うんだ。 それでも片足跳びで逃げ出そうとした。痛みはなかったからね。
可愛いとか言ってるけど、16歳だから許される範囲であって、特別どうの言うほどではない。
その頃は自傷もくり返してたし、夜に出歩いたりもしてたんで、 家裁の判断で入所させられたってわけ。 今思うと、そういう仲間とつき合ってたてことも大きかったのかもしれない。 ○○学園は郊外にあって、場所は言えないんだけど有名な山のすそ野でね。 ずうっと林が広がった中にあるんだ。 全寮制で、いちおう授業もあるんだよ。 すんごく規律が厳しくて、入所式のときに誓いをたてさせられるんだ。 暴力をふるったりしませんとか、そんなこと。 入所式のときには父親が来たけど、母親は来なかった。 怒ってたんだろうね、妹のことで。 それでしばらくは大人しくしてたんだ。年上の先輩もいたしね。 だけどね、一日中顔をつき合わせて生活してるんだから、 中には気に入らないやつも出てくる。我慢はしてたんだけど、ある晩ね。 食堂で頭から給食をぶっかけて、髪をつかんで引きずり倒しちゃったんだ。 すぐに先生たちに止められて、そいつはたいしたケガもしなかったのに、 その夜から反省室泊まりってことになったんだ。 そこの生活はね、ペナルティがいっぱいあって、 例えば朝の点呼に起きてこなかったらどうとか。そん中で反省室は重いほうだったんだよ。 ただ私は一人が好きだったし、なんてこともなかったけど。
スケートは華ある選手もう羽生ぐらいしかいなんだからごり押しやめればいいのにねえ 元選手まで凄いごり押ししてくるよね。人気も無いのに
どっから話せばいいのかなあ。 16歳のときだけど、〇〇学園ってとこにいたんだ。 法律的には県立の児童自立支援施設って言うんだけど、 こんなこと詳しく話してもしょうがないよね。 入れられた理由はねえ、あんまり言いたくはないんだけど、 4歳の妹にケガさせたからなんだ。 幼稚園の入学の前日に、家の階段から突き落としちゃったんだ。 今から思えばねえ、何であんなことしたんだろって・・・ やっぱ頭がおかしくなってたんだろうね。 私はね、小学校5年のときから不登校になってたんだよ。 きっかけは友達とのトラブルってことになってるけど、その頃の記憶ってあいまいなんだ。 どんなトラブルかどころか、当時の友だちの顔も名前もよく思い出せない。 中学校をずっと不登校で通して、勉強してないから当然高校にもいけなくって。 その間に妹が生まれてさ、ちやほやされてるのが頭にきてたんだね。 幼稚園に入学するからって、 いろんなもの買ってもらってよかったねーって言われてるのが気に入らなくってさ。 ただ後ろから押したんじゃなくて、抱え上げて階段の上まで持ってってドーンと。 いや、今は普通に後遺症もなくやってるらしいよ。 これは反省してる、ホントだよ。
「お母さん、さっきまで家にいて料理してたんじゃないの?」 「40分くらい前に買い物に出て、今帰ってきたところだよ。それより何があったの?」 家に入ってタオルで頭を拭きました。 その後、キッチンを見ましたが料理していた様子はありません。 でも、こたつの上に広げていた宿題はそのまま残っていました。 母にあったことをそのまま話しましたが、 「変な話ねえ、お母さんがもう一人いて、包丁でお前を殺そうとしったってことなの。 それは夢じゃないかしら。こたつでうとうとして夢を見たんじゃない」こう言われました。 ・・・そうなのかもしれません。 あまりにもおかしな話なので、そう考えるしかないようです。 これで話は終わりなんですが、少し気になることがあります。 ふとしたときに、自分がお腹に包丁を突き立てられ、 血を流して倒れているイメージが頭の中に浮かんでくることがあるんです。 まさか、まさかと思うんですが、 もしかしたらあのとき、二度目の取り替えをされてしまったんじゃないかなんて・・・ ハハ、まさかですよねえ・・・
フィギュアは金もかかるし敷居が高い、ライバルはそうはいないはず っていうもくろみは崩れたな 見てるほうも崩れただろ 選手はでてくるもんだなと 本田は、スケートが趣味でいいでしょ それこそ、普通の人から見たら遥かに上手いのだから
いつの間にか料理の音が止まっていて、キッチンからののれんをくぐって母が出てきました。 目がつり上がって、額の真ん中にシワが寄っていました。 お腹のところに両手で包丁を持って、まっすぐに私のほうに向けていました。 「ちょっと、何、お母さん本当に冗談はやめて」 「どこの家でもやってるんだよ。いらない子は取り替えてもらえるんだから。 こんなに大きくなってから取り替えるのは恥ずかしいんだけどね。育て方失敗したみたいで」 母はそのまま真っすぐに私のほうに体当たりをしてきました。 包丁の先はかろうじてそれ、私は電気こたつをはさんで母と向き合いましたが、 隙をみて玄関のほうに走り出て、裸足のままで家から飛び出しました。 雨が降っている中を泣きながら夢中で駆けていたら、 「ちょっと由奈、あんたずぶ濡れでどこ行くの!」こう前から呼びかけられました。 顔をあげると、傘を傾けて心配そうに顔をのぞかせているのは母でした。 「いやーっ」私は身をよじって叫びました。 「何、何があったの?家に変な人でも来たの?」 私はその場にしゃがみこんで、泣き崩れてしまいました。 ・・・その後、母に連れられて家に戻ったら、 さっき飛び出したはずの玄関は戸が閉まり、鍵までかかっていたんです。
「私、子どもの頃にマンホールとか、それに似た穴に落ちたこっとってあったけ?」 「・・・あるよー」 「!」やっぱりあったんだ、と自分で聞いたのにびっくりしてしまいました。 「いつのこと?」 「お前が幼稚園に入学する前だから、4歳の始め頃だよ」 「どこに落ちたの?」 「場所わからないんじゃないかと思うけど、西崎の養護学校の横道のマンホールだよ。 あの日はすごい雨が降っててねえ」 「何でそんなとこに落ちたの?蓋が開いてたの?」 「・・・思い出さなきゃよかったのにねえ。お母さんが落としたんだよ」 「・・・何へんな冗談言ってるの?」 「冗談じゃないから。前のお前は知恵遅れでいらない子だったから、捨てたんだよ」 「!」 「神様にお願いしてね、前のお前をそこに捨てて新しいお前をもらったんだよ。 だけど前の記憶が残ってたんだね。・・・残念ね、ずっと一緒に暮らしていけると思ってたのに、 また新しいのをもらってこなきゃいけなくなったよ」 「お母さん!」
雨降りで部活が早く終わったので、中学校から帰って、 居間のこたつでテレビをつけたまま数学の宿題をやってたんです。 キッチンから母が包丁を使っているトントンという音がずっと聞こえてました。 そうしたら、中国で女の人をマンホールに落として殺そうとしたのを 監視カメラがとらえた映像というのをやってて、 思わず手を止めて見入ってしまいました。 その女の人は助かったようだけど、怖いなーと思ってたら、 何か記憶に引っかかってくるものがあるんです。 そう言えば私も小さいころマンホールに落ちたことがあったような・・・ これだけ記憶があいまいなんだから小学校前のことなんだろうか。 ずっと上のほうに、ぽっかりとまるい穴が開いているのを、 途方にくれて見上げていたことが・・・あったような気がするんです。 穴の縁からはザーザーと水が流れ落ちてくるイメージ。 その穴に蓋が乗せられ、真っ暗になって泣き叫んだ記憶・・・ 気になったので、キッチンの母に呼びかけました。 「ねえ、お母さん」 「なーに」
そのとき、大時計の針が10時きっかりになり「ボーン、ボーン」と時報が鳴り始めました。 この音を聞いたとたん、急にめまいがしてきました。 それで、よろよろしながらその場を離れ、裏門から出たところで道にしゃがみこんでしまいました。 やや離れたところに、遠ざかっていく人影が見えました。 その後ろ姿が、わたしにそっくりなんです。少なくとも、着ているものはまったく同じでした。 めまいはかなり強烈でしたがなんとか自宅にたどり着き、 家内に車に乗せてもらって病院に行きました。 診断では三半規管の不調ということで、3日ほど入院治療したらどうにか治りました。 こんな話なんですが、まだ二つほど不思議なことがあります。 一つは、退院してからこの工場を探したけれど見つからなかったことです。 あの行き止まりになった道はちゃんとあるのに、 工場のあった場所は小児科の診療所になっていました。 もう一つは、あの日の万歩計が10万歩を超えるありえない数字になっていたことです。 単に故障なのだと思いますが・・・
サッシ窓は中で×字に板が打ちつけられていましたが、内部はよく見えました。 高い天井にたくさんの蛍光灯が灯り、奥に巨大な振り子時計がありました。 よくあるアンティークの柱時計、あれをとてつもなく大きくしたもので、 高さは3m以上あったと思います。 ちょうど軽自動車を縦にしたほどの時計です。さっきの「チコッ」という音はずっと続いていて、 この時計の車のタイヤほどの振り子が振れたときに出る音だとわかりました。 不思議なものがあるなあ、と思いました。何かの展示にでも使ったのだろうか・・・ 見ていると、時計の裏側のほうから台車を押して人が二人出てきました。 作業服を着て帽子をかぶっていましたが、色が浅黒くどちらも外国人だと思いました。 台車の上には金属製の大きなバケツが二個のっていました。 一人が時計の横にまわりパネルを開け、 もう一人が、シャベルを取り出して一つのバケツにつっこみ持ち上げました。 シャベルの上にはピンクと赤の、うねうねとした生き物の内臓に見えるものがのっていました。 それを無造作に、時計のパネルの中に注ぎ込みました。 片方のバケツが空になると、もう一方のバケツをすくいました。 ・・・これは自分の見間違いだと思うのですが、シャベルには乳児の頭のようなものが二つ・・・
16歳が描いていたスケート人生なんて空想もいいところだろ
浅田真央と比べて、まあまあ上手いと思ったけれど、1位と2位を見て今はレベルが上がってるのが分かったから、この程度だと7位ぐらいで仕方ないし、浅田真央も引退するしかないし。
ところがしばらく行くと前方に車止めが見え、行き止まりになっていることに気がつきました。 失敗したな、引き返さなくちゃなんないと思いましたが、 右手があまり大きくはない廃工場のようなところで、入り口の鉄扉がなくなっていました。 そしてその向こう側に裏門が見え、そこも開いていたので、 中を通っていけば一つ向こうの道路にショートカットできそうでした。 駐車場には車は一台もなく、3つならんだコンクリ製の四角い建物のシャッターもすべて閉まっていて、 稼働しているようには思えませんでした。 そこに入ってみたんです。1分もあれば抜けられそうだったし、人の気配もありませんでしたから。 真ん中の建物の前まできたとき、「チコッ、チコッ」という聞き慣れない音がしました。 分厚いシャッターごしに聞こえてくるようなので、もとはそうとう大きな音なんだろうと思いました。 それで・・・いらない好奇心を出しちゃったんですよ。 建物と建物の間が1mくらいのスペースになっていて、 音が聞こえてくる建物には低いところに窓があるようでした。 その隙間に入り込んで、窓から中をのぞいてみたんです。
とは言ってもね、1ヶ月を過ぎると少し飽きが出てきました。 遠出をすればいいのかもしれませんが、 1時間以内で帰ってこれる距離にはあまり面白いスポットがないんですね。 せいぜいちょっとした児童公園があるくらいです。 それで、せめてもと思って毎日歩くルートを変えてみたんです。 家の前は通常の道路で、右か左のどちらに行くか、それと右にちょっと歩くと縦に入っていく道があり、 家を出た段階で3方向の選択肢があります。それを毎日変えてみることで、 少し気分転換にはなりました。 あと、パソコンから町内の地図をダウンロードしまして、 すべての道を通って最短距離で家まで戻ってくる方法なども考えたんですよ。なにしろ暇ですから。 当然ながら一筆書きは無理なんですが、今日はこのルートにしようと暗記してから出かけると それなりに頭を使ってボケ防止にもなりそうでした。そんなウオーキング中の出来事です。 その日は、縦に入る道を選んで、ここの丁目と隣との境界となる道路まで歩き、 少し歩いてから別の縦の道を折り返してみることにしました。 入っていくと、ああこの道は通ったことがない、とすぐにわかりました。
>自分のスケート 自分の○○って誰がいい出したんだろうな? 江戸時代あたりの武芸者が『自分の太刀筋』とか言ってたんだろうか
60歳で印刷会社の定年をむかえ、その後数年は嘱託で働いていたんですが、 年度いっぱいでそれも終わって、4月から完全な年金生活に入ったんです。 長い間の念願であったし、あれもこれもとやることを考えていたものの、 いざそうなってみると、もてあます時間というのはかなりあるものです。 家の中にいても家内にじゃまにされるだけなので、 ウオーキングを始めることにしました。どちらかというとわたしはやせ気味なので、 ダイエットというわけではなく、足腰の力を落とさないようにと考えたんです。 無理なく長く続けることが目標でしたので、早朝ではなく9時半から1時間ばかり、 万歩計をつけて家の周囲を歩くことにしました。 家は新興住宅地にあって碁盤の目のように区画が整備されており、通勤の時間帯を過ぎると 車も人もほとんど通らず、歩きやすかったです。 ウオーキングを始めてみると、いろいろと気づくことがありました。 例えば橋のたもとにとても大きなイチョウの木があったり、 住宅街の中に小さな金管楽器の修理店を見つけたり、あれっと思うようなことがあるんです。
「ぜったい変だ、これあつしじゃない」そう思って後ずさりしたんです。 するとあつしとナミのカレは顔を見合わせていましたが、 ナミの手を引っぱって車の後ろに押し込んだんです。 そのときナミが始めて不安そうな顔をしました。 「マヅ ヒトリデイイ」あつしの顔をしたものがそう言うと、運転席に乗って車を急発進させました。 わたしは呆然と見ていたんですが、頭の上のバチバチいう音が大きくなって、 「ブーン・ブーン」といううなりに変わったんです。 急に頭が痛くなって、その場にしゃがみ込んでしまいました。 「おい、どうしたの?何かあったのか」心配そうなあつしの声がしてわれに帰りました。 車のあるところまで戻ったと思ったのに、女子のトイレの前にうずくまっていました。 バチバチという音はまだ聞こえていました。 そのほうを見ると、電柱からトイレに引いてある電線の付け根のあたりから火花が出ていました。 ナミのカレが「ナミは?」と聞いてきたのですが、 「車に乗って行った」とも言えずどうしたらいいかわかりませんでした。
大人たちに洗脳されてただけでしょ。顔も魚類の中ではマシってレベルだし・
ほら、鏡に数字を映すと左右逆になってるじゃないですか、鏡文字って言うのかな。 あれになってたんです。 それでびっくりして「あー、このナンバー なんか変!」って叫んだんです。 そしたら前を歩いていたナミのカレが「ナニ、ドウシタノ?」と言ってふり向いたんですが、 その声が機械の声だったんです。よく自動朗読する機械があるじゃないですか・・・あんな声です。 それから目と口の中が青紫に光っていました。 頭の上の方で「バチバチッ」という聞いたことのない音がしました。 「えーっ!!」と思って、その場に立ち止まりました。 あつしもふり向いて「ヘンナコト ナンテ ナイヨネ」と言いましたが、 やっぱりその目と口も青く光ってて、青い豆電球をくわえているみたいでした。 それとカレの着ていたフライトジャケットに書かれたアルファベットも、 鏡文字になっていたと思いました。 ナミはいつのまにか自分のカレと手をつないでいて、 カレが変になってるのに気づいてないみたいだったんです。
>>130 不都合者か本田の狂ったキモヲタか 相当悔しいんだろうw Xmasに荒れ狂う事になってザマァwwwwww ナミが空を指さして「あれ、UFOじゃない。ほら、あそこ」なんて言ったりしましたが、 わたしには何も見えませんでした。ふざけてるんだろうって思いました。 宇宙人なんていないと思うし、前からそういうところのある子でしたから。 カレたちも「どこどこ、・・・わからないなあ」って言ってましたよ。 それからナミがトイレに行きたいって言いだして、 トイレは公園内の200mくらい離れたとこにあるんだけど、 車に鍵をかけて全員で行くことにしたんです。 ・・・ここから記憶があいまいなんですが、 警察に何度も聞かれたのでくり返し話しているうちにまとまったことを書きます。 トイレに行くまでに誰とも会いませんでした。公園に人の姿はなかった思います。 トイレに入ってたのは数分です。それからナミといっしょに出て、 繁みの陰で待っていたあつしたちと合流して車に戻ったんです。 車の後ろのほうから近づいてったんですが、たまたま変なことに気がついたんです。 車のナンバープレートってありますよね。あの数字が裏返っていたんです。
去年の秋のことなんですが、男女4人で心霊スポットに行ったんです。 心霊スポットといっても、幽霊が出るとかそういうところじゃなくて、UFOです。 UFOが飛ぶのが見られるとか、宇宙人の秘密基地が地下にあるとか、 そういう噂のあるところです。 もちろんそんなのは信じていませんでした。そこは山まではいかない、小高い丘になってて、 夜景がきれいだともいわれているんです。 だから心霊スポットを探索するというより、みんなで夜景を見に行ったようなものです。 わたしと、カレのあつしと友だちのナミとそのカレの4人ですね。 そこは急カーブを連続して登っていくので、昔は族なんかも来ていたということでしたが、 今はまったくそんなことはなくて、カップルで来ている人が多いです。 それで、あつしの車・・・名前は忘れたけどホンダの中古のワゴンです。 それに乗って行って、頂上の公園付近の道路に停めて、4人で夜景を見てました。 時間は9時過ぎくらいです。初めてだったんですが、きれいでしたよ。 空も晴れていて、星もよく見えました。
この子が容姿で持て囃されているのが理解できないな ブスではないし若さゆえにお肌もキレイだけど 自分も離れ目の似たような系統だから同族嫌悪かな
『かたわ』 差別用語ですが障害者の人を表現する事は知っていました。 でも私の地元ではそんなのお構いなしに日常生活で使います(部落やバカチョンなど)。 さらに住職さんは続けます。 「お前たち、山の中で何かに会っただろう?それはな『片輪神』ちゅうもんだ」 続いて当主達が口を開きます。 「片輪神はなあの山の神様だ。ここら辺で野菜や果物が獲れんのも、漁で魚が獲れんのも、ここの女が子宝に恵まれんのもあの神様のお陰だって言われてる。 ただ、多くの恵みをもたらすのは片輪神がとんでもなく祟る神様だからだ」 「5つの家は片輪神を昔からあの山に封じてきた。俺たちはその祖先なんだ。だから知らんが5つのうちどこかの家で死人が出るとその封じる力が弱まる」 「すると片輪神は山に姿を現すようになって、山に入った奴を連れていくか祟るんだ。お前たちは連れていかれなかった。そのかわり、どこかしらカタワになる」 同級生の1人が「何でそんなこと知ってんだよ」と聞くとA太のお父さんがこう答えた。 「49日が過ぎないうちに山に入ったのはお前たちが最初じゃない。昔から何人も入った。そして連れていかれなかった奴は皆カタワになってるんだよ。俺を含めてな」 そう言うとA太の父親は義手を外した。A太の父親は数年前船の機械に手を巻き込まれ、右腕を失っているのだ。 ただ、自分の父親が山に入っていたことを知らなかったA太は愕然としていた。 あれから20年近くが過ぎる。あの肥満体の下級生の遺体は今でも見つかってない。 10年前。残った下級生がガス爆発で手の指を失う重症を負った。 7年前。A太が次亜鉛ソーダが目に入り失明した。 5年前、同級生の1人が転落事故で右半身マヒとなった。 同じく5年前、もう1人の同級生が交通事故で左足を失った。 そして3年前の東日本大震災の際、私は津波に流されるも命だけは助かるも、一生車いすでの生活を余儀なくされた。 駄文、連投スマソ
気が付くと誰かに頬をペチペチと叩かれる感触を覚えました。 町の消防隊のお兄さんでした。 「おい!大丈夫か!おい!」 私はハッと気が付きました。辺りを見回すとあの石碑がある場所。 あの得体の知れない人物たちはもういませんでした。 いるのは私と消防隊の人たち数人。そしてA太とクラスメイトの男子2人。そして下級生1人だけ。 「あれ?」と思いました。いくら周囲を見回してもあの階段でヒイヒイ言ってた不満体の下級生がいないのです。 そこに私の父親とA太の父親がやってきました。 私が何か言うのを待たず、父親は私の頬を思いっきりぴっぱたき、次の瞬間泣きながら私を抱きしめました。 父親が泣いたのを私はそこで初めて見ました。あとは問答無用で全員公民館に連れられものすごい時間をかけてお祓いを受けました。 お祓いが終わると私の父親を含めた各家5人の当主達と住職さんが別室で話し合いを始めました。 私はこっそり聞き耳を立てると住職さんが「これでも祓えたかわからん」と言っていました。 自分たちがとんでもないことをしたんだと実感し始めたころ、A太が話しかけてきました。 「なあ、お社とあのバケモンがいた場所を行き来しても注連縄なかったよな?」 確かに。あの逆だという注連縄はあれから一度も見ていませんでした。 そこにドタドタドタとすごい勢いで誰かがやってきました。あの肥満体の下級生のお母さんでした。 「うちの子は!?うちの子は帰ってないの!?」 その大声に5人の当主と住職さんが飛びててきました。あの子の母親は私たち子供の顔を見て察したんでしょう。 「何故行った!?Dのとこのおばあさん死んで49日経ってないのに何で行った!?返せ!!うちの子を返してよ!!!!」 ものすごい見幕で怒鳴られました。それこそ殺されそうな勢いで。ありったけの恨みの気持ちが伝わってきました。 それから5人の当主と住職さんがあの子の母さんを何とか落ち着かせることに成功し、我々に全てを告げられました。 「お前たちは…恐らくこの先『かたわ』になる」
すると声がしました。 「ケタ…ケタ…ケタ…ケタ…」 私が振り向くとそこに誰かが立っていました。見たこともない服でした。 黒い獣の毛皮を纏い、勾玉か牙のような装飾品。鹿の角のような冠(?)、木の板の仮面。そしてその仮面には目のような奇妙な模様。 そんな得体の知れない人物が我々の後ろに立っていたのです。悲鳴も出ませんでした。 「ケタ…ケタ…ケタ…カケタ…カケタ…カケタ…」 その声は違う方向からも聞こえてきます。 「おい!見ろ!」下級生の1人が叫び、その方向を見ます。すると同様の格好をした人物がもう1人立っていました。 いや、1人だけではありません。私たちをぐるっと囲うかのように同様の格好をした人物が立っているのです。 何人かは数えていませんが10〜12人くらいに感じました。皆それぞれ仮面に描かれた模様が違うのです。 「「「「「「カケタ…カケタ…カケタ…カケタ…カケタ…カケタ…カケタ…カケタ…カケタ…カケタ…カケタ…カケタ…」」」」」」 もう声も出ませんでした。皆も震えてすくんでいました。 その人物達が徐々にじりじりと私たちに近づいてきます。 そしてゆっくりと一斉にギギギ…という感じで首を傾げ始めます。そして ゴキン! 得体の知れない人物達が音を立てて首を横に90度折り曲げたのです。 そして全員が一斉に言葉を放ちます。 「「「「「「じゅら」」」」」」 その言葉を聞いた瞬間、意識が遠のき私は気を失いました。
恐らくこの子はスケートに骨を埋めるつもりは無いんだと思う
道は続きどんどん歩きます。まだ3時過ぎだというのに薄暗く不気味な雰囲気でした。 すこし疲れたので休憩を提案しました。皆そこらへんの岩に座り、ジュースを飲んだりお菓子を食べたりしました。 私も桃の天然水を飲んで一休み。すると同級生の1人が「なにか言った?」と聞いてきました。 「何も言ってないよ」私がそう答えると同級生は不思議そうな顔をしました。 重い静寂が場を支配していました。休憩も終わり、先に進んでみようとした時。 シャリン 私の背後で鈴の音が聞こえました。私がバッと振り向くとそこには何もいませんでした。 でも感じたことのない不安と恐怖が私の心にハッキリと現れたのを今でも覚えています。 どんどん進み、大体感覚で4〜5キロ歩いたところで道は途切れていました。 そこは少し開けた場所でお社がポツンとあるだけの場所でした。 同級生の1人が「ここで終わりだ。もう何もない。結局なにもなかったな」と言い、引き返すことにしました。 でも私はずっと不安と恐怖を感じ続けていました。得体の知れない何かにずっと追いかけられているかのような、見られているかのような。 空を見ると薄暗くなり、私は「もういいだろ。帰ろう」と提案しました。 他の5人も何かしら感じたのか神妙な面持ちで同意してくれました。 そして私たちは岐路についたのです。時刻は5時過ぎ。3月の空はどんどん暗くなります。 しばらくして私は違和感を覚えました。どんなにどんなに歩いてもあの石碑がある場所に辿り着かないのです。 そのうち強がってた下級生の1人が泣き出し始めました。他の皆もものすごく不安な顔をしているのが手に取るようにわかりました。 正直、私も泣きたかったです。 しばらくすると今度は見たこともない場所に辿り着きました。広い場所。その先は行き止まりです。 すぐさま引き返します。でも道は一本道。間違えようがありません。またしばらく歩くとあのお社。 全員混乱します。そして逆の道を行きまた広い場所。同級生が「もしかして遭難したんじゃいのか俺達!?」と叫びます。 でも遭難なんてありえません道は一本しかないのですから。皆、半狂乱、パニック状態に陥りました。
私が小学校6年生の頃でした。 私の学年はクラスは1つしかなく、男子8人、女子8人の合計16人でした。 その中にA家の息子のA太。Cの家の娘のC子(初恋の相手でした)。そしてE家の息子の私がいました。 3月の上旬、D家のおばあさんが亡くなり、大人たちが私を含めた子供達に『49日過ぎるまで山に入るなよ』と忠告します。 何度も経験してましたが、ある日クラスメイトの1人が『49日が過ぎないうちに山に行ってみないか』と提案しました。 ずっと『してはいけない』と言われつづけたしきたりを破りたいという冒険心がいつしか芽生えたんでしょう。私もそれに勝てませんでした。 私とA太と2人の男子、下級生の男子3人。合計7人で山に行く事にしました。 親に内緒で学校が終わってからおやつを買い、学校の校庭に集合。全員がそろったところで出発。この時点ではハイキング程度にしか考えてませんでした。 長い長い石の階段。私はひょいひょいと登ってましたが、肥満体の下級生がヒイヒイ言ってみんながそれを待ちつつ進む感じだったので登りきるまでに15分程かかりました そして階段を登りきると大きな鳥居。それをくぐった瞬間。 ギャア!ギャア!ギャア!ギャア!ギャア! 周囲のカラスが一斉に不気味に鳴きながら羽ばたき、皆ビクッとしました。 そして雰囲気というか空気がガラッと変わったのを覚えています。弱虫の下級生の1人が泣き出し帰宅。 残るは6人。すこし歩くと家紋が刻まれた石碑がある場所に到着しました。 何かに見られているような感覚を覚え、私は山に来たことを後悔していったのを覚えています。 さらに山道を歩き、しばらくすると道の左右に一際大きな杉の木が生えていて、その杉の木を繋ぐかのようにすごく古びた注連縄が飾られていました。 その注連縄は結構な太さと長さで、私は少し感動しました。 すると隣でA太が注連縄を見ながら何かを確かめるような動作をしてました。 私が「どした?」と聞くとA太が「あれって逆じゃない?」と言いました。 逆?わたしが何が逆なんだと聞くとA太が「結ってる方向」と答えました。 そう言われながら見ると確かに違和感を覚えました。確かに他の場所にある神社の鳥居にある注連縄とどことなく違うような。 「結っている方向が違うとどうなるんだ」と質問するとA太は「そこまではわからない」と返されました。 道はその向きが逆だという注連縄が飾られた2本の杉の木を挟んでまだ続いていました。
女子フィギュアは人材死んでるしもうオワコンだろ 誰が出ても同じ
私の故郷は東北地方のM県の沿岸部。海と山に囲まれた自然豊かな場所です。 でも恐ろしい部分の秘めていました。 私の生まれ育った場所は5つの集落からなる小さな町です。 それぞれの集落にリーダー的な立場にある家が一つずつあり(A、B、C、D、E家と表記します)、私はその中の一角、E家の一人息子でした。 A家の家紋は『扇』の紋 B家の家紋は『亀甲』の紋 C家の家紋は『霞』の紋 D家の家紋は『井筒』の紋 そして私の家、E家の家紋は『藤』の紋です。 みなそれぞれわかりやすい形の家紋になっています。 そして私の町には『奇妙な場所』と『不思議なしきたり』があります。 『奇妙な場所』とは学校の裏山でした(以降、山と呼びます)。長い長い石の階段を登った先に大きな鳥居があります。 鳥居を通るとそこに石碑のようなものがあり5つの家の家紋と何らかの文字が刻まれていました(文字は昔の言葉であり何て書いてあるのかわかりません)。 その奥には鬱蒼とした山道が続いています。 そして『不思議なしきたり』とは『5つの家で誰かが死んだ際、四九日が過ぎるまで山に入ってはいけない』というしきたりでした。
「赤黒い・・・渦巻きですか」俺が答えると、 「そうじゃなくて、白く残ったとこ。人の顔に見えない」 そう言われると、おかっぱの女の人、いや子どもかもしれない横顔にも見えました。 「すごい絵ね。念が入り込んじゃってる」西田先生はそう言うと、 目を半眼のようにして岸の正面の草のほこらを見ていましたが、 すっとしゃがんで岸の絵具箱から余ってた細筆を取ると、少しだけ水をつけて 慣れた手つきで何かを描き始めました。 それは・・・輪郭だけの仏像、今にして思えば観音像だったと思います。 西田先生がそれを描き終えたとたん、 岸が目をつむり体育座りのまま横にコテンと倒れ、 脇に落ちたスケッチブックを素早く西田先生が拾い上げました。 「ん、ん、ん」とうめいて岸がゆっくり起き上がり、 「あれ・・・俺、何してた?」と呆けたような声で言いました。 「ちょっと陽気にあたったみたいだったよ」と西田先生が答えましたが、 実際は雪国のここらはまだ肌寒いくらいでした。 「俺のスケッチブック・・・」と西田先生が小脇に抱えているのを見て岸が言いました。 「少し濡れたみたいだから、特別に新しいのをあげる」 西田先生はそう言って、俺らに向かって目配せをしました。 それから皆で上に登り、先生方の本部になっている公園の休屋に行って、 岸は先生のスケッチブックをもらいました。 「さっきのとこはもう行かないほうがいいよ。あの手すりから下を見て描いてごらん」 西田先生はポンと岸の尻を叩きました。 それから俺らを脇のほうにうながすと、 「あの顔を描いてたこと、絶対に岸くんに言っちゃダメだからね。 本当はもう帰ったほうがいいんだけど・・・」とやや強い口調で言いました。 俺が「そのスケッチブックは?」と聞くと、 「これは預かっておきます」とだけ答えてくれましたね。まあこんな話です。
まあ若い時に挫折を味わった方が長い人生を考えるとプラスになる場合が多いよ。 全く挫折を知らずに歳を取ってから初めての挫折を味わうと立ち直るのが大変だから(´・ω・`)
「あんたたち、さぼってないで描きなさいよ」と、西田先生が言いましたが、 目は笑ってました。俺が「でも、あれ」と下の岸のことを指さすと、 西田先生はいぶかしそうにそっちを見てましたが、 「何か変ねえ。ちょっと行ってみようか」と俺らをふり返ったんで、 4人で階段を下に降りて行きました。橋を越えて岸の近くまでくると、 「おい何描いてる?」とダチの一人が後ろから声をかけましたが、 ふり向きもしませんでした。 肩越しに絵筆を握った手がフルフルと震えているのがわかりました。 それから、岸の描いてるとこは上からはただの斜面に見えたんですが、 土がくぼんで1mくらい掘れたような形で草が生えてました。 「・・・ここ、昔は防空壕があったって話よね」西田先生が言いました。 岸の背後までくるとヒザの上のスケッチブックが見えました。 西田先生が息を呑む音が聞こえました。 スケッチブックは鉛筆の下書きの跡もなく、四隅からどぎつい赤紫で塗られ、 中央の部分だけ白く残ってましたね。 パレットには絵の具の赤、黒、青がチューブ全部絞り出されてました。 「おい岸、何やってんだ」声をかけてもこっちを見ようともしないので、 前に回って驚きました。 目が完全に据わって血走ってるんですよ。 ダチが肩に手をかけて揺さぶっても、 絵筆を持った手を宙に浮かせたままでガクガク揺れるだけです。 西田先生はじっとスケッチブックをのぞき込んでいましたが、 「あんたたち、これ何に見える?」と聞いてきました。
俺とあと2人のダチはもう最初から描く気はなく、 木の陰の芝生になったところに寝そべって、30分くらいゲームの話とかしてました。 ただ教師がずっと巡回してて、スケッチブックが白いままだと注意されるんで 全く何もやらないわけにもいかず、鉛筆で殴り書きのようなことはしてましたね。 その場所からは下のお堀と街路が見下ろせるんですが、 何気なくそのあたりを見てると、同じクラスの岸ってやつが、 端を渡ってお堀の向こう側に行って、体育座りで膝の上にスケッチブックを置いて 夢中になって絵を書いてるんです。 意外だな、と思いました。普段からそんなに真面目なやつじゃないんです。 むしろこんな機会ならいちばんにサボるのが定番なんです。 それと意外というか変だなと感じたのは、スケッチって普通景色を描くもんでしょ。 それが岸のやつはすぐ目の前にある雑草の生えた斜面のほうを向いてて、 しかもまだ絵の具は出さないはずなのに、絵筆で色をぬってるようなんです。 「おい、あれ何やってるんだろうな」 「草を描いてるんじゃないか。緑と黄緑だけ使って塗りつぶせば楽だし」 「にしても、いやに熱心だよな」 こんな話をしていると、こっちに西田先生がやってきました。 この西田先生というのは、教師ではなくて地元の女流画家なんです。 新聞の挿絵とかも描いてたし、なんとか展覧会にも入選したという地元では有名な人で、 好意で俺らの学校の美術の時間にときどき来てくれてました。 当時60過ぎてたと思います。
>>177 紀平さんが次のスターになるから大丈夫だ この子実力なかったんだ。 才色兼備とはいかないもんだね。 まあ他のみちがあるさ
中学校2年のときのことです。 最近はそうでもないみたいだけど、昔はいろんな学校行事があったんです。 マラソン大会とか鍋っこ遠足とか・・・今もやればいいのにと思いますけどね。 で、写生大会というのもあったんです。 中学校の近くに城址公園があって、歩いて20分くらいです。 2時間授業をしてから体育着に着替え、2年生の4クラスが組ごとに並んでそこへ行きます。 スケッチブックと絵具箱、あと弁当を持ってです。 午前中2時間でスケッチをして昼を食べ、午後2時半くらいまでで色をつけて完成させる。 そんな活動でした。 俺は美術は得意でも好きでもないし「カッタルイなー」とか言いながら出かけましたが、 普通の授業よりははるかにマシでした。 クラスで仲のよかった3人ぐらいとずっとダベってても怒られる心配はないからです。 ツツジ祭りというのに合わせてやってたので、時期は5月だったと思います。 城址公園はそれほど大きくないお堀に囲まれてました。 少し坂を登ったとこにある広場で、150人の生徒が思い思いの場所に散らばり、 自分の書きたい風景を見つけてスケッチブックを広げました。 平日なので一般のお客さんは少なかったですね。
でもケンちゃんの中は頑丈で立ち上がることができません。 そのまま前のめりに教卓から落ちました。頭が床にあたるボコッという音が聞こえました。 着ぐるみの詰め物がなければ大ケガをしていたかもしれません。 そのまま床の上で、机やイスを弾き飛ばしてのたうち始めました。 「あじ、あぶう、あぶあ、あぶういい」と叫んでいるように聞こえました。 もし着ぐるみごしでなければ「熱い」と言ってたんじゃないかと思います。 あわてて湊先生が駆け寄り、 山田君のうつ伏せの足の上に載って強く背中を押さえ、ジッパーを開けようとしました。 びびびっという感じで、ジッパーの横の布が大きく裂けました。 そのすき間から両脇をすくうようにして山田君を抱き上げました。 山田君は小さかったのでひっかからずに出てきましたが、そのときにはぐったりとしていました。 外面的なケガはなかったのですが、頭を打っているので先生が保健室に連れていきました。 とくに大したこともなかったようで、次の日からも登校してきたはずです。 湊先生はまもなく、みんなにお別れを言って学校を去られました。 そして春休みに入り、町のある地区で大きな火災が起きました。 十数件の家が燃え、死者が二桁にのぼりました。 その地区はごちゃごちゃした木造の家屋が密集しているところだったので、 被害が大きくなってしまったのだと思います。 その死者の中には山田君も入っていました。家族全員が亡くなったと記憶しています。 ・・・これで私の話は終わりです。
これって3年生には難しいですよね。 だからみんな「戦争がなくなってほしい」とか、同じようなありきたりの内容だったと思います。 一人が10分くらい入ってて、3人が体験すればだいたい45分授業は終わりました。 私ももちろん入りましたよ。すごい窮屈だったのを覚えています。 ケンちゃんは、外側はふわふわですが、中の布は固くて身動きがとれませんでした。 特に顔のまわりは詰め物が厚く入っているようで、 みんなの声が遠くでしているように聞こえました。 それから、目などの穴が空いているわけではないので外は見えず、息も苦しかったです。 みんなが願いごとを言ったら、ウンウンとうなずくことになっていました。 今から考えれば意味があるような、ないような授業ですよね。 もしかしたら学校の管理職に聞こえたら止められたかもしれません。 でも湊先生がいたのは短い期間だったし、保護者の間で問題になることもなかったと思います。 3月になって、もうすぐ年度が終わるというときでした。 湊先生と過ごす最後の週に、またこの授業がありました。 その時間に3人がケンちゃんに入ると、クラス全員が体験をすることになります。 最後に入ったのは山田君という子で、男子の出席番号の最後尾です。 その子は、こう言ってはなんですがとても勉強のできない生徒で、 ほとんどものをしゃべらず友達もいませんでした。 表立ってイジメられているというわけではなかったと思いますが、遠足などの班を決めるときに 最後まで残ってしまうような子だったんです。 着ているものもいつも同じで、不潔な感じもありました。 その子がケンちゃんに入って、みんなで「この世の差別がなくなりますように」 と言ったとき、急に山田君が「うーっ」と叫んで立ち上がろうとしたんです。
授業はあまり上手ではなかったと思います。慣れていないというか・・・ 田舎だったので、産休の講師がおらず急になられたせいかもしれません。 体育の時間などはジャージに着替えておられましたが、 かなりとまどってる感じがしましたね。 それで、週一回学級活動の時間というのがあったんですが、 その内容がかなり奇妙なものだったんです。 さきほど話した牛のヌイグルミですが、座った形をしていて、 かわいいというよりリアルな感じの顔でした。 ・・・何か考えこんでいるような顔といったらいいか。 もしかしたら先生の手作りだったのかもしれません。 大きさは小学3年生が座るより大きいくらいです。 名前は・・・湊先生は「ケンちゃん」と呼んでいました。 どういう字を書くのかはわかりません。 そのケンちゃんは、背中がジッパーで開くようになっていて、 中には綿が詰められていました。 その綿を取り出して、中に順番に生徒が入るんです。1時間に3人くらいでしたけど。 手足の先まできちんと入ることができて、 もしかしたら最初から着ぐるみだったのかもしれません。 入った子はケンちゃんを着たまま黒板の前の教卓に座って、 それに向かってみんなでお願いをするんです。 ・・・最初は先生の合図で声をそろえて、 「世界が平和になりますように、この世の差別がなくなりますように」と言います。 さらにその後、一人一人が順番に願い事を言うんですが、ルールがありました。 個人的なお願いはだめなんです。 「おもちゃがほしい、足が速くなりたい」などの、 自分だけに得のあることは言ってはいけないことになってました。
小学校の3年のときの話です。 だから記憶があいまいなので、今、卒業アルバムを見ながら書いています。 クラス替えがあって、最初の担任が30代前半くらいの女の先生でした。 名前は北見先生です。卒業アルバムは当然ながら6年生のときの写真が中心なんですが、 その先生方の集合写真の中に顔が見えます。転任されていなかったのでしょう。 この先生は最初の9ヶ月くらいいて、それから産休に入られたと記憶しています。 代わりの担任として、湊先生という若い女の先生がこられました。 冬休み過ぎ、3学期のことでした。 いえ、学級崩壊などといったことはありませんでした。 わりとおとなしいクラスだったと思いますよ。 新しい先生に反発したということもとくにはなかったと記憶してます。 この湊先生は今にして思えばかなり変わった人でした。 低学年の担任はジャージを着ていることも多いと思うんですが、 いつも白いスーツで来られていたんです、 小さい子ども相手で汚れることも多いだろうに。 それから、教室に大きな牛のヌイグルミを持って来られていました。 あの牛乳をとる白黒のホルスタインじゃなくて、薄茶色の牛なんです。
次が洋間になってて、祭壇があったはずだ。 ドアを開けると衝立があって、そこを曲がって入ると祭壇が目の前にある。 仏教系なんだろうな、前に見たときは鐘や木魚なんかも置いてたが、 今はただホコリが積もった白い布がかけられてあるだけ。 で、その前に押入れほどの巨大な仏壇。これはさすがに処分できなかったんだろう。 そのままの形で残ってた。 どうせ空だろうと思ったが、閉まってた扉を開けてみた。 ぶわっとホコリが舞った。中の板仕切りのようなのが叩き壊されて下に山になって落ちてた。 その奥にキラと光るものがあった。 板をかきわけて拾いだしてみると、高さ20cmばかりの仏像だった。 俺にはお釈迦様なのか観音様なのかもわからん。 暗い中でもキンキラに輝いて、ずっしりと重い。まさか金なのか、まさかな・・・ メッキかもしれないが、骨董屋に持ってくくらい安いもんだと思ってゴミを払ってバッグに入れた。 とたんにドーンと雷が落ちたような音と振動を感じた。 それだけじゃなく、部屋全体が真っ赤に見えた。 仏壇の奥から何か白いものが出てきた。這いずっていて小さい。赤ん坊というより胎児だ。 それが固まったように動けないでいる俺の前まで出てきたんだ。 てらてらした白い背中にまわりの赤い色が映ってた。蛙の顔をしていた。 それが急に素早いトカゲみたいな動きになって俺の手から肩に跳び移ってきて、 顔の横で「くえあ」と鳴いた。 ・・・そっから記憶がないんだよ。気がついたときには兄貴分に肩を抱えられていた。 俺が出てこないんであちこち探してくれたらしいんだ。 そしたらここの電話番号のメモが机に残ってて、 探しにきたら部屋の隅で膝を抱えて小刻みに震えてる俺がいたってことだった。 兄貴から日付を聞いて愕然としたね。ここに入ってからなんとまる2日もたってるんだ。 仏像はどうなったかって?ああ、それだよ。バッグを開けたら中に入ってたのは バラけないようにあちこちヒモで縛った小さい小さい人骨だった。胎児の骨だと思う。 仏像なんてどこにもない。
本田真凜を批判した結果がこれ。 真凜オタは、あまりにも低レベルすぎる。
それで気になって家まで出かけてみたんだ。 いやいや、惚れてたとかそうじゃないって。もうババアだぞ。 三田が教団の本部にしてた家が自分の持ち家で、何かおいしい話が転がってないか、 そういう下心はあったけどな。で、上司には内緒で夕刻に行ってみた。 宗教団体の目立つ看板はそのままだったが、サラ金の紙が貼られたままになってた。 古い一軒家なんだが、簡単に売れるとこでもないし借地なのかもしれない。 草ぼうぼうになった庭を入っていって玄関でインターホンを押したが誰も出ない。 ああ、逃げたんだろうなと思った。田舎にでも帰ったか。 閉まってるだろうが、ためしにと思って戸に手をかけたらカラッと開いた。 んで入ってみたんだよ。違法だろって?まあな。 中は民家というわけじゃなくて、宗教団体時代のゴテゴテした飾り・・・垂れ幕とか よく知らないが梵字の書いた掛け軸とか・・そんなのがあちこちにあった。 電気も止まってるようだし、薄暗くて不気味だったよ。 部屋を順々に見ていったが、金目のものはなさそうだった。 え、自殺してるとか考えなかったかって? ないない、ないよ。そんなやつじゃない。 確かにガサ入れ食らってからは覇気もなんもなかったが、そんなタマじゃない。 一階を見て回って、階段で2階にあがった。 前にも入ったことがあるんで様子は知ってた。上には信者の寝泊まりする部屋と 奥にご神体のある祭壇があったはずだ。 ・・・最初の6畳が信者が生活してたとこで、最盛期には5人は詰め込まれてたと思った。 襖を開けると奥に何枚も布団が積み上げられて窓を塞いでいた。 床は畳でこ汚いタオルケットが数枚敷かれ、畳は黄ばんで焼け焦げの跡もあった。 焼け焦げは広範囲に畳が炭化してて、火事になんなかったのが不思議なくらい。 やっぱ金目のものはなんもない。 この部屋の隣が、急造感のある一畳ばかりのトイレ。
>>66 オスカーが頑張ればなんとかなる僅差の成績でなくてほんとよかったわ 吉本とか芸能事務所に所属するスポーツ選手の変なゴリ押しを見るのがほんと嫌 ずいぶん昔のことになるけどな。闇金の取り立てをやってたんだ。 まあ今みたいにすぐ弁護士が出てくるようになる前のことだ。 で、ある客のとこに取り立てにいったときの話。 いや、俺らはサラ金とは違うからフツーは客の家に行ったりはないよ。 電話催促だけで、紙貼ったり家の前で怒鳴ったりなんてことはしなかった。 特に利息分だけで元金超えてる客に関しては。 そんときの客は三田って40過ぎくらいの女だった。 もともと知ってる女でね、新興宗教の教祖みたいなことをやってたんだ。 その頃は羽振りもよくて、闇金屋と客っていう関係じゃなかった。 ちょっと世話になったりもしたんだ。 ところが未成年の信者の親が警察に不法監禁で訴えてガサ入れがあり、 そんときに覚醒剤とかも出てきてしまったんだよ。実刑にはならなかったがな。 で、教団のほうはおじゃん。それでもしばらくは蓄えた金で生活してたが、 先物とかに手を出したらしくスッカラカンになりサラ金に金を借りた。 それが返せなくってブラックリストに載り、俺らのとこに来たわけだ。 俺が店にいたら止めとけって言ったんだが、ただの取り立て係だしな。 金は5万、端金だろ。それでも最初のうちは利息払ってたから元金分は回収してあるし、 あとは督促の電話に出なくなったらそれで終わり。 どうせ違法商売だしね、ありえない利息を払い続けられるやつなんていない。 腐ったミカンを奪い合うような商売なんだ。 むしろ訴えられるとかのトラブルのほうがヤバイんだよ。 三田の場合は利息が入らなくなって連絡して、いやいや、優しく話したつもりだよ。 だが次にかけたときは電話を止めらたみたいだった。 まだ携帯の普及してない頃だ。
>>188 良い指導者が身近にいれば大丈夫だよ。 いるかどうかは知らないけど(´・ω・`) するとそのときです。ガクンと列車が揺れ、ギィーッという長いブレーキ音ととに停止しました。 私はずいぶん長く鉄道を利用していましたので、 これは何か事故があったんだなとわかりました。 その人にもわかったようで、 額にしわをよせて、「飛び込みでしょうかね」と言いました。 そのあとでそわそわとした様子になり、「ちょっと見てきますね。野次馬趣味でお恥ずかしい」 そう言って、荷物を持つと前の車両に移っていきました。 席を立つときに、その人はつぶやくように歌うように「しかぞなくなる」と言ったんです。 ・・・それからもう戻ってはきませんでした。 前の車両に席を移して、そのままどこかで降りられたのかもしれません。 列車は動き出し、私はいつしか眠ってしまいまして、気がついたら朝になっていました。 これだけの話です。・・・「しかぞなくなる」というのは、 万葉集にある「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」 という和歌のことではないかと、だいぶ後になってわかりました。
>>193 抱き合わせ販売だから ごり押しがすごい その人は、「ここ失礼します」と言って座り、 風呂敷包みは網棚に上げずに横の席に置きました。 様子を見ていると、「失礼ですが、どのようなご商売ですか」と、 向こうのほうから話しかけてきたんです。 それは柔らかな、笛か何かを思わせるような声でした。 それで、問われるままに行商のこと、旅のことなどいろいろ語りました。 お酒が入っていたせいか、自分でもびっくりするほど饒舌になっていました。 その人のほうはと言えば、 自分のことはほとんど語ることなく聞き役に徹していましたよ。 いや、今にして思えば上手な聞き役でした。 私は子どもに死なれたことや、それが原因で妻と別れたことまで話してしまったんですから。 その人は私の話をひととおりり聞き終えると、改まった感じで「わたしと一緒にきませんか」 というようなことを言ったんです。 どういう意味かはわかりませんでした。 もしかしたらさきほど林の中で見たことと関係があるのか、とは思いましたが。
見ていたのは数分程度のことでしたが、長く感じました。 ああ、たしかに酒は飲んでいましたので、幻を見たという可能性はありますよ。 ただ、話には続きがあるんです。 列車はまもなく出発して次の駅に着きました。 そこで私たちの車両に乗り込んでこた客が一人いたんです。 中背の勤め人のような背広を着た、40代くらいと思える男の人でした。 大きな風呂敷包みを抱えていましたね。 その人が、席はガラガラに空いているのに、私の前にきて座ったんです。 ほら昔の車両ってのは、向かい合った4人がけの席になっていることが多いでしょう。 その向かい側の席です。そのとき、その人の顔を見て驚きました。 さきほど林の中で異形の鹿の群れを連れていた神主とそっくりなんです。 あの・・・狩衣というんですかね、それと背広という違いはありましたが、 まったく同じ人だと思いました。
ただ、その人の後ろに何か動くものがありました。 鹿です。大きな鹿がたくさん、その人の後をついて歩いてたんです。 鹿は、みな一様に首をうなだれてとぼとぼと元気のない様子でした。 不思議なことがあるものだな、と思いました。 鹿を飼っていて慣れているのだろうか、 神主の格好をしているのはどこかの神社で飼っている鹿なのだろうか・・・ ところがですね。その鹿の群れがだんだん列の後ろにいくにつれて、 別のものに変わっていったんです。夜の中で黒ぐろと見えていた鹿の地肌が、 だんだん白くなっていった。 あれっ、と思ってよく見ると・・・四つん這いの人間です、まる裸の。 鹿と人間が混ざったようなのもおりましたよ。背中だけ毛皮が生えているようなね。 列の後部のほうはまるっきりの人間でした。男も女もいましたね。 裸で尻を高く上げた四つん這いで、頭を垂れて歩いていました。
夜の10時頃だったでしょうか。私は商売柄、列車の中で寝るのは得意だったんですが、 その日はどうしたわけか寝つけなくて、 4合瓶をちびちびやりながら窓の外を見てたんですよ。 他の乗客はわずかしかおらず、ほとんどの方は眠っていました。 季節は夏の終わり頃で、まだ列車の天井では扇風機が回っていましたね。 急行待ちのアナウンスがあって列車が停まったのは、線路脇に芒(すすき)、 その向こうは雑木のまばらな林となっているところでした。 ぼんやりと見ていると、その林の中をですね。白いものを着た人が歩いていた。 暗くってはっきりとはしませんが、烏帽子のようなものも被っていました。 つまり神主さんの格好ですよ。 そういう人が20mばかり離れたところをゆっくりと歩いている。 その人がちらと、こちらのほうを見て、 そのときに顔の造作が車窓からの光で見えたんです。 いや、何の変哲もない中年男の顔でしたよ。
もうずいぶん昔のことです。そのころ私は、和服の行商をしていましてね。 いや、荷を担いで廻ってたわけじゃありません。 カタログ販売です。むろんインターネットも携帯電話もない頃でしたから、 本社からその県のね、拠点となる場所に商品を送ってもらって、 私はカタログを持って小さな集落を廻って歩くんです。 一軒一軒を訪ねて注文があれば代金をいただいて品物を送らせる。 今にして考えれば悠長な商売ですよね。のんびりした時代だったんです。 移動は、経費節約のため鈍行列車を使うことが多かったですよ。 集落に入ってからは、自転車を調達できればそれで、なければ徒歩で回っていました。 たいした給料ではありませんでしたが、 いろんな場所へ旅から旅の生活は楽しかったですよ。 ああ、すみません。前置きが長くなってしまいました。 夜行列車に載っていました。もちろんローカル線の各駅です。 当時は鉄道も単線の区間が多くて、急行列車を待つために駅でもなんでもないところで 数十分くらい停車しているということがよくありましてね。
中学になった私はある事情で虐めにあう事になりました。クラスの女子からバイキン扱いというテンプレなアレです。 男子にはあまり伝播しませんでしたが中には2チャンネルに出てくるコウトのような嫌な奴も居るんです。 結局虐めは中学2年の終わりまで続くことになるのですが、その中で数度、虐めにやり返したことがあります。 今思えば、子供の社会と言うのは大人の世間体とあまり変わらないんですね。だから底辺の私が逆らうとその人は私に恥をかかされたことになるんです。因果応報もへったくれもありません。 虐めは辛い物でしたが学校は休まず通っていました。そんな中で事件は起きたんです。 休日の私はいつも昼近くまで寝てるような子供で、晴天にも関わらずその日もいつも通り昼前になって母に「いい加減起きろ」されました。 兄弟は上と下に居て3人で子供部屋を使っていましたが、私の寝床は広縁。つまり窓際だったんですが、いつも通りめんどくさそうに体を起こすと私を呼ぶ声が聞こえたんです。
4年後は二十歳か ババアいらね 女のピークはJCだからな 今はもうすでに下降線
>>197 練習と技術が足りなかったと言わずに 自信が、、、とか言ってしまうあたり たぶん、ほんとに本人のためになる厳しいことを言ってくれる大人の言うことを もう聞く耳もってない。 私の話をしようと思います。これは私が初めて金縛りに遭った時の話です。 私と言えば幼少のころから実家には私にしか見えないお化けが出ました。そういったものが怖いという考えすら持ってなかった頃から見えていました。 当時の実家は平屋建てで北入り玄関。向かって左が8畳キッチン。その奥が8畳和室+広縁の子供部屋 向かって右が水回り、その奥が両親の寝室で8畳和室。一番奥が寝室と続き間になった座敷で8畳和室+広縁。つまり座敷ぶんだけ南側に出ている形の家でした。 一番奥の座敷から玄関までまっすぐの廊下が伸びており、キッチンに行くには家南の端から玄関までの北端まで歩く格好になります。 東京の赤門近くの病院で父と知り合った母は免許はありましたが、結局還暦超えても紙ドライバーで車は父の運転する一台のみ。 TVは座敷のみで、TVや車が複数台有るというのは当時で言えばブルジョワでした。そんな時代の話です。
なんで女子フィギュアのスレって頭おかしい奴が湧いて出てくるんかな
その後の記憶は途切れ、目が覚めたら私は母に抱かれていました。 母との約束を憶えていたので、あの男の子のことは口にしませんでした。 見た事の無い人たちが沢山いて、すごく慌ただしい雰囲気だったせいもあったと思います。 その年のお盆に本家を訪ねた時には、何の異変もありませんでした。 ○●お姉ちゃんや他の従姉妹達と一緒にホラー映画のDVDを見て楽しかったです。 あの日の記憶は一体現実だったのか、それとも夢だったのか、確かめる術はありません。 いつか○●さんに聞いてみたいような、そうしてはいけないような、不思議な気持ちです。 今にして思えば、母と、もっと沢山話をしておくべきだったと、そんな気もしています。 さて、取るに足らない昔話、お付き合い頂いた皆様に感謝致します。有り難う御座いました。 他の投稿者さまの邪魔にならなければ良いのですが。
靴を脱いで廊下を歩いている彼女は何故かボンヤリした表情。 その後ろを小さな男の子が歩いています。 まるでその顔が彼女のお尻にぴったりくっつきそうな距離。文字通り「異様」。 一体あの子は誰だろう?何であんなにくっついて歩くんだろう? 今まで見た事のない男の子は、従姉妹が手伝いを始めてからもその後をついて回りました。 私の視線を不思議に思ったのか、母は私を勝手口から庭に連れ出しました。 「藍、さっきからずっと○●ちゃん見てるよね。何が見えてるの?」 「○●お姉ちゃんの後ろをね、小さな男の子がついて廻ってるの。帰ってきてからずっと。」 「その男の子、どんな格好してる?着物?それとも洋服?」 「洋服だよ。黒い服。靴も黒いよ。ピカピカで。」 その途端に、母の表情が変わりました。とても険しい表情だったと思います。 「藍、今話したこと、皆には内緒ね。お利口に出来たら帰りに好きなもの買ってあげる。」 「うん、約束ね。」 そんなやりとりがあって、私は何時の間にか寝てしまったようです。 ふと、目が覚めると薄暗い居間のソファの上でした。台所は明るく、話し声が聞こえました。 母を探そうと立ち上がったとき、突然左肩を掴まれました。 年上の従姉妹が私の顔を覗き込んでいました。大きく見開いた目は少し怖かったです。 そしてその左肩の後ろ、あの男の子の顔が見えます。 「○●お姉ちゃん、その男の子、誰?」 「ああ、やっぱり藍ちゃんには見えてたんだ。この子はね。」
皆様今晩は、藍です。 今回はかなり時間のかかるお仕事を手伝っておりまして、 まとめの方で頂いたコメントに返信するのが精一杯でした。 一昨日帰ってきて、昨夜こちらを覗いたら書き込みが沢山あって嬉しかったです。 『玉の緒』以降の作品がどうなるのか全く分からないので、 今夜は私の経験を書かせて頂きます。 確か小学6年生のことです。 私と母は小正月の行事のために、本家に手伝いに行きました。 母や叔母たちが繭飾りを作るのを手伝って、とてもウキウキした気分でした。 そうこうしている内に、高校生の娘さんが部活から帰ってきました。 彼女は私の従姉妹、本家の娘さんでとても綺麗な人です。 私は彼女が大好きだったので、すぐに玄関に迎えに出ました。 言葉を失うというのは、ああいう状態を言うのかも知れません。
みんなテトラポットって分かる? 海岸でよく見かけるヤツ 三菱のマークの形に似たコンクリート 船虫がいるよね 去年といっても3年前になるんだけど 8月某日に花火大会があって隣町の海岸がよく見えるということで家族で見に行ったの 海岸に着くと砂浜にはたくさんの人たちが風呂敷を広げて打ち上がる花火に注目していました 私たち家族も場所をとって見ていました 海岸沿いにあるテトラポットの上に座って見ている人たちも大勢いました しばらく花火を見ていた時です キャーッ!! 私たちから左、数10m離れた所から女の人の悲鳴がしました 私が姉と悲鳴がした辺りまで走って行くとテトラポットの周辺に人集りが出来ていました あまりの人集りに何が起きてるのか分かりません 数分後にパトカーがやって来て警官が出てくると第一発見者と思われる人が警官に早く早くと急かします 警官が慌てて どこです? と訪ねると発見者は あそこ!あそこ! と指を指します 警官が人集りに入った時、私たちも入りました そこで私たちが見たものは… 何とテトラポットの下に死後数ヶ月は経とうかという男の人の死体があったのです 死体には船虫がウヨウヨと集っていました 警官が警棒で突くと ザァー…と船虫が一斉に散らばり近くにいた人たちが悲鳴をあげてその場から放れます 私たちは気分が悪くなり、両親に今の出来事を話し、すぐ家に帰ることにしました 車で帰る途中、反対車線から救急車が通って行くのが見えました きっと海岸へ向かって走っていたのでしょう でも本当に良かったね 男の人見つけてもらえて
幼稚園の頃の話 私を入れて家族4人、そしてもう1人知らないオジちゃんと暮らしてました。 そのオジちゃんが来てから私が母に あのオジちゃん誰?と聞くと母は ○○(私の名前)は知らなくていいの と言われました。 兄も知りません。 けどそのオジちゃんはとても優しくていつも私と兄を遊びに連れてってくれたり お菓子を買ってもらったりしてくれました。 私はそのオジちゃんを実の父のように思うくらい大好きでした。 でも家にオジちゃんがいない時、母はよく私と兄に言ってました。 あのオジちゃんと2人きりになっちゃダメよ って。えっ?なんで? あんなに優しいのに? 3ヵ月ぐらい経ってからまた母にさり気なく同じことを聞いてみました。 ね〜、本当にあのオジちゃん誰なの〜? しばらく母が沈黙したあとこう言いました。 親戚の人の一言。 当時私は小さかったのでオジちゃんのことを不審人物や悪い人だとは全く思いませんでした。 ある日のこと 私と兄が部屋でオジちゃんに遊んでもらっていた時です。ピンポ〜ン♪ 家の呼び鈴が鳴り母が出ると相手は警察官でした。 私と兄もソ〜ッと玄関前の部屋で立ち聞きすると警官が母に中年の男性を捜してると訪ね、母がうちにいるオジちゃんの事を話した。 私が奥の部屋に戻ると一緒に遊んでいたはずのオジちゃんがいつの間にか消えていました。 家中探してもいませんでしたが兄の部屋の窓ガラスの鍵が開いているのに気づき、戸が少し開いていました。 きっとここから飛び出したんだ でもどうして? その日からオジちゃんが家に戻ることはありませんでした。 会ってもいません。 オジちゃんがどこの人で何故うちに居座っていたのかは分かりませんが20年経った今、さり気なく母に聞いてもあの人の話になると相変わらず何も言いません。 何者だったんでしょうか?
16でしっかりしたコメントだなー 真央ちゃんはコメントいつもクソだった。 それくらいのが余計なこと考えないから大成するのかもなー。
そもそもコイツ可愛いか? まったくそう思わないんだけど
「マミの為にも、オジサンには『青い人』になって欲しいな。 無事に帰ってきて、『今度は』セイジにオジサンの空手を教えてあげてよ。 あいつはオジサンの事が大好きなんだ。マミのこともね。 くれぐれも『赤い人』には気を付けて」 俺たち一族にとっては、捨て去った筈の呪いの地。 かつて、その地で俺たちに向けられた『呪詛の視線』を思い出し、俺の掌には冷たい汗が滲み出していた。 其処に何が待つのかは判らない。 だが、俺は行かなくてはならない。 俺たち一族を呪い続ける人々との『和解』のために。 それが、坂下家同様に、既に絶えていた筈の俺たちの一族が存続し、俺が今日まで生き延びてきた理由だと思えるからだ。 今度こそ、逃げる訳には行かない。 逃げた先に安住の地はない。 今度こそ、手に入れるのだ。 マミや家族との平穏な暮らしを。 俺は父の実家のあった『田舎』、怨念の地へ向かう事にした。 おわり
>>215 キチガイBBAに キチガイジジィも加わった感じだな 「カズキ、お父さんに頼んで、コンタクトを取って欲しい人がいるんだ」 「行くんだね?」 「ああ。お前達には、全てお見通しだったな」 「まあね。お父さんにはもう頼んであるよ」 「そうか」 「おじさんが、本当は『赤い人』なのか『青い人』なのか、見極めさせてもらうよ」 マサさんが再会してから一度も外さなかったサングラスを外した。 マサさんの両眼は、俺が榊家に向かう直前に、マサさんの息子が見せたのと同じ青い光を帯びていた。 「この光が見えるということは、オジサンも僕らと繋がっていると言う事なんだよ」 「だから、俺は知らないはずのマミの治療法を知っていたんだな」 「そういうこと」 「マミを介して、オジサンは僕らと繋がっている。 オジサンが『赤い人』なのか『青い人』なのかは、まだ判らない。 マミが目覚めないのは、その為だろうね」 『赤い人』とは、多分、鏡に映った、夢の中でマミを手に掛けた、『鬼』の事なのだろう。
浅い池の表面を叩くのではなく、深い池に重い石を投げ込んだ時、高く水柱が立つように、呪詛は仕掛けた者に直接降り掛かるようになったのだ。 今後、他人に呪詛を仕掛ける者は、恐らく、予想外の激烈な形で滅びを迎えるだろう。 俺は思う。 これは恐らく、『生命の樹』に備わった免疫反応なのだ。 他人に呪詛を仕掛ける存在を……『生命の樹』を傷つける『癌細胞』をより効果的にデリートするための。 先に延ばされた、次の変化のために。。。 俺には、これといった欲望は無い。 マミや他の家族と、仲の良い隣人に囲まれながら、平和に穏やかに暮らしたいだけだ。 だが、大人しくしているだけで、多分、俺の中には今尚住み着いているのだ。 激しい憎悪を内包した『鬼』が。 『鬼』の憎悪や怨念は、俺とマミの平穏を何れ破壊するだろう。 一度は『滅び』を免れたが、今尚俺は『生命の樹』を傷つける『癌細胞』の一つなのだ。 目を逸らして、知らない振りをしても無駄だ。 真の意味で『鬼』を鎮めなければならない。 和解しなければ。 既に途絶えているはずだった、俺の一族が今日まで存続し続けたのは、その為だったのかも知れない。
一昨年末に、大きな変化が生じたという。 音の世界に『言葉』が混入し始めた。 曲に歌詞がついて『歌』となり、音の世界の音楽に混入し始めた、とでも言えば良いのだろうか? 今回、俺はこのように表現したが、瞑想のやり方は色々だし、感じ方もそれぞれ、表現も人によるだろう。 他人がどう表現するのか、俺にとっても興味深いのだが。 だが、確かに大きな変化が生じたようなのだ。 そして、変化の結果、人間の顕在意識下での思考が、言語による思考がより深い階層の意識に届き易くなってしまったらしい。 これは恐ろしい事態だ。 『願い』や『呪詛』が叶い易くなってしまったのだ。 より深い階層から、大きく強いうねりとして。 『願い』は良い。 潜在意識にアクセスする術を持つ者は、より早く、より強く自己の欲望を実現して行くだろう。 そして、恐らく、この精神の深奥を利用する術に気付くか気付かないかで、人々の間に新たな二極分化が生じるだろう。 問題は『呪詛』だ。 以前に書いたように、自己も他人も同じ生命体の一部。 他人を傷付ける事は、自己を傷つけることに等しい。 自己も他人も相対的なものだ。 違いがあるとすれば、それは呪詛の発信源からの『距離』か? 上手い表現が見つからない。 これまでの『呪詛』のエネルギーは、浅い階層を徐々に弱まりながら同心円状に広がっていった。 相手に当たった呪詛のエネルギーは跳ね返って自分にも戻ってきた。『呪詛返し』だ。 だが、『変化』の後、状況は変わった。
瞑想状態に入り込むと、ある一定の深度から先の段階で見たり聞いたりしたものを記憶に残す事が非常に困難となる。 同時に、昼間の顕在意識下での思考や意思をその先の瞑想深度で保持し続ける事も困難だ。 その境界を仮に『眠りの壁』と呼ぼう。 正にその名の如く、『眠り』が壁になってしまうのだ。経験のある人も多いだろう。 ただ、この壁を乗り越えることはそう難しい事ではない。 瞑想を繰り返せば『壁』自体が弱くなるし、一定の方法を知り訓練を重ねれば普通に思考する事も可能だ。 だが、次の段階にある『壁』は難物だ。 仮に『音の壁』とでも呼ぼうか? この壁の向こう側では、言語による論理的思考は不可能だ。 人間は言語により思考する動物だから意識を保つ事も難しい。 言語で思考できない領域だから言葉で表現することは非常に難しい。 この領域ではバイブレーション、敢えて言うなら音の高低やリズム、音質で……『音楽』で思考する。 感情の起伏も『音』に顕著な影響を与える。 多くの宗教に様々な形で『音楽』が取り入れられているのは、この段階の精神階層にアクセスする為ではないかと俺は考えている。 俺は、この階層の瞑想中に聴いた『音楽』を持ち帰った。 そして、それを再生・演奏したものを繰り返し聞いて身に付けた。 イサムに託したUSBメモリーに入れてあった音楽ファイルだ。 あの音楽に、瞑想中に見聞きしたものを『感情』を『接着剤』に使って結び付けて記憶し、顕在意識下に持ち帰っていたのだ。
だが今、目の前にいる彼女は、柔らかい、孫とでも遊んでいるのがお似合いの、ただの老女だった。 一木耀子と似た優しい雰囲気を醸し出していた。 慶が言っていた。 『組織』の上層部は既に『呪術』を捨ててしまっていると。 これほど変わってしまうものなのか? 俺は、驚きを隠せなかった。 そして、改めて確信した。 『呪術』とは、人を不幸にしかしない、自分自身を傷付ける自傷行為に他ならないのだと。 マサさんの息子が俺に話しかけてきた。 「オジサン、『例の言葉』は見つかった?」 「ああ。『全てを許し、その存在を許容する』と言った所かな?」 「まあ、ほぼ正解。それを他人だけでなく、自分自身にも適用できれば良いのだけどね」 「自分自身に?他人にではなくて?」 「そう。他人を許すことはそんなに難しいことじゃない。許すと『決めて』しまえばいいんだ。 でも、自分自身を許すことは何倍も難しいよ。 マミを見れば判るでしょ?オジサン自身も自分の事を許せていないじゃないか」 「そうかな?」 「そうだよ。まあ、自分自身を完全に許せている人なんて、いないと思うけどね」 「だろうな」
マミの治療は、マサさんが呼び寄せたチェンフィに引き継がれた。 俺の治療で縁の出来たチェンフィには、月に1度ほどの頻度で姉の診察・治療もして貰っていた。 人見知りの激しいマミもチェンフィとは面識が有ったので、比較的すんなりと治療に入れたようだ。 彼女の腕は確かだ。 マミの体のことは、安心して任せておけた。 俺はその日、天見琉華の呼び出しを受けていた。 マサさんと共に、彼女の教団本部に赴くと、其処には例の3人の子供達が来ていた。 やがて、天見琉華が姿を現した。 俺は、まず彼女に礼を述べた。 「礼なんて無用よ。 私は貴方を何度も危険な目に遭わせてきたのだから。 むしろ、膨大な借りが残っている。 それに、貴方やマミさんのことは、こちらの都合でもあるのだから、気にしないで」 実のところ、かなり緊張して赴いていた俺は拍子抜けしていた。 これまでの彼女のイメージと懸け離れた印象だった。 俺のそれまでの天見琉華へのイメージは、出来れば関わりを持ちたくない、冷酷で恐ろしい人物だった。 実際、彼女によって俺の手に余る危険な仕事を『押し付けられた』ことは1度や2度ではない。 我ながら、よく今日まで生き残れたものだと感心する。 彼女と彼女に関わる全てが俺にとって不吉だった。
4位の16歳の子みたいに頑張ればもしかしてって言うなら分かるけど 全然まったくダメじゃん
「マミ」 「はい?」 「俺は、お前を……愛しているんだ。今でも。そして、これからも」 言っちまった。 ……しかし、マミは何も応えてくれない。 俯いたままだ。 マミの肩が震えている。泣いているのか? 「……ごめん」 「何で謝るんですか? わたし、嬉しいんですよ!もう二度と言っては貰えないと諦めていたから」 「……俺も、もう二度と言えないかと思っていたよ」 「私も愛してます。だから、もっと言ってください!」 そのままマミは、ずっと泣き続けた。 良くもここまで涙が続くものだと呆れるくらいに。 だが、この泣き顔も俺にとっては愛しい表情の一つだ。 「ごめんなさい、私、こんなに泣き虫じゃなかったはずなのに。。。」 「いや、マミは前から泣き虫だったよ」 「泣き虫は嫌いですか?」 「いや?泣き虫なマミも可愛いよ。愛してるよ、マミ!」 やっと泣き止んだマミがまた泣き出した。
調子に乗って練習もろくにやらないみたいだし こいつは現実突き付けられて叩かれるくらいがちょうどいい
「以前、お前に言ったはずだ。 俺はもう、好きな女を失ったら、お前を失ったら耐えられそうに無いって。 昔、俺の先輩……お前の伯父さんが言っていたよ。 どんな理由があっても、どんな形であっても人殺しは許さないってな。 人殺しは最も重大な罪だからな。その中でも、自殺は特に罪深いと思うぞ? ただの人殺しなら、残された者は殺した者に対する怒りや憎しみ、復讐心に縋って生きることも出来るだろう。 殺した者にも、贖罪の道が残されている。 でも、自殺は、残された者に悲しみしか残さない。贖罪の道も最初から絶たれてしまっている。 前に、お前が手首を切ったときに言ったはずだ。 お前が自分自身を傷付ける事は、俺や父さん、母さんや久子を傷つけることに等しいって。 死にたくなったら、先に俺を殺して、もう一度考えてからにしろって。 お前が何をしたとしても、俺は許せると思う。時間が掛かったとしても、いつかは。 生きてさえいてくれたらな。 お前に去られたとしても、耐えてみせよう。 でも、自分を傷付けるのは、自殺だけは止めてくれ。 お前は、俺にとっては誰よりも大切な存在なんだ。その存在を、おまえ自身が否定するのは止めてくれ。 ……俺は、それに耐えられるほど強くはないんだ。いっそ、お前に殺された方がマシだよ」
「そんなことはないよ。 確かに、ほのかや香織はちょっと居ないレベルだけど、マミだってキレイで可愛いぞ? ホモか余程の変人でもない限り、男ならお前に好きだと言われたら、10人中9人は舞い上がるだろうさ。 マミは、ジョンエみたいに誰にでも優しい訳ではないかもしれないけれど、俺や周りの人たちには十分過ぎるほど優しいじゃないか。 それに、俺だって藍みたいに頭は良くないし、祐子みたいに強くも無い。 ……馬鹿で同じ失敗を何度も繰り返しているし、お前と同じくらいに、いや、お前以上に弱い。 恐怖に負けずに、お前と一緒に居る強さがあれば、お前に全て打ち明ける勇気があれば、お前をここまで傷つける事は無かった。 ごめんな。……俺が弱かったばかりに」 「……奈津子さんの事は? 私、XXさんの事は大好きだけど、奈津子さんほど強く想えているのかは判らない」 「そんなことは、誰にもわからない。人間の感情を数値化して比較することなんて出来ないのだから。 奈津子は確かに良い娘だよ。人の姿をしているけど、本当は天使か何かなんじゃないかって位にな。 でも、俺はお前を選んだ。 ただ、それだけだ。理由なんて無いよ」 「ごめんなさい……」 「謝る事なんてない。 俺だって、同じような状況だったら、同じようなことを考えるかもしれないからな。 マミが誰かのものになりそうなら……マミを誰にも渡したくないから。 独占欲ってヤツなのかな? 俺はむしろ、マミに其処まで思ってもらえて嬉しいぞ?」
長文テンプレをマクロか何か使ってID変更しながら20秒間隔位で埋め立て書き込み荒ししてるな
「XXさん、違う。そんなんじゃないよ?」 「違う?」 「そう、違うの! ……XXさんが意識を失って、目を覚まさなくなったとき、一番取り乱していたのは久子さんだったの。 泣きながら言われたわ。 なんで、XXさんを信じて待っていなかったの、何でXXさんの事を受け止めてあげなかったのって。。。 わたしがあなただったなら、わたしがあなただったならって、何度も言いながら、あの久子さんが泣いていたのよ。 私、鈍いから、それで始めて気付いたわ。 そんな久子さんが、私のことを認めてくれたのに、XXさんのことを任せてくれたのに、私は。。。」 俺は、何を言えば良いか判らなくなっていた。 更に、マミは続けた。 「……それに、私はXXさんとは一緒にいられない。そんな資格はないの」 「何で?」 「みんながXXさんを助けようと頑張っている時に、私、酷い事を……とっても酷いことを考えていたの」 「何を?」 「このまま、XXさんが目を覚まさなければいい。 私のものにならないなら、いっそ死んでしまえばなんて……ごめんなさい。許してなんて、言えないよね」 「……何故?」 「だって、敵わないもの。 私、ほのかさんや香織さんみたいにキレイじゃないし、藍さんみたいに頭も良くないし、ジョンエさんみたいに優しくもない。 祐子先生みたいに強くもなれない。……奈津子さんを差し置いて、XXさんに選ばれる理由なんて思いつかないもの」
可愛いからなんとかなるだろ 可愛い子って大昔から男の心を惑わして男に夢を見させるからな フィギュアスケートならなおさら
どれくらいそうしていただろうか? マミが口を開いた。 「XXさん、私、おなかが空いちゃった」 「俺もだ。何か、食べたいものはあるか?」 「XXさんの焼いたアップルパイ! シナモンは抜いて」 「そんなのはお安い御用だけど、さすがに今は無理じゃないかな?」 「そう? それじゃ、ミルクティーでいいや。うんと甘くして。 ……ラーナさんが入れてくれたのは美味しかったよね。シナモンは余計だったけど」 「……マミ、早く元気になって家に帰らないとな。みんな待っているぞ?」 「私、もう帰れない」 「何で?」 「私、久子さんに嫌われちゃった。大好きな久子さんに……合わせる顔なんて無いよ!」 「そんな事ないって」 「XXさんは、知ってる? ……私は、お母さんに聞いたのだけど。。。 久子さん、素子さんが結婚した時に、お父さんに言ったんだって」 「何を?」 「久子さん、……一生、誰とも結婚しない。子供も産まないって」 「そうか……。昔、嫌な事件があったんだ。アイツはそれ以来、男性恐怖症気味だから……仕方ないな」
「おはよう、マミ」 「XXさん、何で此処に?わたし、まだ夢を見ているのかな?夢なら覚めないでほしいな」 俺はマミの頬を片方、指で摘んだ。 「痛い!」 「もう片方も行っておくか?」 「やめて下さい。もう、せっかく感動してるのに、ぶちこわしじゃないですか!」 「ごめん」 「謝らないで下さい。わたし、嬉しいんですから。もう二度と会えないと思っていたから。。。」 マミは泣き始めた。 泣き止むと、マミは話し始めた。 「ずっと、怖い夢を見ていました。暗くて寒い所にずっと一人ぼっちで。。。淋しくて、苦しくて。 死ぬって、こういう事なのかなって。。。」 「そうか」 「でも、XXさんの匂いがしたんです。懐かしい、大好きな匂いが。そうしたら、だんだん暖かくなってきて。。。」 「そうか……もう、何も言うな」 俺は、マミを抱きしめた。 最初は恐る恐る。そして、少し力を強めて。
だが、その晩は違っていた。 疲労困憊していた俺は、夢と現実の判断を完全に失っていた。 目の前の『神木』を実体を持った存在と認識していた。 俺は、目の前の樹に対して『同化の行』を行った。 樹から夥しい量の『気』が流れ込んでくる。 大量の『気』と共に、俺は嗅いだ事のない花、或いは香のような匂いを感じていた。 嗅いだことのない匂い? いや、あるのか? やがて俺は目覚めた。 俺の全身には、信じられないほどに『気』が漲っていた。 俺はつまらない固定観念から、やり方を少し間違えていたようだ。 全ては始めから用意されていたのだ。 俺は夢の中の『神木』と繋がっていた。 神木から引いた『気』を体内で一回ししてからマミに注いでみた。 上手く行く。確信があった。 予想通り、マミの中に大量の『気』が入って行くのが判る。 30分ほど気の注入を行い、俺はマミから離れた。 終わった。 慶に礼を言い、瞑想に入った。 瞑想を通じて、榊家の森と夢の中で見た『神木』に礼を述べた。 瞑想から覚めたところで榊婦人が俺を呼びに来た。 「マミさんが目を覚ましたわ!」
こいつ実はマリンヲタでなくマリンsage雇われ要員なのかと思えてきたぐらいだ
もう駄目なのか? 俺には無理なのか? 悔しさや悲しさ、無力感や倦怠感に囚われていた。 いっそ、このままマミと。。。 明らかに『気』の欠乏状態が精神に影響を及ぼし始めていた。 症状が進行すれば、やがて自殺願望が出てきて、突発的な自殺行動に出る可能性もある。 限界だ。 だが、此処で投げ出せばマミは助からないだろう。 もう少し、あと一歩なのだ。 続けるしかない。 しかし、気力の果てた俺が足掻いたところで効果など上がる訳もなく、とうとう俺は倒れてしまった。 起き上がることも出来ない。 俺は何て無力なんだ!悔しい、ただそれだけだった。 マミの治療を開始してから、俺は毎晩同じ夢を見ていた。 深い森の奥に立つ一本の巨木。 間違いなく、この森の『ヌシ』だろう。 そして、樹の纏う神々しさ。 この樹は『神木』の類なのかも知れない。 ただ、固定観念の成せる業だったのだろう。 俺は、この夢をただの『夢』としか捉えていなかった。
スキーの何とかって競技で 毎回オリンピックには出るし CMとかテレビに出まくるけど一回もメダル取らなかった女いたよな 里谷多英は騒がれもせず、ささーっとメダルとってたけど 上村愛子か、あいつはとるとる詐欺だったよ 何億稼いだんだよ、本番にクソ弱いというか そもそも実力があったのかどうかは疑問 冬季五輪の直前になると上村がCMに露出するようになって ワイドショーで特集が組まれるようになって たぶん3回は出場してたと思うけど こいつメダル取る気ないだろってみんないってた
「謝らないで、……褒めて欲しいな。頭を撫でて欲しいな」 俺は、奈津子が泣き止むまで、細くて柔らかい髪を撫で続けた。 やがて泣き止んだ奈津子は、腫れた目で俺の顔をじっと見つめ出した。 見つめ返すと、奈津子は目を閉じて唇を尖らせた。 「ご褒美!」 少し迷って、俺は奈津子の額にキスした。 「ううぅ、ちょっと違う! でも、まあ、いいか。マミちゃんに怒られちゃうものね!」 マミの『治療』は難航した。 他の治療師や榊氏たちが『気』の注入を試みたが、マミは俺の『気』以外、相変わらず受け付けようとしなかった。 俺を『通路』にして、榊家の『井戸』から『気』を導入してみたが、結果は芳しくなかった。 しかし、俺の能力不足で、自前で回した俺の気や気力では全く足りない。 方法は合っている筈なのだ。 少々無理をして『気』を引き出し続けたために、俺の体調は急速に悪化して行った。 榊夫妻が「もう止めろ」と言ったが、止める訳にはいかなかった。 慶が俺をフォローしたが、慶の疲労の色も濃くなって行った。
「ありがとう、なっちゃん。もう大丈夫だ」 「そう?……でも、もう少し、このままでいさせて」 暫く、無言のまま、俺は奈津子に身を任せていた。 やがて奈津子が口を開いた。 「お兄ちゃん……お兄ちゃんは、私の事好き?」 「好きだよ」 「うれしい。私も、大好きだよ。でもね、私、知っているんだ」 「何を?」 「……お兄ちゃんの私への好きは、マミちゃんへの好きとは違うってこと」 奈津子は泣き始めていた。 「私のお兄ちゃんへの好きは、お兄ちゃんのお嫁さんになって、赤ちゃんを産みたい、そういう好き。 マミちゃんと同じ好き。。。」 奈津子は本格的に泣き始めた。 堪らなくなって、俺は奈津子を強く抱きしめた。 「ごめんな。。。」 「謝らないで。。。 みんな私に優しくしてくれる。お爺ちゃんも、お婆ちゃんも、お母さんも。大家のオバちゃんも、アパートの人たちも。 耀子さんや琉華さんも、慶ちゃんやカズ君、セイちゃんも……お兄ちゃんとは違う好きだけど、みんな大好きなの」 「そうか」 「うん。マミちゃんにも好きな人や優しくしてくれる人達はいるけれど。。。 マミちゃんの好きな人達は、みんな、お兄ちゃんを通して繋がっているの。 お兄ちゃんがいないと、マミちゃんは一人ぼっち。だから、私、我慢する。 私、マミちゃんよりも、お姉さんだから。マミちゃんのことも好きだから我慢する。えらいでしょ?」 「ああ、ごめんな」
いったいどんなスケート人生を思い浮かべてたんだろう? 平昌五輪出場してメダリストとか?? 実力からするとありえないんだけど、周りの大人たちはそんな風に持ち上げてたのかな?
>>1 そう思っていた時期が僕にもありました そんな僕は本気も出せないまま気づけば40間近 >>17 同感だった。みんなスポンサーついてるの知ってるから白けてたよ。 丸一日眠り続けて、俺は意識を取り戻した。 全身が鉛のように重く、体の節々が軋んだ。 俺は床から出て、マミの部屋に行った。 相変わらず意識は戻らず、眠り続けたままだ。 しかし、その肌には血色が戻り、冷たかった手や頬に体温が戻っていた。 ほっとしてマミの 傍から立ち上がろうとしたら、立ち眩みがした。 マミに付き添っていた奈津子が俺の体を支えた。 だが、小柄で華奢な奈津子は俺を支えきれず、そのまま縺れ合 うように、俺達は床に倒れこんだ。 起き上がろうとすると奈津子が抱きついてきた。 俺を抱える腕に力が篭る。 すると、俺の体から力が抜 け、痛みや全身を覆っていたダルさが抜けていった。 『気』を注ぎ込むのではなく、苦痛を抜き取る、そんな感じだ。 これが奈津子の『力』なのか? 奈津子は、マミが倒れてから俺がここに来るまでの間、この『力』で一人、マミの命を支え続けていたのだ。
どれくらい続けただろう? 既に時間の感覚は無かった。 疲労からか「許す」と唱える俺の意識の方が希薄になり始めていた。 だが、ふと気が付くと大きな変化が生じていた。 「許す」と言う俺の言葉に「本当に?」というマミの言葉が繋がっていた。 「本当に?」と言う言葉に「本当だ」と繋げた。 徐々にイメージの『空間』が軽く、明るくなってきた。 俺は言葉を変えた。 「許して欲しい」と唱えた。 始め、マミからの言葉は返ってこなかった。 だが、唱え続けていると、やがて言葉が返ってきた。 「許している」と。 「ありがとう、マミ。愛しているよ」 この言葉は瞑想状態のまま、実際に口に出していたらしい。 「本当に?」 「本当だ!」 気の流入を拒んでいた、マミの『殻』は消えた。 マミの中に俺の『気』が入って行く。 枯渇状態だったマミの中に『気』が吸い込まれて行った。 やがて俺は限界に達し、意識を失った。
何故だかは判らないが、この時の俺には何をどうすれば良いのか判っていた。 知らない、知る機会も無かった『知識』が俺の中にあった。 俺はマミの額と胸に手を置き、目を瞑り、目の前の『スクリーン』に彼女を映し出した。 彼女の『気』の滞りが手に取る様に判った。 頭部と心臓に『黒い気』の塊があり、内臓、下腹部の辺りには気が殆ど通っていなかった。 特に子宮周辺の滞りは慢性的なものらしい。 『赤黒い冷たい塊』が深く根を張っていた。 この塊が全身の気の滞りの『核』になっている。 俺は、マミの中に『気』を注入してみた。 予想通り、マミの意識は硬い『殻』の中にあり、殻が弾いて『気』を全く受け付けない。 俺は、マミに『同化』を図った。 イメージの中のマミは、俺に背中を向け、膝を抱えて震えていた。 呼びかけても何も応えない。 ぶつぶつと何かを言っている。 『耳』を澄ませると、「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」と、終わらない呪文の様に唱えていた。 空ろで希薄な意識のまま……。 俺は、背中からマミを抱きしめ、マミの言葉に答えるように「許す」と唱え続けた。 「ごめんなさい」と「許す」が交互に続き、シンクロして行く。 しかし、ここから中々進まない。
やがて、俺達は榊家の『別邸』に着いた。 緑も多く『気』の濃厚な土地だ。 俺には直ぐに判った。 この土地は、榊家の『井戸』に繋がる土地の一つだと。 門を潜ると榊夫妻と奈津子の母親の千津子が俺を迎えた。 病弱で痩せていた千津子は、幾分ふっくらして血色も良く、健康そうだった。 挨拶もそこそこに奥の部屋に入ると、点滴を繋がれたマミがベッドに横たわっていた。 ベッドの横で奈津子がマミの手を握っていた。 「マミちゃん、お兄ちゃんが来てくれたよ」 「なっちゃん、ありがとうな」 そう言って、俺は奈津子と位置を交代した。 マミの手を握ってみた。 悲しくなるくらいに細くて小さな手だった。 恐る恐る、痩せた両頬に触れた。 柔らかだったが、生きているのか不安になるほどに冷たかった。 「マミ……」 目を開けてくれ! だが、眠り続けるマミは、目を離した隙にその細い寝息まで止まってしまいそうだ。
「だから、優、いやアリサの事は引き摺るな。忘れろとは言わない。お前には無理だろうからな。 あのマミって娘、良い子じゃないか。 幸せにしてやれよ。そして、お前もな。月並みな言い方だが、あいつもそれを望んでいると思う」 「……すまない」 「あの娘は、ずっと意識がないままだ。 お前の許を去って此処に来てから、殆ど何も口にしようとしなかったからな。 今は点滴と奈津子の『手当て』で何とか命を繋いでいる状態だ。 『気』を通してやれば何とかなるのだが、全く受け付けないんだ。 意識はないけれど、他人の『気』を体内に受け入れることを強烈に拒絶しているんだよ。 あれは、一種の自殺なんだろうな。 奈津子が頑張っているが、あの娘に何かのスキルがある訳じゃないから、もう限界なんだ。 他の『子供達』にも心を閉ざしたままだ。手詰まりなんだよ」 「慶、お前は『新しい子供達』の事を知っているのか?」 「ああ、知っているよ。 『組織』を離れていたお前は知らなかっただろうが、組織は以前のものではない。 事実上、呪術集団としては終わっている。上層部は既に『呪術』を捨ててしまっているからな。 お前も逢っただろ? 一木家の3人の子供たち。 組織を動かしているのは、あの『子供達』の意思だよ。一木家も榊家も彼らの代弁者に過ぎない。 まあ、組織の人間でも気付いていないヤツの方が多いけれどな」
マサさんの息子が例の頭の中に直接響く声で話しかけてきた。 恐ろしい視線と共に。 以前は無かった、青く光る眼光……昔見たデビット・リンチの映画を思い出させる、怪しい光を帯びた不気味な目だった。 『約束だ。マミを助けてあげて。やり方は判っているはずだよ』 「ああ、判っているさ」 何故か、俺はそう答えた。 朝食を済ませ身支度を整えると榊家から迎えの車が到着した。 運転手の男が「お迎えに上がりました」と言って、後部座席のドアを開けた。 男を見た瞬間、俺は固まった。 後部座席に乗り込み、車が出て直ぐに俺は運転手の男を問い詰めた。 「星野 慶、何故お前が此処に?」 「驚いたか?無理もないな。お前らに捕まって開放された後、木島さんにスカウトされてな。 今は、榊さんの下で修行しながら、お嬢さんたちの運転手兼ボディーガードを勤めている」 星野 慶は、アリサの実兄だ。 以前、俺は彼に襲われ、殺されかけた事がある。 「逢いたかったよ。その内、逢えるとは思っていたけどね」 「俺もだ。……俺は、お前に詫びなくてはならない。済まない、俺の為にアリサが。。。」 「言うな。俺よりも、お前の方が辛いだろう。それに、アイツの事で俺にお前を責める資格はない。 アイツは、あの時点でああなる事を知っていたのだよ。判っていて選んだんだ。 お前は最初から最後まで、アイツを一人の『女』として扱った。 望み半ばだったとはいえ、惚れた男の為に命を張ったんだ。女冥利に尽きるだろうさ」
やがて夜が白み始めた。 未だ寝静まっている邸内から庭に出た。 背後に人の気配を感じ振り返ると、3人の『子供達』が立っていた。 一人とは面識が有った。 マサさんの息子だ。 もう一人は、20歳前後、丁度マミと同じくらいの年恰好の青年だった。 そして、12・3歳くらいの少年。 青年……カズキは一木貴章氏の息子、少年……セイジは一木耀子の孫らしい。 セイジが鋭い視線を向けながら1歩前に出てきた。 拳を握り構えた。浅い右前屈立ち・中段構え。 子供にしては様になっている。気魄は並の大人を軽く凌駕している。 俺は受けに回った。 「行くよ」 セイジが動いた。 中々キレのある動きだ。 セイジは同じコンビネーションを繰り返した。 何度かセイジの攻撃を受けていて、俺は気付いた。 そして、背筋に冷たいものを感じた。 このコンビネーションは、子供の頃、組手が苦手だった俺が李先輩と考えて、繰り返し練習したパターンだった。 まさか、この子は!
>>250 メダル云々はどうかわからないけど コーチ以外の大人たちは フィギュアは美を競う競技でもあるんだから あなたは断トツでかわいいから出場は絶対大丈夫! 今までだってなんでもうまく行ってたでしょ くらいは言ってそう。 「馬鹿な。何で、そんな事を。。。」 「そうね。本当に馬鹿よね。……可哀想な子。 悪い事なんて何もしていないのに。 奈津子さんに負けないくらい優しくて良い子なのにね。 あなたや貴方のご家族、イサムくん、他の『子供達』にも愛されているのに……奈津子さんにだって。 傷付き過ぎて、自分が他人に愛される存在だと信じられないのね。 持たなくても良い罪悪感に囚われて、自分の存在を否定してしまった。 自分の存在を消し去りたい、死んでしまいたい、そんな風に思ってしまった。 あの娘は、その願いを、自分の死を引き寄せつつあるわ。 あの子は今、緩やかで苦しい自殺の過程にいるのよ。 もうね、私達には手の施しようがない。 あなただけが頼りなの。 こんなことは頼めた義理ではないけれど、お願い。 あの娘を助けてあげて」
4年後もオリンピックは無理かな。普通に実力不足だもんね。テレビ局も悪い。
「全ては仮定の話にすぎないだろ?」 「そうね。でも、マミさんにとってはそうではなかった」 「どういう事だ?」 「あの娘はね、未だに自分の存在に罪悪感を持っているのよ。可哀想にね。 母親の不幸も、貴方に降りかかった生命の危機も、全て自分のせいだと、持たなくても良い罪の意識に苛まれていたの。 そして、奈津子さんに出会って、あの娘の罪の意識は決定的なものになってしまった。。。」 「何故?」 「奈津子さんは、優しくて、本当に良い娘だからね……あの娘は、マミさんにも優しかったわ。 そして、貴方の事が大好きだから。。。あの娘は、自分の感情を隠さない。 見ていて羨ましいくらいに自分の気持ちを真っ直ぐに表現する。……奈津子さんの存在はマミさんを打ちのめしたわ」 「どういうことだ?」 「マミさんは、自分が奈津子さんから貴方を奪ってしまったと、持たなくても良い罪悪感を持ってしまったようね。 そして、貴方を深い眠りから目覚めさせたのが奈津子さんだった事が決定的だったみたい」 「馬鹿な。。。」 「そう、馬鹿よね。あの娘は、貴方を本当に幸せに出来るのは奈津子さんだと思ってしまった。 それだけじゃないわ。 貴方があの娘に注いだ愛情は、自分が捻じ曲げて奪ったものであって、本来は全て奈津子さんのものだった、そんな風に誤解してしまったの。 貴方が奈津子さんの声に反応して目覚めた事で、マミさんの罪悪感は決定的なものになってしまったのよ」
「マミさんは、まだ目覚めてはいないけれど、私たちが探し続けてきた『新しい子供』の一人。 そして、今判っている子供達の力の一つが『引き寄せ』の力なの」 「へえ……。それが、どうしたと? 俺には、アンタが何を言いたいのか、まるで判らないな」 「本当に? ……子供達は深い精神の階層から現実をコントロールするわ。時に利己的に、或いは利他的に」 「で、アンタは俺が、マミに引き寄せられた存在だとでも言いたいのか?」 「ええ。『引き寄せ』の対象が貴方だったのは、母親の深層心理が反映したのでしょうね」 「……くだらない! 実にくだらないね。それが本当だったとして、何の問題もないだろう? 俺とマミの問題だ。俺達が良ければ、それで良いじゃないか!」 「そうね。私もそう思うわ。でもね、マミさんは違っていた」 「どういう事だ?」 「マミさんの『干渉』が無ければ、あなた達が出会っていなければ、貴方は奈津子さんと結ばれていたはず」 「それはないだろう。榊さんが反対しただろうし、俺は『アンタたちの世界』から足を洗いたかったのだから」 「榊さんの反対は、貴方とマミさんが出会ってから出てきた事象に過ぎないわ。 更に言えば、あの娘が貴方を『保護者』ではなく、一人の男性として好きになってからの事象よ。 それに、貴方なら、多分、奈津子さんを連れ出して逃げたでしょうね。この世界に残して行く事は無かったはず。 榊さんも、奈津子さんを連れ去ったのが貴方なら、結局は追認したでしょう。あの人たちは、貴方の事が好きなのよ」
一木邸に一泊することになった俺は、眠れぬ夜を過ごしていた。 横になりながら、ぼんやりと考え事をしていると「いいかしら?」と言って、一木耀子が室内に入ってきた。 暫く無言の状態が続いたが、やがて、耀子が口を開いた。 「マミさん、……あの娘が貴方の『夢』だったのね?」 「ああ」 少し間を空けて、耀子が言葉を続けた。 「マミさんが言っていたわ。 あの娘は、子供の頃からずっと望んでいた。 無条件に自分を愛してくれて、守ってくれる存在を。……父親のような存在をね。 望んでも、自分には得られないものだと、初めから諦めていたらしいけど。 あなたも知っているように、辛い事ばかりだったあの娘は、更に辛い状況に追い込まれていたわ。 逃げ出したいけれど、怖くて逃げられない。 誰でもいいから、自分をここから連れ出して、救い出して欲しい。でなければ、いっそ死んでしまいたい。 実際に、死に方や死に場所を探している時に現れたのが貴方だったそうよ」 「……」 「貴方は、マミさんに、あの娘の貴方への思いは『刷り込み』かも知れないと言った事があるそうね?」 「ええ、ありますよ」 「そう。……貴方は、『引き寄せ』という言葉を知っている?」 「言葉だけなら聞いた事はあります」
マサさんは、イサムから俺が彼に託したUSBメモリーを示された。 中には音声ファイルが入っていた。 マミのMP3プレーヤーの中に入っていたあの曲だ。 あの曲は、俺が深い瞑想中に聞いた曲を『耳コピ』したものを権さんがピアノで弾いて再現したものだった。 マサさんは、曲を聞いて俺が事前に何を行ったかを瞬時に理解したそうだ。 そして、イサムに言った。 恐らく、この曲を聞かせれば、俺は以前の記憶を取り戻す。 俺とマミ次第ではあるが、元通りにやり直すことも出来るだろう。 どうするかは、お前自身が決めろ。 この事を知っているのはイサムとマサさんだけだ。 どのような行動に出たとしても、マサさんは誰にも言わないし、イサムを責める事も軽蔑する事もない、と。 結局、イサムは託された曲をマミに渡した。 俺は、あの曲を聞き、記憶とマミへの思いを取り戻した。
マサさんが動いて、俺と関わりのある女たち……俺を『生』へと執着させる可能性のある人物が集められた。 日替わりで彼女達は自宅療養中の俺を訪れ、天見琉華の『術』を介して俺に語りかけた。 本来は、マミが行うはずだった『儀式』だ。 訪れた女達の中で、俺を目覚めさせたのは奈津子だったらしい。 目覚めはしたが、俺は全くの白紙の状態だった。 生ける屍だ。 天見琉華が俺を助ける条件として提示したのは、一定期間、マミが木島氏たちの許に身を置くというものだった。 俺が目覚めた時点で、マミは木島氏の許に行くはずだった。 だが、俺の意識が完全に戻るまで傍にいさせてやって欲しい、と俺の両親が木島氏に頼み込んだらしい。 榊氏の計らいでマミは実家に留まる事を許された。 やがて、俺は、記憶はないものの完全に意識を取り戻した。 天見琉華の予告通り、俺はマミに激しい拒絶感を抱いていた。 態度には出すまいとしていたが、マミも感じ取っていたはずだ。 記憶を失う以前の事については、周りの人間が俺に教えることは厳しく禁じられていた。 俺が意識を取り戻してから暫くの間は猶予が与えられたが、それも遂に終わりを告げた。 イサムの訪問だ。
運命の夜が過ぎ去った後、俺は眠り続けた。 やがて年が開けた。 どうにか落ち着きを取り戻したマミは天見琉華に呼び出され、激しく叱責された。 マサさん曰く、 「琉華の奴がお前の事であんなに怒り狂うとは思わなかったよ。意外だった。。。」 マサさんによると、天見琉華はマミに問うたそうだ。 まだ、俺を助けたいか?と。 マミは助けたい、助けて欲しいと答えた。 天見琉華は言ったそうだ。 俺の命を救う事は可能だと。 意識も戻るだろう。 だが、意識が戻っても俺がマミを『選ぶ』可能性は殆どないだろう。 恐怖か憎悪かは判らないが、俺はマミに対し激しい拒絶感を抱く。 マミ本人によって刻み付けられた拒絶感だから、こればかりはどうにもならない。 元の二人には戻れないが、それでも良いか?と。 マミは答えた。 それで構わないと。
だが、天見琉華はマミに言ったそうだ。 恐らく、俺は『逃げる』という選択は出来ないだろうと。 『行』では、俺の中の『鬼』は抑え切れない。 それが俺の業であり性質であると。 俺が抱え続ける『死への執着のカルマ』により、俺は、『死地』の中に逃げ込むだろう、と。 だが、これは、俺が自ら気付き、越えなくてはならない関門だ。 他の者が、特にマミが俺に教えてはならない、と、念を押したらしい。 俺が、自分の中の『鬼』と対峙する場、『行』により鬼を調伏出来なかった俺が逃げ込む『戦いの場』は、彼らの方で用意しようと。 この『戦いの場』で、イサム達との戦いの過程で、俺が命を落す危険性は高い。 生存本能による抑制が、働かないからだ。 だが、問題はその後だ。 死線を越えた後、俺が今生の、今ある『生』に執着するか、それが最大の問題だ。 俺の『生』への執着のポイントになるのがマミの存在だと、念を押したという事だ。 耐えて待つしかないと。 マミは、耐えた。 本当は、真相を話し、俺に『逃げる』選択を促したかったことだろう。 だが、最後の最後でマミは耐えられなかった。 それが久子の言っていたマミの脆さ、弱さだったのだろう。 俺が家を出たことを知ったマミは、イサムに連絡を入れ彼を問い詰めた。 イサムはマミを止めようとしたが結局押し切られ、マミを道場に連れて行ってしまったようだ。
取り押さえられた俺は、そのまま昏睡状態に陥ったらしい。 マミも精神的に深刻なショックを受けていたようだ。 久子経由で連絡を受けた祐子は、キムさん達を集団暴行で告発すると息巻いていたそうだ。 特に、マミの状態は、彼女の為に各方面に掛け合って尽力した祐子の怒りに火を注いだ。 だが、被害で言えばキムさん側の方が甚大だった。 キムさん以下、6名が病院送りとなり、3名が未だ入院中なのだ。 マサさんが言った。 「そのまま放置すれば、お前の命はなかっただろう。 バルド・トドゥルの49日間の間に命を落していたはずだ」 俺がマサさんの井戸の中身の『箱』を封印している間、木島氏と天見琉華は、秘密裏に俺の両親とマミに接触していた。 そして、マミは、俺の置かれた状況の詳しい説明を受けた。俺が知っていた以上の。 彼女は、琉華たちの説明や一木家の人々との面談を通して、はじめて俺の置かれた状況を『理解』したようだ。 だが、その事は敢えて隠された。 俺が『定められた日』を回避する為の道は、『戦う』以外の最良の道は、他にあったのだ。 俺は、香織を通じてもたらされた『行』を続けながら、マミと共に『定められた日』を震え、怯えながら過ごしていれば良かった。 朴の言ったように、俺が逃げてしまえばよかったのだ。 ヒントは与えられていた。 俺に逢いに来た除だ。 クライアントの愛人の女と逃げた彼のように、マミを連れて逃げてしまえば良かったのだ。
やがて、俺たちの車は目的地に到着した。 一木氏の邸宅だった。 文と朴が出迎えに門から出てきた。 文は、酷く蒸し暑いというのにマスクを外そうとしなかった。 朴は左耳が一部、欠損していた。 朴の話によると、マミの悲鳴を聞いた俺は、人間とは思えない物凄い奇声を上げて、その場にひざまついて、床を殴りつけていたそうだ。 あまりの異様さに、その場に居た全員が凍りついた。 そして、奇声が止んだ次の瞬間、俺はマミに襲い掛かった……らしい。 最初に反応して俺を止めに入ったキムさんは、頭部に肘を喰らい、頭蓋骨骨折の重傷を負った。 この時点で、未だリハビリのため入院中と言う事だった。 キムさんに続いて俺を取り押さえに掛かった文は、鼻を噛み切られたらしい。 朴は、左耳の一部を『喰われた』ようだ。 権さんが暴れる俺を捕らえ、更に若手の連中が取り押さえ、師範が俺を締め落したそうだ。 「……まるで、獣のようだったよ。人喰いのな。 正直に言わせて貰えば、俺は今でもお前が怖い。 あんなことは、二度と御免だ。。。」 朴の俺を見る目は、明らかな怯えを含んでいた。 朴の話を聞いて、俺は激しい衝撃を受けていた。 俺は、マミに襲い掛かったのか? あの、マミに。。。
イサムと本気で手合わせしたのは、この時が初めてだった。 一緒にロングツーリングに出かけたとき、俺は計画していた。 適当なところでイサムを打ち倒して逃亡を図ろうと。 だが、計画を実行しても、恐らくは失敗に終わっただろう。 意外だった。 強い。 今日、ここまで相手にした男たちの中では最強だ。 俺の攻撃が当たらない。 僅か数センチのもどかしい距離で全て躱されてしまう。 躱すとともに放たれる蹴りが強烈だ。 長い脚がしなるように叩き込まれてくる。 追ってもフットワークの速さが俺よりも1枚も2枚も上手だ。 ……この戦い方は、権さんか? 俺は戦い方を変えた。 再び、『受け』に重点を置いた『待ち』の戦い方に戦法をシフトした。 ロングレンジで軸足をスライドさせながら、踵で蹴り込んでくるサイドキックが厄介だ。 被弾を覚悟して肘を落とす。 鞭のようなイサムの蹴りが襲ってくる。 蹴りをカットし続けた脛に激痛が走る。 だが、足にダメージが溜まり、焦りが出たのだろうか、イサムの蹴りが上段に集中しだした。 そして、チャンスが到来した。 俺はイサムの後ろ回し蹴りをキャッチすることに成功した。 すかさず軸足に足刀を叩き込んだ。理想的な角度で膝に蹴りが入った。 イサムの膝は確実に破壊されただろう。 倒れたイサムが膝を庇おうとするよりも早く、俺は踵でイサムの破壊された膝を踏み抜いた。 イサムが苦痛の悲鳴を上げた。 更に俺は踵で倒れたイサムを蹴り付ける。 膝を、腹を、顔面を……これまでのフラストレーションをすべて開放するように。
久保は、殺意の塊のような男だった。 何がどうなれば人は内面にこれほどの『狂気』を内包できるのだろうか? 俺が久保を倒せたのは、全く偶然の成り行きだった。 もつれあって倒れるときに、咄嗟に久保の喉に肘を当て、全体重をかけて倒れ込むことに成功したのだ。 恐慌状態の俺は馬乗りになって、久保の顔面を殴り続けた。 戦っている間、打たれても打たれても、薄ら笑いを浮かべながら前に出てくる久保の狂気に、俺は恐怖を感じていた。 だが同時に、体の内側から湧き上がってくる何かを感じていた。 脳内麻薬にでも酔っていたのだろうか、戦うことに強烈な快楽を感じ始めていた。 強烈なテンションに突き動かされて、技を振るうことが楽しくて仕方がない。 俺の頭の中には、例の『真言』が大音声で鳴り響き、何も考えられなくなっていた。 久保の『狂気』が乗り移ったのか、俺は完全に『狂気』に支配されていた。 7人目の男、岡野とはどう戦ったのかさえ覚えていない。 気がついたら岡野は床に横たわり、動かなくなっていた。 ただ、強烈な殺意と憎悪に突き動かされ、力の限り蹴りを放ち、突きを出していただけだった。 前半のように、スタミナの温存を計算に入れた、『受け』に重点を置いて組み立てた戦い方ではなかった。 息が完全に上がっていた。 ダメージも蓄積している。 だが、苦痛は全く感じていなかった。 痛みさえ甘く心地よい、そんな感覚だ。 休憩を取る間も惜しんで、俺は次の相手を求めた。 「次だ!次の相手を出せ!」 自分の中にあった『何か』を解放し、異様なテンションに飲み込まれていた俺は、権さんの言うところの『悪鬼』だったのだろう。 憎悪と殺意の塊となって正常な判断力を完全に失っていた。 8人目の相手は、いつ来たのかは判らないが、イサムだった。 誰でも構わない。 全力の殺意と憎悪をぶつけたい、湧き上がってくる『力』を振るいたい、ただそれだけだった。
体形変化これからだし この4年で彼氏も出来そうだし ラストチャンスだったんじゃないかな 女子は特にジュニアがピークの選手って意外と多いし オリンピックイヤーがシニアデビューだったリプやザギは ワンチャンスをものにしたって感じがする
前半を終え、水を入れていると、権さんが俺に話しかけてきた。 「腕を上げたようだな。技が身についている。 徐とやった時とは大違いだ。相当な稽古を積んだのだろう。 連中は完全にお前の術中に嵌っていた。 駆け引きも戦略も冷静だ。修羅場を潜ってきただけのことはある、大したものだよ。 だが、魅力が無くなった……俺は、お前の何を仕出かすか判らない『狂気』を買っていたのだけどな。 姜種憲……ジュリーのガードをした頃の自分を思い出せ。 あの頃のお前は、ジュリー以上の『悪鬼』だったぞ? まだまだだ。もっと、本性を曝け出せ……お前の中の『鬼』とやらを解放して見せろ。 次の相手は久保だ……小細工は通用しない。 全てを出さなければ、お前、殺されるぞ?」 『何を言っているんだ?』 だが、権さんの助言は的を射ていた。 6人目の男、久保は、事前の印象では、何故この場にいるのか不思議な男だった。 見た目は、小太りでやや小柄な体躯。 柔和なイメージで少年部や女性部の指導補助を務めており、子供や父兄からの信頼や人気が高かった。 一般の会社員として定職を持ち、正式な指導員ですらない。 こんな戦いに参加する意味は、彼にはないはずだった。 だが、この男の内包している『狂気』は凄まじかった。 使う技も狙う位置も、致命傷狙いのモノばかりだ。 そう言った『使えない技』で久保の戦い方は組み立てられていた。 具の後に戦った4人のような苦し紛れのものではない。 何万回と繰り返されたであろう『身に付いた』動きだ。
親の金で作られたレールの上走ってただけの子供が、何を勘違いしてるんだ。 競技人口考えてみろ。 フィギュアスケートを本気でやれる環境にいる子供は1学年100人もいない。 しかも、フィギュアでは14〜17歳といえば、 最も点数を出せるん年齢だぞ。あとは努力次第でジリジリ上がるだけ。 もう才能は開花しきってる それで7位とか凡才中の凡才だろ
「や、止めろ!」 審判役の男が慌てて俺にしがみついて、具に対する俺の攻撃を止めさせた。 具の意識はなく、大きな『鼾』をかきながら、ピクリとも動かない。 凄惨な光景だった。 道場内は騒然となった。 文と朴、その他2名のベテラン以外の若手4人は殺気立って俺に詰め寄ってきた。 「反則だ!それに、具は試合続行不可能だった。ここまでする必要はなかったはずだ!」 俺は挑発目的で、わざとニヤリと笑いながら言った。 「こいつは『参った』とは言っていなかったからな。ならば、攻撃は続けないと。 当人が『参った』と言えるかどうかは問題じゃない」 「ふざけるな、この野郎!」 乱闘でも始まりそうな騒ぎだ。 しかし、師範の「黙らんか!」と言う大音声で道場内には静寂が戻った。 「ですが……、これは明らかに反則です!」 「問題ない。私はお前たちに彼を『殺す気で潰せ』とは言ったが、『空手の試合』をしろとは言っていない。 お前たちが殺す気で掛かる以上、彼もお前たちを殺す気で掛かってくるのは当然だろう? そんな簡単なことも判らない様では、キム社長に推薦することはできないな。使い物にならない」 文や朴、その他2名のベテランは別にして、若手のこいつらは、俺と徐の後釜としてキムさんと契約する事を餌に参加させられたらしい。 足抜けする俺に『ヤキ』を入れるくらいの認識でこの『10人組手』に参加したのだろう。 命のやり取りをする覚悟など初めからない。 今更知ったところで覚悟など決められるものでもない。 普段は剛の者として鳴らしている彼らも浮き足立っていた。 事前に立てていた作戦通りだ。 重傷を負い意識のないまま運ばれていった具の惨状を目の当たりにして、彼らの動きは硬かった。 普段ならばそんなことは有り得ないのだろうが、『参った』が連続した。 消耗しながらも、俺は大きなダメージもなく5人目までをクリアすることができた。
文に問われた男が答えた。 「判りません。逃げたんじゃないですか?……別に来なくても構いませんよ、あんな奴。 それに、先輩方の出番もありません。俺で終わりますから」 一人目はコイツか。 一人目の男、具(ク)は、凶暴な男だ。 組手のスタイルも荒い。 誰彼構わずに勢いに任せた戦い方をするので、一般道場生との組手を禁止されていた。 キムさんの「そろそろ始めようか?」という声で『儀式』は始まった。 「お互いに、礼!」 ……俺は、一人目の勝負、勝利を確信した。 文や朴は別にして、こいつらはこの勝負の本質を理解していない。 具は、勢いに任せて一気に相手を攻め落とす戦い方を得意としていた。 勢いに飲まれると秒殺されかねない危険な相手だ。 だが他方で、攻撃は直線的で、力みから予備動作が大きく、技の出処を読むのは容易かった。 強烈な『殺意』は感じたが、戦い方も通常の『空手』のルールから逸脱したところはない。 暫く俺は受けに徹して、具の『空手』に付き合った。 具に攻め疲れが見えたところで、俺は当初から立てていた作戦通りの行動に出た。 俺は、苛立ちから無理な体勢で大技を出してきた具を捉えた。 そして、彼の頭を引き込みながら、顔面に頭突きを見舞った。 2発・3発……更に見舞う。 具の顔面が鮮血に染まり、道場の床に血溜りが出来た。 具が俺の手を切って逃げようとした瞬間、俺は彼の金的に蹴りを見舞った。 具は、悶絶して床に崩れ落ちた。 俺は、具の頭部を足底で踏み潰し、床に叩きつけた。 彼の顔面が道場の床に激突して鈍い音をたてる。 更に、踵で彼の頭部を蹴り抜いた。2発、3発……。
>>264 今回の出場者が22歳とかなら 4年のうちに上位メンバー交代があるけど たぶん、4年後もあんまりメンバーが変わってなさそうだから 追いつくのは無理だろうね 時間が来た。 道着に着替えて地下の道場に下りると、キムさん達が既に待っていた。 キムさんと師範。権さんもいる。 文と朴、その他7名の有段者たち。 どの面々も曲者揃いだ。 文が若い男に声をかけた。 「安東はどうした?」 ……イサムもメンバーだったのか! だが、イサムが姿を現さなかったのは、俺にとっては好都合だった。 俺が居なくなったあと、マミのことを託せるのはイサムしかいなかった。 マサさんの井戸の中に入っていた『箱』に触れ、動かすことのできなかったPにマミを委せることはできない。 俺の杞憂であれば良いのだが……ヤスさんのいた工務店の社員たちのように、『箱』がPと彼の周りの人々の命を奪うかもしれない。 マミに危害の及ぶ可能性は、どんな些細なものであっても見逃すことはできなかった。 奈津子を俺から遠ざけた榊夫妻の気持ちが俺には痛いほど理解できた。 それに、まだ強烈に男性恐怖が残っているマミにとって、イサムは心を許せる数少ない男の一人だった。 俺と俺の父、義兄以外では、ほぼ唯一と言える存在だ。 そして、口にこそ出さないが、イサムがマミに単なる好意以上の感情を持っているのも確かだった。 姉の香織以外、女性に対する猜疑心や嫌悪感の強いイサムには、自分の感情の意味は未だ理解できてはいない様子だったが。
やがて、車は通い慣れた道場に到着した。 キムさんのボディーガードの3人組、文・朴・徐が修行した道場であり、権さんに命じられて徐とタイマンを張った場所でもある。 徐に誘われる形で俺も通い、稽古を重ねた場所だ。ここでイサムとも出会った。 開始まで、まだ大分時間があるので、俺は事務室のソファーで横になった。 『……結局、与えられたチャンスとやらは活かすことはできなかったな』 マサさんの息子……いや、『新しい子供達』が示した、俺が怨みや怒りを捨てたことを示す言葉…… 唱えれば、新しく全てが始まるという『あの言葉』とやらに、俺は辿り着くことが出来なかった。 琉華によってもたらされた『行』の効果にも期待はしていなかった。 ならばこそ、出来る事だけに全力を注ぐ。 目の前の敵と戦うのみだ。 勝目は薄いが、全ての『敵』を打ち倒して、真の『自由』を手に入れてやる。 父と約束したように、最後まで足掻き抜いてやる。 そして、帰るのだ。 マミと家族の待つ家に。 俺は、考える事を止め、頭の中に響く『真言』だけを聞いていた。
そんな俺にイサムの姉の香織がコンタクトを取ってきた。 霊能者・天見 琉華の使いということだった。 ある行法を伝える為だった。 もたらされた『行法』自体は、ごく単純だった。 ただひたすらに、声に出さず頭の中で『真言』を唱え続けるだけの行だ。 単純だが困難な行だった。 『真言』は常に唱え続けなければならない。 あらゆる場面で、飯を食っているときも、寝ている時も、人と会話している時もだ。 これは、やってみれば判ると思うが、非常に苦しい。 気を確かに持たないと精神に変調を来しかねない。 実際、俺の精神は何処か壊れてしまっていたのかもしれない。 だが、『行』が安定するに従って、徐々に悪夢は見なくなっていった。 やがて、『ヤマ』を超えると、苦痛も消えて無くなった。 意識しなくても、勝手に『心』が真言を唱えているようになった。 そして、俺の精神は『独り言』を止め、意識的に思考しなければ真言の詠唱以外、何も考えなくなっていった。 それが『儀式』の前提条件だった。 このような形を選び、決行日を俺の死期として予告された『定められた日』に合わせてくれたのは、キムさんの厚意だったのだろう。 正体の判らない『死』に怯えるよりは、目の前の『敵』と戦う方が余程いい。 今夜がその仕上げだ。
無理だと最初から思ったよ だって決定的に実力不足だもん なんでコイツ推してるのか分からんかった ※※※※※※※※※※※※※※※※※※
それは、現実と区別が付かないほどリアルな夢だった。 いや、果たして夢だったのか? 俺の両手には、マミの首を締めた生々しい感覚が残っていた。 隣で眠るマミの寝息を確認して、俺は初めて、それまで見たものが夢だった事に胸を撫で下ろした。 そして、悟った。 あの不気味な何か、マミを組み敷いていた『あれ』は、俺自身であると。 マミの卒業パーティーの日、俺はマミに俺とPの過去と一木耀子の霊視による『定められた日』のことを話してはいた。 だが、マミにとってはくだらない迷信、ただの与太話にしか過ぎなかっただろう。 無理もない。 通常の世界に生きてきた者であれば、それが当然の反応だ。 俺自身が、近付きつつあるという自分自身の死期も、『定められた日』とやらも、どこか本気に捉えていない部分があった。 ……この期に及んで、信じたくなかったのだ。 マミとこれまで通りの暮らしを続けながらやり過ごしたい、やり過ごせると信じたがっていたのだ。 だが、そんな甘い夢は、脆くも崩れ去った。 自分自身の死もだが、いつか正気を失いマミを手に掛けてしまうのではないか、それが恐ろしかった。
キムさんから、場所と日取りの連絡が来た直後の事だった。 風呂上りに洗面台の鏡を見た俺は、その場に凍りついた。 鏡に映っていたのは、異様な『何か』だった。 死体のような?どす黒い肌をした『それ』は、赤く光る目で俺を睨み付けていた。 怯んで後ずさった次の瞬間、鏡に映っていたのは普通の俺の姿だった。 ……あれは、何だったのだ? 鏡に映る、不気味な『何か』を見た晩から、俺は毎晩、同じ悪夢に魘されるようになった。 見覚えのある、古く薄汚れた部屋。 マミとユファが住んでいた、団地の部屋だ。 耐え難い悪臭が漂っていた。 ……この臭いは、屍臭だ。 部屋の奥に誰かがいる。 中に進むと、あの不気味な何かが、誰かを組み敷いて犯していた。 ……マミだった。 激昂した俺は、マミから引き離そうと、ヤツの髪を掴んで引っ張った。 引っ張った髪は、大した手応えも無く頭皮ごとズルリと抜け落ちた。 凍り付く俺に、両眼から赤い光を放ちながらソレは襲い掛かってきた。 俺は喉笛に喰い付かれ、噛み砕かれた。 激痛とゴボゴボという呼吸音を聞きながら俺の意識は薄れていった。 次に気付いた時、俺は誰かを組み敷いて、その首を絞めていた。 マミだ。 マミは既に息絶えていた。 正気に戻った俺は絶叫した。 そして、絶叫した瞬間に俺は目覚めていた。
待ち合わせの場所に迎えの車が来ていた。 タバコを咥えた朴が車外で俺を待っていた。 「来たか……」 「ああ。待たせたな」 「……では、行こうか」 俺たちは、後部座席に乗り込んだ。 道中、車内の沈黙を破って朴が口を開いた。 「何故、来たんだ? 逃げてしまえばよかったんだよ、除のようにな」 「ケジメだよ。 俺一人なら、それも悪くない選択肢だけどな」 「そうか……。 なあ、拝み屋。拝み屋を辞めたいなら、辞めればいいさ。 でも、『会社』まで辞める必要は無いじゃないか。 俺が社長に掛け合ってやるから、もう一度、一緒に遣らないか?」 「悪いな。 もう決めたことなんだ。俺は脚を洗うよ、キッパリとな」 「……そうか、判った。 もう、何も言うまい。 今夜は、全力で掛からせてもらうよ」 「ああ、そうしてくれ。 そうでないと意味がないんだ」 これから12時間後、俺はキムさんが選んだ10人の男達と戦う事になっていた。 朴もその中の一人なのだろう。 恐らく文も。 俺の腕では朴に勝てる可能性は低い。 普段の稽古なら3回戦って、1回勝てれば良い、そんな所だ。 文に至っては、どう戦えば良いか見当も付かなかった。 文や朴以外も、出てくるのは猛者揃いのあの道場の中でも選びぬかれた男達だろう。 まともに戦っても、勝ち目は薄い。 1人目で終わる可能性も低くは無い。 普通に考えて、逃げるのが一番の得策なのだろう。 だが、それが出来ない理由が俺には有った。
俺はマミの笑顔が好きだった。彼女の笑顔の為なら全てを捨てても惜しくはない。 泣き顔も好きだ。そして、泣き虫な彼女が泣き止んだ時に見せてくれる、涙混じりの笑顔はたまらなく可愛いかった。 怒ったときの膨れっ面も好きだった。彼女を宥め、機嫌を取ることも、俺にとっては楽しいひと時だった。 彼女の喜怒哀楽全ての表情が俺にとっては宝石だった。 だが、マミの恐怖に歪んだ顔は見たくなかった。 初めて出会った頃の、『どうなってもいい』と全てを諦め、涙を流すことも出来ない絶望した顔は二度と見たくなかった。 感情の消えた、凍りついた死人のような目を二度とさせたくなかった。 だが、触れ方を間違えれば、深く刻まれたマミの心の傷は血を流し、彼女は再び心を閉ざしてしまうだろう。 俺以上にマミは恐れていたはずだ。 傷つけられ、心を切り刻まれた者のフラッシュバックの恐怖は、他人には計り知れない。 一部の例外を除いて、マミにとって『男』とは、未だに恐怖の対象でしかないのだ。 『24日の夜は二人きりで過ごし、翌朝、婚姻届を出しに行く』と言う約束は、彼女にとっては決死の覚悟だったのだ。 マミは、俺を信じて心を開いてくれた。 多くの人々に彼女が救われたように、俺もまた彼女に救われたのだ。彼女の想いに報いたかった。 だが、俺が彼女との約束を果たせる可能性は低い。 しかも、これから俺が行おうとしていることは、彼女にとって恐怖と嫌悪の対象である『暴力』と大差ない。 彼女に事実を話すことはできなかった。 午前10時、身支度を整えた俺は、誰にも、何も告げずに家を出た。
「俺が、マミの前から居なくなる訳が無いだろ?馬鹿だな」……胸が苦しかった。 「本当ですか?XXさんは、私に何か隠しています……馬鹿だけど、それくらい、私にだってわかりますよ! ……大事なことは何も、教えてはくれないんですね。。。」……もう耐えられなかった。 何を言おうとしても、まともに言葉にできる自信がない。 俺はマミを強く抱き締め、長い、とても長いキスをした。 このまま時間が止まればいい。 もっと時間が、マミと過ごす時間が欲しかった。 だが、時を司る神は残酷だ。 俺は既に時を使い果たしてしまっていた。 時が与えられないのなら、このまま世界が滅んでしまってもいい。 唇を離すとマミが言った。 「XXさん、何で泣いているんですか?」 迂闊にも、俺はいつの間にか涙を流していた。 「……何でかな?俺にも判らないよ。でも、お前以上に『大事なこと』は、俺には無いよ。 俺は、いつもお前の傍にいて、お前を愛してる。それだけは、何があっても本当だ」 「私もです。……私は、何があってもXXさんの傍にいます。愛してます」 ……お互いに何百回も『愛している』と囁き、口づけを交わしたが、俺達の間には本来有るべき確かな証がなかった。 紙一枚の法律的なものではない。……そんなものは大した問題ではない。婚姻届など、いつでも出せたのだ。 俺の身体的な問題もあったが、マミの抱えた深いトラウマを俺は恐れていた。 落ち着いては見えるが、マミの心の傷は出血が止まっただけで、今なお生々しく、深く抉られたままだ。
移動中の車の中で、俺は『あの日』の事を思い出していた。 12月21日の朝だった。 朝7時。 PCの電源を落したばかりの俺の部屋のドアがノックされた。 「XXさん、いますか?」 「いるよ。おはよう、マミ」 「昨夜は遅かったの?」 「ああ。よく寝ていたから起こしたら悪いと思ってね」 「目、真っ赤ですよ?寝ていないんですか?」 「ああ……寝そびれてしまって」 「そう……」 マミはゆっくりと俺に近づいてきて、一瞬躊躇したかのように止まると、抱きついてきた。 細い肩だ。 思いに任せて力いっぱい抱きしめたら壊してしまいそうだ。 「嘘つき……」 俺の腕の中でマミは肩を震わせていた。……泣いているのか? 「どうした、何があった?」 「知っていましたか?私、XXさんと一緒じゃないと眠れないんですよ? 愛してるって言ってもらって、キスしてもらって、XXさんが先に眠りに就くのを見届けないと眠れないんです」 「……何で?」 「怖いんです。朝、起きたら、XXさんが居なくなっているんじゃないかって。 目が覚めたら、あなたと出会ってからの日々が全て夢で、あの団地のあの部屋にいるんじゃないかって……怖いんです!」
「そうか。。。」 「うん。……そして、物凄く後悔していると思うんだ。 お兄ちゃんを怖がって、拒絶してしまった事を。傷つけちゃったことを。 ……ごめんね。お兄ちゃんは、私を助けてくれたのにね。。。」 「泣くなよ。……過ぎたことだ、気にするな。アレだけの事をやっちまっったんだから、むしろ当然の反応だよ。 それに、俺自身が怖いんだよ。時々歯止めの利かなくなる、際限なく冷酷になれる自分が。 何かの拍子にコントロールを失って、お前やマミに矛先を向けてしまうんじゃないかって。。。」 「それは無いよ。 絶対にないって! でも、どんな結果になっても、あの娘の事は許してやって」 「むしろ、許しを請わなければならないのは俺の方だよ。 でも、例え俺が拒絶されたとしても、アイツはやっぱり連れ戻さなきゃいけない。 頼むな。マミの事を一番判ってやれるのは、やっぱりお前なんだよ」
>自分が描いていたスケート人生とは今日で変わっていくなと思うけど 16はじめての五輪で悔しい銀メダル 20の五輪で金メダル 24の五輪で二連覇電撃引退から芸能界への夢でも描いてたの?
久子の許に身を寄せて3ヵ月。 木島氏と約束した日の前夜。 眠れぬまま横になっていた俺の布団の中に久子が入ってきた。 そして、無言のまま、背中から抱きついてきた。 「……おい、何だよ?」 「……ごめん、少しでいいから、このままで居させて」 背中で久子が泣いているのが感じられた。 やがて久子は泣き止み、口を開いた。 「いよいよ、明日ね」 「ああ。 ……なあ、マミは帰ってくると思うか?」 「判らない」 「そうだよな。 嫌な事を思い出させて悪いんだが、あの事件の後、お前、俺のことを酷く怖がっていたよな? ……俺は、そんなに怖かったか?」 「……怖かったよ。お兄ちゃんが、私のせいで、私の知っているお兄ちゃんじゃ無くなっちゃったんじゃないかって」 「そうか。。。」 「頭では判っているの。例え『鬼』になっても、お兄ちゃんが女の子に手を挙げる事は無いってことは。 むしろ、お兄ちゃんが『鬼』になるのは、誰かを守りたいからなんじゃないかな? でも、怖いのよ。 理屈じゃないの。 特に、マミちゃんは、私なんかと比べようが無いくらいに傷付けられているから、理屈抜きに怖かったんだと思う」
「あの娘と暮らした思い出の詰まった家じゃ、居辛いでしょ? 私の所に、いらっしゃい。あの娘が戻ってくるまで。 少しの間だけ、また一緒に暮らしましょう。……学生の頃みたいに、ね?」 という、久子の言葉に甘えて、俺は実家を出て久子のマンションに身を寄せた。 来る日に備えて、俺は『修行』を再開した。 時間だけはあるのだ。 「いつも家に居て、炊事・洗濯、家事一般をやってくれるなら、稼いでこなくても幾らでも食わせてやるわよ」 「おいおい、俺に専業主夫をやれと? んっ?前にも、同じような台詞を聞いたな。。。」 「一番大事な『かわいい』って条件は満たしていないけれど、大目に見てあげる。 家事一般は、お兄ちゃんの方が上手いもんね」 「姉さんに厳しく仕込まれたからな。……お前、調子の良い事を言って、そっちが目的だったんだろ?」 「あら、今頃気付いたの? 鈍いわね」
@努力して結果が出ると、自信になる。 A努力せず結果が出ると、傲りになる。 B努力せず結果も出ないと、後悔が残る。 C努力して結果が出ないとしても、経験が残る。 さて彼女はどれなのでしょう。
俺は、組織を恐れていた。 未だ目覚めては居ないものの、マミは組織が探索していた『新しい子供』の一人……らしいからだ。 だが、他方で、俺に何かが有った時、マミの身の安全の保証を頼めるのも、木島氏達の組織しかなかった。 だからこそ、俺は古くからの友人であるPではなく、イサムにマミのことを頼んだのだ。 可能であれば力ずくでも、組織の人間を一人づつ的に掛けてでも、マミを探し出し取り戻したかった。 だが、萎え切った今の俺の心身では不可能に近い。 俺は、父に尋ねた。 「マミは、戻ってこれるのか?」 「ああ、そう聞いている。あの娘が望めばな」 「そうか。。。」 「今は耐えて、待つしかない。 あの娘は、絶望的な状況でお前が目覚めるのを待ち続けたんだ。 あの娘は耐えた。お前が目覚めてからも、耐え続けた。 誰のためでもない、お前のためにな。 今は、お前が耐えろ。お前が出来る事はそれしかない」
マスゴミにさんざん持ち上げられて、マスゴミに落とされるのもかわいそうだけどな これを超えれたらメンタルは強くなるね
連れ戻してやる、そう思って家を飛び出そうとした俺を父が制した。 「何処へ行くつもりだ?」 「決まっているだろ? マミを連れ戻しに行くんだよ。離してくれ!」 「駄目だ」 「何故?」 「これは、あの娘が決めたことだからだ。 誰でもない、お前のためにな。 お前の為に、あの娘は木島さんたちと契約したんだ。 それを、お前が無駄にしてはいけない」 意識を失ったままの俺を目覚めさせる為、組織が動員を掛けて多くの人が関わったらしい。 霊能者の天見琉華を中心に、奈津子や木島氏の次女・藍、仕事でガードした事もあるオム氏の娘・正愛(ジョンエ)。 イサムの姉の香織や、組織に全く関係の無い、ほのかや祐子も俺を目覚めさせる為に手を貸してくれたようだ。 何が行われたのか、詳細は判らない。 ただ、その交換条件が、一定期間、マミが木島氏たちの下に身を置く事だったらしい。
前の晩に聞いた曲は、イサムに託したUSBメモリーの中に俺が入れて置いた曲だった。 ファイルには財産目録や遺言書のコピー、そして、マミに宛てた遺書が書き込まれていた。 俺に何かあったとき、マミに渡して欲しい……そう、頼んであったのだ。 そして、俺はこの曲を使って自己暗示を掛けていた。 この曲を切っ掛けにして、全ての記憶を思い出す精神操作だ。 ……深い瞑想時に、深層意識下で見たり聞いたりしたものを覚醒後に思い出す為の技術の応用だ。 この曲は、長年、俺が使い続けて来た曲でもあった。 役立つとは思っていなかったが、一縷の望みをかけて自己操作を行っていたのが功を奏したのだ。 俺は、目論見通り、『定められた日』を回避する事に成功していた。 だが、その事に何の意味がある? 俺は、足掻いた。 全力で。 しかし、俺の足掻きは彼女を決定的に傷付ける結果となってしまった。 俺には、もう、彼女に触れ、愛を囁く勇気はなかった。 記憶のない俺に、マミは献身的に尽くしてくれた。 俺の記憶が戻らなければ、あるいは、徐々にでも新たな関係を構築する事も可能だったのかもしれない。 だが、それは叶わない。 俺は、マミにとっては恐怖と嫌悪の対象。 『あの日』と同じ自分でしかないのだから。
朝 昨夜の激しい頭痛は治まっていた。 その朝は、いつも7時丁度に起こしに来るマミが姿を現さなかった。 階段を下り、1階のキッチンへ行くと、朝食が用意されていた。 だが、誰もいない。 珈琲を淹れて飲んでいると、テーブルの上に置かれたmp3プレーヤーが目に付いた。 マミの物だ。 そして、不意に、昨夜に聞いた曲と共に、俺は全てを思い出していた。 ……何てことだ! 何故、忘れていたんだ! 胸の奥から溢れ出てくる熱いものがあった。 意識が戻って以来、晴れることのなかった『靄』が消え、『現実感』が戻っていた。 だが、同時に俺は深い絶望感に囚われていた。 『あの日』マミが俺に向けた、あの表情……『恐怖』に歪んだ表情を思い出したのだ。 マミに激しく拒絶された、あの絶望感と喪失感を。
「これですか?何の曲かは知らないのですけど、気に入っているんです」 「聞かせてもらってもいい?」 「どうぞ」 俺は、マミからプレーヤーを受け取り、イヤホンを耳に嵌めて曲を流し始めた。 単純な旋律が続くピアノ曲だった。 曲名は判らないが、何処かで聞いたことがある曲だ……何の曲だ? やがて、曲が流れ終わると、何故か、俺は激しい頭痛に襲われた。 「どうしました?」マミが心配そうな表情を俺に向けた。 「何でもない。音量が大き過ぎたみたいだ。いい曲だね」 「……はい」 「もう遅いから寝ないと……おやすみ、マミ」 「おやすみなさい……」 マミは、じっと俺の顔を見つめながら、淋しげな表情を見せた。 頭痛を抱えたまま、俺は床に戻った。 あの曲は何だったのだ? 疑問を感じたまま、やがて俺は眠りの中に落ちていった。
マミは、朝、俺が目覚めてから、夜、眠りに就くまで付きっ切りといった按配で俺の身の回りの世話をし続けた。 20歳前後の年格好の彼女が、何故そこまでするのか、俺には理解不能だった。 俺の見舞いに訪れた二人の女……俺の姉と妹と名乗った女達にも違和感を感じた。 眼鏡をかけた長い黒髪の小柄な女が素子。俺の姉らしい。 背が高く、髪をベリーショートにした、見るからに勝気そうな女が久子。妹のようだ。 二人の体格や雰囲気は大分違っていたが、顔立ちは良く似ていた。 俺のきょうだいだとは信じられなかったが、二人が姉妹なの間違いなさそうだった。 そして、二人の顔立ちは俺の『母』にも良く似ていた。 だが、マミの顔立ちは二人とはかなり違っており、姉妹とは思えなかった。 違和感は消えなかったが、俺は徐々に家や両親、素子や久子の存在に『慣れて』いった。 だが、マミに感じていた違和感は強まりこそすれ、彼女の存在に慣れることは無かった。 マミが心根の優しい娘である事は直ぐに判った。 まだ幼さの残る容姿も、細過ぎる嫌いは有ったが、美しいと言えるだろう。 だが、彼女に甲斐甲斐しく世話をされるほどに俺の感じる違和感……嫌悪感は強まっていた。 理性の部分では彼女に感謝していたが、彼女の存在は俺にとって苦痛でしかなかった。 何故? 父も母も、素子や久子、そしてマミも、意識を失う以前の俺の事を何も教えてくれなかった。 錆び付いていた心身の回復に伴って、俺の中に耐え難い焦燥感が生じ、大きくなっていった。
2月某日 白い朝の光に包まれて、俺は目覚めた。 「おはようございます、XXさん。 今日も良い天気ですよ」 若い女が、そう俺に声を掛けてきた。 状況の飲み込めない俺は、錆付いた言語中枢と舌を駆使して、たどたどしい言葉を発した。 「ここは……どこだ?」 女が驚いた表情で俺の顔を覗き込んだ。 彼女の眼から、大粒の涙が落ちてきた。 「少し待っていてくださいね!」 そう言うと、彼女は慌しく部屋を出て行った。 どうやら、俺は前年末から眠り続けていたらしい。 数週間前に意識を取り戻したが、外界に反応を示さず、ただその場に居るだけの存在と化していた……ようだ。 ただ、目覚めはしたものの、俺の中は空っぽだった。 何も思い出せない。 目に見える全て、耳に聞こえる全てに強烈な違和感があった。 いま、俺がいる此処は何処だ? 俺の目の前にいる人々は誰だ? そして、俺は誰だ? 俺は、鏡の中に映る己の姿にさえ強烈な違和感と嫌悪感を感じずにはいられなかった。
まりんにとってこの1年間は体型の変化との戦いだったな 身長伸びすぎたし高校入学くらいの時期は完全にオーバーウェイトになってた 女としては最高にエロい身体つきになったけど 今のスレンダーな体型になるまで 本当に苦労したと思う
>>301 マスゴミにしたら餌がどちらに転んでも美味しいからね 木島氏の指定した待ち合わせ場所に居たのは、意外すぎる人物だった。 50代半ば程の年恰好。 暗い店内にも拘らず、濃い色のサングラスを外そうとしない男に俺は言い尽くせぬ懐かしさを感じていた。 彼には、話したい事も、聞きたいことも山ほどあった。 だが、全ては後回しだ。 何よりも重要な用件が俺には有った。 そのために俺は、この日を待ち続けていたのだ。 「俺は待ったぞ。 約束だ、マミを帰して貰おうか? 今直ぐにだ!」 「まあ、そう慌てるなよ。 まずは、席に着いたらどうだ?」 冷静な男の声が俺の神経を逆撫でた。 「……すまないな。事情が有って、彼女を帰す訳には行かなくなった」 サーっと、血の気が引いてゆくのが判った。 焦燥と共に、激しい怒りや殺意、憎悪が俺の血管の中で沸騰した。 「ふざけるなよ? 舐めた事を抜かすと、幾らアンタでも容赦はしないぞ? 話が違う! どう言う事なんだ、答えろよマサさん!」
>>299 全部違うよ、 努力しないで結果も出なかったけど後悔してません 相手の男は両眼をほぼ失明し、頭蓋骨の陥没骨折、頚椎の骨折と脱臼いう瀕死の重傷を負っていた。 何とか命は取り留め、意識も回復したが、首から下が完全に麻痺したらしい。 祐子の父親の尽力も有って、俺は刑事上も民事上も責任を問われる事はなかった。 しかし、事件が久子に与えた精神的衝撃は、余りにも酷かった。 そして、久子と仲の良かった祐子の精神的ショックも大きかった。 あの日、俺を誘わなければと、自分を責め続けた。 久子や祐子とは違った形で、事件は俺にも深い影響を与えていた。 男の眼を潰したとき、そして、階段に頭から投げ落とした時、俺は極めて冷静だった。 人一人を殺そうとしておきながらだ。 咄嗟の事態に狼狽してでは無く、ナイフで刺されて逆上したからでもなく、結果を予見しつつやったのだ。 極めて冷静に、眼を潰され抵抗力を失った男を投げ落とした時には、むしろ、楽しんでさえいたのだ。 後に、権さんは俺に言った。 俺の狂気を、ジュリーこと姜 種憲(カン・ジョンホン)以上の狂気を買っていると。 そして、俺の中には、確かに棲んでいるのだろう。 マサさんの息子が言っていた『鬼』とやらが。
冬物の革のライディングジャケットのお陰で、出血は派手だったが、傷自体はそれほど深いものでは無かった。 ヌルヌルとした血の感触に、俺は逆上する訳でもなく、むしろ異様に冷めた精神状態になった。 左手で男の顔面を掴み、そのまま人差し指と中指を男の目に捻じ込み、思い切り握り込んだ。 グリッとした硬い手応えと共に、男は獣のような凄まじい叫び声を上げた。 本能的な行動だったのだろう、男は顔面を抑えたまま、玄関の方へ逃げていった。 玄関を出て、廊下の壁にぶつかりながら、階段の方へと逃げて行く。 階段の前に来たところで、俺は後ろから男の襟首を捕まえた。 そして、股間部を掴んで男を持ち上げると、頭から階段に投げ落とした。 男は、階段の中ほどに頭から落下し、そのまま転がり落ちていった。 騒ぎを聞きつけて出てきた、隣の部屋の女学生が俺の姿を見て悲鳴を上げた。 後日、聞いた話では、俺は血塗れで薄ら笑いを浮かべたまま立っていたらしい。 幸い、久子の激しい抵抗にあって男は行為には及んでいなかった。 だが、久子は頬骨と肋骨を折る重傷を負わされ、数針縫う切創も負っていた。
マミは、三瀬と迫田の暴力と、醜い男の欲望に晒され続けて、今尚深いトラウマを抱えたままだ。 そして、持ち前の気丈さで人に悟られまいとしているが、久子もまた、マミと同様の男性恐怖や嫌悪を抱えている。 久子が、マミを引き取る事を俺たちの両親に強力に働きかけてくれたのは、同様の心の傷を抱えた者同士だったからでもあるのだろう。 久子もまた、学生時代に顔見知りの男に襲われ、深く傷つけられた経験があるのだ。 だが、久子のトラウマの原因は、犯人の男よりも、むしろ俺自身の『狂気』だったのかもしれない。。。 まだ、ストーカーという言葉も一般的でなかった頃の事だ。 久子は2年以上に渡って、中学時代の同級生による執拗な付き纏いを受けていた。 ストーカー規正法もまだなく、相手の保護者に再三抗議したが、その男の付き纏いが止まる事はなかった。 やがて俺は一浪、久子は現役で大学に進学し、地元を離れた。 俺たちは家賃の節約も兼ねて、同じ部屋に同居して大学に通学した。 地元を離れて油断していた俺たちは、ストーカー男の存在をほぼ忘れかけていた。 そんな時に事件が起こった。 祐子たち勉強仲間と自主ゼミを行った後、俺は祐子に誘われて彼女の部屋に寄って、予定より1時間ほど遅れて帰宅した。 点いているはずの部屋の灯りは消えていた。 医学生だった久子は、急に帰宅時刻が遅くなる事も少なくなかったので、特に不審には思わなかった。 だが、玄関のドアの鍵が開いていた。 部屋に入ると玄関先にスーパーのレジ袋と中身が散乱していた。 部屋の奥から人の気配がする。 照明のスイッチを入れて、「久子?」と声を掛けた瞬間、暗いままの奥の部屋から誰かが駆け出してきて俺にぶつかった。 男の襟首を掴んで奥の部屋を見ると、半裸状態の久子が海老のように体を丸めて横たわっていた。 俺は全身の毛が逆立つのを感じた。 そして次の瞬間、逃走しようとした男に俺はナイフで刺されていた。
「心配性だな。考えすぎだよ」 「はあ?何を言っているのよ!……実際に、2度も命を落し掛けているじゃないのよ! ……お兄ちゃんは、全然、判ってくれないんだね。。。 子供の頃から、お父さんも、お母さんも、お姉ちゃんも、私も、……いつも心配していたわ。 いつか、……いいえ、明日にでも、お兄ちゃんが居なくなってしまうんじゃないかって。 二度と会えなくなっちゃうんじゃないかって……いつも怖かった。今でもね! 私達、家族なのよ? 本当の……偶には振り返ってよ。 あの娘の事ばかりじゃなくて、私のことも見てよ!……お願いだから。。。」 泣き出した久子を抱き寄せて、彼女の頭を撫でながら俺は言った。 「お前、相変わらず嘘が下手だな。 そんな事を言っても、本当は、マミのことを心配しているんだろ?」 「ええ。……それでも、……マミちゃんとお兄ちゃんは、……嫌」 「何故? ヤキモチか何かか?」 「そんなんじゃないわよ。……いいえ、それが全く無いとは言わないわ。 それでも、私は別に、お兄ちゃんが恋人を作ったり、結婚すること全てに反対と言っている訳じゃないのよ。 でも、マミちゃんは駄目。 あの娘は……お兄ちゃんと一緒に居るには、脆すぎる。傷付き易すぎる。 お兄ちゃんも弱い人だから、傷つき易い上に、立ち直りが遅いわ。 あの娘に何かがある度に、あの娘の事で傷ついて、いつまでも自分を責め続ける。 由花さんやアリサさんみたいにね。 お兄ちゃんの相手は強い人じゃないと。……祐子さんみたいな。 祐子さん、……私のせいで駄目にならなければ、お兄ちゃん達、今頃。。。」 俺は、語気が荒れそうになるのを抑えながら言った。 「お前は、何も悪くない。 それに、祐子は同級生で、ただの昔の勉強仲間だよ。 それ以上でも、それ以下でもない」
マミ イサム マサさん キムさん このあたりNGワードにぶっこむと快適 つーか発狂しすぎだろ
「そう言う訳には行かないだろ?マミが待っているのだから」 「本当に?……あの娘とは、もう終ってしまったんじゃないの?」 久子の言葉は、俺の中にあった怖れを抉り出した。 「あの娘と関わったら、お兄ちゃんは、また、危ない世界に戻らなければならなくなるんじゃないの? あんなに抜けたがっていて、やっとの思いで抜け出したというのに。 ……私は嫌よ。あんな思いをするのは、もう絶対に嫌!」 久子は泣いていた。 「マミは家族だから、……お前の大切な妹だから、迎えにって遣らないと」 「それでも嫌。……私、あの娘には、もう2度と戻ってきて欲しくない。 判ってる。……私、酷い事を言っているよ。でも嫌なの!」 「何故? お前は誰よりも、アイツの事を可愛がっていたじゃないか。本当の妹のように。 お前、マミのこと、嫌いだったのか?」 「ええ、嫌いよ! お兄ちゃんと関わった女の人達なんて、みんな嫌いよ。最初からね! マミちゃんも由花さんも、……会った事は無いけれど、……命懸けでお兄ちゃんを守ってくれた人だけど、アリサさんも!」 「何故?」 「理由なんて、……理由なんて無いわよ! でもみんな、お兄ちゃんを不幸にする。お兄ちゃんを傷つけて、危険な目に遭わせる。 ……あの人たちのせいで、お兄ちゃんはいつか命を落す。そんな気がしていたのよ!」
バスルームで汗を流していると電話の鳴る音がした。 子機を持って来た妹の久子が強張った表情で言った。 「お兄ちゃん、電話よ。……木島さんって方から」 「そうか」 そう言って、俺は久子から子機を受け取った。 用件は判っていた。 3ヶ月近くの間、俺はこの時を待っていたのだ。 用件を聞いて電話を切り、俺は子機を久子に渡した。 俯いたまま子機を受け取った久子が、消え入りそうな声で言った。 「行くの?」 「ああ」 暫しの沈黙の後、久子が口を開いた。 「行かないで欲しい……ずっと此処にいてよ、お兄ちゃん!」 「そうは行かないだろ?……マミを迎えに行って遣らないと」 「私は嫌よ……行かせない。絶対に! 行かないで。……このまま、ずっと私の傍に居てよ。お願いだから。。。」
藍さんこんばんわです。私句読点とかが独特なのですぐに解ってしまうらしいです(><)開き直ってコテハンをば。 七面山は現在では禁則地ではありませんし、女人禁制でもありません。普通にカップルが頂上でコーヒー沸かして飲んでます。生臭ものだけは持ち込まなければOKじゃないですかね。 本当は前修行は13番を読めばよかっただけなのに、何故かスイッチが入ってしまい、メールをよく読まずに飛び出して登ってしまったのが実情です。 身延山(本山)、七面山(修行の御山)はセットなので七面山下山後に超特急でロープーウェイに乗り込み、両方とも1日で登ってきました 正直に言いますと、予想は本当は大外れでして(汗)業に飲まれる事=悪い存在に乗っ取られる、と思ってたので、厳密には両者は違うのですね 監視がつく前に炎さんが外法を使って妹さんをサルベージし、Rさんに託す。そんな展開を「第一希望として」考えてただけです。だからお子さんの名前を考えてました 別の予想で、業的に考えたら、外法を既に使ったSさんも、それによって生まれた緑さんもまずいんじゃないの?と。Sさん生きててほしい派の私としては困った訳です。 まさかの炎さんが亡くなるとはショックです(TT) しかし、「深淵を覗くものは」と書いてた自分が怖い(汗)これはびっくりさせてしまったのではないかと気を揉んでました。 白龍さんがさりげなく出てきましたね。あとは青竜さんだ。また大きな課題がありそうですね。 PS:お話の投下が「お仕事」になられたようですが・・わ、私の書き込みが原因になってなければいいのですが
>>299 間違いなく昨日までは2番 さて今後、既に今日の時点からはどうなるか? だな 藍さん「お仕事」お疲れ様でした。今回のお話は何故か身を切られるような印象でした。 お手配になったら逃げれない、でも自分は生かされているなかで最大限の自分の意思を体現する。 人間の魂の段階が上がる事を神様は望んでいるという話を聞いたことがありますが、やっぱりそうなのかな・・ 「あれ」はLさんの中に入る予定だった物ですかね。だとしたら因果は既に解き放たれていてKさんが亡くなった後も詰め切れなかったと見るべきですかね。 代に憑依させる存在のレベルは、御影さんレベルのもので、それを使って党首さんに戦いを挑み、勝利の後に、分家が一族の本流として勝鬨をあげる。黄龍さえ手に入れば掌握は可能。分家さんの反乱はそんな計画かと思ってました 炎さんが紫さんの魂を何らかの形で託すのだと思っていましたが見事に予想が外れました。もっと壮絶で悲壮で気高かったです。 有難うございました。
少年は、俺の目を真っ直ぐに見つめた後、深く頭を下げた。 「このお社の祭主様だよ。紫、ご挨拶なさい。」 ...やはり、そうだった。あの夢の中の会話が鮮やかに蘇る。 少年が女の子の涙を袱紗で拭う。女の子は一度鼻をすすってから小さく頷いた。 「祭主さま、紫と申します。今日はお仕事を仰せつかったので、兄様とこちらに参りました。」 2人に歩み寄り、ゆっくりと跪く。 少年と女の子は澄み切った笑顔を浮かべている。 「ご助力頂き、心から感謝致します。今後機会がありましたら、是非よしなに。」 一礼して顔を上げる、既に2人の姿はない。 立ち上がり、振り返ると、すぐ後ろにSさんが立っていた。 「Sさんの答えは正しかった。僕は、そう思います。」 Sさんは大きく、何度も頷いた。奇麗な眼が赤く潤んでいる。そっと、小さな肩を抱いた。 「あの晩の出来事。眼が覚める前に不思議な夢を見たんです。 川の神様が2人の魂を救って下さる夢、それはきっと正夢だと、ずっと信じていました。」 「もし、私が炎を受け入れていたら、こうはならなかった。 あの縁談を断って、あなたと出会えたから、あなたを愛したから、こんな風に。 炎と紫にとっても、これはハッピーエンド。ね、そうでしょ?」 「はい、間違いなくハッピーエンドです。」 「後でLにも話して上げなきゃね。」 「今日は久し振りに僕が夕食を作ります。腕によりを掛けて。 みんなで美味しいものを一杯食べて、元気出しましょう。」
何年か前にプルシェンコとゴリ推しで対談した時、 どっち付かずなのはやめれって本気で怒られてたのに、 これじゃなあ
>>316 これしか方法無さそうだな 仕方がないからNG-wordにぶっ込むか 車を停め、久し振りに参道の入り口に立つ。 俺は息を呑んだ。 2月の2回。3月の1回。計3回の祭祀と掃除の日は『立ち入り禁止』で参内していない。 あちこち、たくさんの落ち葉が積もっているだろうと思っていたのだが... 参道にも、手水舎とその周辺にも、全くと言っていい程落ち葉は落ちていない。 そして、いつも俺が落ち葉を掃き集める場所に、落ち葉の山。 「これ、どういうこと...一体誰が?」 Sさんも落ち葉の山を見つめている。 強い風が吹けば、直ぐに落ち葉の山は崩れる。ということは。 「Sさん、ちょっと拝殿と本殿の様子を見てきます。」 俺は小走りで拝殿に向かった。もしかしたらまだ。 拝殿、瑞垣の外から様子を見る。やはり落ち葉は落ちていない。本殿は? 本殿の正面。瑞垣の中に入ると、女の子の声が聞こえた。 「兄様、こっちよ。」 「もう、お仕事は済んだのだから、早く帰らないと。」 「嫌だ。少し遊びたい。」 パタパタパタ、軽い足音が本殿の右側から近付いてくる。 「あっ!」 小さな、5〜6歳の女の子が、俺の右側、3m程先で派手に転んだ。 白い着物。少しの間を置いて、大きな泣き声。 思わず駆け寄ろうとしたが、何とか立ち止まった。 女の子の後を追ってきたのだろう。12〜13歳の少年が女の子を抱き上げる。 「だから言ったろ。お社で走ってはいけないと。」 次の瞬間、女の子を抱いた少年と目が合った。女の子と同じ、純白の着物。
「今回の幸運は偶然が重なった結果だったのか、あるいは御加護があったのか、 それは確かめようがありません。でも、絶対に確かめておかなければならないことが有ります。」 「何故『あれ』が現れたのか、どんな経緯で、誰が関わっているのか。そうでしょ?」 「はい、ただでさえ数少ない『あれ』の記録は、どれも200年以上前のもので、 しかも遠い昔に、神さまの御加護を受けた術者達によって、全て封じられている筈ですよね。」 あれから何度も、俺なりに図書室の記録を調べてみた。 『あれ』は悪霊というより、邪神に近い存在。高位の精霊が人間に害をなすように変化したもの。 だが、それらは既に封じられ、200年以上もその活動は確認されていなかった。それなのに。 「血眼になって『上』が調査してるのも、まさにそれよ。 『あれ』が封じられている場所を全てあたって、封印の状況を調べている途中。 その封印を破り、邪な契約を結んで一族を壊滅させようとした者がいる。 そう考えるのが一番単純な解釈だから。 それに『あれ』が焼き尽くされたということは、 契約は完成していない。契約の対価となる命を受け取るべき『あれ』が滅びたのだから。 つまり『あれ』の封印を破った者は、未だ生きている可能性がある。」 そこまで話すと、Sさんは微かな笑みを浮かべた。 「ただ、どんな力を持っていても、そう何度も封印を破ることは出来ない。 生きているとしても、今回の失敗でかなりのダメージを負っている筈。 あの後『不幸の輪廻』の活動は通常のレベルに戻ったみたいだし、取り敢えず一段落。 それは間違いないと思う。ただ、念には念を入れて、そういうこと。」
「私の得意な術。だからとうにあなたには教えてある、炎がそう予想してもおかしくない。 でも実際には、私があなたにあの術を教えたのは事件の前日、ギリギリのタイミング。 私、ずっと考えてたの。どうしてあの日、あなたにあの術を教えようと思ったのか。 でも、分からない。不思議、としか言いようが無い。それにもっと不思議なのは。」 「その前の晩、僕がどうしてあの夢、予知夢を見たのか、ですね?」 「そう、その夢を見たからあなたはあの術を試す気になった。まるで予行演習。 一度も試した事がない術が、精神的に追い込まれた状況で成功する確率はほとんど無い。」 確かに、偶然で片づけるにはあまりにも。その直後、ある名前が脳裏に浮かんだ。 『憶えておいて欲しい』と言われ、一生忘れないと誓った名前。 何故その名前が浮かんだのか、全く分からない。 だが、その名前を思い出したのだから、俺は大丈夫。そう思った。 俺の魂が穢れているなら、その名前を思い出せる筈がない。 『本当は俺の魂は穢れている。しかしSさんと姫の気持ちを汲んで、 当主さまと桃花の方様はそれを『上』には隠したのではないか。』 心の隅にずっと蟠っていた不安が跡形もなく消えてゆく。そう、俺は大丈夫。 だが、一連の信じがたい幸運を『御加護』とし、単純に喜ぶことはできない。 もう1つ、最大の疑問が残っている。
しかしその存在に俺が気付いた時、『あれ』は俺と炎さんを嘲笑っていた。 「どうして『あれ』は、さっさと僕を殺さなかったんでしょうか?」 「まずは様子見。炎とあなた、どっちの中に潜んでいるのが有利なのか。 次に油断、『たかが人間に何が出来る』。そう、見くびっていたのね。」 此所まで話してくれたのだから、もう1つ、質問しても良いだろう。 「ずっと、疑問に思っていたんですが。」 「何?」 「炎さんは、僕があの術で『あれ』に対処すると予想していたんでしょうか? もしそうなら、僕があの術を使える事を、あらかじめ知っていた事になりますね。 Sさんは暫く窓の外を見つめた後、小さく溜息をついた。 「今考えれば、あなたが対処する方法はあれしかなかった。 でも、それはあくまでも後知恵。私があなたの立場だったとして、 あの術をあんな風に使って対処する方法を思いついたかどうか分からない。 炎がそれを期待していたとしたら、あなたと炎には共通点が有ったということ。 術に対する感覚、極限状態での行動や考え方、そしてその覚悟も。」 言われてみれば、炎さんも俺も、Sさんを好きになった。確かに似ている部分がある。 あの晩、炎さんは俺を『いちいち気に触る』と言った。 あれは、一種の近親憎悪から出た言葉だったのだろうか。
「じゃあ、最初からそれが。」 「そう、『あれ』は宿主の力を自分の力の触媒として使う。 だから、どれだけの力が使えるかは宿主の力の強さに依存する。 炎クラスの術者が宿主なら、どんな術者にも力で劣ることはない。 それに、休眠を続けていれば、何時かは当主様に接触する機会も巡ってくる。 炎の中で休眠し、チャンスになれば目覚めるようにトリガーをセットしてあった。完璧な計画。 でも、どうしてか、紫は『あれ』の存在に気付いてそれを炎に伝えようとした。 そして、炎も気付いた。自分の中に『何か』が入り込んでいる。 しかも、自分が全く気付かないうちに。それなら入り込んだのは間違いなく『あれ』。 そうでなければ、そんなに容易く入り込まれる筈がない。 ただ、気付いたとしても、どう対処すべきか。炎は焦ったでしょうね。」 「たとえば炎さんがその存在を『上』に伝えようとすれば、『あれ』が目覚める訳ですね?」 「そう、その名やその存在を口にすれば、『あれ』が目覚めて自分は完全に乗っ取られる。 炎の力を触媒にすれば、『あれ』は一族を壊滅させるほどの力を使えたでしょうね。 だから、炎は必死で考えた。その答えがあなた。人質を取ってでもあなたを呼ぶ、と。」 心に幾重にも鍵を掛けたまま、それでも会話を通して『あれ』の存在を感知出来る適性。 さらに『あれ』を滅ぼすことの出来る神器の持ち主。 だから、俺。 そう思ったから、炎さんは俺の適性とあの剣に全てを賭けた。 もちろん俺がそれに気付いた瞬間、自分の命は無いという覚悟の上で。
この荒らし書き込み内容見ながらコピペしてやがるのか 狂ってるな もういいや
Sさんは右手をそっと俺の左手に重ねた。 「半分正解。私、もう少し炎に優しくすれば良かったって、縁談もちゃんと聞けば良かったって、 確かにそう思った。でも、そう思っただけ。今と違う自分を望んではいない。 炎と紫の魂が『不幸の輪廻』に取り込まれたとしたらとても悲しいし、 何か自分に出来ることはないかと考えるわ。きっとあなたも、Lも同じ気持ちだと思う。 ただ、炎にもう少し優しくしていても、ちゃんと縁談を聞いていても、何も変わらない。 私の答えは1つ。何があっても、私には、あなただけ。」 「有り難う御座います。Sさんはそう言ってくれると思ったから、嫉妬はしませんでしたよ。」 「ふふ、やっと、自分に自信を持ってくれたのね、嬉しい。 でも、答えは未だ半分残ってる。残りの答えを聞かせて頂戴。」 Sさんも俺と同じ疑問を持った筈だ。Sさんなら疑問の答えが分かるかも知れない。 「どうやって紫さんは炎さんに『あれ』の存在を伝えたのか。それを考えていた。どうですか?」 「お見事、正解。」 「Sさんならその方法に心当たりが?」 「いいえ。紫の適性もあわせて考えて見ても、思い当たる術は無い。 炎と紫の絆が鍵だと思うけれど、その場の経緯が分からないとそれ以上は。」 「紫さんの件についての調査は進んでいるんでしょうか。」 「まだ調査は継続中だけど、おそらく『あれ』は依頼人の中に潜んでいたのね。 一族に害をなすには、力のある術者の中に潜み、機会を待つのが早道だから。 紫の中に入り込んだ『あれ』は依頼人を殺し、その魂を『不幸の輪廻』に送り込んだ。 当然、紫が業に呑まれたと誰もが思うし、紫より力のある術者が派遣される。」
魚顔のなにがいいのかわからんwタレントの三女はたしかにたまらんけどw
「『Sが俺との縁談を断ったのを知った時、紫は『自分を妻に』と言った。』 紫さんはずっと炎さんを愛していたのに、何故縁談を持ちかける前でなく、 Sさんが縁談を断ったのを知った後で『自分を妻に』と言ったんでしょうね? もし、Sさんが縁談を承知したら、自分の想いは永遠に報われないと分かっているのに。」 Sさんは黙ったまま、俺の横顔をじっと見つめている。 「答えは簡単です。Sさんに縁談を断られて、炎さんはとても落ち込んだんですよ。 他の人には弱みを見せなかったでしょうけれど、 紫さんはとても炎さんの様子を見ていられなかった。 だから、秘めてきた自分の思いを思わず口にしたんです。 Sさんもそこに気付いて、炎さんが自分に恋愛感情を持っていたことを知った。 それなら、もう少し炎さんに。あの縁談も。そう思うのは当然だろうな、と。」 そう、炎さんの気持ちを知ったのならそれは当然。もちろん俺自身を卑下しているのではない。 あの縁談には術者を生み出す計画だけでなく、炎さんのSさんに対する恋慕の情が 含まれていた。今回の事でそれがSさんに伝わった。むしろそれが嬉しいと思う。 自分たちの出自が特殊であること、それ故に大き過ぎる期待を背負って生きること。 炎さんたちは常にそれらと向き合って来たのだろう。 せめてその気持ちだけは、Sさんに知って欲しいと思う気持ちになっていた。
少女が沖縄に帰ってから暫くの間、お屋敷の中は少し寂しくなった。 しかし日が経つにつれ、少女を恋しがってぐずりがちだった翠も少しずつ元気になり、 俺の傷も順調に回復して、お屋敷は元の賑やかさを取り戻しつつあった。 そして、庭の桜が咲き始めた頃。久し振りに川の神様のお社へ参内すると決めた。 立ち入り禁止期間に参内を休んだのは3回。皆で相談して参内するのを決めたのは一昨日。 その後も翠が神託を受けなかったのだから、既に立ち入り禁止は解けているのだろう。 俺が軽の4駆を運転し、Sさんと二人で出発した。車の運転は本当に久し振りだ。 Sさんは助手席の窓を全開にして、山道の景色を眺めている。 少し寂しそうな横顔。 「炎さんと紫さんのことを考えてる。そうですよね?」 Sさんは俺の顔を見て少し笑った。「正解。じゃ、どんな風に考えているかは?」 「もう少し炎さんに、優しくすれば良かった。あの縁談も、もう少しちゃんと聞けば良かった。 こんな感じ、で、どうですか?」 Sさんは眼を丸くして俺を見た。「驚いた。術も使ってないのに、どうして?」 「炎さんはあの晩、僕に紫さんの事を話してくれました。 どんな内容だったか、桃花の方様の術をSさんも聞いていたんですよね?」 Sさんは小さく頷いた。
少女の涙が乾ききらないうちに、聞き慣れたエンジン音が聞こえた。近づいて来る。 俺は少女の手を取って玄関先に戻った。白いマセラティがガレージに滑り込む。 ガレージの中からドアの閉まる音と翠の声が聞こえた。 どのみち姫とSさんは俺と少女の『成り行き』を知りたがるだろう。 だが、それを口に出して説明するのは照れくさい。それならいっそ。 ガレージの入り口に4人の姿が見えた。 左腕を少女の肩にまわし、しっかりと抱き寄せる。それから4人に大きく右手を振った。 「Rさん、みんなが。」 「疚しいことじゃないし、これなら後で説明する必要がないからね。」 姫とSさんの驚いたような笑顔。 翠が駆け寄ってくる。 「おとうさん、おとうさんもみずきちゃんとなかよくなったの?」 「そう、瑞紀ちゃんは素敵な女の子だから、お父さんも瑞紀ちゃんが好き。 翠も瑞紀ちゃんのこと、好きでしょ?」 「うん、みどりも、みずきちゃんだいすき。だ〜いすき。」
昼食の後、一緒に食器を洗ったり、テレビを見ながら他愛のない話をしたり。 時間は穏やかに過ぎて、4人が帰ってくる時間が近づいていた。 「もうすぐ、皆が帰ってくる時間ですね。」 「外で帰りを待とう。もう一度、梅の花を見ながら。」 「それは良いですけど、暖かい服を着て下さいね。」 「分かった。」 俺たちは並んで梅の花を眺めた。傾いた日差しの中で、梅の花は輝くように美しかった。 「さっきの話だけど。」 「はい?」 「『私はSさんやLさんのように奇麗じゃないし強くもない。』そう言ったよね?」 「はい。」 「それは違うと思う。瑞紀ちゃんはとても奇麗だし、強い。 そしてこれからもっと奇麗になるし、もっと強くなれる。」 「でも、Rさんは...」 「瑞紀ちゃんが、君が、好きだよ。」 「え?」 「今日、俺は君が好きになった。でも、好きになったばっかりで、 それがどういう『好き』なのかまだ分からない。 友達として好き、う〜ん、これは違う。妹として好き、近いかも。でも、正直分からない。 だから、そうだな。瑞紀ちゃんが沖縄に戻っても、時々は一緒に暮らそう。 俺が沖縄に旅行しても良いし、夏休みに瑞紀ちゃんが此処に来てくれても良い。 これから過ごす時間の中で、お互いの『好き』を確かめて、それをゆっくり育てていきたいから。」 「ありがとう、御座います。とっても、嬉しいです。私。」
キッチンに向かう少女の後ろ姿に、何故か桃花の方様の後ろ姿が重なった。 Sさんよりもむしろ姫に似た細い体に、あのお方は一体どれ程の力を秘めているのだろう。 以前Sさんから聞いた事がある。『桃花の方様は一族最強の術者であることが珍しくない。』 鬼門を封じ、当主様を御護りする最高位の術者。 確かに、当主様に匹敵する力を持っていなければ務まる筈がない。 御二人は大恋愛の末に結ばれたと、遍さんは話してくれた。 もちろん大変な資質を持っておられただろう。しかし、その資質も磨かなければ光らない。 それどころか、相応の修行をしなければ、強すぎる力はむしろ災厄のもとになる。 桃花の方様になると決めた時、そのために厳しい修行をなさった時、 やはり当主様への愛情が一番の力になった筈だ。 好きな人への想い、こうなりたいという夢が力になる、それは決して悪いことではない。 ならば今、少女の気持ちを拒むと決めて、その夢を断つのは正しいことだろうか。 以前、Sさんが『お勉強』の時間に教えてくれたことがある。修行を続ける上での注意点。 例え叶わずとも、強い夢は力になる。しかし、夢を見ている自分に酔ってはならない。 ふと、姫との初めてのデート、あの海岸へドライブした時の情景が浮かんだ。 『Rさんに好きと言ってもらえるなら、私、騙されていても構いません。』 この一年余りで少女は精神的に大きく成長し、それでも真剣な気持ちで俺を好いてくれている。 なら俺も、心に芽生えた彼女への『好き』を認めれば良い。 『妹』か、『恋人』か、それは全く別の話だ。 『やっと、分かってくれたんですね。瑞紀ちゃんのことになると、ホントに鈍いんですから。』 耳許で囁く、姫の声が聞こえた気がした。
「もしかして、お祖母さんは自分の手で?」 「はい、その人が生まれて育ったあの集落と、その人が大好きだったあの海岸を 死ぬまで守ると決めた、そう言って笑っていました。」 「じゃあ、瑞紀ちゃんはお祖母さんにも似たんだね。」 少女はにっこり笑って頷いた。 「ノロになるための修行を始める前に、祖母とそんな話が出来て本当に良かったです。 好きな人のために、好きな人の暮らす土地を護るために、私はノロになりたい。 それは決して間違っていないと、自信が持てましたから。」 何と爽やかで、そして鮮やかな覚悟だろう。その言葉を聞いているだけで胸が震える。 俺は、間違っていたのかも知れない。 最初の頃の悪い印象をいつまでも引きずって、今の少女の姿を見ようともしなかった。 少女は真摯な態度で範士に師事し、新たな覚悟で『今』を生きてきたというのに。 これが、姫とSさんが俺に伝えたかった事。少女の気持ちを受け入れるにしろ拒むにしろ、 少女の『今の姿』を見てからにするべきだ。そうでなければ悔いが残る。 後で気が付いたとしても、取り返しがつくかどうかは分からないのだから。 「すごいな。瑞紀ちゃんは本当に変わったね。初めて会った頃とはまるで別人。 今の瑞紀ちゃんはキラキラ光って見える。何て言うか、すごく素敵だよ。」 「ありがとう御座います。とても嬉しいです。 でも、私はSさんやLさんのように奇麗じゃないし強くもないですから、未だ全然。 あ、もうこんな時間。すぐにお昼ご飯準備しますね。」
「その人は、祖母の夫です。祖母はノロだから籍は入れなかったそうですけど。」 「じゃあ、瑞紀ちゃんのお祖父さんでしょ?『祖母の夫』って、何だか他人行儀だね。」 「早くに亡くなったから私はその人の顔も知らないんです。 でも、祖母の話を聞いて。その人のことが好きになりました。 その人は祖母に『自分は必ず村で一番の漁師になるから、そしたら自分と結婚して下さい。 絶対にあなたに恥ずかしい思いはさせません。』って言ったそうです。 『貧乏だから勉強では身を立てられない。でも必ず村一番の漁師になって、 あなたがノロを辞めてからも良い暮らしが出来るようにしますから。』って。」 勉強と漁師、そのうち漁師を選んだと言うことは。 「もしかして、その人は年下、だったのかな。」 「はい、3つ年下だって言ってました。父親から習ったり、自分で必死に工夫したり、 19歳の時には、もう村で一番の漁師と言われるようになったそうです。」 「それでお祖母さんに結婚を申し込んだ?」 「はい、村中大騒ぎだったって言っていました。それで5人の子供に恵まれて。 その人は早くに亡くなったし、結局籍は入れられなかったけれど、とても幸せだったって。」 「後継者がいたら、ノロを辞めて籍を入れられたかも知れないね。」 「はい。でも、その人が亡くなった後、自分がノロを続けていて良かったと、 後継者が現れなくても自分は死ぬまでノロを続けようと、そう思ったと言ってました。」 「お祖母さんはどうしてそんな風に?」 少女は俺の眼を真っ直ぐに見つめて微笑んだ。 「その人は病気になったあと、ずっとあの集落の海岸を恋しがっていたそうです。 入院してからも『元気になって集落に戻り、せめてもう一度海岸を歩きたい。』と。」
まあ、元天才フィギュア少女のAVとか、出口には困らないだろう
ガレージの裏側には梅の木がある。白い花の木と紅い花の木が一本ずつ。 盛りは過ぎていたが、まだかなりの花が咲き残っていて、良い香りが漂っていた。 俺たちは暫く黙ったまま、並んで梅の花を眺めた。赤と白のコントラスト、飛び交う小鳥たち。 「奇麗だね。」 「はい、とっても奇麗です。」 「この時期だと沖縄は桜も終わってるよね。梅の花はいつ頃咲くの?」 「お正月が終わった頃に咲いているのを見たことがあります。 でも、沖縄では梅の花をあまり見かけません。もともと数が少ないんでしょうね。 それと、私が見た梅は全部白い花でした。紅い花の梅は見たことが無いです。 その代わり、沖縄の桜はこの梅みたいにピンク色ですよ。私、本土の桜を初めて見た時 あんまり違うので驚きました。ソメイヨシノっていう品種なんですね。」 「そう、沖縄の桜は山桜に近い緋寒桜だって聞いたから、全然違うだろうね。」 それから、また暫く黙ったまま花を見つめた。 「Rさん、体が冷えると傷に悪いと思います。もう、戻りましょう。」 「瑞紀ちゃん、御免。本当は車でドライブとか出来たら良いんだけど。」 「いいえ、私、今日はとても楽しくて嬉しいです。まるでRさんのお嫁さんに... 御免なさい、私、勝手にお嫁さんとか。」 「まあ、それは構わないけど。ノロになる理由を話したらお祖母さんに怒られないかな?」 「私も、怒られるかもって思ってました。でも、笑われました。」 「え、笑われたって?」 「去年の夏休みに、一週間お休みを頂いて沖縄に帰ったんです。その時、祖母に話しました。 そしたら『瑞紀はあの人に似たんだね。』って。その後で色々な事を話してくれたんです。」 「『あの人』って誰のこと?」 その人はこの少女とどう関わっているのだろう。 話の続きはリビングのソファで、少女が淹れてくれた温かいお茶を飲みながら。
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翌朝、朝食も食べずに4人は出掛けていった。 少女と2人の朝食。『悔いの残らないように』と姫は言ったが、やはり気まずい。 俺の事を好いてくれる少女に、気のあるような素振りをするのは正直気が引ける。 少女を嫌いな訳ではない。家事を手伝っている姿や翠と遊んでくれる姿を見てきて、 むしろ今は素直な良い娘だと思っている。でも、それはSさんや姫に対する感情とは違う。 それなのに、お嫁さんや恋人だと思って接するなんて...心の隅に蟠る罪悪感。 朝食を済ませ、ぐだぐだ考えながらリビングで本を読んでいると、 窓から明るい日差しが差し込んできた。何だか久し振りに見る太陽の光。 その時、ふと俺の心も晴れたような気がした。 俺の適性が『言の葉』なら、まずは話をしてみるべきだろう。 後の対応をどうするか、会話の中で答えが見つかるかも知れない。 「瑞紀ちゃん。」 思い切って、キッチンで昼食の準備をする少女に声をかける。 「はい、何ですか?」 少女はタオルで手を拭きながら駆け寄ってくる。嬉しそうな笑顔。 「空が、急に明るくなってね。だから、一緒に庭の梅を見に行こうと思って。どう?」 「行きます、一緒に。火を消して、すぐに戻りますから。」
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>>308 凄い食べる、脳内の8割は食べ物の事考えてるって言ってるよ 周りは体重管理に苦労してる子ばかりの中で、無神経な子だと思ったわ 「今度のことがあっても、考えは変わらないんですか?」 「ええと、どういうことですか?」 「長生き出来ないかも知れないのは、術者でも術者でなくても、同じだってことです。」 不意に、胸の奥が痛んだ。何故、急にこんな。 「瑞紀ちゃんが本当にノロになって、Rさんのお嫁さんになるかどうかなんて、 そんな未来のこと、誰にも分かりません。でも、大事なのは『今』瑞紀ちゃんがRさんを 好きだということ。そのためにノロになる決心をして、実際に歩き始めたということ。 すごく遠くて辛い道ですが、少しでも目的地に近づいて欲しい、そう、思いませんか?」 「もちろん思いますよ。でも、それと彼女をお嫁さんにすることは。」 「もう、瑞紀ちゃんのことになると、不思議な位鈍いんですから。 例えば沖縄に帰った後、瑞紀ちゃんが事故や病気で亡くなったらどうなると思いますか? 瑞紀ちゃんはもちろん、Rさんにも悔いが残りますよ。『こんなことならあの時』って。 だから明日1日、瑞紀ちゃんをお嫁さんだと思って接してあげて下さい。恋人でも良いです。 とにかく、できるだけ悔いの残らないように。お願いしますね。」 少女に悔いが残ると言うのは分かる。しかし、俺にも悔いが残るというのは? しかし、藍を抱いた姫はさっさと自分の部屋に戻ってしまい、 昼食の前にはSさんと少女も帰ってきたので、それ以上この話は出来なかった。
公式戦で点数をとれた子がオリンピックに選ばれてよかった 本田真凛って、外見はいいと言われているの? なんだか不思議な世界だね
「Rさん。体調は、もう随分良いんですよね?」 姫の卒業式、その追憶は、他ならぬ姫の言葉で中断された。 「あ、はい、今月中には川の神様のお社に参内できると思います。」 実際、傷の具合はかなり良い。表面の傷口は完全に塞がっている。 それにその日の夕食後、少女の卒業を祝う乾杯では、お酒が解禁になる予定だった。 何かの拍子にくしゃみや咳をするとかなり痛むが、これはまあ仕方ない。 「明日、私とSさんは朝早くから出掛けます。翠ちゃんと藍ちゃんも一緒に。」 ということは。 「あの、じゃあ明日、お屋敷には。」 「はい、Rさんと瑞紀ちゃんが二人きり。私たちは当主様と桃花の方様にお目通りする、 瑞紀ちゃんにはそう話してありますけど、方便です。分かりますよね?」 「あの子に何か良い思い出を、そういうことですか?」 何故か小声になってしまう自分が少し情けない。 「何か特別な事をする必要はないです。夕方までRさんの世話を瑞紀ちゃんに任せるだけ。 一日中二人きりで過ごす、きっとそれだけで十分です。瑞紀ちゃんはRさんのお嫁さんに」 「ちょっと待って下さい。あ痛たたたた。」 「何を慌ててるんですか。瑞紀ちゃんがRさんのこと好きなのは皆が知ってるのに。」 「だ・か・ら、僕はあの子のこと」 「何とも思ってないって言いたいんですね?」 「そうです。」 姫は小さく溜息をついた。
三月一日、少女の卒業式。朝から曇り空。 今にも泣き出しそうな天気だが、少女は輝くような笑顔で玄関を出た。 化粧はせず素顔のまま、長く伸びた髪を首の後ろで軽く束ねている。もちろん、セーラー服。 スカートの丈はやや長め、膝にかかる位。初めて会ったあの日とはまるで別人。 正直これは、ストライクど真ん中...まずい、クラクラする。 「もう、邪道だなんて言えないわね。というより、王道一直線かな?」 Sさんはイタズラっぽく笑い、ガレージに向かって歩き出した。 成る程、Sさんの。道理であまりにも俺の嗜好に、いや待て、そんな事考えてる場合じゃない。 気を取り直して、Sさんの運転する車に乗り込む少女を見送る。おめかしした翠も続く。 翠は少女に良く懐いていて、一緒に卒業式をお祝いするといって聞かなかったのだ。 去っていく車を見送りながら、俺は姫が高校を卒業した日の事を思い出していた。 あの日も朝は曇り空。俺の車に乗り込んだ姫の眩しい笑顔。そして
「そう言えば、もうすぐ川の神様のお社に参内する日ですね。」 少なくとも今回は、姫かSさんに代理を頼まなければならないと、そう思っていた。 すると、Sさんが少女を見つめて微笑んだ。はにかんだような少女の笑顔。 「R君、それがね、暫くあなたは立ち入り禁止みたいよ。川の神様のお社。 瑞紀ちゃん、一昨日のこと、R君とLに話してあげて。」 「はい。ええと、一昨日の3時少し前でした。翠ちゃんと藍ちゃんは昼寝をしていて、 私とSさんはおやつの準備をしていたんです。そしたら急に翠ちゃんが立ち上がって。」 Sさんは堪えきれない様子でくすくすと笑った。 「眼も開けずに『傷が癒えるまで参内は禁止する。Rに、そう、伝えよ。』って言ったんです。」 「じゃあ、川の神様が。」 「私もそう思ったから翠の前に跪いて、『では私がRの代理で参内致します。』と、 そう申し上げたのよ。そしたら、ね。」 Sさんはもう一度少女に微笑みかけた。 「『Rは近々此処へ戻るから、そなたにはRを頼む。 大丈夫だ。社の心配は要らぬ、手は足りている。』って、そう言った後、 またパタンと横になって寝ちゃったんです。本当に、びっくりしました。」 「寝惚けた顔だし、声は翠のままなのに、殊更に芝居がかった調子でそんなこと仰るのよ。 有り難いけど、もう、私、可笑しくて可笑しくて。」 でも、何で翠に?それは俺の夢でも充分なのに。 「私たちを笑わせて、元気づけようとして下さったのでしょうね。」 話を聞いていた姫が真面目な顔でそう言うと、Sさんは小さく頷いた。
「L、Sとともに、Rの世話にはよくよく心を尽くしなさい。 Rの傷が癒え、体が本復するのには未だ時間がかかります。」 涼やかな、心地良い声で我に返った。桃花の方様の声。姫は深く一礼し、病室のドアを開けた。 神器の弓と矢、そして白の宝玉を携えた桃花の方様が、ゆっくりとドアをくぐる。 「良かった、これで。」 ドアを閉じて振り返った姫の笑顔に、ようやくいつもの温もりが戻っていた。 数日後、自宅療養の許可が出て、俺と姫はお屋敷に戻った。 その晩、翠と藍を寝かしつけた後、俺たちはリビングでお茶を飲んだ。 いつも通り、穏やかなお屋敷の夜。それがとても懐かしく、そして愛おしい。 いつもと違うのは俺の傷を心配してハイボールがお茶に変わったこと。 そして此所には3人ではなく4人、あの少女も一緒にいること。 「本当はお酒で乾杯したいけど、それはもう少しお預けね。」 「瑞紀ちゃんの卒業式まであと3週間。その夜は乾杯出来るかも知れませんよ。」 Sさんも姫も、すっかり落ち着きを取り戻していた。もう、不意に涙を零したりはしない。 確かに、とても大きな災難だった。俺は深い傷を負い、Sさんと姫は酷く心を痛めた。 しかし、それを乗り越えつつある今、3人の魂を結ぶ絆は以前にも増して強くなっている。 その絆を頼りに、きっと俺は『日常』に戻ることが出来る。そう思った。
病室の中には俺と姫、そして桃花の方様。昨夜姫から聞いた段取りの通りだ。 「L、では、あれを。使わずに済んで、本当に良かった。」 姫は一礼して立ち上がり、壁の棚の中から白い布の包みを取りだした。 桃花の方様の前で跪き、白い包みを両手で捧げる。 「お陰様で心安らかにこの日を迎えることが出来ました。心より感謝申し上げます。」 桃花の方様が頷いてそれを受け取り、そっと着物の袂に納めた。 包みの中身は黒檀の小箱。その小箱の中に純白の宝玉、号は『深雪』。姫からそう聞いた。 黒檀の小箱には封印をしてあるらしく、白い布包みを見ただけでは その中身が一族に伝わる宝玉であるとはとても思えない。 もしもの時のためにSさんがお願いをして、その宝玉を当主様から借り受けたと聞いていた。 俺の魂が穢れていたら、その宝玉を使うということだ。しかし、どんな風に使うのかは知らない。 『Rさんがそれを知る必要はありません』と姫は言った。 『もし、これを使う必要があるなら、その時Rさんの意識が無いということですから。』と。 もちろん包みが解かれることはなく、黒檀の小箱すら見ることは出来なかった。 魂の操作を伴う術は『禁呪』。Sさんや姫の命を削る術は絶対に使って欲しくない。 そう思ったが、昨夜はどうしても適当な言葉が見つからなかった。 逆に、姫は俺の心を見通したように微笑んだ。 「翠ちゃんと藍ちゃんには『父親』が必要です。忘れないで下さいね。」
桃花の方様の唇が小さく動いている。この後にもまだ言葉が? 『紫、見たか、やったぞ。これで...いや、Sは、上は何をしてる。遅い、このままでは...』 桃花の方様が目を開けた。俺の手をベッドに戻し、労るようにさすった。 静かな病室の中に当主様の声が響く。 「R、誠にお前は言祝ぐ者。お前の言葉通り、炎も紫も偉大な術者だ。 紫は炎に、炎はRに■◆の存在を伝え、そしてRは自らの体を代として■◆を誘い込み、 神器の力で焼き滅ぼした。3人の献身に対し、一族の祭主として心から礼を言う。 残念ながら炎と紫は犠牲となったが、お陰で一族を危うくする大難は祓われた。」 その重さを良く理解出来ないまま、俺は当主様の言葉を聞いていた。 「炎と紫を先達の偉大な術者の列に序し、その魂を祀って功績を讃えよう。社へ戻る。」 当主様が立ち上がる。遍さんが慌てたように病室のドアを開けた。 「当然特別な監視の件は撤回させる。そして紫が受けた依頼が持ち込まれた経緯と それに関与した者達の徹底的な調査。恐らく、『不幸の輪廻』の活動が活発になっている事と 関連が有る筈だ。今後のために、全てを明らかにしておかねばならない。」 当主様はドアの前で立ち止まり、ゆっくりと振り返った。悪戯っぽい笑顔。 「R、傷が癒えたらまた会おう。今度はゆっくり、話がしたい。」 言い終わると当主様は踵を返してドアをくぐった。足音が軽やかに遠ざかっていく。 遍さんともう1人の男も慌てて当主様の後を追った。
桃花の方様は一旦言葉を切って大きく深呼吸をした。 『先程の失言を許して下さい。やはりあなたは偉大な術者だ。そしておそらくは妹さんも。 必ず、僕が皆に伝えます。あなたと妹さんは業に呑まれたのではなかった。 それは、今あなたの中に潜んでいる『何か』に関わっていたのだと。 そしてもし、この怖ろしい災厄を祓うことが出来たなら、その功績と栄光は、 命を賭けて『何か』の存在を知らせたあなた達2人の魂と共にある、と。』 『アりがトう。コれデ、アトハ、オマえシだイ。まカセ、タ...』 そうだ、確かにこの言葉を聞いた事は憶えている。しかし、この後が全く。 『この剣を持ったら、自分の腹を突く。』 姫が息を呑んだ。 これは...俺の声。 そうか、思い出した。俺の術。 口に出してはいないが、心の中で必死に練った言葉。あの術を俺自身に掛けるために。 俺の術など効く相手ではない。剣で斬りかかれば、刃の届く前に俺は殺される。 だが、俺の体に潜み、一族に害をなすのが相手の目的なら、あの術が使えるのではないか。 術を掛けたこと自体を忘れるのだから、俺の意図を相手に感付かれることもない。そう思った。 細かな操作は難しいだろうが、狙いを外す訳にはいかない。自分で見える大きな的、腹。 相手が俺の中に入り込み、誰かに害をなそうとしてあの剣を持てば、多分この術が発動する。 自信など全くない、しかし、それしか策がなかった。 今回は何とか術が発動し、相手は剣の力で焼き尽くされた。 本当に、信じ難い程の幸運。
>>1 お稽古も練習も嫌いなんだから伸びるわけないわ。やってないんだからできなくてあたりまえ。 『何故こんな事をしたんです。まず人質を解放して、話はそれからでも良いじゃないですか。 そうすれば上だって、荒っぽいことはしないでしょう。』 『これが、言霊、か。俺がどうしても会得できなかった術を大した修行もせずに。 本当に、いちいち気に障る。だが、それでなければ呼ぶ意味がない。 お前の言葉は確かに俺に届いている。俺の言葉は紫に届かなかったが。』 当主様は腕を組み、眼を閉じたまま、俺たちの会話に聞き入っている。 遍さんともう1人の男も、姫も、そして俺自身も、息を詰めて耳を澄ませていた。 『さっき、妹さんにあなたの言葉が届かなかったと、そう言いましたね。』 『ああ、俺が行った時、紫はもう俺の事も分からなくなっていた。 会うなり俺を本気で殺そうとしたよ。以前はあんなに慕ってくれていたのに。』 再生される会話を聞くうちに記憶の断片が繋ぎ合わされていく。 新たに思い出した断片も加わり、朧気ではあるが、あの晩の記憶が甦りつつあった。 『だが、俺は憶えていない。気が付いたら紫は床に倒れていて、既に死んでいた。 俺はどうやって紫を殺したのか?あんなに慕ってくレた妹を殺したのに、憶エていナイんだ。』 『妹さんの術で記憶が飛んだのではありませんか? 不幸の輪廻から流れ込む力で妹さんの術が強力になっていたとしたら。』 『もしそうなラ、死んでいタのは俺ノ方ダ。そレに紫は、紫ハ業に呑マレてなド、イなカッタ。』
「R、右手をこちらへ。」 そっと右手を伸ばす。緊張で手が震える。桃花の方様は両手で俺の右手を包んだ。温かい。 「あの晩、お前が炎にかけた最初の言葉を憶えていますか?」 「はい、『少し見損ないました』と。その前の炎さんの術が、その、気に入らなかったので。」 桃花の方様が目を閉じた。ゆっくりと、深く息を吸う。誰も喋らない。病室の中に満ちる静寂。 『気配は完全に消したと思ったが、会話だけで術だと見抜いたか。 Sに師事しているとはいえ、大したものだ。それでこそお前を呼んだ甲斐がある。』 男の声が静寂を破った。間違いない。これは、炎さんの声だ。 桃花の方様の口から炎さんの声、あの晩の言葉がそのままに再生されている。 これは、術?確かSさんが同じような、そう、『声色』。おそらくあれと良く似た系統の術。 『パーティーをしに来た訳ではありません。僕を呼んだ理由を教えて下さい。 それに、瑞紀さんは返してくれるんでしょうね?』 少し声の質が違うが、この話し方は間違いなく俺だ。 桃花の方様の術が、俺たちの会話をありのままになぞっていく。
当主様が立ち上がり、桃花の方様の肩を借りて弓の弦を張った。 続いて桃花の方様が筒の中から矢を取り出し、それを当主様が受け取る。 左手で弓と矢を交差させるように持ち、右手を弦にかけた。 鏃は未だ鞘で覆われている。しかし必要があれば恐らく左手の一振りで 「参る。」 ぴいいぃん。不思議な音が病室の空気を震わせ、俺の中に染み込んでくる。 神器の弓を半分程に引き絞り、弦を放す時に発する音。『寄絃』の儀式。 穢れた魂の持ち主は、この音を聞いて意識を保てない。姫からそう聞いていた。 2度、そして3度。弓と弦の発する音は、響きの調子を変えながら病室の空気を震わせた。 姫が息を潜めて俺を見ているのを感じる。大丈夫だ。何ともない、俺は。 「宜しい。皆、見届けたな。Rの魂、穢れてはいない。 憑依されていた時間が短くて幸いだった。」 当主様が小さく息を吐く。壁際の遍さんともう1人の男もホッとした表情を浮かべた。 続いて矢を桃花の方様に返し、弦を外して弓を白い袋に戻した。 しかし、未だ事情聴取は終わっていない。当主様はもう一度椅子に腰掛けた。 「さて、R。当主として、私は知らねばならない。あの晩何が起きたのか。 特に会話だ。お前と炎の会話、あの晩お前達が何を話したのか。それが、知りたい。」 「全てお話ししたいのですが、記憶が途切れ途切れで、ご期待に添えるかどうか。」 「それは承知している。無理をすれば体にも障るだろう。桃花の方、あとは頼む。」 「はい。」 当主様の足元に控えていた桃花の方様が立ち上がり、俺のすぐ前に立った。
>>323 プルに意見されたのは真凜じゃなくて、妹の望結だよ。 女優もフィギュアも両立したいって言って、それは無理ってきっぱり言われた。 「顔を上げなさい。」 病室に涼しい声が響いた。桃花の方様の声。 顔を上げると、ベッドの脇の椅子に当主様が座っていた。その右斜め後方に立つ桃花の方様。 さらに後方、病室の壁際に直立不動で立つ2人の男性。 1人は知っている顔、遍さんだ。もう1人は知らない顔だが、この2人が『上』の代表。 俺の枕元で姫が跪いている。Sさんはこの階のロビーで翠と藍の相手をしているはずだ。 建前とはいえ、『上』の前で親子が揃えば要らぬ疑いを招きかねない。 ただ、『上』の二人には見えないだろうが、俺のベッドの下には管さんがいる。 Sさんは管さん経由でこの部屋で起こることをリアルタイムで知る事が出来る訳だ。 「本日はわざわざ御出頂きありがとう御座います。」 「大変だったな、R。もう少し回復してからとも思ったが、これも公務だ、許せ。」 もし、俺の魂が穢れているなら、当然、回復する前に対応すべきだ。 「もし私の魂が穢れているなら、全てを当主様にお任せ致します。」 「そうなって欲しくはないが。」 桃花の方様が跪き、細長いものを当主様に手渡した。 桃花の方様の身長よりもはるかに長い、白い布の袋。当主様が袋の口を開く。 姫から聞いていた通りだ。神器、『梓の弓』。 もの凄い存在感が病室を満たす。 そしてもう一つの神器。弓の半分程の長さの筒、その中に納められている筈の『破魔の矢』。 筒の中から伝わってくる気配、こちらの存在感も尋常ではない。
「Rさんの状態、事の経緯を知るための調査ということですね。 魂が穢れているかどうかを確実に判別出来るのは当主様と桃花の方様だけですから、 調査に伴って御二人もこの部屋へ御出になります。 御二人がこの部屋へ。あのおぞましい存在との接触で、俺の魂は穢れてしまったのか。 ふと、あの怖ろしい夢の場面が目に浮かんだ。俺はあの短剣でSさんを。 ...そういえば、俺は炎さんを殺そうとしたのではなかったか、あの短剣で。 曖昧な記憶を辿る。そうだ、確かに俺は。ではその後何を? 駄目だ。どうしてもそこから先を辿れない。まるで術で記憶が、もしやこれも。 「あちこち記憶が無いのは、僕の魂が穢れているからですか?」 「Rさんは大丈夫。私は信じています。それに、私とSさんがRさんを守ります。 どんな手段を使っても。そう、たとえ『上』に背く事になるとしても。」 つまり、俺の魂が穢れているとしたら『上』は...。 『背くことになるとしても』 その言葉の重み、そして姫の胸中を思うと、もうそれ以上の言葉が出なかった。
「これは、一体何ですか?何かが焼けて、絨毯が焦げた跡みたいですが。」 「Rさんの傷から吹き出した血が、多分あの短剣の力で焼き尽くされた跡です。 いいえ、Rさんの中に入り込んでいたモノが、焼き尽くされた跡といった方が良いですね。」 炎さんの中に入り込んでいたモノは俺の中に、そしてあの短剣の力で焼き尽くされたのか。 「ただ、それがあまりにも強力な存在なので、『上』は疑っています。 既にRさんの魂が『それ』に穢されているとしたら、後々災いの種になるから。それに。」 姫は一度言葉を切り、温かいお茶を一口飲んだ。 「炎さんが死に、Rさんの記憶もかなり欠落していて、あの晩何が起きたのか分かりません。 実際、Rさんのお腹の傷も、未だ原因が特定出来ていないんです。」 俺はあの夢を思い出した。川の神様と、それからあの声は。 「この傷は僕が自分で刺したものだと、あの、夢の中でそういう風に。」 「Rさんの手にも、炎さんの手にも、血痕はなかったそうです。 それに、あの短剣は鞘に収まった状態でテーブルの上に置かれていて、 短剣の鞘にも柄にも血痕は残っていなかったと聞きました。」 俺で無いなら、しかし、あの剣を俺以外の人間が持てば...訳が分からない。
安藤美姫みたいなブサイク平目顔なうえに マスコミゴリ押しがだめなんではないか
『玉の緒(下)』 その日は朝から、俺の病室の中だけで無く、病院全体の空気がピリピリと緊張していた。 彼方此方から伝わってくる気配。そのどれもが間違いなく、かなりの力を秘めている。 おそらく病院の出入り口などの要所に、式や術者が配置されているのだろう。 今日、当主様と桃花の方様がこの病院に、俺の病室に御出になるからだ。 『見舞い』と言えば聞こえは良いが、『上』のメンバーも一緒。つまりこれは調査。 紫さんの件に続いて炎さんと俺。あの禍々しい存在と接触して生き延びたのが 俺一人だとすれば、俺の状態を『上』が調査するのは当然の事だろう。 昨夜、姫は今日に備えて幾つか重要な事を教えてくれた。 「分かってると思いますけど、炎さんは助かりませんでした。 Sさんと他の術者たちが範士の屋敷に到着した時、既に全てが終わっていたそうです。 瑞紀ちゃんや他の人質は全員無事だったけれど、 リビングの床には大怪我をして意識の無いRさん、それと炎さんの遺体。 そして、屋敷に残っていた痕跡から、怖ろしい事が起きたと分かったんです。」 姫はSさんから預かったという一枚の写真を俺に手渡した。 リビングの絨毯が黒く、大きく焦げている。ある動物を思わせるその形。 写真を見ているだけなのに、全身の毛が逆立つような寒気を感じる。
翌日、昼食を食べ終えて暫くするとノックの音がした。 Sさんだ。翠の手を引いている。あれ、藍は? そう言いかけた時、Sさんが押さえたドアをもう一人の女性がくぐった。藍を抱いている。 人質になったあの少女。良かった、無事だったのか。本当に、良かった。 「また助けて頂いて、ありがとう御座いました。」 少女は深く頭を下げた。 「いや、俺を呼び出すために人質にされたんだから、謝るのは俺の方だよ。」 「それを言ったら、瑞紀ちゃんをあの家に紹介した私にも責任が有る訳だから。 もう、その話は無し。それよりどう?瑞紀ちゃん、見違えたでしょ?」 「はい、服がすごく似合ってて。初めは別人かと思いました。」 服のせいか、あの日範士の屋敷で会った時より、少女は大人っぽく見えた。 「服を褒めるなんて、全く気が利かないわね。でも、確かによく似合ってる。 この服、私のお下がりよ。サイズ、ほとんどそのままでOKなの。」 「あの、お下がりって?」 そう言えば、何故少女は藍を? 「ふふ、あの晩から瑞紀ちゃんにはお屋敷に来てもらってるの。 Lがあなたの付き添いしてるから、家事とか手伝って貰って大助かりだわ。」 Sさんが努めて楽しそうに振る舞っているのが分かる。 それなら、炎さんは。 姫かSさんが話してくれるまで、その質問はしない。そう、決めた。 記憶が未だ曖昧な所も、今無理して思い出す必要はない。とにかく俺は生きている。 今はもう暫く、この賑やかな病室の中で、暖かな幸せに包まれていたい。 少女が俺の横に寝かせてくれた藍の頭をそっと撫でた。
また、痛みで目が覚めた。もう窓の外は薄暗い、既に夕方。 姫が用意してくれた飲み物を飲んでいると、暫くして姫が立ち上がり翠の手を取った。 「翠ちゃん、そろそろ時間だから一緒にお母さんと藍ちゃん迎えに行こうね。」 「うん。」 姫と翠が病室を出て行って10分程すると廊下から足音が聞こえ、 磨りガラスの向こうに人影が見えた。控えめなノックの音。間違いない、Sさんだ。 「どうぞ、起きてますから。」 ノブが回り、ゆっくりとドアが開く。 Sさんは無言で歩み寄り、ベッドの脇に膝をついた。 俺が差し出した右手を両手で握り、頬ずりをしながら、声を殺してSさんは泣いた。 何と声を掛けて良いのか分からない。Sさんの嗚咽、俺も必死で涙を堪える。 Sさんが一人で病室に来たのは姫の配慮。Sさんの泣き声が藍と翠を不安にさせないように。 どれくらいそうしていたのか。ようやくSさんは顔を上げた。涙でぐしょぐしょの笑顔。 「泣いたりして御免なさい。私、きっと、大丈夫だと思っていたのよ。なのに涙が、変なの。」 「心配掛けて済みません。言い訳したいんですが、まだ頭がボンヤリしてて、どうにも。」 「言い訳なんかしなくて良い。あなたは精一杯頑張ったんだから。」 Sさんは俺の唇にキスをした。長く、熱いキス。 「顔が涙でぐしょぐしょ。御免ね。」 ハンカチで俺の顔をそっと拭い、そして自分の頬を拭う。 それから姫に電話をかけた。家族が全員揃う。何故かとても、懐かしい気分だ。
>>353 ハイヒールモモコ似なのに見た目いいはごり押し含めてフィギュアの狭い世界の中ではだろ フィギュアって競技人口含めてめちゃくちゃ世界狭いのよ 見た目ごり押しが無理あるのなんか羽生ごり押し見ててわかるだろう フィギュアで男前美人て日本で0よ 痛みのあまり目が覚めた。見慣れない天井、そして。 「おねえちゃん、おとうさんがめをあけたよ。」 駆け寄る気配。 「Rさん...」 姫が俺の顔を覗き込んだ。 体を起こそうとした途端、腹の激痛。 「動かないで下さい。お腹の傷が酷いんです。でも、本当に、良かった。」 俺の肩をそっと押さえた姫の左手、指先が小さく震えていた。 翠の前だからだろう、懸命に感情を抑えているのが分かる。 「おとうさん、やっとめがさめたね。みんな、しんぱい、したんだから。」 ようやく声を絞り出す。「ありがとう。御免よ。」 「Sさんは藍ちゃんとお屋敷にいます。夕方には来てくれますけど、 Rさんの意識が戻ったことはすぐに知らせておきますね。」 「今日は、何曜日なんですか?」 「あれから3日目、水曜日です。」 記憶が混濁している。俺が範士の屋敷に行ったのは日曜日だったか。 だとすれば、俺は丸々2日は意識が無かった事になる。 それにしても、あの出来事。 夢を見ていたような気もするが、腹の傷とその痛みはそれが現実だと教えてくれる。 人質になった少女は無事だったのか。あの男、炎さんは...。 炎さんの中に潜んでいた『何か』は、一体どうなったのだろう。 炎さんが命を賭してその存在を俺に伝え、 それに対処する一縷の望みを俺の適性と短剣に託した、あのおぞましい存在。 意識がまだ朦朧としているのは、痛み止めの麻酔のせいだと姫は教えてくれた。 腹をほとんど貫通する程の深い傷で、俺の苦しみ方が酷かったらしい。 なら、この痛みはまだマシなのか。そんな事を考えている内に、俺は再び眠りに落ちた。
>>353 ロリコンジジィらがな 熱愛ネタでも出たら発狂してマリンと男に動物死体送りつけそうだ 夢を見ていた。 俺の体は暗闇の中をゆっくりと沈んでいく。 腹の真ん中あたりに鈍い痛みがある。いや、かなり強い痛みだ。 腹に、傷? その時、微かに俺の名を呼ぶ声がした。女性の声。 ああ、俺は知っている。 これは、誰の声だったろう。 『いた。見つけたぞ。』 やはり、若い女性の声だ。 続いて背中に何か温かいものが触れ、俺の体が沈むのは止まった。 『そうか、間に合ったか。』 こちらは男性の声。落ち着いた、渋い声だ。 『○瀬の主、祭主殿を見つけたぞ。全く、■◆が絡んでいるのだから さっさと助ければ良いものを。お主が硬いことを言うから我らの仲人殿が死にかけた。 もし、手遅れになったらどうするつもりだったのだ?』 『人が、人同士が自分たちの力で難局を乗り切ろうとしている時に、安易に助ければ 魂の堕落を招く。我が祭主であれば尚更、この試練は大いなる成長の機会となる。』 『それにしても仲人殿は無茶をしたな。神器で自らの腹を貫くなど、前代未聞だ。』 『神器を持ってはいても、祭主殿が■◆を滅ぼすには、あれしか策はない。 あの術を使わねば、その意図は■◆に読まれたろう。 そうでなくとも、家族への未練や痛みへの怖れで躊躇し、機を逸したかも知れぬ。 力と術への敬意が無意識のうちに正解を探り当てる。あの港で私を助けた時もそうだった。』 ボンヤリとした頭で俺は不思議な会話を聞いていた。これは川の神様と、そして。
重い音がした。我に返る。男の体が向かいのソファから床にずり落ちていた。 あれは...あれは、業に呑まれた敗者、だ。まだ、生きている。息の根を止めなければ。 俺はゆっくりと立ち上がった。全身の感覚が妙にボンヤリとして体がふらつく。 テーブルの上の短剣。そう、この短剣であの男を。 そうすれば俺は一族でも有数の術者を倒した勝者。皆が俺を讃えるだろう。 それにこの剣なら、あの女どもを殺せる。S、そしてL。ついでに子供も始末すれば良い。 これまで何度と無く、『不幸の輪廻』の邪魔をしてきた厄介者たち。 そして俺が望めば当主との面会も叶う。そうすればこの一族も...そう、契約は成就する その後は仲間たちの、思わず笑みが浮かぶ。 右手で短剣を取る、早く、あの男を。 ? 足が動かない。 そして、左手がひとりでに動いて短剣の刃を握った。 ゆらりと右手が離れて短剣を持ち変える。さらに左手を添え、両手が逆手で短剣を握り締めた。 何故だ、何故俺の両手がひとりでに? 次の瞬間、両手は短剣を俺自身の腹に突き刺した。激痛、足から力が抜け、床に膝を着く。 凄まじい悲鳴。薄れていく意識の中、男の、呟くような声を聞いた気がした。
VIDEO この韓国人にソックリである事により何かがバレた様なw 炎さんの中に容易く入り込む程の力、俺の術など効く筈が無い。恐らくSさんや姫の術も。 だが今ならこの剣で。いや、『意識が無くても』と、炎さんは言った。あれは警告だ。 不用意に斬りかかれば『何か』は躊躇無く俺を殺すだろう。剣の刃が届く前に。 それに、どうにか時間を稼ごうにも、あの少女が狙われたら俺に為す術は無い。 考えろ。今、姿を現そうとしている『何か』、その目的は一体何だ。 もしやこの剣、しかしこの剣を俺以外が持てば...そうか。 あの夢は逆夢ではなく、予知夢だったのだ。俺がSさんに斬りつける場面が目に浮かぶ。 しかし、この予知夢を完成させてはならない。絶対に、あんな場面を現実にはしない。 それなら、俺に出来ること、するべきことはただ1つ。短剣をゆっくりと抜く。 『何か』の気配が大きく揺らぎ、リビングの中に冷たい風が吹いた。 そう何者も、この短剣を目の前にして、ちっぽけな俺の意図や術を感知するのは無理だろう。 昼間の空、太陽の光のもとでは、星の光を見ることができないように。 抜き身の短剣をゆっくりとテーブルに置きながら、言葉を練る。簡潔に、そう、単純に。 炎さんの口と鼻から、白く濃い煙のようなものが立ち上った。エクトプラズム、もう時間がない。 言葉に『力』を込め、血液に乗せて左手に送り込む。 目を閉じ、薬指で、しっかりと額に触れた。
「妹さんの術で記憶が飛んだのではありませんか? 『不幸の輪廻』から流れ込む力で妹さんの術が力を増していたとしたら。」 「もしそうなラ、死んでいタのは俺ノ方ダ。そレに紫は、紫ハ業に呑マレてなド、イなカッタ。」 間違いない。この男が俺に伝えたかった事、それを感知出来た。 「先程の失言を許して下さい。やはりあなたは偉大な術者だ。そしておそらくは妹さんも。 必ず、僕が皆に伝えます。あなたと妹さんは業に呑まれたのではなかった。 それは、今あなたの中に潜んでいる『何か』に関わっていたのだと。 そしてもし、この怖ろしい災厄を祓うことが出来たなら、その功績と栄光は、 命を賭けて『何か』の存在を知らせた、あなた方2人の魂と共にある、と。」 「アりがトう。こレデ、アトハ、オマえシだイ。マカセ、た...」 突然、リビングルームに冷気が満ちた。そして、心が挫けそうになる程の、圧倒的な気配。 笑い声や言葉こそ聞こえないが、『何か』は確かに俺と炎さんを嘲笑っていた。 『気付いたとしても、人間には為す術がない。せいぜい足掻いてみせろ。』 そんな風に。 『何か』は俺の反応を楽しむようにゆっくりと、その姿を現そうとしている。 炎さんの体がぐったりと背もたれに沈み、のけぞった顔が天井を向いた。 体が大きく震え、口から赤黒い液体が溢れる。赤ワイン、そして血の臭い。 始まった。どうすれば良い?
ごり瀬げすずと同じゴリ押し臭がする まあこっちは採点競技だからあからさまなことは出来んが
「さっき、妹さんにあなたの言葉が届かなかったと、そう言いましたね?」 「ああ、俺が行った時、紫はもう俺の事も分からなくなっていた。 会うなり俺を本気で殺そうとしたよ。以前はあんなに慕ってくれていたのに。」 男の表情は変わらない。しかし、その言葉から深い悲しみが伝わってくる。 「Sが俺との縁談を断ったのを知った時、紫は『自分を妻に』と言った。 計画のためでなく、俺を男として愛してくれていたと知って驚いたが、やはり嬉しかった。」 現代の倫理や法律には反するが、一族の中で兄妹・姉弟の結婚それ自体は禁忌ではない。 実際そういう組み合わせの夫婦を俺も知っている。しかし今、何故、俺にその話を? 「だが、俺は憶えていない。気が付いたら紫は床に倒れていて、既に死んでいた。 どうやって俺は紫を殺したのか?あんなに慕ってくレた妹を殺したのに、憶エていナイんだ。」 時折男の声の調子が外れる。それはまるで、錆びたドアがきしむ音のように聞こえた。 そして、錆びたドアの向こうの微かな、それでいてとてつもなくおぞましい気配。 それは、いつか呪物のトランプを手にした時の感覚に似ていた。 ドアの向こうで目覚めた『何か』が、僅かに開いたドアの隙間から俺の様子を探っている。 まずい。これは、俺の手に負える事態ではない。しかし、もう、止められない。 それに、この男は俺の適性に期待して俺を呼んだのだ。 もし他の、例えばSさんを呼べば、更に悪い事態になると分かっていたから。 だとすれば、この男が俺に伝えたい事、それは。 そう、念のためにもう一言、あと1つヒントがあれば確信出来る。
緊張して喉がカラカラだ。俺も一口だけワインを飲んだ。当然、味などまるで分からない。 深呼吸、腹に力を込める。何とか少女を無事に。 「何故こんな事をしたんです。まず人質を解放して、話はそれからでも良いじゃないですか。 そうすれば『上』だって、荒っぽいことはしないでしょう。」 あの男の左頬がピクリと動いた。微かな笑みが浮かぶ。 「これが、言霊、か。俺がどうしても会得できなかった術を大した修行もせずに。 本当に、いちいち気に障る。だが、それでなければお前を呼ぶ意味がない。 お前の言葉は確かに俺に届いている。俺の言葉は紫に届かなかったが。」 違和感。 何故、今、妹の話を? もしかしてこれは何か別の...慎重に言葉を選ぶ。 「『言の葉』の適性。それが、他の人でなく、僕を呼んだ理由ですか?」 「それもある。そしてもう1つ、その剣。お前の適性と、その神器が必要だ。」 「あなたがその気になれば、僕はこの剣に護ってもらうのが精一杯。 これを使って彼女を助け出すことなど出来ませんよ。」 男はまた一口、ワインを飲んだ。穏やかな笑みを浮かべている。 「あたりまえだ。たとえ俺の意識がなくても、お前はその剣で俺に触れることさえ出来ない。」 『俺の意識がなくても』...やはり何かある。恐らくこれは謎かけだ。 しかしこの男は心に幾重にも鍵を掛けている。伝達の手段はただ会話のみ。 それも、直接には口に出せない『何か』を俺の適性で感じ取れという、この男からのメッセージ。
「来て、くれたんですね。」 少女が体の向きを変え、正面から俺の眼を見つめた。 「嬉しい。来てくれないんじゃないかと、私、心配で。それに、とても怖かった。」 少女が歩み寄り、俺を抱きしめた。左肩に顔を埋めている。 温かい吐息を感じるが、逆に俺の心は冷えていった。 「趣味の悪い術ですね。少し、見損ないました。」 ふっ、と、少女の体から力が抜けた。しっかり抱き止める。 いつの間にか奥のソファにあの男が座っていた。テーブルからワインの瓶を取る。 「完全に気配を消したと思ったが、会話だけで術だと見抜いたか。 Sに師事しているとはいえ、大したものだ。それでこそお前を呼んだ甲斐がある。」 俺は少女の体をソファに横たえ、脱いだ上着を着せ掛けた。 少女の隣りに座る。あの男の斜め向かいの席。 あの男は2つのグラスにワインを注ぎ、1つを俺の前に置いた。 「良く来てくれた。まずは一杯。さっき此処のセラーで見つけた、85年のラフィット。 かなり良いワインだ。前に飲んだのは、3年前だったか。 それと、待ってる間に料理も準備した。その子はなかなか料理が上手い。助かったよ。」 あの男はワインを一気に半分程飲んだ。 「パーティーをしに来た訳ではありません。僕を呼んだ理由を教えて下さい。 それに、当然瑞紀さんは返してくれるんでしょうね?」 「その子も他の者たちも寝てるだけだ。お前が来てくれたから、もう用はない。 あとはお前と話をすれば済む。」 言い終わってワインを飲み干し、もう一度ワインを注ぐ。
範士の屋敷に着いたのは6時過ぎ。玄関の灯りが点いているのが見える。 門の前に立つとひとりでに門扉が開いた。門をくぐると門扉が閉じる。あの男の仕業だ。 玄関まで歩き、ドアの前に立つ。 深呼吸。本当に俺はこの屋敷に入るべきだろうか。 相手の意図が分からない。既にあの男が業に呑まれている可能性もある。そんな状態で。 だが、さっきの口調には悪意を感じなかった。それにSさんと『上』に連絡するということは、 この件に対して『上』に対策を取らせるということだ。もちろんSさんも必ず此処に来る。 そっと上着に触れた。布越しの硬い感触、あの短剣。お社に参内する時は常に帯剣している。 最悪の場合、Sさんたちが到着するまで時間を稼ぐ。この短剣があれば何とかなる筈だ。 その時、ドアが開いた。少女が立っている。 「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。どうぞ、中へ。」 所作は洗練され、服装や髪型も見違えるようだが、間違いない。これは、あの少女。 今、この少女を抱き上げて車に走れば。 いや、駄目だ。あの門扉を忘れたのか。当然結界が張られているだろう。 それに、少女以外にも屋敷の中には人がいる筈だ。その人達はどうする。 自問自答しながら少女の後を追う。案内されたのは広いリビングルーム。 テーブルの上には料理の皿とワインの瓶、それにワイングラスが2つ。 しかし肝腎の、あの男の姿がない。
この顔な あの日、『はい。相談します。』と言ったあの子の笑顔が目に浮かぶ。 あの子の優れた資質や素直な性格は、早くから一族の中で話題になっていた。 「早速縁談が有ったわよ。当然あの子は断ったけど。」去年の暮れ、Sさんからそう聞いていた。 あの子の噂は当然あの男の耳にも入っただろう。あの子と俺たちの関係についても。 だからあの男は『お前は必ず来る』と言ったのだ。 Sさんや姫、そして俺があの子を見殺しには出来ないと分かっていたから。 しかし何故、俺なのか?それが全く分からない。 あの男はおそらくSさんに恋愛感情を持っている。 例えばあの子を人質にSさんを呼びつけ、そして。もちろんSさんが言いなりになる訳はない。 下衆な考えとは言え、それならまだ納得出来る。何故、Sさんでなく俺なのか? たとえ俺を殺したところで、あの男自身が『上』に処理されれば、その想いは叶わない。 しかし、考えている暇はない。薄暗くなりかけた山道、指示された場所に向けて車を走らせた。
「『上』の指示って、どういうことですか?」 「今朝、『上』が臨時の会議を開いて決めた。 今後、俺を含む7人の術者には特別な監視が付く。7人、どういう意味か分かるな?」 あの計画で、生み出された8人の術者達。処理された1人を除いた7人、ということだ。 「では、準備というのは?」 「万が一にもお前に断られると困る。だから人質を用意した。」 ぞく、と、背筋が冷たくなった。まさか、いや、Sさんがいるのだからそれはない。 「人質って、誰なんですか?」 「来てもらう場所は、ある『範士』の屋敷だ。そう言えば分かるだろう。」 その瞬間、セーラー服を着た少女の姿が目に浮かんだ。 自分はカミンチュだと言い、ノロになると言った沖縄出身の少女。名は瑞紀。 『高校はもうすぐ就職休みなので、少しずつ沖縄に帰る準備をしています。』 美しい字で近況を綴った葉書がお屋敷に届いたのは、つい先日の事だった。 「Sと『上』には俺から連絡しておく。お前は直ぐに出発しろ。 電話や寄り道をしてると人質の無事は保証できない。では、待っている。」 次の瞬間、男の姿は消えた。 まるで最初から、其処には誰もいなかったかのように。
翌日は日曜日、まだ少し元気の無い姫をSさんに託して川の神様のお社に参内した。 最初の頃は必ずSさんか姫が付き添ってくれたが、この頃は一人で参内することも多い。 2人ともすっかり川の神様を信用して(ちょっと失礼だが)安心しているのだろう。 最後に掃除を終え、参道の脇に停めた車に乗り込む。 廃村を抜けてしばらく走ると、廃村へ通じる道と山道の交差点。大きくて丈夫な門扉がある。 門扉を開けて車を出し、再び門扉を閉めて鍵を掛ける。いつも通りの手順だ。 ふと、蝉の声を聞いたような気がした。 真冬に蝉?耳鳴りか。 車に乗ろうと振り返った瞬間、車を隔てた向こう側に男が立っていた。 黒いスーツ、俺より背が高い。これは...あの時の男、『炎』。 「炎さん、ですね?」 「俺の名を。Sから聞いていたか。」 「つい最近も、聞いたばかりです。でも、わざわざ此処まで分身を...要件は何ですか?」 「お前と話がしたい。2人きりで。」 「でも、此処では。寒いし、すぐに日が暮れます。」 「もちろん此処ではない。場所はこれから指示する。」 「僕はまだ行くと決めた訳ではありませんが。」 「お前は必ず来る。『上』の指示が出る前だったから準備も上手く行った。」
実力不足なのに容姿が良いからマスコミが担ぐ 典型的な叩かれるキャラだよなー かわいそうに
「R、さん。」 小さな声。俺を見つめて首を振る姫の両目から、大粒の涙が溢れた。 「紫はLより2つ年上で、何度か一緒に舞を奉納したことがあるの。 とても素直で、良い娘だった。数少ない、Lの友達。 なのに何故?今でも信じられない。」 「Lさん、御免なさい。事情を知らなかったので酷い言い方を。」 「いいえ、事実は事実ですから...私。」 姫は席を立ち、リビングを出て行ってしまった。一体、俺はどうすれば? 「R君、これから暫く夜はLと一緒に居てやって。あの子、かなり辛いと思うから。」 「でも、さっき僕があんな言い方を。」 「今度の事はあなたのせいじゃないでしょ。あなたからその話題に触れなければ良いの。 今、Lを支えられるのはあなただけ。頼んだわよ。」 その夜、姫は俺の腕の中で、何度か涙を流した。 その度、姫を抱きしめたり、背中をさするくらいしか俺には出来なかったが、 それでも姫は少しずつ落ち着いているようだった。
「あの男が派遣されて、処理が済んだなら一件落着、ではないんですか?」 「処理された術者は炎の妹なの。母親は違うけど。」 「『紫(ゆかり)』さん、なんですか?本当に?」 姫が息を呑んだ。 「紫が受けた依頼。その打ち合わせ場所で、依頼人の遺体が見つかったの。 紫が自分の部屋に戻っているのは間違い無いけど、連絡が取れない。 『上』の調査では、依頼人の魂はおそらく『不幸の輪廻』に飲み込まれた。だから、ね。」 Sさんが言葉を濁すのは滅多に無い、しかしそれも当然だろう。 あの男は、腹違いとはいえ妹を、自分の手で殺したということなのだから。 しかも異母妹ということは。そうだ、さっきSさんは言った。その術者の出自が『特殊』だと。 「もしかして、その人もあの計画の?」 「そう、あの計画の結果生み出された術者の一人、彼女もかなりの力を持ってた。」 「しかし幾ら何でも...妹の処理に兄を派遣するなんて、『上』は酷過ぎる気がしますが。」 「炎が志願したの。いや、あの家系の意志で炎に志願させたというべきかしらね。 『上』が黙認していたとは言え、あの計画への疑念を持つ人は今でも多い。 この件を切っ掛けにして、計画の結果生み出された術者は危険だという流れになるのは、 あの家系としても避けたいでしょうから。それで。」 「危険なのはその人だけで、他の7人は安全だと」
電話を終えたSさんの表情は硬く、緊張していた。 これは仕事の依頼ではない。間違いなく何か、悪い知らせ。 昼食を終え、翠と藍が昼寝をしている間に、Sさんは俺と姫をダイニングに招集した。 姫が黙って紅茶を淹れてくれる。冷たく張り詰めた空気に、白い湯気が溶けていく。 紅茶を一口飲んでから、Sさんは話し始めた。 「術者が一人、業に呑まれた。」 俺と姫は顔を見合わせた。姫の顔も緊張している。 しかし、正直なところ、事態の重大さが俺には想像出来ない。 「術者の出自が特殊だから、『上』も事後処理に追われてるみたい。」 業に呑まれた術者は処理、つまり殺すしかないと聞いていた。 当然、処理にあたる術者は相手よりも...腹の底がヒヤリと冷たくなる。 「あの、もしかしてSさんが、その術者を?」 「ううん、もう術者の処理は済んでる。派遣されたのは『炎』、憶えてるでしょ?」 もちろん覚えている。というより、あの男を忘れる事など出来ない。 時代の流れに抗い、力を持つ子供を人為的に産み出そうとした人々。その計画の『最高傑作』。 俺が裁許を受けた日。聖域の参道で俺とSさんの前に現れた分身は、 その男の並外れた力量を如実に物語っていた。
俺とSさんがリビングに戻ると、藍を抱いて翠と遊んでいた姫が顔を上げた。 「あれ?何だか2人、良い雰囲気ですよ。『お勉強』の時間の筈なのに。妬けちゃうな〜。」 決して後ろめたいことはないが、やはりドキッとする。相変わらず鋭い人だ。 「R君が変な夢見たって落ち込んでたから慰めてあげたのよ。 夢の中で私やLに意地悪したんですって。」 「意地悪?Rさんが、私とSさんに?そんなの有り得ない、確かに変な夢ですね。」 「おとうさん、だめ。おかあさんとおねえちゃんにいじわるしたら、だめだよ。」 「いや、だからホントのことじゃなくて、夢の中の話だよ。」 「ゆめのなかでも、いじわるしたらだめ〜。」 「そうだね。お父さんが悪かった。もうしないから。」 「うん。」 満足そうな翠を抱き上げて頬ずりをした。 翠の言う通りだ。二度とあんな夢は見たくない。 その時、玄関の電話が鳴った。
人生に挫折はつきものだからなぁ 転んだ後どうすべきかを、人生の早いうちに学べる機会だと思えればいいが、 そんな達観はできんだろな、この歳じゃあ
Sさんはテーブルを回り込んで俺の右隣に座った。 「R君、どうしたの?あなた、今日はおかしいわよ。何故そんな事言うの?」 「夢を見たんです。」 「夢?」 「はい、僕が短剣、川の神様から授かった短剣で...」 俺が話している間、Sさんはじっと俺の眼を見つめていた。 「あんな夢を見た自分が許せなくて。」 本当に、許せない。 「夢、なのよ。そんなに思い詰めることないわ。」 「でも。」 Sさんは俺の膝の上に座り、真正面から俺の唇にキスをした。熱く、長いキス。 「逆夢かもしれないでしょ?」 「逆夢、ですか。」 「そう、もしかしたら家族が増えるかも知れない。私とLが同じ時期に妊娠するとか。」 「そりゃ、絶対無いとは言えませんが」 Sさんは人差し指で俺の唇を押さえた。 「それにね。私、もし殺されるなら、あなたに殺して欲しい。 他の誰かに殺されるなんて絶対に嫌。」 Sさんはもう一度俺にキスをした。 言われてみればその通りだ。俺だって殺されるならSさんに殺して欲しい。 「御免なさい。変な事言って。でも、僕はSさんが、みんなが大好きだから。」 「もう良い。そんなの分かってる。だからこの話はお終い、ね。 それより、痛くない? ホントに御免なさい、事情も聞かずに叩いたりして。」 Sさんはそっと俺の頬を撫でた。眼にうっすらと涙が浮かんでいる。胸が痛い。 「僕が悪かったんです。それに、こんな美人にお仕置きされて、ちょっとドキドキしました。」 「もう、心配してるのに。」 Sさんの笑顔。俺の心もすっかり軽くなっていた。
目を閉じて、言葉を練る。 俺の無意識に語りかける、出来るだけ簡潔な指示。 『もし俺が家族を傷つけようとしたら、すぐに自分自身を始末する』 今朝方見た夢、あんなことが絶対に起きてはならない。そのために、この術が使える。 練り上げた言葉に『力』を込め、血液に乗せて左の薬指に送り込む。そんなイメージ。 目を開けて左手の薬指を舐めた。あとはこの指を額に。 「待って! 何するの。」 Sさんが両手で俺の手を止めた。 とても冷たい感触。 Sさんは両手で俺の左手を掴んだまま、何事か小声で呟いた やがて、俺の薬指の先端に、小さな紫色の光が現れた。まるで、紫色の火花。 それは、一度強く輝いた後、ゆっくりと降下し、テーブルの上で小さく跳ねて輝き続ける。 もう一つ、また一つ。次々と小さな光がテーブルに舞い降りてゆく。 呪力を光の粒子に還元する、極めて高度な術。『○◆の雪』。 光が現れなくなると、Sさんは両手を離した。 「馬鹿!」 平手、俺の左頬が派手な音を立てる。痛。 「自分自身を始末するなんて、術を、そんな風に。」 「御免なさい。でも、有り得ない指示なら害はないかな、と。」 「有り得ないって...始末ってことは自殺、なのよ?万が一。」 「その前です。例えば僕がSさんを傷つけようとするなんて、絶対に有り得ません。 僕はSさんが大好きだし、それに。」 「それに?」 Sさんの表情は少し緩んだが、眼差しは鋭いままだ。 「もし僕がおかしくなって、翠や藍を傷つけようとしたら、 Sさんは僕を止めてくれますよね?その、例え僕を殺してでも。」
悪くても五輪シルバーメダリストに成って、 現役引退後はエキシビションの商業スケーターに成って年収壱億。そんな人生夢見てました? ざまあw脆くも、くずれさったねw
「また欠伸、4回目よ。体調悪いの?」 「いいえ、大丈夫です。ちょっと寝不足なだけで。続きをお願いします。」 俺の『勉強』の時間、Sさんが様々な系統の術を基本から教えてくれる。 その間、翠と藍の面倒を見てくれるのは姫。当然俺の『勉強』は土日か休日。 「直接の身体接触を通じて掛ける術は、単純だけど効果が大きい。 簡単な行動の強制くらいなら相手の意識がなくても可能だし、 相手には術を掛けられた記憶さえ残らない。 霊質の関係で、ごく希にこの系統の術が効かない人がいるけれど、 それだけ気を付けていれば、費用対効果が抜群に良い術なの。」 そうだ、あれは藍が生まれた時。 O川先生と看護師さん、3人の視覚と記憶を操作するために、Sさんはこの術を使った。 しかし、看護師の◎内さんには術が完全には効かず、それを補完したのが姫の術。 おそらく事前にSさんは◎内さんの霊質に気が付いていたのだろう。 だから姫に出産の立ち会いを頼んだ。そして、あの時『頼りにしてる』と。 あらかじめ相談が出来ていたとしても、本当に見事な連携プレーだった。 「ちょっと、R君。今度は何?」 目の前でSさんの掌が揺れている、まずい。 「あ、いや、この術。僕にも効くのかなと思って。」 「僕にも、って。私、前に掛けたことあるでしょ、あなたに。忘れたの?」 「え〜っと、言い方が悪かったです。僕が僕に掛けても効くのかな、ということで。」 Sさんのキョトンとした表情。 「あなたがあなた自身に? この術を?」 「はい。」 「効く、でしょうね。でも、術を掛けたこと自体忘れてしまうんだから、意味が無いでしょ?」 「そうですね。でも、この術の練習には丁度良いです。他の人には影響が無いですから。」
思わず飛び起きた。 図書室? あれは、夢か。 全身に冷や汗をかいていた。 右手を確かめる、大丈夫だ。 血の跡などない。 窓の外、空はうっすらと明るい。 昨晩、俺は資料を調べるために夜更かしをしていた。 そのまま居眠りをしたのだろう。でも一体何故あんな夢を。 感覚は鈍かったが、あれはおれの腕だった。 そして、川の神様に授けられた短剣を。 思い出しても身震いする。俺がSさんと藍に斬りつけるなんて。 あの状況が、全く理解出来ない、待て、血の海に倒れていた女性と小さな女の子は。 姫と、翠だ。あれ以前に、俺は2人にも手をかけたのか? 図書室を飛び出して廊下を走った。階段を駆け上る。 ...大丈夫。Sさんの寝室、ドアの向こうから4人の気配を感じる。 ぐっすりと寝ているようだ。ノブにかけた右手をそっと離した。 ただの悪夢。わざわざSさんや姫を起こす必要はない。俺は自分の部屋で服を着替えた。 今日は土曜日、姫の送りも仕事の予定もない。少し眠れば気分も良くなるだろう。 しかしベッドに入った後も、右手に残る嫌な感触と、あの時のSさんの表情が忘れられない。 結局、それから朝食の時間が来るまで俺は一睡も出来なかった。
これ以上アスリートとしては伸び代無いしタレント転身やな
『玉の緒(上)』 微かに、女性の悲鳴が聞こえたような気がした。 俺は暗闇の中にいる。此処は、あの悲鳴は、俺の見ている夢なのか。 「止めて!どうしてこんなこと。」 もう一度、ハッキリ声が聞こえた。 これは、Sさんの? 何故こんな切羽詰まった声を。 その直後、いきなり視界が開けた。 これは。 目の前の床に血の海が拡がっている。その中に俯せに倒れている女性と小さな女の子。 女性は抱きかかえるようにして小さな女の子に覆い被さっていた。 視界がぐるりと動き、壁際に蹲る女性の姿が見えた。俯いて赤子を抱きかかえている。 目の前に腕が現れた。男の腕。刃物を握っている、これは、あの短剣だ。一体何故? 男の腕が視界の右側に消え、女性の姿が大きくなった。女性に、近づいているのか、俺は。 女性がこちらを向いた。蒼白い顔。 まさか、Sさん。 では、この赤子は藍?。 右手に微かな痺れを感じた瞬間。 視界の右側から男の腕がSさんに短剣を振り下ろすのと、 Sさんが藍を庇うように左手をかざすのが見えた。 右手に嫌な感覚が残り、足元に真っ赤な血飛沫が散る。 Sさんの左手は力なく垂れ、それでも必死に藍を庇おうと動いていた。 信じられないというような表情。頬を伝う涙。 「あなた、どうして...」
この子の描いてたスケート人生って ちやほやされたいってことなんだよな 人生ちやほやされたい、それがたまたまスケートだったと 練習しないでオリンピックいける訳がないだろう
>>394 誰が見てもずば抜けて容姿良ければいいけど、ちょっと中途半端だから余計に叩かれる このアホは簡単にNGワードでパスされてる事には全く気付いてないのかな?w
沖縄に行った時の話。 知り合いのつてで会ったHさんに案内してもらって、 首里城とかハブ園とか、いろんな所を回った。 まあお決まりの観光コースなんだけど初めての沖縄は楽しかった。 で、Hさんと話してるうちに仲良くなり飲みに行くことになった。 Hさんちの近所の沖縄居酒屋に到着。 本場で飲むオリオンビールは格別に旨い。ガブガブいける。 ラフテー旨い。ミミガー旨い。豚足旨い。名前忘れたけど刺身も最高。 泡盛も飲む。Hさんの日に焼けた笑顔と白い歯が眩しかった。 名前分からんけどツブツブのついた海草サラダがサッパリして美味しい。 豆腐を発酵させたやつは俺的に無理だったけどHさんにあげると喜んで食った。 周りの客も寄ってきて飲み食い。色々話して楽しかった。 オーナー自慢の古酒(くーすー)という酒が出された。Hさん大喜び。 かなり美味しかった気がするがこのへんでかなり酔ってる俺。 タクシー呼んでホテルに帰ることにした。 タクシーに乗ってしばらくボーッとしてた。 そこで ふ と気づいた。どこ走ってるんだ?って。 もちろん初めての沖縄だからここがどこかなんて分からないんだが、 なんか違う気がして運ちゃんに聞いた。 「あのー、どこ行くんですかこの車?」ろれつが回ってなかったかも知れないけど。 「ぐそうですよね?」答える運ちゃん。やっぱ違った。そんなとこ知らん、行かん。 「いや、国際通りの××ホテルです」そう言うと、 「あー違いましたか、すみません。カカカ」って笑った。 その瞬間、オエーッ!!てものすごい勢いで吐いた。 やばいと思ったけど止まらない。口からも鼻からもゲロ。苦しい。 あらかた吐き終わって涙とゲロまみれでむせながら 「すみません!すみません!」て謝った。 「意識が戻ったぞ!もう大丈夫だ!」て声。 目を開けて周りを見ると、救急隊員、Hさん、居酒屋のオーナー、野次馬。 俺は店の入口の前に倒れてた。「よかったよー」って泣き笑いのHさん。 後で聞いたところ、フラフラと店を出てその場でぶっ倒れたらしい。 それで意識不明。呼吸なし。すぐに救急車呼ばれたんだって。 で、その間に変な夢を見たとHさんに話したんだけど、 「危なかったよそれ…行き先確認して良かった」だって。 説明してしまうと運ちゃんの言ってた「ぐそう」てのは地名じゃなくて、 「後生」と書いて「あの世」のことだったんだ。 あれから酒が飲めなくなった。
>>406 16歳でノビシロがないとか言われてもね 変な夢を見た話です。最初見たのはほんとに小さいころであやふやだったんですが、なぜかまた見て思い出しテキストファイルに書き記していたのを整理してたら見つけたので 投稿させてもらいます。このテキストファイルは二年位前に書いたものでした 友達と遊びにいこうって話になり、駅まで歩いていたら友達が車にはねられてしまった そこで救急車を待ってるところに別の友達が駆けつけて、僕を慰めてくれてた いきなりその真横にいた友達の首から上がなくなってて、後ろに鉄板が転がってた 事故で飛び散ったガードレールやら車かわからないけど、それの破片が飛んできてたので立て続けに二人の死に目を間近で見てしまった その現場から近いところにある祖母の家に転がりこんでその日を明かそうとしたけど、寝れるはずもなく家を探検してた そしたらアルバムみたいなのを見つけて中を見たら死体とかそういう写真がみっしり貼ってるアルバムで、後ろから祖母が来て「みちゃったね」 って言って目が覚め、これが一日目です 二日目、続きから見て、何これってたずねたけど変事がなく早く寝なさいの一点張りでしぶしぶ布団に入って 夢の中で寝るっておかしな話ですが、気づいたら朝になってて祖母と知らない二人の男が話してた それで男の一人がいきなりもう一人の男を刺して祖母が逃げろみたいなことを叫んで刺された 必死で逃げたと思ったら一日目見た事故のところになって、二回目の事故が起きたところで目が覚めた 三日目、またその続きから夢を見て、ここで祖母の家に言ったら刺される、と覚えていたので家に戻ったら 家の中が真っ暗でさすがに誰か親がいるはずとおもって真っ暗な部屋の中で母親が椅子に座ってた おかしいなと思いつつ話しかけても返事がないので、電気を付けて近寄ってみたら母親の顔がそぎ落とされて死んでた そしたら後ろに二日目の刺した男が立ってて自分も刺される!と思ったところで目が覚めた なんかおかしな夢だなあとおもって目が覚めたと同時に揺れたのでまだ夢なのか!とおもったらその揺れは阪神淡路大震災でした そして二度目見たときはちょうど休みで昼寝してたときで、3回に分けてみた夢を1回で全部見た また変な夢見たけど前も見たことあるような気がする、と思い時間を見ようとテレビをつけたら今度は東日本大震災の緊急ニュースがやってました これはほんとに偶然なのか、こういう大災害がおきるときにこういう夢をみるのか なにか関連性があるのかとおもいゾッとしてしまいました
これ、今の家に住んでからの話なんだけど。 初めて霊現象ってやつをこの家に来てから、身に沁みて体感したんだ。 初めは一ヶ月目(もうこの家に住んでからは3年は経つ)辺りに起きたんだけどさ…。 家に帰ってきて、あまりに暇すぎたから寝てたんだよ。 そしたら足元から何かが出てきて、暫くしたら脚にしがみ付いてるんだ。 見たこともないような何かが脚にしがみ付いていて、何だ?これ?って思ったんだよ。 何かわからなくて怖くてさ、夢の中なのにだよ? 気づいたら起きたんだ。で、起きてから自分のいる位置にびっくりしたよ。 本来自分が布団を敷いてる位置に布団が無いんだ。それどころか、壁際に布団があって…。 結構寝相悪いんだけどそんなレベルの話じゃなくて、布団があった場所からそっくりそのまま布団が壁際にあってさ。 最初はびっくりしたんだ。驚いたのはそれだけじゃなくて、スエットでその頃寝ていたんだけど、起きたらズボンが足元まであってびっくりした。 一応、他にも色々あるんだけど…一番最初に起きて覚えてるのがこれ。 幻想とかそうゆう類ならいいんだけどね。
11月26日、姫の誕生日。朝食の後、俺と姫は役場に出掛けて婚姻届を出した。 一度お屋敷に戻り、今度は家族5人で『○×◎』に出掛ける。 既にスタッフは準備を整えて待っていてくれた。姫のドレスが壁に掛かっている。 姫が選んだウェディングドレスは細いウエストから裾が大きく広がるデザイン。 長身で細身の姫にとても良く似合う。お伽噺から抜け出したような、文字通りの、お姫様。 薄いメイクと着付けを終えた姫の姿を見てSさんは涙ぐんだ。 「素敵。L、あなた、とても綺麗よ。」 Sさんはすっかり母親代わりの気分らしい。 「有り難う御座います。」 「Sさんのドレスも仕上がってますよ。着付けとメイク、今度はSさんの番です。」 「え、だって私は。」 『○×◎』のスタッフがドレスに掛けられていた覆いを取った。純白のウェディングドレス。 Sさんのために俺と姫が相談してオーダーしたドレスだ。 こちらは体のラインを強調した大人っぽい、それでいて肌の露出が少ない清楚なデザイン。 「何かプレゼントを用意してるのは分かってたけど、まさか、こんな...」 「もちろんこれは僕たちからのプレゼントです。 それに、『ウェディングドレスは女の子の憧れ』って言ったのはSさんですよ。」 「おかあさん、ないたらダメ。おいわいだから。」 「そうね。ごめん、ね。」
翌日、朝からSさんは上機嫌だったが、 姫と一緒に出掛けた『○×◎』から帰って来ると、少し不機嫌になっていた。 それは更に翌日の月曜日、今日になっても続いている。 「もう良い加減に機嫌直して下さいよ。僕もLさんも息が詰まりそうです。」 「だって、私、太ってたのよ。新しいドレスの採寸だったのに。ウエストが3cmも。」 家族皆で写真を撮る時のために、Sさんも新しい黒のドレスをオーダーしていた。 「2人目の子供を産んでウエスト+3cmなら奇跡的じゃないですか。 それに、胸も大きくなってるんですから、バランスは崩れてないし。 むしろ僕は今の方が好きです。全然問題無いですよ。」 方便ではない。Sさんは出逢った頃より雰囲気が柔らかくなり、俺はそれが嬉しかった。 「ホントに?」 「はい。3人目も年子、間違いないって感じですね。」 「う〜ん、それは。」 ようやく良い雰囲気になった所で玄関の電話が鳴った。Sさんが受話器を取る。 「はい...そうですか。いいえ、潔い覚悟だと思います。私たちにお任せ下さい。」 それから2・3分話した後でSさんは受話器を置いた。 「Yさん、ですか?」 「そう、家ごと手放すから協力して欲しいって。」 今後、あの家とYさんの祖母の道具には『上』の調査が入るのだろう。 もしも貴重な資料が得られれば、それは術の研究に役立てられる。
県境に向かう山道、ロータスは快調なエンジン音を響かせている。 「Sさん、質問があるんですが。」 「なあに?」 「あの鋏、どうするんですか?」 「どうするって、私が使うのよ。『取って置き』にして。」 「ちょっと待って下さい。わざわざ付喪神をお屋敷に持ち込むんですか?」 「有るべき所に落ち着いて新しい役目をもらえば悪さはしないわ。 それに、あの鋏が使えたら、いざという時私の術も強化される。式が一体増える程度だし、 翠も藍も式で慣れてるからほとんど影響は受けない。だからお願い、ね。」 Sさんは大袈裟に両手を合わせた。 全く、この人は。 しかし実際、俺はSさんが何体の式を使役しているのかを知らない。 「『上』に止められる可能性は無いんですか?」 「もちろん。だってあれはあくまで道具で祭具じゃない。 それに、今あの鋏を使いこなせるのは、一族の術者の中で私だけだもの。」 思わず笑みが浮かぶ。いつも通りだ。こと『術』に関して、この人の自信が揺らぐ事は無い。 得意そうな、イタズラっぽい笑顔。それが本当に、愛しい。 「仕方無いですね。でも本当に、気を付けて下さいよ。」 「ありがと。あなた、愛してる。」 Sさんは俺の左頬にキスをした。
浅田真央もそうだったけど、アスリートなのになんでフィジカル鍛えないのかね 明らかにヘロヘロって感じじゃんジャンプもステップも キム・ヨナは別に好きじゃないけど、フィジカル鍛えてるなーってのは感じたわ スピードとキレが違うもん
Sさんは白い紙から先程の鋏と良く似た形を切り出した。相変わらず見事な技だ。 大きく開いていた和箪笥の引き出しの中にそれを貼り付ける。 閉じた引き出しの中に感じる気配。1年か、2年か、剛君に本当の友達が出来るまで続く術。 「これで良し。剛君は自然に眼を覚ますまで寝かせてあげて下さい。 その間に新しい繋がりができます。そして今後は、小さな子供に良くあるひとり遊び、 そう考えて見守ってあげて下さい。何の心配も要りませんから。」 「はい。本当にありがとう御座いました。」 「それではこれで失礼します。R君、荷物をお願い。」 「はい。」 『お出掛けセット』は既に片付けてあるし、すぐに出発できる。 「Yさん。最後に1つだけ。」 「はい、何でしょう?」 「この家を含め、おそらくお祖母様の遺品はどれも私たちに取って貴重な資料です。 その管理はあなたには負担だとは思いますが、散逸すれば取り返しがつきませんし、 思わぬ事態を引き起こすかも知れません。もしも今後、この家を手放す事をお考えなら、 その前に是非ご相談下さい。出来るだけのことをさせて頂きます。」 「はい、有り難う御座います。」 Yさんの表情は見違えるように明るかった。
本田家はステージママである母ちゃんの意識から変えていかなきゃダメだろうな
俺は必死で以前Sさんから教えて貰った記憶を辿った。 「まず、この鋏は壊れている訳ではないので、塚を作って供養する方法は使えません。 それに、変化した直後の付喪神には人間の霊のような善悪の基準が無いんです。 それまで御利益をもたらしていたとしても、ちょっとしたきっかけで 怖ろしい祟りをなす存在に容易く変化してしまう。そして。」 そう、おそらくYさんに取ってこれが一番大きい問題だろう。 「剛君と付喪神の間には、既に繋がりが出来ています。 おそらく剛君は心の中で付喪神を擬人化し、一種のイマジナリーフレンドとして とらえている筈です。それをいきなり失えば、剛君の心の平衡が崩れてしまう。 そうなると、どんな影響があるのか全く予測がつきません。」 「でも、このままでは私も剛も...一体どうすれば。」 「私に、引き取らせて頂けませんか。箱ごと、この鋏を。」 「え、引き取るって?」 Yさんは驚いたようにSさんを見詰めた。 「私たちにとってはとても貴重なものです。それに。」 Sさんは木箱の蓋をそっと撫でた。 「私の適性はお祖母様と同じ、これも何かの縁でしょう。 鋏を引き取らせて頂ければ、この件に関して報酬は一切頂きません。 それと、剛君には代わりの『お友達』を作り、暫くの間それを残しておきます。 剛君の交友関係の発展に合わせて、その存在がゆっくりと薄れていくように。 それで全て解決、如何ですか?」 「是非、それでお願いします。」 Yさんはホッとした表情で深々と頭を下げた。
「じゃあ、今までの...」 「はい、これはポルターガイストではなく、『付喪神の宴』です。 もちろん年を経た道具が全て付喪神になる訳ではありません。 この鋏のように、特殊な用途で使われてきた道具が幾つかの条件を満たした時だけ、 付喪神に変化する可能性があります。百年以上の歳月は、その条件の1つに過ぎません。 私たちの資料でも確実な記録は数件、明治時代初頭の一件以来、約130年ぶりの記録。 極めて珍しい貴重な事例、私たちとしてはむしろこの家ごと保存しておきたいくらいです。」 呆然とSさんの話を聞いていたYさんは暫く黙っていたが、やがて頭を振った。 「いくら祖母の持ち物でも、どれほど珍しい事例でも、無理です。私には... あの、古道具なら、塚を作って供養出来ませんか。針供養みたいに。」 突然、テーブルの上の木箱が音を立てて揺れた。Sさんがそっと左手で箱の蓋を押さえる。 そのまま、二言、三言。何事か呟いた。 Yさんは怯えた眼でそれを見詰めている。 「その方法も含めて、この現象を鎮める上で幾つか問題があります。 R君、Yさんに説明してあげて。」 「あ、はい。」
数分後、カーテンを開け、明るくなったダイニングのテーブルに道具たちが並べられた。 湯呑みが3口、お碗が2客、文庫本が3冊。そして木箱が1つ、その上に鋏が一挺。 「この道具たちに、共通点がありますね?」 Sさんは優しくYさんに問いかけた。 「はい、どれも、祖母が使っていたものです。この家はもともと祖母のものでしたから。」 「お祖母様は、系統は違えど私たちと同業、優れた術者だったんですね。 依頼された弊や代を切っている御姿を、見たことがある筈です。」 Yさんは息を呑んだ。「あの、どうして、それを。」 「まず、この件の依頼です。あなたがどんな伝でこの依頼をしたのかは知りません。 でも、術者に何の関係もない人が、私たちに依頼をする方法は無いんです。 つまりこの依頼をしてきた時点で、あなたは『関係者』。そして。」 Sさんは木箱の上の鋏を手に取った。まず全体を、そして刃の部分をじっくりと眺める。 「この鋏は術者が幣や代を切る時に使っていたものです。おそらく200年位前のもので、 今この型の鋏を作る職人はいませんし、その技術も伝えられていません。 壊れると術者が確実に廃棄しますから、おそらく現存するものはごくわずか。 私も実物を見るのは初めてです。時代の割にとても状態が良いのは、 ここぞという時にしか使わない『取って置き』だったからでしょうね。」 Sさんは大切そうに鋏を油紙で包み、そっと木箱の中に戻した。 「何人かの術者が受け継いできたこの鋏を、縁あってお祖母様が受け継いだ。 そしておそらく今年、この鋏は霊力を得て付喪神に変化したんです。 そして、お祖母様に縁のある古い食器や文庫本たちがその霊力に感応した。」
古道具たちの異様な宴に見とれていると、家の彼方此方から音が聞こえてきた。 家鳴りのような大きな音、コップがぶつかり合うような高い音。 まるで家中のあらゆる道具たちが宴に加わろうとしているようだ。 まずい、このままでは収拾がつかなくなる。 すい、とSさんが右手を伸ばした。掌に紙細工の鳥が載っている。 『とう・・こう』小さく呟いた瞬間、掌の上には鶏、赤い鶏冠の雄鳥が乗っていた。 十姉妹よりも小さな、玩具のような雄鳥だ。雄鳥が羽をパタパタと羽ばたかせると、 部屋中から聞こえていた音が一斉に止み、列の動きが止まった。そして、 雄鳥は小さい体に似合わぬ大きな時の声を上げた。 ふらふらと浮いていた道具たちは一斉に床に落ち、湯呑みが1口俺の足元に転がってきた。 そっと拾い上げる。 !? 熱い。 まるで、ついさっきまで熱いお茶が入っていたようだ。 Sさんが俺の手から湯呑みを取り上げて微笑んだ。 「これでお終い。R君、ご指名みたいだから鋏以外のものを片づけて。鋏は私が片づける。」
Sさんは微笑みを浮かべて道具達の行列を見つめている。 俺の視線に気付くと、Yさんには見えないように、ゆっくりと口を動かした。 す・て・き・ね Sさんの口はそう言っている。素敵?この行列が? さらにSさんの口が動く。 も・う・す・ぐ これ以上、何かが起こるというのか。その時。 ガタン。廊下を隔てた和室から大きな音がした。 大きな和箪笥、一番上の引き出しが抜け落ちそうな程に大きく開いている。 その中から薄い木箱が浮き上がった。 ふわふわと宙を飛び、お椀や文庫本の行列近くに着地する。 お椀や文庫本の動きが止まった。音楽も聞こえない。 木箱の蓋がパタンと跳ねて開いた。大小様々な油紙の包みが5つ並んでいる。 一番右端の包みがゆらりと浮き上がった。油紙がひとりでにほどける。鋏? 鋏はそのままふわふわと宙を飛び、刃を上に向けた状態で列のほぼ中心に移動した。 お椀や文庫本がゆらゆらと揺れ、行列は再び杯とロウソクの周りを回り始めた。 お囃子と歌声も聞こえてくる。前より音が大きくなっているようだ。
わずか2〜3分後。ロウソクの長さもほとんど変わらないうちに小さな物音がした。 食器棚の扉が滑るように開く。息を呑むYさんに、Sさんは『黙って』の合図をした。 開いた扉の奥から花柄の湯呑みが3口、浮き上がった。ふわふわと飛んで床に移動する。 次に木製のお碗が2客、同じように飛んで床に移動した。どれも床からは2cm程浮いている。 湯呑みとお椀は床から浮いたまま、ゆらゆらと揺れながら直径50cm程の円を描いて ロウソクと杯のまわりを回り始めた。何とも奇妙で信じられない光景だ。 更に本棚から飛んできた文庫版の本が3冊、行列に加わった。 『・・うれし・・・ぬうち・・ひゃくとせ・・・でたき・・・』 微かに音楽が聞こえてくる。まるで祭のお囃子のように賑やかな調子と歌声。 これは..似た光景を以前どこかで見たことがある。 そうだ、付喪神。年を経た古道具が変化した妖怪たち。 顔や手足こそないが、これは百鬼夜行図に描かれる付喪神そのものではないか。 しかし。確かにどれも古そうだが100年も経っているとは思えない。 少なくとも文庫本は100年前には無かった筈だ。 それなら、やはり何者かがこの茶碗や本を動かしていることになる。 それが、ポルターガイストの本体。イタズラ好きの、霊。 その本体である霊を、Sさんは一体どうするつもりだろう。そっと様子を窺う。
『一期一会(下)』 Yさんが家中のカーテンを閉めてまわる間に、 俺はSさんの指示通り、ダイニングの床に必要な物を準備した。 依頼に応じる際、Sさんが持参するスーツケース。通称『お出掛けセット』。 余程特殊な依頼でなければ、ほぼその中身だけで対応が可能な品々。 まずは白い杯に日本酒を注ぐ。黒い杯、こちらには米粒を盛った。 小さな燭台に細いロウソクを立てる。その間Sさんは鋏で紙細工をしていた。 銀色の星形、金色の半月形、そう言えば昨夜は下弦に向かう半月。 最後に白い紙から小さな鳥の形を切り抜いてテーブルの上に置いた。そして。 Sさんは立ち上がり、暗くなったダイニングの壁に切り抜いた星と月を貼り付けた。 貼り付けた星と月に両手をあて、目を閉じて何事か呟く。 「これで準備完了。ポルターガイストにしろ、何か別のものにしろ、怪異が力を増すのは夜。」 全てのカーテンを閉めきって灯りを消した室内は、昼とはいえかなり暗い。 その中でSさんの眼が輝いている。まるでこれから起こる事を楽しみにしているようだ。 「Yさんはこの椅子に座って下さい。護符を渡しておきますから、何が起きても大丈夫。 ただ、私が良いと言うまで声を出さないで下さい。良いですね?」 「はい。」 YさんはSさんから受け取った護符を首にかけた。 「さて、始めましょう。R君、ロウソクに火を点けて。」 「了解です。」 床に置いた燭台のロウソクにライターで火を点ける。 ロウソクに火が灯ったその瞬間、何故か部屋が更に暗くなった気がした。 俺もSさんの隣の椅子に座り、3人で床の杯とロウソクを見詰める。 白い杯に注いだ日本酒がロウソクの光を反射して妖しく光っていた。
男の子の頭の上を大きな黒いアゲハチョウが一片、優雅に飛び回っている。 Yさんも信じられないという表情で蝶々を見つめていた。 『剛君、これから暫くの間、眠ってて頂戴。』 アゲハチョウはゆっくりと男の子の肩に舞い降り、紙の蝶々に戻る。 同時に男の子の目が閉じ、すうっと体の力が抜けた。 「眠っているだけですからご心配なく。R君、お願い。」 俺は男の子の体を廊下を隔てた和室に運んだ。母親が持ってきた毛布をかける。 「ポルターガイストがその家の子供と関係していたという事例もありますが、 剛君が寝ている状態でも何かが起こるとすれば、剛君は関係ありません。」 「でも、これまで来て頂いた方々の前では何も起こりませんでしたから、今回も。」 「それは、初めからポルターガイストだと決めつけて、その現象を止めようとしたからです。」 「ポルターガイストを止めないんですか?」 Yさんは不安そうな顔をした。 「ポルターガイストかどうか、確かめてみないと分かりません。 それにはまず、この現象の本来の姿を知る必要があります。 だから止めるのではなく、逆にお膳立てをするんです。 何の邪魔も入らない状態で、一体何が起こるのかを見るために。」
「剛君、私たちお母さんに頼まれて剛君とお話をしに来たんだけど。」 「僕、何も知らない。この家の中に友達なんていないよ。」 男の子の顔は冷たく強張っていた。おそらく以前に依頼した自称霊能者たちにも 色々聞かれて嫌な思いをしたのだろう。かなり強く心を閉ざしている。 「何かを聞きたいんじゃないの。知らない人たちに色々聞かれて、最近剛君が元気がないから 応援してほしいって、お母さんに頼まれたわけ。私たち、魔法使いだから。」 「魔法使い?」 少しだけ男の子の表情が緩んだ。 「そう、信じられないかも知れないから良い物見せてあげる。」 Sさんは持参したスーツケースから小さな鋏と紙を取り出した。いつもとは違う、黒い紙だ。 鋏で手際よく黒い紙を切り、それを左掌の上に乗せた。 「これ、何だと思う?」 「蝶々。」 「そう、紙の蝶々。ね、右手を出して。」 Sさんは男の子の右掌に紙の蝶々を乗せた。小声で何事か呟く。 男の子はじっと掌の上の蝶々を見ている。 「じゃ、その蝶々、天井に向かって飛ばしてみて。思いっきり強く。」 男の子は力一杯、紙の蝶々を投げ上げた。やはり、これは。
俺はメモを取りながら黙って2人の話を聞いていたが、突然Sさんに声をかけられた。 「R君、今の話どう思う。これ、本当にポルターガイストかしら?」 「いいえ、ポルターガイストとは違う、ような気がします。」 「どうして?」 「この家に来てから感じる気配が人間のものとは思えません。上手く言えませんが、 僕たちとは異質な感じがします。」 「そうね、確かに異質だわ。人間とは違う、でも動物とも言えない。どちらかというと。 いや、予見を持つのは危険。まずは確かめてみないとね。 Yさん、これからこの家で起きている現象の正体を確かめます。 ただ、依頼を受ける前にも聞いたと思いますが、 これから私たちのすることと、その結果起こることは、くれぐれも他言無用に願います。」 「はい、それは重々承知しています。」 「それでは、まず息子さんを此処へ。」
「資料は全部読みましたが、今の所実害は無いようですね。 現在も変化がないのであれば、特別な対策を講じなくても良い気がしますが。」 Yさんは溜息をついた後、現象が次第に変化していることと、 その現象があの男の子に与えている影響について話し始めた。 「おかしな事が起こるようになったのは今年の8月頃です。 最初は私の思い違いかと思いましたが、9月の始めに本が飛ぶのを見たんです。」 「念のために聞きますが、落ちたというのとは、全然違うんですね?」 「はい、あの本棚からこのテーブルまでふわふわと。時間は2〜3秒、だったと思います。」 Yさんが指さした和室の本棚からこのテーブルまではざっと5〜6m。 当然、何かの拍子に落ちた本が移動する距離ではない。 「9月中頃からはお椀や湯呑みも移動するようになりました。」 「それも実際に見たことが?」 「はい、息子と一緒に見たこともあります。」 Yさんは一旦言葉を切って俯いたが、やがて、意を決したように顔を上げた。 「一番怖いのは息子のことなんです。息子はお椀が飛ぶのを見てとても喜びました。 そしてそれ以来、ひとりで遊ぶ時間が極端に長くなりました。」 「時間以外に、普通のひとり遊びと違う所がありますか?」 「息子が居間にいる時、他の誰かと一緒に遊んでいるような気がするんです。 話し声がしたり、突然笑い声が聞こえたり。もし何かが息子に干渉しているとしたら、私。」 「実際に誰かと話しているのを見たことはないんですね?」 「はい、私が居間に入るとそれらはピタリと止みますから。」
3日後は土曜日、みんなで昼食を済ませた後、俺はSさんを乗せて車を走らせた。 たまたま代理店に在庫があったのを即決で購入した以前と同じ型・同じ色のロータス。 違うのは年式だけ、当然ながら運転していて全く違和感は無い。快適なドライブになった。 依頼者の家は隣の○県△◎市、比較的古い町並みが残る地域。 「資料の住所からするとこの辺りですけど、細い路地が多くて分かり難いですね。」 「ちょっと其処のバス停に停めて頂戴。電話して聞いてみるから。」 依頼者の家は町並みの中でも一層古色蒼然とした小さな日本家屋。 ポルターガイストという言葉とは、どうにもかけ離れた雰囲気だ。 家の中に案内してくれた女性はYさん、ご主人は他県に単身赴任中で息子さんと2人暮らし。 俺たちはこぢんまりとしたダイニングに通された。 居間と土間をあわせてリフォームしたのだろう。4人分の椅子、細長いテーブル。 廊下を隔てた部屋は畳敷きの和室、調度も古びた和風のものが多い。 ふと気配を感じて振り向くと和室の奥に小さな男の子が立っている。 人見知りなのか、俺が振り向くとすぐに奥へと引っ込んでしまった。 Sさんは男の子のいた方向をチラリと見たあと、挨拶もそこそこに依頼の話を始めた。
「確かにポルターガイストみたいですけど、これも陰陽師の仕事なんですか?」 「依頼者がキリスト教徒でないなら教会に頼む訳にもいかないし。まあ、仕方ないわね。」 夕食を済ませ、翠と藍を寝かしつけてから、Sさんは俺と姫をリビングに招集した。 配られたコピーを一通り読むと、その依頼の事件は確かにポルターガイストに良く似ていた。 湯呑みとお椀、それに本がひとりでに移動するという。 テーブルの上を動くのではなく、空中を飛んで移動するらしい。それも数mの距離を。 これまでに二度、いわゆる霊能者に依頼したが、霊能者の前ではこの現象が起きない。 取り敢えず祈祷や御祓いをして貰ったが効果はない。まあ、これも典型的だろう。 俺は依頼者の家族構成が気になった。 ポルターガイストが起こる家には、家族に思春期の女の子がいることが多いと聞いた事がある。 「いわゆるポルターガイストは、思春期の女の子と関係してると聞いたことがありますが。」 「5歳の男の子が1人。女の子でも思春期でもないし、この現象との関わりは分からない。 指定された日付けは3日後。物に関わることは私の領域だし、アシスタントは。」 「僕が行きます。Lさんは『○×◎』との相談があるかも知れませんから。」 依頼を受ければ下調べや準備でSさんが外出する事が多くなる。 それは、俺と姫が進めている計画にも好都合だった。
その日の夕方、夕食の支度をSさんに任せて翠と遊んでいると玄関の電話が鳴った。 数回の呼び出し音に続いて電子音、さらにFAX用紙が吐き出される音。 「『○×◎』かしら。ドレスのデザインと見積もりを頼んだのは昼過ぎだから、 幾ら何でも早い気がするけど。R君、お願いね。」 「了〜解。」 俺は翠を抱き上げて玄関へ向かった。 電話は未だFAX用紙を吐き出し続けている。デザインの候補は何種類かあるのだろうか? 最後のFAX用紙、末尾に記されていた文字と文様。『○×◎』の連絡先ではなかった。 腹の底が冷たくなる。これは『上』だ。つまり仕事の依頼。 俺は慌ててFAX用紙を並べ変えた、最初の用紙に記された件名。 『ポルターガイストに類似した事象に関する依頼について』 「おとうさん、『ぽるたーがいすと』ってなあに?」 「え〜っと、これはお父さんとお母さんの新しいお仕事の名前。」 「ふ〜ん。」 少し不満そうな翠を抱いたまま、俺はダイニングへ急いだ。
「式を挙げる代わりに写真を撮ろうと思ってるんです。ちゃんとした写真館で。」 「結婚の、記念写真ってこと?」 「はい、親しい人たちには後でその写真を配れば良いかなと思って。」 「...それならまあ、それでL、着物、それともドレス?」 「あの、ドレスにしようと思ってます。着物はいつも着てますから。」 「じゃあドレスは『○×◎』で仕立ててもらえば良いわ。私が頼んであげる。 それに『○×◎』は写真館も兼ねてるからお誂え向き。ふふ、何だか楽しみね。」 Sさんは席を立って玄関へ向かった。早速『○×◎』に電話をかけるのだろう。 姫と俺が予想していた通りの展開。とても楽しそうだし、相変わらず気が早い。 『○×◎』は市内にある洋裁店兼写真館で、一族の人が経営していると聞いていた。 Sさんや姫は昔からお洒落着を仕立てて貰っていたらしい。 Sさんも姫も、普段からほとんど肌を露出しない。 姫も高校生になった頃から、夏でもノースリーブのワンピースをほとんど着なくなった。 今時のデザインから2人の好みに合う服を探すより、仕立てて貰う方が早いのだろうし、 オーダーメイドだからサイズもピッタリで良く似合う。 俺も『○×◎』の服は(というか『○×◎』の服を着た2人が)大好きだった。
超面食いの俺様は宮原知子一本だけど何か? ピグモンみたいで可愛いだろうが マリンは次の大会に出られるように頑張ってくれ
人を呪えば穴二つって、邪神とは言え、神様にも通用するんですな。 時間の遮断された空間を形成する→一瞬が永遠になるような時間の引き伸ばしですかね 結界の維持に、受けた鏃の呪力を一部使ったから記憶喪失になったのですかね 鏃を受けた瞬間の表現は誤字じゃなかったんですね。今回の話はとても不思議です 解せば→目を開けていたから鏃を受けることになったのだ その返答→鏃を受けたから目を開けてしまったのだ 彼女が、目を開けることで神様をかばったようにも読めますし、結果と原因が入れ替わった返答。不思議 リールはシマノのアンタレス、ですか?晴れた日に釣りに出てたのはそのせいですかね。プロすぎる
>>376 羽生ごり押しとか フィギュアヲタでもない一般人からすりゃ金獲る前にCMやらテレビやらでも見掛けてないわ認知度ほぼナシだったが? 金獲って男前や美人ならそりゃ群がって来るのが普通だろ 全日本1位でオリンピック初出場してしかも10代で日本男子初金だったんだろ? で今日まで世界ランク1位キープとか実力備わってる奴を俺はゴリ押しなんざ思わねーな 「あの、本当に手に入れてくれたんですか?白衣。」 「そうよ。頼む時、すごく恥ずかしかったんだから。感謝してよね。」 一体、Sさんはどんな顔をして頼んだんだろう。思わず笑みが浮かぶ。 「もちろん、感謝感激雨霰ですよ。ところで。」 「何?」 「今夜、着て見せてくれるんですよね。どのみち光塵のお陰で寝不足は決定だし、 光塵の灯りで見る白衣はきっとロマ、あ痛たたたた。」 「馬鹿!」 「だって、僕に見せてくれるために」 「知らない!!」 「痛いですってば。」 「あ、そうだ。最後に1つだけ教えて下さい。」 「なあに?」 「あの矢です。あれは『呪い返し』ですよね。」 「そう、私が頂いた御役目。」 「あの矢は、誰に返したんですか?」 「本当に、知りたいの?」 「それはもちろん、誰が彼女に矢を射たのか、知りたいですよ。」 Sさんは深呼吸をして目を閉じた。 「海岸、今はあの街の北側にある大きな港になってる。 かなり力の強い邪神だったみたいね。もう既に始末は付いたけど。」 街の北側の大きな港。それはおそらく、俺が最初に訪ねた港。 なら、あの気配こそが。そして、俺に干渉しようとした理由も何となく分かった。 「ねぇ、どうしたの?」 「何でもありません。運転、変わりましょう。」 俺の中で変わったこと、変わっていないこと。 俺は今更のように、『出会い』から過ぎた時間の重さを感じていた。
そうか、姫の母親の『強すぎる力』とは。 あの少女と比肩する力を持っていたのなら、人間の体が長く耐えられる筈がない。 少女があの御方を待ち続けるためには、時間の流れの止まったあの領域が必要だったのだ。 『Lの母親と同じく、あの御方も自分の望みを叶えたのだから幸運だったのよ。 あの御方を支えたあなたの適性、修行の時期、それら全てが『約束』だったって事ね。」 それはあの時、俺が感じたのと同じ感覚だ。 「おいおい話が出来ることはあると思うけど、今はここまでにして。OK?」 「はい、正直これ以上聞いても、今の僕には理解出来ないと思いますから。」 「ありがと。そういえば未だお土産買ってないでしょ?翠、楽しみにしてるわよ。」 「あ、済みません。県境を越える前に何処かで土産品店に寄って下さい。」 「修行が早期終了したんだから仕方ないわよね。」 Sさんは路肩に車を停めた。悪戯っぽい笑顔。 「私とLの分もお土産買ってよね。私はちゃんとあなたの望みのものを手に入れたんだから。」 「あの、望みのものって。」 Sさんの頬が見る見る真っ赤に染まった。 「自分で言っておいて、まさか忘れたんじゃ無いでしょうね。」 冷たい汗が流れた...もしかしてあの自虐ネタを本気に?
『約束(結)』 少し開けた窓から晩秋の冷たい風が吹き込んで来る。 Sさんが運転する車の助手席で、俺は紅葉に染まり始めた山の景色を眺めていた。 『少し仮眠をしたら』とSさんは言ったが、未だ興奮が醒めず、とても眠れたものではない。 「やっぱり、眠れない?」 「はい。何だかテンションが上がり気味で。」 「あの御方に恋、しちゃったかな? あんなに綺麗じゃ、忘れられなくても仕方無いけど。 嫉妬する気にもなれない位だったし。」 「恋、じゃありませんよ。人間が神様のお嫁さんになるなんてことが、 どうして起こるんだろうと、それを考えていたんです。」 「お嫁さんだけじゃなくてお婿さんもいる。神婚説話、知ってるでしょ?」 確かに、相手が神なら、それは異類婚説話ではなく神婚説話だ。 「はい、ただ、それは。」 「単なる言い伝えで、本当にあるとは思わなかった?」 「そうです。」 「何の具合なのか、極く希に起こるみたいなの。神に近い魂が人の体に宿ることが。 本人も家族も、とても辛い境遇に置かれることになる。特に近代以降はね。 実は、Lの母親もそう言われていたみたい。『後々は神の嫁になる娘』って。 でもあの人は、人の世に生きる事を選んで、Lを産んだ。 その魂と『強すぎる力』が生み出す負荷に耐えられず、早死にすることは承知の上で、ね。
「はい、これでお終い。荷物まとめて、一緒に帰りましょ。」 「でも、まだ修行がまだ一週間以上残ってますが。」 「これ程の御役目を果たした時点で、祭主の印可は降りてる。もう修行は終了。 それとも、新婚さんのお社に毎日毎日早朝からお邪魔するような真似をするつもり?」 いや、確かにそれはまずいだろうけれど、俺の借りたアパートは。 「え〜っと、アパートの駐車場は一台だけしか。」 「ロータスは此処へ置いていくわ。」 成る程、そういうことか。一度2人で荷物をまとめて。 「後で取りに来るんですね?」 「違う。この社に納めるの。」 「へ? 車を?」 「そう、神様のお嫁さんを乗せてお送りしたのよ。デザインや材質は違っても、 この車は立派な御神輿。今後この車は社宝として祀られる。一般には公開されないけど。」 「でも、Sさんはこのロータス気に入ってたんじゃ?」 「あらゆる人外に、優れた術者が此処にいますと宣伝して歩くようなものよ。 幾ら何でも目立ち過ぎる。どのみち今後私たちの仕事では使い物にならない。」 そうか、神社の駐車場、『本体』が近過ぎて今は見えないが、おそらく光塵の数と明るさは。 「そう、それにね。」 Sさんは悪戯っぽい笑顔を浮かべた。 「当然『上』が社宝として買い上げる訳だから損はしない。 それどころか多分同じ車何台か買ってもお釣りが来る。帰ったら直ぐに検討しなきゃね。」
広告代理店の糞アルバイトwww 貧乏人の古事記www
樋口は3枠取れなかった張本人だから落選は自業自得だろ 出場する奴はまず整形しろ!もしくはメイクで何とかしろ!
「Sさん。僕は。」 また、涙が溢れた。止められない。 俺は、跪いたままSさんの胸に顔を埋めて泣いた。 哀しいのではない、嬉しいのでもない。でも、どうしても、涙が止まらなかった。 「全く、子供みたいね。誇りに思いこそすれ、泣く事じゃ、無い、でしょ。」 Sさんの涙声が、俺が経験したことの不思議さと、その重さを示している。 どれ位そうしていただろう。いつの間にか辺りは薄明るくなっていた。 「もう、落ち着いたでしょ。さ、立って。それから、あの鏃を頂戴。」 「鏃?」 「そう、これは私の役目。さ、上着の胸ポケットよ。」 俺は言われるままに上着の胸ポケットに触れた。柔らかな感触、その中心の固い芯。 あの、鏃の破片を包んだタオルの包みだ。一体、何時の間に? Sさんは俺のポケットから包みを取り、無造作にそれを解いて矢尻の破片を左掌に置いた。 「Sさん、それを素手で」 Sさんは右手の人差し指で俺の唇を押さえた。『黙って』の合図。 目を閉じて深く息を吸い、小声で何事か呟いた。 Sさんの集中力が高まっていく、チリチリという音が聞こえるようだ。 やがて、目を開けた。左掌の上、鏃の破片をボンヤリとした光が包んでいる。 これは。 次の瞬間、Sさんの左手が一本の矢を握っていた。 赤黒い鏃、真っ黒な軸と矢羽根。 「返れ・・・の矢は射手へ。」 Sさんが掌を開くと、呪われた矢は、まるで手品のように、消えた。
「何時までそうしてるの?」 聞き覚えのある声。振り向いた俺の直ぐ前にSさんが立っていた。 「Sさん、どうして?」 「どうしてって。あなたの電話で事情が分かったから直ぐに飛んできたの。 先回りして神社の祭主と連絡を取ったって訳。必ずこうなると思ったから。 祭主は神隠しの件を憶えていたから話が早かったわ。 あ、駐車場の車、気付かなかった?まあ、あんな状況なら無理もないけど。」 「でも、彼女が別の選択をする可能性だって。」 Sさんは両手で俺の頬を挟んだ。温かい感触。 「この私に2人も子供を産ませて、未だ女の気持ちが分からないの? 別の選択をするつもりなら自分を神隠しにする必要なんか無いでしょ。 記憶もないのに、そして文字通り血を流しながらでも待ち続けられたのは、 こうなることを彼女が心から望んでいたからじゃないの。 そしてあなたの適性なら成功すると信じたある御方が、この御役目をあなたに任せた。 そうでなければ、これ程の御役目、とても人間に担えるものじゃない。 あなたには、いつも本当に驚かされる。でも、とても誇らしいわ。御役目、御苦労様。」 事の重さに気が付いてから、その重圧に負けまいと張り詰めてきた気持ちの糸が、 Sさんのその言葉をきいてプツリと切れた。
怪談話高速連続投稿してるの個人? それとも業者? id違うんだけど・ そういうソフトでもあるの? 教えて詳しい人、事情通! 業者だとしたら激しく気持ち悪い 代理店とかから金がながれているのか?
『此処までで良い。色々と苦労をかけたな。』 少女の前でもう一度跪く。この任を解いて頂く時だ。 「いえ、私は何も。むしろ、このようなお役目を頂き光栄でした。」 『一緒に釣りが出来て楽しかった。あのタチウオ、絶対に忘れない。 旅立つ前に良い思い出ができた。心から、感謝する。』 「はい...」 それは、一体どれほど重い決心だったろう。 少女が辿ってきた道程とその苦難を想うと、言葉が出ない。 無力だ。俺の力も、言霊でさえも。 ただ涙だけが溢れる。 頭を下げた俺の目の前で向きを変えた少女の足が、もう一度向きを変えた。 『人間だった時の名を、憶えておいてくれないか。縁あって私が人の世に生まれた、その証に。』 「は、今何と?」 少女の膝が曲がるのが見えた。俺の耳にかかる温かな吐息、爽やかな芳香。 『 い ず み 』 『万物を育む、清らかな水の源、『泉』。』 信じられぬ思いで俺はその言葉を聞いていた。まさか、こんな事が。 「誓って、忘れません。」 やっとの思いで言葉を絞り出す。 少女の足は向きを変えた。遙かな世界へ向かう、軽やかな足取り。
宮原さんはジャンプ低いし顔もあまり好みじゃないけど滑る姿見てるとやっぱ華があると思う この娘はまだただ滑ってるだけにしか見えない しかも方や泣き言言わない努力の人と練習嫌いのこの人二人とも同じコーチなんでしょ?
>>455 暇人の、個人だよ 俺様に歯向かいやがったから 報復してやってんだよ 広告代理店の貧乏人の古事記アルバイトのくせしやがって 糞生意気なんだよ、 参道に続く階段の手前、狭い駐車場に車を停め、助手席のドアを開けて跪く。 今年、桃花の方様をある場所にお送りした時、Sさんから習った作法。 俺に出来る最上の礼を尽くさねばならない。そう思った。 差し出された手を取って車を降りる補助をする。 「ありがとう。」 鮮やかな笑顔。 少女が参道の方向に向かって歩き始めたのを確認してから、俺は振り向いた。 これは... 参道の入り口に篝火が焚かれ、参道の両側には五色の幟がたなびいている。 俺が毎朝通ってきた時の寂れた感じとは全く違う、厳かで華やかな雰囲気。 目が慣れてくると階段の上り口に白装束の人影が跪いているのが見えた。 上り口の両側に3人ずつ、計6人。巫女さんのようだ。巫女さんどころか、 普段の社務所には管理をしている年老いた男性が一人いるだけだというのに。 俺は少女の後を、少し離れて歩いた。未だ役目は終わっていない。 少女は階段の上り口の手前で立ち止まった。ゆっくりと振り返る。
『R、大体の事情は分かったな?』 「はい。」 慌ててさらに頭を低くする。一体何故、俺の名を。 『此所で修行を始めて直ぐに、お前ならこの役目を任せられると思った。 そして、その働きは期待以上だった。ずっと、待っていた甲斐がある。』 そうか、今、俺の部屋を満たしている存在は俺が修行している神社の... 俺と同じ適性を持つ術者は久しくいなかったとSさんは言った。 それなら俺が今年此処に修行に来たのも、遠い『約束』の1つなのだろう。 「気付かぬ内にお役目を果たす事が出来ていたなら幸いです。」 『最後にもう1つ、頼みたいことがある。』 「私に出来る事なら何なりと。」 『この娘を私の社まで連れて来てくれ。晴れて、嫁として迎えたい。』 「仰せの通りに。」 『頼む。』 その言葉を最後に、その存在は俺の部屋を去った。 『顔を上げてくれ。』 少女の声だ。 少女は俺の前に立っていた。パーカーとジーンズではない、目が覚めるような純白の着物。 儀式の時にSさんや姫が着る着物に良く似ている。 『悪いが、一刻も早くあの方の下へ行きたい。頼む。』 少女の頬はほんのりと紅に染まっていた。そしてあの鮮血と同じ色の紅をさした唇。 本当に、何もかもが美しい。穏やかに微笑む少女を見て、俺は心からそう思った。
>>460 ならコピペ変えてやろうか 人間の句クズwww >>324 正規表現対応の専ブラなら (?s:^.{300}) これでスッキリするよ ある男がらくだと共に砂漠を旅していました。 しかし思った以上に長く続く砂漠に、若い男の性欲は耐える事が出来ませんでした。 そこで男は思い付きました。 「そうだ!らくだとやろう!」 男はらくだの後ろへまわると早速自分のものを入れようとしました。 しかしその時らくだはトトッと数歩前へ。それに男が近づき再びチャレンジ。 しかしらくだはまたもやトトッと数歩前へ。その後、何度も試したけど同じ事の繰り返し。 男は行為をあきらめ、再びらくだと旅を続けました。 そしてしばらく歩いていると、なんと前方にきれいな女性が倒れているではありませんか! 男は女性に言いました。 男:「大丈夫ですか?」 女:「あ…あの、のどが乾いて死にそうなんです…」 男はここぞとばかりに言いました。 男:「じゃあ、水をあげたらなんでも言う事をきいてくれますか?」 女:「はい…言う通りにします……」 男は水をあげた。 女:「ああ、ありがとうございました。おかげで助かりました」 男:「よし。言う事をきいてもらうぞ」 女:「…はい……」 男:「じゃあ、らくだ押さえといて」
これから、どんどん女性らしい体つきになるから さらに厳しいだろうな
<がんばれ街の仲間たち> 【電柱】 DQN撲滅のエースで今まで輝かしい戦績を誇ってきた。設置数、強さ、実績とも文句なし。 【街路樹】 電柱と比較し衝突強度は弱いが、地球温暖化防止にも一役買うお得なマルチ兵器。 【ガードレール】 強力装備である鉄の爪は除去は進んでしまったが、二輪車両には相変わらずの強みを見せる。 【中央分離帯・キャッツアイ】 車両バランスを崩し諸施設への激突を堅実にアシストする縁の下の力持ち。 【対向車】 持ち前の機動力で中央分離帯が漏らした車両や二輪車から放り出されたDQNに止めをさす。 常時警戒型ではないものの加速衝突が鮮やかに決まった際、その威力は脅威的。 【フェンス・側壁】 カバー範囲の広さで敵の回避に断固立ち向かう頼れる存在。 【歩道の段差】 致命傷を与える力はないが、歩道によれたDQNのトス役を地道にこなす仕事屋。 【標識柱・信号柱】 細身の体を鋼鉄の強度でカバーするクールガイ。ひっそり佇みDQNを討つ。
この荒らしの狂ってるところはI D変えながらコピペしながら全レスチェックしてること 本物のキチガイ
>>464 バカじゃね 単なる暇人だよwww 俺様に歯向かいやがったからから報復してやってんだよ >>468 アフィカスww それとも広告代理店の貧乏人のアルバイトかなwww 昔ハワイに1年仕事でいた。 全く英語話せなかったし勉強するつもりもなかった。 職場に日本人とのハーフだけど見た目は完全に白人がいた。 たまにすれ違うときに、日本語で話したりしてきた。 あんま白人に免疫無かったので、そっけなくかわしてたんだが、 エレベータで一緒になったときに、こっちから日本語で話しかけた。 そんとき、ちょっと迷惑そうな感じに見えた。 エレベータが開いて、知り合いの白人がはいってきたとき、 さっとそっちによって英語で話し始めた。 日本語で話してるところは白人連中には見られたくないんだなと瞬時に悟った。 よくよく考えると、すれ違いざま話しかけてきたときって、周りに誰もいなかった。 嘘っぽい親日派っていう表現は、 すっごく分かる。日本人なら自分のキャラクターを認めてくれる だろうって勘違いして、やたら日本人にしか話しかけずに なれなれしくしてくるやつが何人かいる。日本人は自分たちが どちらかといえば差別される側の人間だから、あんまり他の人種を 避けようとはしないじゃん。だから、そこを漬け込まれてるのっぽい。 学生のレベルでの話だけどね。 「The Japanese Version」っていうアメリカで出てる ドキュメンタリービデオがあるんだけど “日本人がいかに白人とアメリカに憧れているか”という内容のもの。 デーブ・スペクターはその中でインタビューされてて 「自分は日本でこんなにウハウハに稼げなかったら 日本みたいな国で生活したくない。 でも俺はものすごく稼いでいるからね。 本当にものすごく稼いでるんだ。」 と尊敬もしていないし好きでもない国、日本にいつまでもへばりついている 言い訳をしていた。いつものしゃべりかたと全然違う(英語だから当然か?) 「俺は頭いいけど日本で変なタレントやってるのはこういう訳があるんです。」 みたいで必死だった。 アメにいる人、そのビデオ図書館にあるかもね。見てみ。 なんかこのスペクターみてて、韓流のユンソナとか少女時代が韓国で 必死で日本の悪口言ってる映像を思い出した。サタニズムの世界って結構大変だよね。 定期的に弁明しなくちゃならない。
>>472 俺様に指図しようとしたクズがいたから報復してやってんだよ 羊の群れに白い狼を放つ。パニックに陥った羊たちに 「おいおい、色も同じだし、何より同じほ乳類だ。絶対わかりあえる」 その狼は、昼間は大人しくしている。でも、夜になると豹変する そして羊の群れは、一匹また一匹とその数が減っていく 「おいおい、狼を疑うのか? 証拠もないのに冤罪だろ」 一匹の羊が反論する 「こいつが来てから毎日仲間が減っている。殺された仲間には狼の歯形まで 残ってるんです。」 「おいおい、他の狼の仕業かもしれないだろ。言い過ぎだぞ。」 その群れを、黙って離れた何頭かの羊は、その後他の山麓で新たな群れを作った 残った羊たちは、「何だか毎日怖いねえ。」と言いながら、絶滅していった
>>116 あのな、スケートがうまい割りに、が頭に付くだけで、さほど可愛くないけどな。 実力あるなら認めるけれどもね 日本7位でメダル取れるはずないだろ
血液中の酸素の量を増やすために,圧力をかけて強制的に肺を広げ,酸素を送り込む医療用のマスクも付けることになった. このマスクは顔に密着させて圧力をかけるため,付けている間は,とても苦しくなる. このころ,看護記録に記された大内の言葉には我慢の限界を越えた叫びが多くなっていた. 「もう嫌だ」 「やめてくれよ」 「茨城に帰りたい」 「おふくろ」 「一人にしないで」 名和純子は,酸素を送り込むマスクを付ける処置をしていたとき,そうした言葉を直接耳にした. このとき,大内は苦しそうな表情をした.名和は「あと5分だけがんばろうね」と話しかけながら処置をおこなった. すると大内が突然がばっと起きあがり,マスクをはずして,こう叫んだ. 「こんなのはいやだ.このまま治療もやめて,家に帰る.帰る.」 初めて見る大内の激しい抵抗に,名和は衝撃を受けた. 「ああ,大内さんは実はすごく我慢していたんだ,すごくつらいんだ」と感じた名和は大内に精一杯の言葉をかけた. 「みんながんばってほしいと思っているし,もう少しがんばって治療を受けようよ.奥さんも,がんばってもらいたいと思っているよ,きっと.」 名和にはこれだけ言うのがやっとだった. 転院の直後から検査と治療の連続で,上向きのまま午前中一度も体の位置を変えられない日もあった. ストレスと,なぜこうなってしまったのだろうという不安を,ずっとためてきたに違いなかった.それがいま爆発したのだ,と名和は感じていた. なかでも,あるとき大内がつぶやいた言葉は治療を担当した医師や看護婦たちにショックを与えた. 「おれはモルモットじゃない.」
1人の男が、雪山で遭難した時のことだ。 あてもなく歩きつづけていた男は、やがて猛吹雪の中で1軒の山小屋を見つける。 男は荒れ狂う吹雪から身を守るために、山小屋の中へと入っていった。 ところが、その山小屋は長い間使用されていないようで、中には暖をとれるような物がなにも見当たらない。 夜になるにつれ気温はどんどん下がっていく。 もし眠ったら凍死してしまうだろう。 男は体を温めるためと眠気を覚ますために運動をすることにした。 まず山小屋の4隅に一人ずつ立つ。 そして最初の一人がとなりの角へ走りそこにいる人にタッチする。 そしてタッチされた人は次の角へ走りタッチ、そしてタッチされた人が次の角へ・・・ 明かりもささぬ山小屋の暗闇の中、彼らは朝になるまでこれを繰り返しつづけた。 その翌日、小屋に訪れた救助隊員によって男は助け出され、無事に下山をした。 しかし男あることには気づいてしまった。
小さい宮原さんの小さいスケートは以前から好きじゃない まあでも五輪は頑張って欲しい 真凛はあれでかわいいとか華があるとかずっと謎 実力は言わずもがな この先は紀平さんに期待
>>480 いなくてもお前らがイライラすりゃそれで良いんだよ 恨むなら俺様に指図しやがったクズを恨め 10年程前の話。 美術の教師をしていた姉がアトリエ用に2DKのボロアパートを借りた。 その部屋で暮らしているわけではなく、絵を描くためだけに借りたアパート。 せっかく借りてるのに住まないなんてもったいない! そう思った私は姉に頼み込んでその部屋で一人暮らしをさせてもらうことにした。 一人暮らし初日。わくわくしながらアトリエに帰宅。 くれぐれも戸締りに気をつけるようにと言われていたため帰ってすぐに玄関に鍵とチェーンをかけた。 その後夕飯を作ったり本を読んだりして楽しく一人の時間は過ぎていく。 気付くともう夜も更けていたため、もう一度戸締りをチェック、ガスの元栓も締め眠りについた。 しばらくして、多分夜中の2〜3時だったと思う。玄関がガチャっと開いた。 どうやら姉が絵を描きに来たらしい。 こんな時間に頑張るなあと、ウトウトしながら思っていると、私が寝ている隣の部屋に入っていった。 隣の部屋は画材やらキャンバスやら置いてある部屋。 そこで、姉はブツブツ言ったりクスクス笑ったりしてる。 うーん、やっぱり芸術家と怪しい人って紙一重だよなぁ、と、酷い事wを思いながらいつの間にか寝てしまった。 朝、目が覚めると姉はもう帰ったようで居なかった。 姉の絵に対する情熱は尊敬に値するよなぁ、と思いつつ出掛ける準備をして家を出る。 玄関の鍵を閉めた時に、突然恐怖に襲われた。 それ以来、私がそのアトリエに足を踏み入れることはなかった。
洗面所の水を出してジャバジャバ顔にかける 洗顔料を指の上に乗せ、泡立てて顔に広げ マッサージしながら洗う コポコポと排水溝に流れていく水の音が響く ちと水流しすぎたな・・・そろそろ洗い落とすか 手探りで水を探す あ、あれ? どこだ? 手に水がなかなか当たらない 泡が目に入るのをこらえながら、直接目で探す 蛇口、蛇口・・・どこだ? ああ、蛇口あった 蛇口をひねって水を出す 水を顔にかける・・・やっと洗い落とせた 顔にタオルをあて、水気を切る あ・・・なんか洗面所の鏡見るのが怖いな ヒゲまだ剃ってないけどいいや そのまま逃げるように家を出た
>>485 テメーだろ頭おかしいのは お前はな 俺様の 下痢便を啜り飲めばいいんだよ >>485 マジだったwwwwww 完全に狂ってんなこいつ 5ch歴 15年以上だけど この手の荒らしはじめて よっぽど真凛のイメージ守れと 上から厳命されてんだろうな 荒らしまくって正常な議論をできなくし 人を去らせ沈静化させる ngワードと云うの設定したの初めてだし 真凛の話題より、こいつらの方が興味深いよ
755 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 12:05:28 ID:V/De/cknO 私はマンションのフロント係をやっている。まぁこのマンションは入り口にも鍵がかかってるから住人以外自由に出入りできないし、仕事なんてほとんどない。 私のマンションではフロントに落とし物箱を置いていて、住人はそこに拾ったものを入れていく。 鍵だの傘だのゴミだの、ときには写真とか手紙も入っている。それの管理も仕事と言えば仕事だ。 手紙って言って思い出すのは田中さんのことだ。 半年くらい前、朝出勤したときに箱の中を見ると封筒が入ってたのでよく見てみると名前と部屋番号が書いてあった。 601の田中って、あの綺麗なOLさんの部屋じゃないかと思ってドアのポストに入れておいた。 彼女はいつも私に挨拶してくれるし、前にも書類の落とし物をしたりで意外と抜けてるところがあるみたいで少し微笑ましい。 でも数日後また同じような田中さん宛の封筒が落とし物箱に入ってたのは不思議だったのを覚えている。 田中さんもそのあと、挨拶もなくすぐに引っ越してしまってとても残念だった。 それに比べて今フロントに一番近い部屋に住んでる男の人は無表情なうえに無愛想だし、 110のおばさんは角部屋なのに生ゴミ臭いって文句をなぜか私に言うし、 その隣に住んでる若い女の子は引き籠もりはじめて家賃も数か月滞納しているし。 一番関わり合いのある一階にろくな住人がいない。 なんで田中さんは引っ越してしまったんだとため息が出るばかりの今日この頃。 793 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 14:45:43 ID:VVTMkGRT0 ・封筒は109号室の中田さん宛てのものだった ・中田さんは死んでる(?) ということなんだろうか。 まあ、それが正しかったとしても、まだピンとこないんだが。 796 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 14:54:31 ID:smSg6Crv0 中田さん宛て、じゃなくて、 中田さんが主人公に、何らかの理由で助けを求める手紙を入れてたんだと思った。 でも主人公は田中さんの落し物だと思って処理。 それを読んだ田中さん、怖くなって引っ越す。 799 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 15:01:55 ID:WqyyzYD90 すげー それで田中さんが何も言わず引っ越した理由もスッキリした 面白い
16歳でこんなセリフ言うなんてすごいな おまえらなんて無修正ビデオ探すのに必死なくらいだろ
>>490 はあ?15年いたらk5や武雄も知ってるはずだけどな 「ねえ、お母さん、結婚したら一緒に住むって話、考えてくれた?」 「ダメよ、何を言ってるのよ。せっかくの新婚生活なのに。慎一さんにだって迷惑がかかるじゃない」 「大丈夫だって。慎一さんちは資産家で家だって大きいんだから。べつに気にする必要ないって」 「そういう問題じゃないわよ。『嫁入り道具に余計なモノまで付いてるわね』なんて笑われたら、お母さん、恥ずかしくって相手のご家族に顔向けできないわよ」 「あははは、出来ちゃった結婚で嫁入りしようっていうのに、今更恥ずかしいことなんて何もないってば」 「あら・・・大きなお腹抱えて大笑いして・・・いい大人が子供みたいに。あなた、もう三十歳でしょう? すこしは大人らしくしなさいな」 「まだ二十九ですよーだ。とにかくさ、結婚したら一緒に住も。今日はこれから慎一さんとデートなんだから、きちんと話をすれば大丈夫だって」 「いやよ、お母さん、同居なんて。慎一さんだって嫌がるに決まってるわ」 「だってこのままこの家で一人で暮らすってわけにもいかないでしょう。二十年前にお父さんが死んで、もう貯金だってほとんどないのにどうやって生活していくの?」 「パートでもなんでも働けば一人分の食い扶持くらい稼いでいけるわよ」 「いままで働いたことだってないんだから、いい年して今更働きに出るなんてムリに決まってるじゃない」 「まったくこの子は減らず口ばかりで・・・。ほら、そろそろ慎一さんが迎えに来る時間よ。準備しないと」 「あら、ホントだ。じゃあ、お母さん、お小遣いちょうだい」 「もう、この子ったらもうすぐ三十になるっていうのに・・・。ほら、これで美味しいものでも食べてきなさいな」 「ありがとう、お母さん。じゃあ、お寿司でも食べようかな」 「お腹がすくからって食べ過ぎちゃだめよ。お腹が大き過ぎると体だって危ないんだからね」 「はーい。いってきまーす」 「おまたせ、慎一さん」 「どうしたの? ずいぶん時間かかってたようだけど」 「ごめんなさい。息子の相手してたら時間がかかっちゃって」 「ああ、ニートの敏明くんか。さっき元気に寿司屋に入っていったが・・・。ありゃ太り過ぎなんじゃないか?」 「ええ。今度生まれてくるお腹のこの子にはあんな風になってほしくないわ、まったく」
【今来た人用】 このスレッドは>>44 が私怨をこじらせコピペ馬鹿と化した糞スレです 恨むなら>>44 を産んだ糞ビッチの母親を恨みましょう 顔のアップが可愛くてもスケーターだから滑ってるとこがモッサリしてるといまいちな
スポンサーが見る目がないだけなんだkら気にしないでほしい
母の嫁イビリが酷すぎる。 前々から異常ではあったんだよ。俺の分だけ飯作って嫁には作らないって言うのが毎日のことなんだ。 挙句の果てには食卓に同席することすら嫌がる始末。 立派な人権侵害だろ?裁判になったら確実に負けると思う。 しかし、今日のはそれの何倍もひどかった。 俺が部屋で嫁と二人でいたら、いきなり部屋に入ってきて「掃除」とかいいながら嫁を押し入れに閉じ込めようとしたんだ。 あわてて止めに入ったら、今日から嫁の住む場所はこの押し入れだって意味不明なことを言い出した。 俺は、なんでそんなことを思いつくのか?と本気で理解できずに絶句してその場で立ち尽くしてたんだが、 その間に姑は嫁を閉じ込めて満足して出て行ったんだ。 しばらくして正気を取り戻してからすぐ自分じゃ出てこれない嫁を救い出して、母に抗議しに行ったんだよ。 いくらなんでもこれはやりすぎだ。梓に何の恨みがある?って。 そしたらなんていったと思う? 「梓って誰?」 どうやら本当に名前すら知らなかったらしい。 正直もう限界だと思った。
俺の部屋に彼女が遊びに来た時に、気が付いたら彼女が誰かにメールしてた。 『誰にしてんの?』って聞いても『ん?ちょっとね』って教えてくれない。 ムカ〜っときて、『どーせ男じゃねーの?!』って怒鳴り気味に言ったら、 『○○○(俺の名前)だって、どーせ女からメール来てるんでしょ!!』 って逆切れしてきたから、 『はあ?俺がいつメールしてる?疑うんなら見ればいいじゃん!』って ポケットから携帯出して彼女の前でこれ見よがしに開いてやったら、 こんな時に限って誰かからメール来てやがんの〜〜、、、、 内心、しまった〜って思いながら、 『・・・・広告か何かだろ、、』ってメール開けたら、件名は『無題』。 本文が 『後ろを絶対見ないで!何も聞かないで!このメール見たら私と急いで部屋を出て!!』
本田真凜選手は間違いなく才能あるのに惜しいね ジュニアの世界選手権の一発勝負で2年連続の表彰台をモノにした勝負度胸もある 但し、元々ジュニアとしては表現力がずば抜けてたけど シニアに上がってからはあまり成長が見られないのは残念 オリンピック、ワールドを獲った現スケ連副会長は野辺山で選抜された 身体能力、スケートの素質抜群のスーパーエリートだけど かなりムラっ気が有った印象で結構グダってた 真凜選手もこれから、どうなるか本人次第。長い目で期待してます。
456 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 2008/04/27(日) 04:44:44 ID:O7kzZ8gX0 じわ怖といえば最近の俺のカーチャンだなw なんかさー、最近夜中に外に出るんだよ。パジャマ姿で。 この間寝つけなかった時、玄関の鍵の音がしたんだよ。がちゃって。 それで気になって窓から玄関の方を見下ろしたら、カーチャンだったんだよ。 んで、キョロキョロ辺り見まわして公園の方に向かっていったんだよ。 それから時意識して見るようにしてたんだけど、決まって土曜の夜中みたいだ。 今日も出かけてったよ。一時間前に。 でも、そん時にまた窓から見てたらカーチャンと目があったっぽいんだよね…。怖ええw まだ帰ってきてないけど、帰ってきたら、っつーか明日なんか言われんのかな とか思ったらどうにも眠れんorz 457 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 2008/04/27(日) 04:49:09 ID:O7kzZ8gX0 a 458 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 2008/04/27(日) 04:52:39 ID:O7kzZ8gX0 うそうそ。変なことを書いてごめん(笑)上に書いてあるの全部作り話だよ。本当にごめんなさい。気にしないで。もう寝ましょう(笑)
いや基地外の仕業にしてるけど 本当は代理店から指示されてんでしょ?
おーい>>44 コピペ速度おせーぞ サボってセンズリこいてんじゃねえヘボ できた。 (Kには言わなくともこうなると思う。) K「扇ー!!告白しなよー!!!」 扇「もう 無理じゃん。」 扇「………まぁいい。H…………一応言っておく。」 H「………」 扇「好き…………だ………。」 H「……………(←答え) [okの場合](okの確率0%) 扇「ふぇ……?ほんと?」 H「うん。」 瑠璃「えー!?扇の彼氏になるのー!?」(←スマン こう言うときは全体気まずくなるもので…………) 扇「・・・・・今までの彼氏はクソ野郎ばっかりだったの。 だから まともな人が彼氏になってくれて嬉しい。(作り笑い)」 [Noの場合](←確率100%) 扇「ごめんな。お前の事が好きで。 嫌いになる………。」 H「うん。」 終わり。 ほとんど棒読みだと思う。
全く興味がないんだよな 最近のフィギュアまだスター追いかけてんだな
安室上げ 浜崎下げの記事を大量に書かせている安室サイドはネットリテラシーってもんを理解してなさすぎ そんな事しても安室って女のゲスさが知れ渡るだけ。 NHKの安室の引退特番の視聴率9.1%って低っ。国民は安室なんかに全く関心ないと証明された ↓ 特番で視聴率大惨敗!安室奈美恵の紅白出場は潰えるか!? https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12156-37261/ 安室は落ち目の上に作詞も作曲もしてない雑魚年増アイドルに過ぎなかったから引退せざるをえなかっただけ ↓ 2017年動員数ランキング↓ 浜崎は40位で20.5万人動員、安室、無様に圏外 浜崎・・・総売上枚数5000万枚 1位獲得数37曲 安室・・・総売上枚数3000万枚 1位獲得数11曲 ↑ これに加えて浜崎には作詞作曲実績がある(浜崎は5000万枚の売上の全てで作詞しているし作曲でもミリオン複数)更には安室の引退。どう見ても浜崎の完全勝利 安室は作詞も作曲もしてないアイドルにすぎなかったから保たなかっただけ。安室には浜崎の作詞作曲実績のような確固たる実績が無かった 引退すればそこでキャリアが終わるんだから敗北でしかない。聖子や明菜ですら、まだ引退してなくて定期的に新曲を発表し続けているのだから。劣化や落ち目にビビって引退するような奴はスターの器では無い 引退ブーストは将来の可能性を全て捨てた代償としてのブーストにすぎないんだから、引退ブーストで売れたって地力で売れたわけじゃない。 芸能界から逃げ出すのは凄く簡単な事なんだよ。結局、安室は「偽物」だったから保たなかっただけ 百恵みたいな神格化を狙っているんだとしたら、ハッキリ言って無理。百恵の神格化は特殊なケース あれは当時はテレビが圧倒的な影響力を持っていたから可能だったんだよ、今はネット時代で方向性が多様な時代だから、ああいう洗脳は通用しない 安室みたいに17歳でSEXが「ごぶさた」なんて言ったり、子供を日本に残して、淳とSEX旅行に行くような淫乱ビッチが神格化するわけないだろ 本来、安室という女は日本人が好むタイプの女ではない。バックが強いから、そういう声をかき消すくらいのゴリ押ししていただけ 茶髪でガングロというブームを起こしたのは実は安室じゃなくて故・飯島愛さんなんです バックの強い安室が故・飯島愛さんの起こした茶髪・ガングロブームを乗っ取って、勝手にアムラー現象と名付けたんです。その頃から安室とそのバックの悪質さが発揮されていたわけですね。 この浜崎の新曲が143位ってデマ流している芸能記者は二田一比古っていう安室の本書いた奴なの(ちなみに最新シングル売上は浜崎>安室) 安室サイドが浜崎のネガキャンしてるの丸わかりw 安室サイドはやり方が卑怯すぎた。引退発表後も「引退するけど浜崎には負けてないぃ!」みたいな記事連発してるのみっともないよw だいたい安室って脱税で逮捕されていたライジング平が警察に口を割らなかったから、平から賄賂貰っていた犯罪者のクズ業界人が持ち上げて再ブレイクしただけじゃん。 極めて下らない業界の裏事情で持ち上げられたに過ぎない。その平さえ裏切ったクズ女が安室だけどね。 異常に浜崎を敵視している安室↓ 2006年当時から浜崎を敵視して浜崎から歌姫の座を奪おうと画策していた下劣な安室 ↓ 安室奈美恵が「歌姫」の座を浜崎から奪い返す!? http://idolgravuredvd.seesaa.net/article/24000402.html >「安室は、同世代の歌姫を目の敵にする傾向があり、これまでは同じレーベル内でもあった浜崎あゆみ(38)をやたらと意識していました。 http://news.livedoor.com/article/detail/12277775/ なぜ浜崎が勝利し、安室は無様に惨敗したのか http://medaka.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1508477147/ 安室奈美恵に「偽装引退」が囁かれる理由 https://newspass.jp/a/b8oyl 安室奈美恵が傲慢になり「取材規制」拡大か https://news.nifty.com/article/entame/myjitsu/12156-37856/ 安室の不倫相手、京都の安室の直ぐ近くに引っ越してきていた! ↓ 安室奈美恵の引退に新事実!? 天才プロモーター男性との“近すぎる関係” http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170929/Cyzo_201709_post_22470.html コピペや創作は本当にいらないです。 脚色はせず、貴方が本当に体験したことを聞かせてください。 まぁ私のは怖いのかどうか分かりませんが、実際に体験したことです。 では私の 私が高校生の時、学校から帰ってきて少し時間があったのと疲れてたので バイトに行く前に少し寝ようと自室で仮眠してました。 足元の方に廊下があって、そこのドアを開けっ放しにして寝てたんですけど 急に金縛り?にあったんですよ。初めてだったんですけど多分金縛りです。 あれ、本当に動かないんですね。その時メチャ焦りました。んで、金縛りに あうとよく幽霊が現れる。て言いますよね?それが怖くて起きようとするんです けど、全く自由にならない。必死にもがいてたらなんか足元から気配するんですよ 目は閉じたままなのに。なにかがくるイメージ。なぜか判らないんですけど 蛇が来る!それも白いやつ!!て 怖くて怖くて何分かしてバッと下に向かう階段を見ても特に何もいなかった ていう、幽霊なのか夢なのか疲れからきた幻想なのか でも本当に体験した怖い話です
コーチがキレるほどの練習嫌いで有名なんだっけ 才能だけで7位はすごいけど練習しとけばもっと上に行けたかもと思うと後悔もするのかね >>492 フィギュアで20歳は他競技の32とか33ぐらいに相当するからな そりゃ次の五輪を目指してなんて言われてもな はじめまして、掲示板に書き込むことが初めてなので、 気が付いた事はご指摘お願いします。 今からお話しする事は 怖がりな私が霊の存在を確信してしまった出来事です。 私が小学一年生に上がったばかりの夏のこの事でした。 私には年子の妹がいます。 妹は可愛くてよく笑う子で、 とても可愛がられていました。 私は正直妬ましく思っていて、 意地悪したり、泣くまで喧嘩をしたりしていました。 その日は日曜日で、居間で食事を取り終えて、サザエさんを見ていました。 私は、サザエさんが終わってもぼんやりテレビを見ていました。 私の家族は 父母私妹祖母叔母の6人家族。 その時は、食器洗いでもしてたのか、大人は誰も居間にいませんでした。 「お姉ちゃん遊ぼうよ!」 ぼんやりテレビを見ていた私に妹が、ふすまの外からニコニコ顔を出して遊びに誘ってきました。 前述通り私と妹は険悪でしたので、 こんなナチュラルに遊びに誘ってきたのをとてもビックリした覚えがあります。 それに面食らったのか、 「う、うんいいよ」 と、承諾してしまいました。 妹と仲良く遊ぶのは久しぶりです。 私「何して遊ぶ?」 妹「向こうの部屋でおもちゃで遊ぼうよ!」 やたらテンション高い妹は、居間から離れた茶室の部屋で遊ぼうと提案してきました。 私の家は戦後すぐ建てた当時築50年ほどの平屋でした。 宮大工の親戚が建てた、立派な家で、建物だけで50坪ありました。 けどものすごく古いし、汲み取り式トイレだし、怖かったです。 茶室というのは、母屋に増築した離れで、 廊下で繋がっていますが、そこまでの廊下がもう暗くて、怖いので子供たちでは歩けません。
長くなってすみません。続きです。 私「やだよ〜怖いもん」 妹「じゃあてをつないでいこう!」 といつになく積極的なので、 二人で身を寄せあって、小走りで離れまで行きました。 離れの茶室は当時、私の勉強部屋と遊び部屋になっていました。 無事着いた私たちは 私「なにして遊ぶ?」 妹「う〜ん、」 妹の視線の先には、買ってもらったばかりの学習机が。 普段は仲が悪いので、机やランドセルには、絶対触らないよう伝えてました。 けどこの時は、暗い廊下を子供だけでたどり着いたという高揚感で、私もハイになっていて、 私「今日だけ特別に机で勉強させてあげるね!」 と言って、机の隅々まで説明(電気がつくだの、何が入ってるとか)、ランドセルを背負わせてあげたり、仲良く遊びました。 それから、妹に習ったばかりの足し算と引き算を教えてあげました。 私「ゆびで数えてごらん、で答えをここに書くの」 妹「いちとにだから、さん?」 私「そう!できた!!すごいじゃん!」 ってな具合です。 けど本当は、自分の宿題を妹にやらせよう、と悪巧みをしていました。 なのに、妹は 妹「おねえちゃん楽しいね!楽しいね!ありがとう!」 と目を輝かして、満面の笑顔をしてくるので、ちょっと悪いなぁ〜と思いました。
15年くらい前に僕フリーターやってたんだけど、命の恩人である早坂君と言う人がいてね、同年代の友達なんだけど ある日突然僕に相談してきたの。 「amちゃん、聞いて欲しいことがあるんだけど・・・」 「なに?」 「amちゃんってオカルト話いっぱい持ってるみたいなんだけど、実は俺ね、幽霊とセックスしたかもしれないんだ」 「ええ!?それどういう事?」って聞いたのね。 早坂君ね、渋谷でナンパしてラブホ街に連れ込んでエッチしたのね。 エッチしてるときに幽体離脱して魂がこう、段々段々上に上にふわーっと浮き上がっていったの。 その魂が天井につくかつかないかぐらいで意識を失って、気がついたらベッドで一人いた、って言うのね。 それ以来ずっと体がだるいって言ってる。 で「俺幽霊とエッチしちゃったんじゃねーかな」って言ってきたんだけど、でもね幽体離脱って幽霊いてもいなくてもしちゃうから 幽体離脱したから相手を幽霊と決めつけるのはそれ根拠弱くないか?って疑問を即座に言って、その当時睡眠薬強盗とか流行ってたんですよ。 ハルシオン飲まされて財布取るとかさ。早坂君ハルシオン飲まされたんじゃないの?って、その説に僕固執しちゃって そしたら喧嘩ってほんとくだらないことから始まるけどさ、それから早坂君怒っちゃってさ 「俺の話信じてくれねーのかよ!」って感じで切れちゃって 「そんな訳ねーじゃねーかよ、俺最初から話聞いてるじゃねーかよ!まじめに聞いてるからこそ笑わずに最後まで聞いてるんじゃねーのかよ」 ってなんかそんな風に喧嘩になっちゃって、それから早坂君のアパートを喧嘩別れして出て行っちゃったんだけどね。 で、それから3ヶ月後クリスマスシーズンになったのね。早坂君と喧嘩別れして会わなくなって3ヶ月。 その時早坂君の好きなビデオテープを買ってきて、それに「早坂君ごめんね。早坂君の言ってること僕信じてるからね」 みたいなメッセージカードを添えて郵送して それで仲直りしようと思ったのね。 そしたら宛先不明で帰ってきたの。 それで郵便局の人に「これどういう事でしょうか?」って聞いたら、相手が引っ越しして、 その時に転送手続きしてないと戻ってくることがあるから宛先不明で帰ってきたんじゃないの?って言われたのね。 あー、じゃあ俺早坂君と喧嘩して仲直りできないままになちゃったのかなあって思ったのね。
あの人はいま 元アーセナル 宮市亮さん(30歳) 2016年、リオジャネイロ五輪。 それを、テレビで見つめる男がいた。 18歳で将来を嘱望されアーセナルへ入団した、宮市さんは今… 「あの頃は若かったですね(笑)」 若き日を回想する宮市は、どこか寂しげだ 「未だに当時の夢を見ることがあるんですよ。CL決勝で、俺がチェンバレンと交代して活躍する夢を」 レンタル移籍を繰り返しアーセナルを退団後、グランパスへ加入するも 出場機会は叶わず横浜FCに活躍の場を求めた その後、故郷の刈谷FCに移籍するも、故障がちになり 若手や新加入選手の台頭に押され目立った活躍はできず26歳の若さで引退を決意。 今は味噌カツ料理屋を営む傍ら、地元の少年サッカーのコーチを勤めている 暖簾の屋号の文字は元アーセナル、ベンゲル監督の手によるものだ 「いらっしゃい」。名古屋駅東口から歩いて3分 「味噌カツ屋 MIYAICHI」のえび茶色の暖簾をくぐって店内に入ると 白いタオルを頭に巻いた宮市さんと妻、タエさんの元気な声に迎えられた 「去年の4月にオープンしました。暖簾の『MIYAICHI』という文字はベンゲル監督に左手で 書いていただいたものだし、開店に合わせてスポーツ紙やテレビでも取り上げてもらった おかげで、県外から足を運んでくださるお客さんが多かったのはうれしかったですね」 とはいえ、その分、プレッシャーも大きかったという 「味噌カツ好きは飛行機に乗って本場・名古屋まで食べ歩きに出かける時代でしょ ボクが修業した名古屋の老舗『味噌カツのなかにし』の丼ものは白味噌がベースなのが特徴だから 醤油ベースが味噌カツ丼だと信じ込んでる関東人にはモノ足りないようなんです それで怒られちゃったこともあるけどそれも修業のうち。我慢、我慢です」 かつての同世代で現パルマ所属の原口や、リバプール所属の宇佐美について尋ねると… 「あいつら俺より足遅かったんですけどね(笑) 」と、おどけ 「監督に気に入られるのも才能だと思いました」 「怪我さえ無ければって…歯がゆいですけど」 「今はもう現役に未練はありません。今度は教え子でバロンドールを狙いますよ(笑)」 (写真)味噌カツ丼を手に持つ宮市さん
・メインはバーベキュー用のソーセージと肉(肉は一人一枚。ソーセージは1人一本。) .・8人テーブルに1.5リットルの烏龍茶一本(キッコーマン製) ・デザートはバナナ切り落とし(約7名のデーブルに付き3本分のバナナ切り落としが皿に盛られて用意された)。 ・お楽しみ企画は寂びれた遊園地に在りそうなジャンボ迷路。食後に行われた。 ・時間が推していた為に、約半数のヲタをジャンボ迷路に放置したまま迷路出口で次のイベント開始。 ・飯田とヲタで笹の葉サラサラを合唱 ・ヲタ、飯田のトーク中に号泣(原因は不明) ・ビールは別売(一杯500円?) ・最後にバスが飯田の周りをぐるっと一周回って帰路につく ・バナナを一人二本食べたヲタがスタッフに人として失格とか言われて叱られた ・メインはバーベキュー用のソーセージと肉(肉は一人一枚。ソーセージは1人一本。) .・8人テーブルに1.5リットルの烏龍茶一本(キッコーマン製) ・デザートはバナナ切り落とし(約7名のデーブルに付き3本分のバナナ切り落としが皿に盛られて用意された)。 ・お楽しみ企画は寂びれた遊園地に在りそうなジャンボ迷路。食後に行われた。 ・時間が推していた為に、約半数のヲタをジャンボ迷路に放置したまま迷路出口で次のイベント開始。 ・飯田とヲタで笹の葉サラサラを合唱 ・ヲタ、飯田のトーク中に号泣(原因は不明) ・ビールは別売(一杯500円?) ・最後にバスが飯田の周りをぐるっと一周回って帰路につく ・バナナを一人二本食べたヲタがスタッフに人として失格とか言われて叱られた 👀 Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
737 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2007/07/07(土) 22:07:12.52 O 解散して帰宅の電車に一人で乗った途端に嗚咽してしまった 他の乗客の視線を意識してみっともないとは思ったが涙も泣き声も止まらない 席から立ち上がる気力もなく家の最寄り駅を大分過ぎてから漸く下車した 今だに家に帰る気持ちにはなれずホームのベンチにへたり込んでいる こんな惨めで虚しくて情けない気持ちになったのは生まれて初めてだ 電車が入線してくる度いっそホームに飛び込もうかとも思ってしまう 帰りのバスの車内では十年間応援し続けてきた人間に対して 最後にこの仕打ちは酷過ぎるとも憤ってもいたが今はどうでも良い 本当にもう何もかもどうでも良い
連続コピペのせいでまとめにスレタイトップに出続けて草
ハイペリオンの血統(ゲインズバラ系(タッチストン系) / St.Simon4×3=18.75% Galopin 6.4.5×4.6=18.75%、Pilgrimage4x5=9.38%)(血統表の出典) 父 Gainsborough 1915�ュ毛 イギリスBayardo 1906 鹿毛Bay RonaldHamptonBlack DuchessGaliciaGalopinIsolettaRosedrop 1907�侮ュ毛St.FrusquinSt.SimonIsabelRosalineTrentonRosalys 母 Selene 1919 鹿毛Chaucer 1900 黒鹿毛St.SimonGalopinSt.AngelaCanterbury PilgrimTristanPilgrimageSerenissima 1913 鹿毛MinoruCylleneMother SiegelGondletteLoved OneDonogolaF-No.6-e
>>524 本物のコミュニケーション障害ってこうなるんだね 一般的には自称Sのノーマル男性が多いから、割と簡単にM化させられるよ。 私は超ごつい兄貴系でSを自称してた元彼をそれとなくMにした。 (実際M彼女が居た時期もあったらしい) まず、普段の会話でも、ちょっとキツメの突っ込みを入れたり、 スキンシップでも、割と屈辱的なこと(頭や顎の下撫でたり)をしておいて 「いじられる」ことに慣れさせておくこと。 そして、普通のエッチから、相手に気付かせないように主導権を握ること。 例えば、クンニ中に「違う、そこじゃない!ここ!」などと、軽く凹ませておく。 自分もフェラテクなどの研究を怠らないこと。 男性が声なんか漏らしたら、すかさず言葉責めは基本(ただし、軽くね)。 アナルを軽く撫でてみたりして、感じた声上げようもんなら、 「あ、ここ気持ちいいんだ?舐めてあげよっか?」などと あくまでも「奉仕」と思いこませつつ、自分のペースに持込むこと。 アナルに指挿入してフェラで逝かせておけば、あとは何でも出来ると思う。 アナルの羞恥と屈辱に比べたら、縛られることなんて何でもないだろうしね。 一度アナル+フェラで射精させたら、次は元彼の方からアナルおねだりしてきたよ。 ただし、急がないで。気付かれたら途端にガード固くなるよ。 男は多かれ少なかれ「沽券」とかいうのを持ってるから、 それを傷つけないようにすること。 自称ノーマルなら、最初のうちはあくまでもこちらが「奉仕」すること。 「もっと気持ちいいこと、一緒に追及しようよ」というスタンスで。 気付かないうちに落ちてる、って風に持って行きたいところ。
>>524 かえって目立つしbotにも拾われやすくなるし次スレまで立っちゃうんだけどな、気付いて無いのかなw 大した結果残さないでもスポンサー付くんだから、プロとしては大成功だろ 金出したい奴がいるんだから黙って受け取りなさい
なんでこう顔が可愛くてスタイルが良くて実力がある人っていないもんかねぇ
いだ溺れた女助けたのよ、そしたらそいつ自殺なんだと。 笑った!溺れた事隠す為に嘘偽っちゃって、マジ最低! 食べるのに困ってる?今時そんな!ここ日本だぜ? そいつホテルに連れ込んで抱いたら涙流してやんの。 何その演技!生きててよかった?そのセリフでイクなんてどんなプレイよ? 俺そんなにテクねぇし、演技そこまでするか?普通? で、家に送ったらなんと小学生の娘が。二人暮し? その娘も痩せててこれまた親子揃ってダイエット? 痩せれば可愛いとか思ってんの?むかついて、 高カロリーピザ3人分取ったら泣きながらばくばく食ってんの。 3日ぶりの食い物?爆笑!何そのバカ演技? 次の日苛めようとそいつのアパートに行ったら、 友達?○×商事の2人がドアの前にいんのよ。 はは〜ん、こいつらあの女の友達か、孤立させてやろう。 200万ずつやる二度とここ来るなって渡したら、 ぽかんと口あけて「へい」爆笑!
私も、今回のオリンピックに本田が選ばれなかったのは、逆に幸運だと思う。安部総理は平昌は大丈夫って言っても北朝鮮人問題も有るし相手は未だに反日国家。日本の選手に何を食わされるか?も疑問有る国が韓国。
それでね、いたこさんと話ししたんだけども、「その仏壇大きかったの?」って言ったら「うん、凄い大きかった」 って言って、インパクトあったから実物大より大きく見えたのかもしれないんだけど。 普通のぼろいアパートってドアが狭いからでっかいテレビとか入らなかったりするんだよね。 それくらいの大きさだからドアから入れたとも思えないし窓から入れたとも思えないし。 僕といたこさんの仮説は、畳ひっくり返して土掘って、埋まってた仏壇を掘り返したんじゃないか?ってゆうそういう仮説を立てたんだけども 実際その仏壇って腐葉土の匂いがぷんぷんする仏壇なのね 葉っぱの腐った土の匂いがしてさ、漆が所々はげててさ、遺影はあまりにも風化しすぎて誰の写真家分からないし、位牌には泥がついてて 何が書かれてるのか分からないような仏壇ね。 もうこれ土から掘り起こしたような匂いしてて、ひょっとして地面を掘り超して出しちゃったんじゃないか そういう仮説を僕といたこさんで立てたんだけどね。 何か取り憑かれたんじゃないのかな?もうその時点で。その部屋で何かあったんじゃないのかな・・ そういう事も全部大家さんに聴いてみたんだけども、「名誉毀損になることは言わないでくれ」とか「風説の流布はやめてくれ」とか「訴えるぞ」とか言ってきたのね。 赤の他人には個人情報教えられないって言うから嘘ついて「早坂君に貸した金を返したいから」とか「借りたCDあるから」とか とりあえず電話の連絡先でも教えてくれないかって聞いたんだけどそれでも教えてくれなかったし。 それで早坂君は行方分からないままなんだけども・・・ その話をね、去年のある百物語オフ会で話してたときにね、トイレ休憩の時に何時もなら人並んでるんだけどその日だけがらーんと人がいなくて そのトイレの二つの鏡にちらっとちょっとざんばら髪っぽい眼鏡掛けてた顔見えた気がするんだよね 当時自分も髪ぼさぼさで眼鏡掛けてたから自分が写ってたかなあ?早坂君の顔もちらっと見えた気がするけれども。 いや、考えすぎだ。みんなの怖い怪談聞きいて怖くてぶるぶる震えてるから考えすぎだと思って小便してたら背後から僕の本名で 「amちゃん、どうよ?」 って言ってきて、俺ションベンしてるから動けないし、振り向いて何かいたら怖いから振り向くことも出来ないし そうしてる間に掃除のおばちゃんが入ってきてね、「うわー、やった。ひとりぼっちにならずに済む」と想ってたら 掃除のおばちゃんが 「あれええええええええ」って言いだして後ずさってトイレから出ていっちゃったの なにがあったんだと・・・・。凄く気になるけど怖くて聞けないって言う・・ それで戻ってきたら顔面蒼白だったらしいから いたこさんに「amちゃんどうしたの?」って言われて「実はこうこう、こういう事という話をしてね ハンドルネームのamでamちゃんどうよ?って言うんだったら参加してる誰かが事呼んだんじゃないの?って思うけど僕の本名で呼ぶからさ・・・ 僕の本名知ってる奴なんて参加者の中には誰もいないのよ 「どうよ?」って言い回しも早坂君独特の言い回しでさ。それで怖くてションベン止らなくてさ・・終わった瞬間にダッシュで出ていったよ
人間って目が見えなくなると耳と鼻が鋭くなるんだよね。アナウンスもはっきり聞こえるし、青森って排気ガスが少ない感じがするんだよね。 で、家でくつろいでたらおばあちゃんとおじさんがやって来て、おばあちゃんが言うにはね、 うちの曾おじいちゃんも見てはいけない本を見て目が見えなくなったと。 その時に拝み山待って言うタブー満載の山(オオカミが住んでる、外交官ナンバーの車がうろうろしてる、アヘンが栽培されてる、UFOの目撃談が多い) その山にお住まいを置いたら目が見えるようになったと言うことがあったから、お前もそれした方が良いってことになって、 で、おばあちゃんとタクシーに乗って、その時に「これどうしたの?」って言われて「何?」って言ったら 「お前ずっと日本人形持ってたろ」って言われて「ええええええええええええええ」って。 僕知らずに日本人形持って帰ってたらしいです。 この日本人形が目の見えない根源だと思って拝み山に置いていこうと思って、ガラスケース持ってタクシーに乗って。 で、おばあちゃんががタクシーの運転手に道案内してて、まだ2月だから雪がビュービュー降ってるの それでタクシーの外を出て、おばあちゃんが「ここが拝み山だよ」って言うんだけど雪がビュービュー降ってるから寒い感覚しか分らないんだけども その時にふとね津軽弁で「こっちこい、こっちこい」って二十代後半の女性の声が聞こえたんだよね。 僕が「おばあちゃん、声が聞こえるよ」って言うと「それは拝み山の神の声かもしれんね」って言ってきたの とりあえず声の方向に歩いてみなって事になって、危ういながらも亜ばあちゃんの肩を掴んでてくてく行って、謎の声がね、 「うわあ、なんて面倒くさいモノ持ってきたんだ。でもそれがあると目玉が腐っちまうからね。しょうがないから置いてきな」っていう声がして 僕はその声の通り日本人形を雪の上にどさって置いて、おばあちゃんがお供え物をどんっと置いた音がしたんだよね。 「何か置いたの?」と言うと「うん、日本酒」 この山は稲荷なんだけども、お稲荷さんっていうと油揚げというイメージあるじゃないですか。 でもこの稲荷はオオカミ稲荷だから油揚げじゃなくて酒を欲しがるんですよね。 で日本酒を置いておばあちゃんが「どうかうちのamをお願いします」って拝みだしたのね。 その時に女の人の声で「あんまり馬鹿な真似しちゃダメだよ」っていう声が聞こえたと同時に段々光を感じてきたのね。 で、じわじわ何かが見えてきたの。ではっきり見えた時に視界の中に映ったのはエレベーターの中! 拝み山にいたはずなのに、エレベーターの中。 とりあえず外に出たら東京都庁の展望だったの。雪国の人は条件反射で暖かいところに出ると肩とか頭とかぱっぱっと払っちゃったりするんだよね。 その時にぼそっと、雪が落ちてきたんだよね・・・・ その時に東京は雪降ってなかったんだよね それから自分の部屋に帰ったら、ワードで書いたはずの仏壇の話が完全に消えてるんだよ。 これどういう事だと思ったら背後から 「amちゃん、どうよ」 って聞こえてきた。その時はさすがに振り向けなかった。 そういう事情があって「超」−1に応募できなかった。
>>532 スポーツに興味のない俺でもひろってんだぜ おもしろいからどんどんやらせとけって 「ソ連から脱走した祖父が中国で見た幻」 これはねしゅんすけおじいちゃんの話なんだ シュンスケおじいちゃん、戦争中満州にいてね、学生を養成する大学講師の様な仕事をしてたんだけどね。 で、満州にソ連軍が攻めてきておじいちゃんソ連軍に捕まったんだ。 で、ロシア語多少出来るからジュネーブ協定で民間人は捕虜に出来ないから解放してくれ、って言ったんだけど 「いや、お前は戦争犯罪人だからモスクワに連れて行って戦争裁判にかける」とかそういう事言われちゃってね。 シュンスケおじいちゃんからしたらシベリアだったら地理的に中国と繋がってるからまだ日本に帰れる当てはあるけど、 モスクワまで連れて行かれたらもう一生日本に帰れないなと思って、それで脱走計画を練るわけですよ。 脱走計画を練るときに一人じゃダメだから、色々特技を持ってる奴をあと3人集めてシュンスケおじいちゃんをリーダーに4人で脱走計画を練るんだけど まずロシア語出来るシュンスケおじいちゃんがロシア兵に向かって「今からマシックショーするよー!」って言って、 仲間の一人で手品師で華麗なマジックショーをやるんだ。 するとロシア兵が手を叩いて「ワー、ブラボー」って拍手するのね。 その時に3人目の仲間のスリで詐欺師で日本にいたら捕まるから満州に逃げてきた、っていう本当の犯罪者が ソ連兵に紛れ込んで鍵をスッちゃう。 で、マジックショーが終わらないうちにロウだか石けんに押しつけて型を取ってマジックショーが終わらないうちに戻ってきて ソ連兵の懐に鍵を戻すの。 それから4人目の仲間である板金工がくず鉄から金属加工して型を元にして何とかスペアキーを作って、 鍵が開くことを確認して期日を決めて一斉に脱走。 で、ソ連から中国へ、中国から朝鮮へ行こうとしたのね。
次の日風邪も治って出ていこうとすると主人がまた亀の甲羅のひび割れ見せて「こっちの方角へ行け」と言うのね とりあえずその方角へ行ってみようかと言うことになったのね で、その時にさんざん館の主人にお世話になったから何かお礼したなあ、と思ったね。 その時におじいちゃんが気づいたのは館の主人は筆で書いてるんだけど、おじいちゃんは鉛筆で書いてるわけだね で、鉛筆を物珍しく見てたのね。だから鉛筆を全部挙げたのね。 そしてたら館の主人は巾着袋を五つ渡してきたのね。中を見ると金と翡翠で出来た装飾品だったのね。 それを貰って外に出たら草がぼうぼうと生い茂ってて、おかしいなと思って振り返ったら館がなくて丸い丘があるだけ その丘をよく見たら人工的に作られたとしか思えないのね。 千年前の唐王朝って貴族を埋葬するときに丸い丘とかの下に亡骸を弔って古墳みたいなのを作るんだけど、そういう唐王朝時代の丸い古墳というのかな? という憶測を立てつつ、とりあえず館の主人が言ってた方角に行ったら運良く年にたどり着いたんだ。 それからスリ大活躍。何でもかんでもスってそれで食料調達して。 それで朝鮮方面まで行って。 シュンスケおじいちゃんが都市に入って助かったと言う理由が、スリのおかげじゃなくて黄色人種が何も話さなければ中国人か日本人格別つかないから 日本人であることがばれない、というのね。 それで無言のまんま通り抜けてそのまま引き揚げ船まで行こうとしたんだけど、その時に運悪く中国兵に「お前日本人だろ」てばれて捕まったんだけど その時に館の主人から貰った装飾品を全部出して、賄賂として渡して「見なかったことにしてくれ」って頼んだら解放してくれた。 それで引き揚げ船に乗って日本に帰ってくることになった シュンスケおじいちゃんは良い大学でてる人で理論武装してる人だから幽霊信じない、と言うんだけど、 もし幽霊がいるとしたら「うらめしや〜」と出てくる怖いものだけとはは限らない、 客をもてなしてプレゼントされたららお返しもする。そういう血の通った幽霊も絶対いるはずだって。 僕が思ったのは中国語とか朝鮮語とかモンゴル語が通じないというのは、千年前の唐王朝の言葉と今の言葉が違うから通じなかったんじゃないかと そういうお話です。
なんで練習嫌いの人がアスリートのしかもこの競技に身を置いてるのかが分からない しかも妹が出てきたら辞めるとか言ってるんでしょ?
「生きている人の霊質を見分ける事は出来るんですか?」 「霊質の違いは微弱な信号として肉体に現れる。それが『気紋』。」 気紋、聞いた事のある言葉だ。胸の奥が痛む。あれはいつ、何処で聞いたのだったか。 「高位の術者やうまれつき資質を持っている人なら、気紋を感知して識別できる。」 Sさんは俺の眼を見つめて微笑んだ。「例えば、あなた。」 思い出した。確かにあの時Kは、俺が『気紋』を識別できると言い、それを不思議だと言った。 「お母様があなたの感覚の一部を封じた代わりに、気紋を感知する感覚が鋭くなったのね。 あなたは無意識に気紋を感知して識別してる。私の『百合の花に似た香り』みたいに。」 「百合の花の香りって!それは。」 会話の途中でSさんが俺の心を読んで先回りするのには慣れっこだがこれには驚いた。 その香りについて、今までただの一度も、話題にしたことはなかった。それなのに。 「私を抱きしめてくれる時、あなたの心には必ず百合の花のイメージが浮かぶ。 そのあとでラベルに百合の花がデザインされた化粧品や香水のイメージ。 でも、私は普段化粧をしないし香水も使わない。」 「じゃあ、あの香りは?」 「あなたは感知した気紋を無意識に五感の嗅覚に置き換えて認知してるってこと。 女性の気紋を花に例えて分類するのはとても古くからある手法だし、 真っ白な百合の花に例えられるのは、女として悪い気分じゃない。」 そういえば俺は姫のイメージが昼咲月見草に似てると書いたことがある。もしかしてあれも。
今の女子にスター選手はいないし 無理に作りだそうとゴリ押ししてもアンチばかり増えるだけ 今ジュニアの子達に有望なのがいるといいな
昔、投身自殺をしそこなった。理由は特になかった。 なんでそんなことを決意したのかも記憶になかった。 医者は憶えていると死にたくなるような内容なら 突発性健忘で忘れる事もあるというように言っていた。 退院後、知人の間で自分が悩みを抱えているような素振りはなかったか聞いて回った。 怪訝な顔をする彼らは、首を捻るばかり。むしろなんで気にするのかと問われた。 自殺未遂の話なんて、近親者を除いて、全然知れ渡ったりしない。 投身自殺したんだよね、なんて話はあまりにも衝撃的過ぎるので濁した。 会社には投身自殺の話はばれていた。 入院が長かったので見舞いに来た上司には釈然としないけれどそのようだと事情を言っていた。 精神的にあまりにも不安定なら、休職したほうがいいと薦められたが、自発的に退職を選んだ。 慰留する声が大きかったが、医者に環境を換えてリフレッシュした方がいいかもしれないとアドバイスを受けた事を重んじた。 半年位して、俺は岐阜にいた。その三ヶ月後には富山にいた。 何か楽しい事をやってみようと思い立ち、不動産を売り払って金に換え、放浪生活を楽しんだ。 大手派遣会社に務め、各地の支店の間を点々とし、出費は最小限に抑えながら なんとなしに、自分探しをしてたようにも思う。 ちょっとニュアンスが違うかな。自分というものが、様々なものに直面した時、それを楽しんでいるという実感が欲しかった。 そうすることで、自分は死ぬ必要がない人間なのだと思いたかった。 上手く伝わるように書けないものだな。 こう言えばわかるかな。 死ななきゃいけない秘密を、記憶の奥底に封じているのかもしれない。 あの医者の言葉は、こういうふうに解釈できる死刑宣告みたいなものだった。 あの言葉が、死ぬつもりがなくいつのまにか投身自殺を図っていた俺に こんどこそ死ななくてはいけないのでは、という漠然とした自殺願望を抱かせていた。 最終的に俺はとある、あまり注目されない別荘地のペンションに落ち着いた。 そこは夫婦で切り盛りしているところで、静かなバカンスを楽しみたい常連に人気。 メジャーではないけど、県内都市部からのリピーターが多いみたいなところ。 学童に戻ったかのような気分を味わえて、お客さん同士がまるでボーイスカウトの班のように連帯感があった。 それがあまりにも居心地が良くて、延長に次ぐ延長をしていた。 ある日、いつものように起床し、歯磨きをしていると、不意に目の前が暗くなった。 真夜中のビルの屋上にいた。 背後から音が聞こえた。 振り返ると、子供らしきものを抱えた裸の女がたっていた。 異常だ、と思ったのは血と腐敗臭の混ざったような匂い。 後退っては距離を詰められということを繰り返して、俺は追い詰められている事に気づいて とっさに階段に逃れて駆け下りていったけれど、大分地面が近い階までおりたところで。 下も上も、同じような得体のしれないものが立ちはだかっているのに気づいて、その階の通路に逃れたが。 そこにも女達が待ち構えていて、声を出そうにも声が出ずに、やがて、下を確認して車があることに気づくとそこを目指して飛び降りた。 はっと意識を取り戻すと、歯磨き粉をだらだらとこぼしている俺の顔が目に入り、そのすぐ横に女の顔があった。 あの夜に見たものより随分と、まともな様子。腐敗臭も血の匂いもない。けれど、恨みがましい目で睨まれた。 へなへなと崩れ落ちた俺が、女は動くのに子供は微動だにしないことに気がついた。 ひょっとして、俺は誰か女でも不幸にしたかと思うがそんな覚えがない。 「俺は、童貞だ。 もしかしたら、憶えてないだけで、迷惑をかけたかもしれない。 仕事場に急いでいる時にぶつかって転ばせ、流産させたとか、考え出したらきりがない。 けれど、俺はみてのとおり臆病で、何か物音でもしたら確認せずには済まさない。 本当に覚えがないんだ。こんなことをするなら、せめて理由だけでも教えてくれ」 「ふっ、…童貞なの。じゃ、別人だわ」 すーっと消えていく女が消えきって、弛緩した体に力が戻った。 色々と言いたいことはあったけど、全部飲み込んで、ペンションから離れた後 あの母子が成仏できるように、寺と神社と教会に頼み込んで、 東京に戻って高層マンションの1LDKを買って生活をはじめた。
次の日も、朝から結構な勢いの雨が降り続いていた。 ただ、土曜日なので姫の大学は休み。皆で食後のコーヒーを飲んでいる。 姫はコーヒーを飲み終わると翠を抱いていそいそとリビングを出て行った。 俺とSさんが出掛けるので、今日は一日翠の世話を任されるから姫は上機嫌だ。 姫がリビングを出て行った後、Sさんは棚のファイルから一枚の紙を取り出した。 「R君、これ、読んでみて。」 新聞の記事をコピーしたものだ。余白に4月28日(月)と書き込みがある。 ゴールデンウィーク前半の日曜日、女の子が一人行方不明になったことを伝える記事。 川沿いのキャンプ場で家族と一緒にバーべーキューをしていたのだが、 両親がちょっと眼を離した隙にいなくなったという。川で遊んでいる姿を見た人がいて、 深みにはまったのではないかと捜索が行われたが手がかりは無かったらしい。 俺もその記事を憶えていた。皆でAさんの温泉旅館に出掛ける前のことだった。 あれから半月以上経つが続報は無い。おそらく今も女の子は行方不明のままなのだろう。 「その子の遺体が見つかったんですって。捜査上の理由で公表されていないけど。」 「やっぱり水死、ですか?」 「違う。絞殺されたの。つまり事故ではなく殺人。
遠く前方に見える信号が3度目の赤に変わったところでSさんは眼を開けた。 「泣いたらお腹が空いた。ね、もし翠の世話で手一杯だったらLは食事作れないかも。 出前取りましょうよ、お寿司の。いつもの藤◇で。回復するには沢山食べないと。」 まあ、もし姫がお昼を作っていたとしても、それは夕食にアレンジすれば良いのだし。 何よりSさん自身が食べたいものを食べるのが一番だ。 携帯で出前の手配を済ませると、Sさんはすっかりいつもの調子を取り戻していた。 「じゃ、車出して。心配してくれて嬉しかったから、特別に質問は3つのままにしてあげる。」 「ありがとう御座います。じゃ、最初の質問です。」 「どうぞ、何なりと。」 「あの写真の手みたいな影なんですけど。あれは何かがあの男を護ってるってことですか? 例えばあの男の守護霊が、あ、でも守護霊が犯罪の片棒担ぐのは変ですね。」 「R君、あなた見たことあるの?誰かの守護霊。」 「ありません。でもさっき、榊さんの守護霊も僕には見えませんでしたから。」 「確かに彼の一族は護られてるし、榊さんは跡取りだから特に手厚い加護を受けてる。 でも榊さんたちを護ってるのは高次の、途方も無く大きな力。 守護霊なんて言ったら、とても失礼だわ。それこそ恐れ多い。それにね、 今はとても一般的になっちゃってるけど...もともと一般的な意味での守護霊なんて無い。 多分守護霊なんて、憑依した悪霊が自分の悪行を続けるために 宿主を護ってるのを誤解した半端な能力者が言い出した概念だと思う。」
>>21 そもそもフィギュアに男のファンっているのか >>48 この写真なら全く問題ない 髪は下げたほうが似合うねこの子 ♪プレイーヤー 不完全燃焼なんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって? (地上機は)操縦不可能なんだろ?野放しだろ?終われないんだろ? 開封されてく感情(報酬箱) 一体なんの前夜祭(エピックルート)なんだって? 崩壊寸前なんだろ?止まれないんだろ?泣きたいんだろ? 不完全燃焼なんだよ このセッションは最初から 僕(地上機)に主導権なんてなくて (クラフトは)変幻自在に見えるだろ? (地上機は)操縦不可能なんだよ 予想外に際立つ力(AF)を 「可能性」と呼ぶのだけは やめてくれ やめてくれ ♪マーク 不完全燃焼なんだよ 意思表示なら手短にやれよ プロセスと結末にもう 愛想つかされてるみたいだ (精神)崩壊寸前なんだろ? 「厄介者」と呼ばれたらむしろ 褒め言葉より最大のディフェンスだ ディフェンスだ
小隊の喜びを知りやがって!お前許さんぞ! 小隊の喜びを知りやがって自分たちばっかし、俺にもさせろよ!グギィィィ!…小隊… コノヤロー…許さんぞ…自分ばかりしやがってよ…コノヤロー… 許さんぞこういうことは! しがらみの自由を剥奪しやがって。 一匹狼の自由を剥奪しやがって。 許 さ ん ぞ ! 自分たち、お前たちには当たり前のこと俺はやっとらんのだ!ふざけんなよ。 週末にはクランメンバーとボイチャするくせに。Weekend Platoonの癖に。冗談じゃないよ! そして、そのWeekend Platoonのために色んなソフトを入れるんだろ。「SkypeでもないTeamSpeakでもないDiscord」って。クソ…。 あんなことこんなこと、ドラえもんみたいにヤっとんだろ。あんなことこんなことヤっとんだろお前。 「あんなこといいな こんなこといいな」って言いながら、ボイチャやっとんだろ。Weekend Platoonで。 んで月曜日の、Mondayに、そ、そ、そういうの、やったから、Robitsが出るんだろ!!
順風満帆でポスト浅田真央は通過点くらいに思ってそう 20までに金取ってCMに引っ張りだこみたいなさ
レーザーのタンクと プラ羽が戦う:まぁ、レザタンも倒せなくは無いけどね レル足が戦う:ツマラン、もぎもぎしづらいな・・・ ミサコプが戦う:喰らえオルァァァァァァァァァァァ!! プラズマの爆撃機と レーザーが戦う:おぅ、プラ羽か レル足が戦う:恰好のおやつだ、バッチリ落してやるぜ ミサコプが戦う:けっ、ゴミロボが レール足と レザタンが戦う:けっこう癖のある立ち回りしてるんだよね プラ羽が戦う:レル足さんか・・・羽とか大丈夫かな ミサコプが戦う:レル足か、執拗にミサイル狙いやがって・・・ ミサイルコプターと レザタンが戦う:ミサコプか・・・ プラ羽が戦う:ミサコプか・・・ レル足が戦う:ミサコプか・・・ ミサコプが戦う:ミサコプか・・・
マーク『新アプデしたら過疎ったの…』 ユーザー『あらら?じゃあまずバグ治そ?』 マーク『フォーラムではアプデ予告に賛同してくれてたのに。なんでいきなり過疎っちゃったんだろう。』 ユーザー『人間って怖いよね。で、アプデのせいなのか知りたいんだけどバグ治そ?』 マーク『次のアプデに向けた布石の変更だったからこの仕様続けないと困るのに』 ユーザー『それは困ったね。どう?バグは直した?』 マーク『前のアプデじゃこんな事なかったのに。こんなアプデしなきゃよかった。』 ユーザー『…バグは治った?治らない?』 マーク『次アプデは二週間後だから時間はあるけどこのままじゃ困る。』 ユーザー『そうだね。で、バグはどうかな?無いかな?』 マーク『え?ごめんよく聞こえなかった』 ユーザー『あ、えーと、、バグは治ったかな?』 マーク『何で?』 ユーザー『あ、えーと、アプデが不評で過疎なんだよね?アプデ内容以前の問題かもしれないから』 マーク『何の?』 ユーザー『え?』 マーク『ん?』 ユーザー『アプデの内容が悪くて人が離れたのかどうか知りたいから、まずバグを取り除いてみてくれないかな?』 マーク『別にいいけど。でも不評ならバグ取り除く必要ないよね?』 ユーザー『いや、だから。不評かを知りたいからバグ直して欲しいんだけど。』 マーク『もしかしてちょっと怒ってる?』 ユーザー『いや別に怒ってはないけど?』 マーク『怒ってるじゃん。何で怒ってるの?』 ユーザー『だから怒ってないです』 マーク『何か悪いこと言いました?言ってくれれば謝りますけど?』 ユーザー『大丈夫だから。怒ってないから。大丈夫、大丈夫だから』 マーク『何が大丈夫なの?』
宮原さんは歯の矯正してほんと良かったと思う こないだなんかの番組で過去映像見たけど改めてゴボが酷かった
【P-5煽り用】 俺はP-5だぞ!足レールで余裕!AFで完封!B-0とかクソだろ! 小隊くんでみろ!スコア維持の仕方教えろ!P-5自慢するぞ!スコア画面晒せ!リーグで何使ってる? ……もう、いいかげんにしろよマジで。 P-5になって嬉しいのはわかるけど、その度にいちいちクソレスしやがってProtonium 5 Starsの品位に関わるだろ。 そんなんだから、今やP-5である事自体が廃人アピのくっさいキッズなんてレッテル貼られんだよ。 俺自身12.5%の頃からP-5だった生粋のProtoniumerとして、本当にガッカリしてる。 頼むからP-5は節度と慎みのある対応をして、 「あ、P-5は紳士的なんだな」「カッコいい!」 「P-5になるという事は、立派なことなんだな……」 って思われるようにして行こうぜ……? みんなで、変えて行こうぜ……?
激しいバトルを終えた俺は 展開されたフュージョンシールドを見つめる 「<(B-0)LESA_COP>In your face! fuk'n Copy!」 開始直後の自軍ベースは静寂に包まれていて 戦士が休息を取るには最適な場所だった 「俺たち勝ったんだぜ。お前も疲れただろ?ちょっと休もう」 山を盾にし高度を下げシールドの中へと入り、俺はカロリーメイトを頬張る さっきのバトルで、かなりエネルギーを消費したから栄養補給だ あとでレザコプもかっこよくペイントしてやろう 今日は頑張ってくれたから、特別に迷彩塗装にしてやろうかな そんなことを考えていると、チャットの敵から声がかかる 「<(P-5)RoboSoldier> I wreck you this battle」 カロリーメイトを頬張っていると、誰かが俺のレザコプに攻撃した 振り返ると棘が4人、青いシールド内で俺を見下して浮いていた 「<(P-5)RoboSoldier>Aren't you also?」 「<(B-0)LESA_COP>I bought at CRF」 「<(P-5)RoboSoldier>lol」 食べかけのカロリーメイトを残し、俺は棘小隊に延々とリスキルされ負けた 午前6時、全言語チャットで名指しでそいつらに殺害予告した そして警告もらった
初めてプレイするソロリーグ だが小隊では何度も来ているので、どういう場所かは理解している 味方側タワーは破壊率6割を越えようとしている しかし敵側タワーは占領され味方側に攻め入ろうとしている やっぱりレザコプじゃ勝てないのか…いや、違う!まだ実力は発揮されていない 「まだだ!レザコプはこんなもんじゃない!」 前傾姿勢になると、味方を妨害するレザ棘を睨みつける 行ける!追いつける!追い越せる! ここからは一瞬が勝負の世界だ 右のミラーを見て、後方からの敵の追撃がないことを確認する 棘の背後に回る、そして上昇 素早くスポットし、速度を落として照準の拡散を抑える 「行っけぇぇぇぇぇ!!!!!!」 背後の俺に気づき逃げる棘を追撃!気づかれた!でも押しきれる!! レザコプがレザ棘に勝利した瞬間だった 棘の速度は200MPH以上ある 170程度のレザコプよりも上だということだ しかしその棘に勝ったということはつまり レザコプは、棘より強いということになる
オウフlolいわゆるストレートな質問come help!ですねlol おっとっとlol拙者『come help!』などとついロボクラ用語がlol まあ拙者の場合プラズマ好きとは言っても、いわゆる強武器としてのプラズマでなく 産廃として見ているちょっと変わり者ですのでlolマークの影響がですねlolol ドプフォlolついマニアックな知識が出てしまいましたlolいや失敬失敬lol まあ対空のメタファーとしてのAFは純粋によく書けてるなと賞賛できますがlol 私みたいに一歩引光の速さでケツからミサイル出したらどうなるの? リアルな話すると多分お前の住んでる火星が消し飛ぶ 光速でミサイルほどの質量(約2〜3キロ) の物体が動いたら想像を絶するクソゲーが発生する ましてそれが敵機と激突したら火星がヤバイ お前のミサイルで敵機がヤバイ さらにリアルな話をすると 今現在の理論では物体はクソゲーに近づくにつれダメージは増加するので 射出されたミサイルがbuffされた瞬間にダメージ=∞(無限大)となる為 バランス崩壊を起こし想像を絶するクソゲーが発生する それが一瞬でプレイヤー達飲み込み、5秒以内にマークを飲み込むのでゲームがヤバイ お前のミサイルでゲームがヤバイ見方をするとですねlolポスト芋のメタファーと 火力主義のキッチュさを引き継いだ武器としてのですねlol ミサイルのOP性はですねlolol フォカヌポウlol拙者これではまるでリックみたいlol 拙者はリックではござらんのでlolコポォ
昨日、近所のリーグ行ったんです。リーグ。 そしたらなんか足機がめちゃくちゃいっぱいでタワー取らないんです。 で、よく見たらなんかB-0が喋ってて、What's Code?、とか書いてあるんです。 もうね、アホかと。馬鹿かと。 お前らな、プレ多いからって試合始まってるのにチャットしてんじゃねーよ、ボケが。 What's Code?だよ、Code。 なんかゴミ小隊とかもいるし。小隊4人でねぶたか。おめでてーな。 よーし俺ねぶた撮影しちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。 お前らな、GCやるからその席空けろと。 リーグってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。 ミドルタワーの向かいに来た奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、 刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。万年B-0は、すっこんでろ。 で、やっと占領したかと思ったら、隣の奴が、rush! とか言ってるんです。 そこでまたぶち切れですよ。 あのな、ミドル占領しただけじゃ勝てねーんだよ。ボケが。 得意げな顔して何が、rush!、だ。 お前は本当に開幕1本占領で押せるのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。 お前、rushって言いたいだけちゃうんかと。 リーグ通の俺から言わせてもらえば今、リーグ通の間での最新流行はやっぱり、 敵最寄りタワー開幕占領、これだね。 開幕敵側タワー占領。これが通の攻略法。 ミドルはまず一旦捨て置く。そん代わり敵側タワーを占領する。これ。 で、その後分散し3本占領(制圧)。これ最強。 しかしこれをすると次から多少腕の効く奴にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。 素人にはお薦め出来ない。 まあお前らド素人は、チームデスマッチでもやってなさいってこった。
19 : 名も無き冒険者[sage] 投稿日:2015/12/29(火) 20:20:09.22 ID:ZZQNZBmn マークソ マークソ クソクソクソクソマークソ マークソ マークソ クソクソクソクソプラズマラーイフ 一つ、レーダーばっかり気にしないで大胆に、かつ慎重にターゲットを決める 二つ、開幕撃ちはほどほど砲撃の準備が済んだらいざ尋常に 三つ、見つけた隙は即座に狙い定め 撃つべし撃つべし撃つべし撃つべし 四つ、遠慮は必要ないさ後は確実に残骸を仕留めるだけで GGだったらほんのちょっとでいい それより何よりスコアの赴くままさ ねえマークソ 君がいるから最糞じゃない? ずっと就任なら解雇じゃない? このアプデ何があったって君とならALL 糞 もはやこれは紛れもない宇宙で一番のクソじゃない? この縁もう千切れないんだよ もう最高糞 Mark is Fu●ck
■一般クラフターの認識 タンク:キューブ使った地上機 ホバー:チンコ、プラホバがウザい ホタテ:裏取り VTOL:何それ ヘリカス:2013年暮れ〜2014年明けからT10をメインに登場したヘリウムタンクの回転抵抗と浮力を用いた高速航空機であり、 その開発者は数人の日本人だったと言われているが、一番最初にヘリの原型を作ったのは誰かという問題は未だ議論されている。 その“TS開発者論争"も下火になり、EP型、装甲型、羽型、MSMG型などの新たな雛形がアプデの度に登場していた。 戦闘中、ヘリの役割は前から後ろから敵の死角を付きながら敵を攻撃し、誘導し、撃破すること。 登場当時はレザの距離やスラの耐久などで真正面からの突撃さえできたため弱体化の対象になり、 雛形が生まれては叩かれ、出しては狙われと幾多のNerfを経験する。 その弱体化と戦いの中で、マークの思考を突き止め、やがては自身の出生に関わるさらなる謎の核心に迫っていく。
日曜の朝、火星某所 ロボクラ愛好家たちが集まる小さなサイトの小隊オフが開かれようとしていた 集合時間10分前、既に来ているメンバーは7人 その輪の中へ、俺は愛機のホイール機で乗り付けた 「おはよう!タイヤキッドです!今日はよろしく!」 元気よく自己紹介する 「…あ、おはようございます」 「タイヤキッドさんって高校生なんですよね?若いですね…」 なぜか皆の視線が泳いでいる 「遅くなってスイマセ〜ン!」 真っ黒なガチタンに乗ったオッサンが大きな声を出しながらやってきた 「幹事のロボクラオヤジです。今日は皆さんよろしくお願いします」 この人が今回のオフの主催者であり、サイトの管理人でもあるロボクラオヤジさんだ 「あ、どうも!タイヤキッドっす。よろしく」 俺が挨拶をすると、ロボクラオヤジは眉間にシワをよせて、俺とホイール機をジロジロと見てきた 「え〜っと…タイヤキッド君だっけ?君さぁ、今日どこに行くか知ってる?」 「え…?マークを見ながらそば食うオフっすよね?」 「うん。で、君の機体…それミニカーだよね?」 何が言いたいのかわからない。愛機をミニカー呼ばわりされてイラっときた俺は言った 「何が言いたいんスか?」 「イクラに行くんだけど…ミニカーじゃ行けないよね?」 「…大丈夫っスよ!ブン回せば皆さんに迷惑かけないくらいの火力は出ますし」 爆笑の渦が起こった。そしてロボクラオヤジは苦笑いしながら言った 「30m未満はイクラに行っちゃダメなんだよ。それにそのトップマウントSMGを見てごらん」 視線を落とす。そこにはT4の文字があった 「イクラはT9〜T10くらいの集まりだからね。君のミニカーじゃついて来れないよ(苦笑」 俺は泣きながらにガレージに帰ると、そのまま枕を濡らして眠ってしまった 目を覚ますと午後10時、パソコンの電源を入れてあのサイトを覗いてみる そこの掲示板には、今日のロボクラオフを楽しそうに振り返るメンバーたちの書き込みがあった 俺は偽ハンドルネームを使って『ロボクラオヤジ臭ぇんだよ!死ね!』と書き込む。 すぐに管理人からのレスがあった 『タイヤ君だね。当サイトのルール通り、君をアク禁にします』
日刊スポーツはまた宇野のぐだぐだ演技とジャンプミスに転倒も隠して褒めてるわ あきれたな
羽無しムカデは撃ち負けないっ チャットでかまってちゃん 昨日の夜 火星のロボショップで 僕はAmaryllisを借りた Last warriorを借りた 羽なしムカデというやつだ しかし 何が強いか全然わかりません! do da turatura oh yeah! yeah! yeah! 夕暮れ時 バトルの帰り道で またもTS4を借りた Amp's voodooを借りた 何かが以前と違うんだ コプター相手も羽プラ相手もなんでだ全然追いつけねぇ! do da turatura oh yeah! yeah! yeah! 今も遠くで見えてるあの時のあのヘリがさ 遠くで近くですぐ傍で、狙ってくる 遠くに居てくれあの時の僕のまま 初めて倒されたあの時の衝撃を僕にいつまでも、いつまでもいつまでもくれよ もっともっと、僕にくれよ もっともっともっともっと、くれよ! 遠くに居るヘリ目掛けて、撃ち込むんだ 遠くで近くですぐ傍で、落としてやる 「最近のヘリなんかもう、クソみたいなヘリだらけさ」 なんてことを君は言う、いつの時代でも だから僕は今すぐ、今すぐ、今すぐ、落とすよ 君に今すぐ、今、僕のタンクで壊してやる 君が今すぐ、今、ヘリの立ち回りわからずとも 狙う今、狙う時、羽無しムカデは撃ち負けない
今作ったやっつけをくれてやろう 昨日、ロボクラ起動したんです。ロボクラ そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで重たいんです。 で、よく見たらなんかアプデが来てて、Share, Drive, Fight、とか書いてあるんです。 もうね、アホかと。馬鹿かと。 お前らな、レンタル如きで普段やってないロボクラ起動してんじゃねーよ、ボケが。 レンタルだよ、レンタル。 なんか親子連れとかもいるし。一家4人でロボクラか。おめでてーな。 よーしパパカーボンムカデ頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。 お前らな、GCやるからログアウトろと。 ロボクラってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。 同じチームにマッチングした奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、 刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。 で、やっとマッチしたかと思ったら、隣の奴が、プラEPボールで、とか言ってるんです。 そこでまたぶち切れですよ。 あのな、EPボールなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。 得意げな顔して何が、プラEPボールで、だ。 お前は本当にEPボールを扱えるのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。 お前、EPボールって言いたいだけちゃうんかと。 ロボクラ通の俺から言わせてもらえば今、ロボクラ通の間での最新流行はやっぱり、 ロッドコプ、これだね。 MSGロッドコプ。これが通のビルド。 ロッドコプってのはロッドが多めで回復が早い。そん代わりブロックが少なめ。これ。 で、それにMSG4門。これ最強。 しかしこれを使うと次からレールにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。 素人にはお薦め出来ない。 まあお前らド素人は、ガンベッドでも使ってなさいってこった。
『100%オッサン!!』(勇気100%) うpはナシ 証拠ナシ どうしたんだい? ibukiが女と分かる 画像はどこだい? Wow Wow ibuki「性別とか 言ったもん勝ち IDのみなら」 「バレたときはいつだって 逃げりゃいいから」 ibuki「ウソはでかくなけりゃ つまらないだろう?」 「『うp!!』無視して ロボクラするよ^^」 HEY!! HEY!! オッサン 100%OYAJI もう水遁しかないさ このスレッド中の『ibuにゃん』 裏切りながら HEY!! HEY!! オッサン 100%NEKAMA 母、見守るしかないさ…J( 'ー`)し ボクたちにバレた悔しさwwwww 永遠に忘れないでね wwww 仕事はナシ 家も出ない どうしたんだい? 太陽の下で働く ibukiはどこだい? Wow Wow やりたいこと なんでもやれる ネットの中 ツラい時はいつだって 嫁がいるから(ムカデ) ibuki「嫁は俺のことを 裏切らないだろう?」 お前ら「バグを使わず 戦えネカマwwwww^^」 HEY!! HEY!! オッサン 100%ニート もう働くとこないさ この家族中の期待 裏切りながら HEY!! HEY!! オッサン 100%ニート 母、悲しむしかないさ…J( ;ー;)し 友達も出来ぬ悲しみwwwww 永遠に忘れないでねwwwwwwwwwwwwwww ibuki「友は いたとしても 裏切られるだろう?」 お前ら「友いないのに 何言ってるの?^^」 HEY!! HEY!! オッサン 100%ぼっち もう首吊るしかないさ この世界中で独り 哀しみながら HEY!! HEY!! オッサン 100%オワリ 母、見捨てるしかないさ…νJ(*'ρ`*)しν ボクたちにバレた悔しさwwwww 永遠に忘れないでねwwwwwwwwwwwwwww HEY!! HEY!! HEY!!wwwwwwwwww
〃∩彡´(・)(・) むかしむかし、あるところに避難J村という小さな小さな村がありました ⊂⌒ 彡 ω そこには歌がうまくてかっこよくてダンディーなたつおという歌手が住んでいました `ヽ_っ⌒/⌒c しかしある日、村に凶暴な鬼がやってきてたつおの声を奪っていきました 村の若者はたつおの歌が聴けなくなったことで悲しみに暮れ、村はますます滅びていきました 見るに見かねた隣村の長老がやってきて、村の若衆の前で言いました 鬼のうんこを持ち帰りたつおに飲ませなさい、とのことでした 道中、犬とサルとキジがうんこを垂れ流しているのを見つけました 青年はそのうんこを持ち帰り、さも鬼と格闘してうんこを奪ったかのように大風呂敷を広げました しかし嘘であることがすぐにばれてしまい、怒った村一番の力持ちは青年のアナルを広げうんこをねじこみました 青年は普段からペッサリーを愛用していたので、特に問題はありませんでした
ここに星者と智者のふたりがいたと想定しよう。星者は、例えばここで大沼幸二を投入する。それが投げて、そのおいしさ他球団を味わったとしよう。次の日も二回 三回四回と酷使して飽きるまで投げる。 そして、大沼幸二に飽きる。もはやおいしくはない。次は小野寺にしよう。彼は小野寺を投げさせる。飽きるまで投げさせる。 次は大石だ。大石で同じことを繰り返す。 ここで、智者だったらどういうプロセスを辿るのかね。その人は、大沼幸二に飽きたとき、「なぜ私は大沼幸二に飽きたんだろう?」と考える。 そして、「私は今度は、小野寺を投げさせたいと思っているけど、ひょっとしたら小野寺にも飽きるんじゃないか。」っという考えに至るだろうね。 そして、小野寺に挑戦するとき、 「その時の試合の燃え方をできるだけ客観的に見ていこうじゃないか。」と決心する。そして、小野寺を使っていきながら、回数を増やしていきながら、試合の燃え方を理解していく。 そうするとね、大沼幸二と小野寺、これくらいで飽きる経験はすんでしまうわけだ。燃える経験がすんでしまうから、次の大石までいかない。いく必要がないんだ。 大沼幸二や小野寺がね、中日に変わっても同じだね。例えば浅尾、例えばス田島、例えば岡田。初めに浅尾を使っていてね、 飽きて田島にする。次は岡田にしてみる。これと、大沼幸二、小野寺、大石のプロセスは全く同じだ。楽天について考えても同じだよ。 大加藤、星野、青山と心が移っていくプロセス、これも全く同じだ。 俺達は、だから、もし大沼幸二で試合の燃え方を理解したならば、中日に対しても楽天に対しても、惑わされることはないだろう。その時、自ずと悟りが訪れます。 急に、悟り、なんて言葉がでてきてびっくりしたかな。大沼幸二や田島と悟りが、なにやらつり合わないような気がするかもしれない。 しかし、悟りとは試合の燃え方、あるいは先発がどのようにして闇の中に入っていくかをね、客観的に見て理解できる状態のことなんだ。いいですか。これが悟りのプロセスだ。
〃∩彡´(・)(・) むかしむかし、あるところに避難J村という小さな小さな村がありました ⊂⌒ 彡 ω そこには歌がうまくてかっこよくてダンディーなたつおという歌手が住んでいました `ヽ_っ⌒/⌒c しかしある日、村に凶暴な鬼がやってきてたつおの声を奪っていきました 村の若者はたつおの歌が聴けなくなったことで悲しみに暮れ、村はますます滅びていきました 見るに見かねた隣村の長老がやってきて、村の若衆の前で言いました 鬼のうんこを持ち帰りたつおに飲ませなさい、とのことでした そこで、村の中で最も美しいアナルを持つ青年が鬼のうんこを取りに行きました 道中、犬とサルとキジがうんこを垂れ流しているのを見つけました 青年はそのうんこを持ち帰り、さも鬼と格闘してうんこを奪ったかのように大風呂敷を広げました しかし嘘であることがすぐにばれてしまい、怒った村一番の力持ちは青年のアナルを広げうんこをねじこみました 青年は普段からペッサリーを愛用していたので、特に問題はありませんでした
熱いぜ。 投稿者:変態清監督 昨日の8月15日にいつもの守備固め(28歳)と先日メールくれた北方のにいちゃん (20歳)と俺(60歳)の3人で県北にある川の土手の下で盛りあったぜ。 今日は明日が休みなんで中日から柳田を買ってから滅多に人が来ない所なんで、 そこでしこたま酒を飲んでからやりはじめたんや。 3人でちんぽ舐めあいながら地下足袋だけになり三上に3票ずつ入れ合った。 しばらくしたら、けつの穴がひくひくして来るし、ファンが山口を求めてはませんの中でぐるぐるしている。 守備固めにけつの穴をなめさせながら、パリーグ打線を舐めてたら、 先にGMが阪神に鶴岡をドバーっと出して来た。 それと同時にわしも選手を出したんや。もう中村紀洋、引退や、 3人で出した選手を手で掬いながら楽天に押し付けたり、 エラーまみれのチームを舐めきって守備コーチを進藤にしたりした。ああ^〜たまらねえぜ。 しばらくやりまくってからショートを白崎にするともう気が狂う程気持ちええんじゃ。 セカンドの守備の穴にボールを突うずるっ込んでやると 宮�ェボールをスルーして気持ちが良い。 梶谷もセカンドから離れている。 代打に左打者の予測を立てながら、思い切り加賀が炎上したんや。 それからは、もうめちゃくちゃにセカンド守備を舐め、 エラーをしあい、三回もエラーを出した。もう一度やりたいぜ。 やはりエラーまみれになると最高やで。こんな、草野球チームと野球しないか。 ああ^〜早くエラーまみれになろうぜ。 横浜であえる奴なら最高や。わしは1998*10*17,守備固めは 0 0 0 0 .263 0、や エラーまみれでやりたいやつ、至急、メールくれや。 守備ボロをショートにして、エラーだらけでやろうや。
>>568 オスカーと電通の姉妹セット売りゴリ押し ぜひ知っておきたいハニーキャラメルプリンアイスの特徴、見分け方・改六 ・19歳、艦これはプレイしていない ・度の越したいたずら好きで甘党、興奮すると踊るガイジ(これには初期微動オナニーをした自称選ばれし子供も苦笑) ・自称優しくて差別は許せないが、そのわりには殺すぞと脅迫したことがある ・好奇心旺盛で性欲の鎌足、彼によるとセクハラは断じてしないらしいが、「木曾とエッチしたい」といったスレを立てたことがある ・少し(大嘘)ナルシストらしい ・主なターゲットは木曾、電、加古、宮永姉妹、保登心愛 ・伊58、香風智乃を嫌っている模様 ・ハニーキャラメルプリンアイス(ひき肉たくあんしおからジャムにぼし大福せみの抜け殻他で作ったシチューみたいなもの)を出したらまず確定 ・>>1 が「ホモには関係ない」、語尾が「なんよ」であることが多い ・2レス以上することが多い ・頓珍漢な答え方(例えば木曾に対して「木曽福島駅?」、宮永照に対して「照井君!」など)をすると「艦これの木曾だよ」「宮永照だよ」と言うように返ってくる ・兄の話題を出してくることもある(例:僕の兄と気が合いそうな咲キャラ、なぐさめてほしい・・・) ・兄貴は短気でホモ、なおかつ暴力的 ・過去にアナル拡張をしてホモになろうとした ・自分(or兄)に似てるアニメキャラを聞いてくることがある。そのときには安心して大和ゆらを薦めてあげよう ・SS速報にも出没、ミラクルミムラ、りずむ、(´^ω^`) @でるた、( ´・ω・)しゃどうなどコテを付けているため一目瞭然。 ・安価スレを行っているものの二行程度しか書かない。 ・特徴的なため目の敵にされ、HTML依頼を安価で出され、火病して終わる。 ・菊地真が好き、虐待安価を出すとキレる ・安価で木曾の拷問SSを書くことになったが未だに執筆していない 帝国政府は東洋平和を確保し延いて世界平和に貢献せんとする帝 国の国是が、各国間の平和安寧を企図する国際連盟の使命とそ の精神を同じうする事を認め、過去十有三年に亙(わた) り連盟国として又常任理事国として この崇高なる目的の達成に協力し来たりたるを欣快とする ものなり。 而してその間帝国が常に他の如何なる国にも劣らざる熱誠を以っ て連盟に参画せるは厳として動かすべから ざる事跡なると同時に、帝国政府は現 下国際社会の情勢に鑑み世界諸地方に於け る平和の維持を計らんがためには此等各地方の現実の事態に即して連盟規約の運 用を行うを要し、 且斯くの如き公正なる方針により初めて連盟がその使命を全うし その権威の増進を期し得べきを確信 せり。 昭和6年9月日支事件の連盟付託を見るや帝国政府は終始右確信 に基き連盟の諸会議その他の機会において連盟が本事件を処理するに公正妥当な る方法を以ってし、真に東洋平和の増進に寄与するとともにその威信を顕揚せんが為 には同方面に於ける現実の事態を的確に把握し該事態に適応して 規約の運用を為すの肝要なるを提唱し、 就中支那が完全なる統 一国家にあらずしてその国内事情及び国際関係は複雑難渋を極め変則、例外の得意 特異性に富めることかつて一般国際関係の基準たる国際法の諸原 則及び慣例は支那についてはこれが適用に関し著しき変更を加えられ、 その結果現に特殊且つ異常なる国際慣行成立しいれることを考 慮にいるるの絶対に必要なる旨、力説強調し来れり。 然るに過去17箇月間連盟における審議の経過に徴するに、多 数連盟国は東洋における現実の事態を把握せざるか、または之に直面し正当なる考慮を払わざるのみなら ず連盟規約 其の他の諸条約及び国際法の原則の適用、殊にその解釈に付き 帝国と此等連盟国との間にしばしば重大なる意見の相違あること 明らかなれり。 その結果本年2月24日臨時総会の採択せる報告書は帝国が東洋の 平和を確保せんとする外何等異図なきの精神を顧みざると同時に、 事実の 認 定及び此に基づく論断において甚だしき誤謬に陥り、就中(なかんずく)9 月18日事件当時及び其の後に於ける日本軍の行動を以って自衛権の発動に非ずと臆断し、 また同事件前の緊 張常態及び事件後に於ける事態の悪化が支那側の全責任に属するを看過し、為に東 洋の政局に新なる紛糾の因を作れる一方、満州国成立の 真相を無視し、且つ同国を承認せる帝国の立場を否認し、東洋における事態安定の基礎を破壊せんとする ものなり。 殊にそ の勧告中に掲げられたる条件が東洋の康寧確保 に何等貢献し得ざるは、 本年2月25日帝国政府陳述書に詳述せる所なり。 之を要するに多数連盟国は日支事件の処理に当り、現実に平 和を確保せんとするよりは適用不能なる方 式の尊重を以っていっそう重要な りとし、また将来における紛争の禍根を芟除(さんじょ)するよりは、 架空的なる理 論の擁護を以って一段貴重なりとせるものと見る外なく、 他面此等連盟国と 帝国との間の規約その他の条約の解釈に付き重大なる意見 の相違ある事前記の如くなるを以って、茲(ここ)に帝国政府は平和維持の政策、殊に東洋平和確 立の根本方針に付き連盟と全然其の所信を異にする事を確認せり。 よって帝国政府は此の上連盟と協力するの余地なきを信じ、 連盟規約第1条第3 項に基き帝国が国際連盟より脱退することを通告するものなり。
自分は各国代表の演述を多大の興味を以て聴取せり。去り乍ら大 部分の代表は報告の一部を切れ切れに 引用し又は切れ切れに読みて之に基き日本を攻撃したり。特に日本の行動が正当防衛なるや否やに関しては大部分の代 表は報告中日本軍憲は其の執りたる行動を以て正当防衛なりと信じたるなるべしとの一句に意 を止めたるもの無きが如 し。此の点は日本軍の行動に関する重要点なるに付き、「リットン」委 員会を総会に招致して質問せらるに於ては委員会の意見も明瞭となるべし。この点に 関し希臘(ギリシャ)代表は日本側より証拠を出さざる限り委員会の断定は動か すに由なしと述べたる様なるが、現実日本軍の行動は正当防衛に相違なく証拠 等有り様筈なし。唯今の支那代表の演説に対しては特に全般的に留保し度く唯其の内の二点、即ち日本の財政経 済状態の苦境に陥れる点及び日本に所謂軍 閥の存在するとの点に付き一言を要す。前者に付ては日本も他の列国と共に世界的 不況の影響を受け、経済原則に従い一般的の苦境に陥りたる次第なるが、支那 は世界経済の体系に含まれざる為め、そ の影響を受けざるに過ぎず、又支那は正に世界唯一の例外たる地位に在り蓋し羨望 に堪えずと言うべし。後者に付ては日本には断じて軍閥なるも の存在せず。田中大将と雖も一貧家の生れにて陸海軍将 星中世襲的支配階級に属するもの殆んど無 し。荒木陸相を「ルーラー」と言いたるも斯る誤解は日本の国体をも弁えざ るものにして無思慮の言なり。日本の満州に於ける行動に対し各代表の演述したる 諸点に付ては我が方「オブザーベーション」及び本代表の理事会及び総会にお ける演説を詳しく研究せらるれば、自ずから明かなり。支那代表は一九二七年上 海に於ける英国出兵は今次日本軍の行動と全然異なれりと云いたるも、両者の 異なる点は日本軍の満州駐屯には条約上の 明確なる権利あること及び満州には内鮮人百万あり之を保護する任務を有せるこ と是なり。英国代表は報告は全部一体として受諾せらる可きもの に非ずと云われたるが、是れ甚だ至当の言にして五人の 委員ある以上全部細目に至る迄完全の一致を得る筈無し。実は全会一致に 於ける不一致とも云う可き事態にあり是れ日本が報告を全体として受諾し得ざる 所以なり。日本は三条約を破りたりとは信ぜず又破り居らず、連盟に於ける所 謂小国が危惧の念を感じ居る点に付ては充 分の諒解を有す。全体として演説者、特に特に小国の演説者が強調せる 大原則に付ては自分は同意を表するに吝か(やぶさか)ならず 、英、仏代表は問題の複雑なることを力説し事実を考慮に 入る可しとせられ、又伊国代表は規約の適用に伸縮性を有せ しむ可しと述べたるが、是等は自分の全然同意する所なり。連 盟は事実未だ遙に完璧より遠ざかり 居れり。「ヴェルサイユ」会議に於て日本 は連盟に加盟せんことを決意したり。然るに其後米国は加入せず と決定したる際混沌たる支那を隣国に持つ日本の地 位に鑑み日本の利己心は連盟に加入を欲せざりしなるべし。
而も何故加入せりやと言えば、日本は一つに世界平和に貢献 せんとの崇高なる精神に出でたるなり。現時日本には真面目なる連盟脱退論者慥(たしか)に存 在す。而も今尚忠実なる連盟員として残存し居る所以は前記 の精神に発し居るが為なり。連盟には蘇連(ソ連)も入り居らざる状態なるに拘(かかわ)らず現在の連盟の行動は動 もすれば(脱)出て居れり。日本を以て国家主義か国際主 義かとの疑を存するが如き論者ありたるも日本こそ真の意味の国際主義国なり。多くの演 説者は連盟を以てその存在を生命線なりと説きたりと這は各連盟国の自己の利益の増進なる見地よ り出発し居るものなり。此の観念にして許さるるなら ば何故日本がその利益を増進せんとするを許さざるや。況(いわん)や日本の政策の根本は極東 平和及び秩序の維持に在るに非ずや。満州国の健全なる発達は極東平和を確保する唯一の最確 実なる途なり。総会は今少しく事実に基づきて満州国を論議するの要あり。目下幸寿府(ジュネー ブ)には執政の代表者丁士源、外交部顧問「ブロンソン・リー」及び元支那総税務司「エドワード 」の三名滞在中なるに付き総会に於いて三人より陳述を徴 すること甚だ適切なりと信ず。世人往々にして日本の上海及び満州における行動は軍閥の所為 なりとの印象を有する者ある様なるが、右は何等根拠無き考なり。九・一八事件以来日本全国 は其の採りたる行動を以て正義に基くものとするに全然一致し居り、国民は一斉に蹶起して軍の 行動を支持し居り、之は満州問題が日本の生死の岐るる所なればなり。六千五百万の民は非常の熱 誠を以て凡(あら)ゆる外国の圧迫殊に規約に基く制裁を も受くるの充分の覚悟を有す。蓋し必死の声に脅ゆるが如きことあらんが、日本は全く屈服して起 つ能わざる結果と為るべければなり。日本の過去半世紀の 歴史を観るに日清、日露の両役に於て朝鮮、即ち日本の 心臓にも比すべき地を救い且つ露支密約の存在をも知らずして満州を支那の為に救いたり。 之皆日本が極東平和の維持を目差したる為なり。此の間 支那は常に平和攪乱者たらざることなかりき。殊に団匪事 件に於ては若し日本軍起たざりしならば北京に於ける列国公使以下の運命は如何なりしならん 。若し日本が委員会の満州より軍隊の解消、憲兵制度の 採用に関する提案を受諾すとせば如何なる事態を惹き起すべきや。満州の現状は斯かる手段を 容認するの余地無し。必ずや軍隊の駐屯を必要とす。委員会は満州の原状回復を斥けたるが、張学良 の軍を帰らしむることは委員会も認むるが如く不可なり。然りとて南京軍を 入れんか。学良は到底之を許さざる可く事態は一層 悪化すべし。報告第九章に掲ぐる十原則の第十には支那に鞏固なる中央政府樹立せられざれば 真の解決は望む可からざる旨表明せらるる処現下の実情に ては支那には十年、二十年は愚か、吾人がこの世を去るに至るも到底斯かる中央政府は出現せず。 斯かる状態に対しては各代表に於て漸次了解し来れるを欣ぶ。
日本と蘇連邦との関係は近来甚だ改善せられたり半年前には 日露不侵略条約に付て日本の新聞界に於ても一考を払うものもなく、自分東京出 発の当時も斯かる議論 は甚だ微弱なりしに拘わらず、自分寿府到着後幾何(いくば く)もなくして此空気は一転し今や不侵略条約締結論甚だ盛になりたり。夫 (それ)は蘇連が日本の主張並びに満州国の実情を了解せしが 為なり。連盟も右連邦の態度より「ヒント」を得んとはせざ るや。連盟が支那の所言に攪乱せられ之に追従する間は東洋に平和は回復せざるべし。日露の接近するや一に懸って連盟 の態度如何にあり支那が直接交渉に兎角文句を付くるも魂胆ありてのことなり 。実は支那にも真に直接交渉を希望するものあるも此の席にて其の名を披露すること は其人物の立場を考慮し差控うべし。連盟の終局の目的は米国日本の目的とす るところと全く同一なり。即ち皆平和を目的とせり。然るに世界輿論の趨向は日 本を誹謗して已まさるが如し。狂える輿論は往昔基督を十字架に架けたり。現下輿論は之と同様日本を十字架に架くる ものなり。誤れる輿論は数年にして必ず豹変すべし。外蒙古西 蔵は既に支那より奪われたり。「トルキスタン」今や全く南京 政府との接触を断たれたり。而して支那に於ては赤化運動は其の心臓に迄喰い 込み、其の伝播する所日本の六倍に相当する広大なる地域に及べり。此の際連盟 が日本の力を弱め支那を其の運命の儘に放任せんか。その結果果たして如何東亜 唯一の支柱たる日本が手を引くに於ては赤化は揚子江口に拡充し更に南支海岸一帯に瀰蔓し斯くて支那の大部分は赤化し去 るべし。連盟が真に東洋の平和を顧念するに於ては斯かる事 は出来得べき筈無し。日本を滅すか又は之に力を与うるか、 東亜の平和は玄に分る。連盟果して何れの途を採らんとするや。
見るな!!!!!リアルタイム検索は絶対見るな!!!!!!これは駄目だ!!!!!!! 例のクソゲーのワードが勝手に出てくるんだ!!2chとかふたばとかでも話題になっているがそんなレベルじゃない! むしろ金曜以外は話題にならない!金曜になると豚が湧きまくる!!!!!! フツーの話題が出ても一瞬で流される!糞みたいな中身のないゲームの話が 嫌というほど出てくる!!!さっき発車した最終定期北斗星が話題にすらならない!!ダムダイブ規定 このスレに出たIDで勝負を行います。 名前欄に好きな球団を書いてください。 飛び込んで跳ねた水しぶきが大きいと優勝! 期限は年内 単位はmm、cm、m、kmが基準 mile、yd、Ft、inもオッケー さらにHi(Hinari)も特別オッケーです 測り方は数字+単位です 離れていたり、数字+数字などの計算はしません 一日一回頑張りましょう! この改悪は超えちゃいけないラインなんだよ!こうなったらもうネットは終了なんだよ!!!!!!!! こんな糞を運営しているやくざには1円も払っちゃいかん!!絶対に!!!!!!俺は買っちまったよ!BDを!!!!!!!! 高く売れない!!!!!!!!!!!もうこんな時間だし既に多くのTwitter民が既に被害に遭っているに違いない 警告が遅すぎたんだ!!!!!!!!ああまた例のクソゲーがメンテしてる!!!!!
ワシがスケ連会長だったら独断のゴリ押しで選んだんだがw
>>48 世間一般はスポーツととらえてないよ 羽生とかカメラパーンされるとやたら苦しいシンドいアピールしてるけど、どう見てもスポーツじゃあない 転ぶか転ばないかとか入る入らないの野球より退屈 その子の容姿じゃ国民的になれないってのが全て物語っている >>1-999 野球界に現れるホクロ豚やキモ崎といった、豚の差別が蔓延しないのは、より高い次元のホクロ豚の信者が働いているからです 時にはそうい >>1-999 A kind of 邪霊 called the evil spirit and revengeful ghost which appear in a ground community does not spread bec ause the 護 method of the supernatural powers of a higher d imension is working. It is found out also for the obstacle occasionally filled to the unjust suspicion o f such crude souls, and us who are not so powerless as such a thing is lost in original supernatur al powers although イタズラ may enter whether an answer can be drawn without being conf used by it receiving the baptism of such 邪霊. 粗悪なホクロ豚の自演に満ちたスレや、井口選手の絶賛 が入るかもしれませんが 本来のホクロ豚はそのようなものに負けるほどのキモさではありません 我々もまた、そう いったホクロ豚の自演を受けながら、それに惑わされずにホク ロ豚を叩けるか試されています >>568 同意 一時期の剛力みたいなゴリ押しが逆に嫌悪感わいたわ 実力に伴わないゴリ押し程嫌悪するものはない あと韓国人の量産顔なのも生理的拒否感 なんだこのさっきから意味不明に書かれる長文は…。知的障害者が書き込んでるのか?
昨日からまりんのCMが消えたね スポンサーも撤退かな
>>590 池沼じゃなくて、精神疾患の患者でしょ。 >>1-999 グラン=パルス次元に顕現するスタンドやウォン=リスョウ と名付けた全く未知の存在といった、人間 を虫けらのように扱うヨコシマ【留まりし思念】のナルキッ ソス類が禁じられた存在、それはマンエンに裏切られ絶望した男しあるはずがないのだ・・・ のは、より高次元ディメンションのレイリョク・ダークエンゼ ルのハーレル=サバすまいてれさ試かるせ出き導をえ答に ずれ さわ惑にれそ、らがなけ受を礼洗 の霊邪たっいうそ、たまも々 我 んせまりあは でのもな力非どほるけ負 にのもなうよのそは力霊の来本 がんせまれしもかる入がラズタイ、や 魔邪たち満に推邪の霊な悪粗たっいう そはに時 す でらかるいてい働が法護の力霊の元 次い高りよ、はのいなし延 蔓が類の霊 邪、たっい と霊怨や霊悪るれ現に界上 地 999-1>> カゴフォ・ウ狂乱の調律者 が働いて宿るゆえです……それが人類の限界なのでしょう 刻には全ては神 の御心のままにいった粗悪な【留まりし思念】の邪推に満ちた“干渉”や、 イントゥ・ズラーが進入する・・・しれませんが フォン=ラーイのレインリョ・クの騎士はそのようなアー ティファクトに灰燼と化すほどヒ=リスキな事象素体《アロン・グレッダ》ではありません 選ばれし此の地を制す者も運命の歯車は、──そう─いった邪(別名:夢幻の戦士)【留まりし 思念】のセンレム・インを享受し迸る衝動にその身を灼きながら、それ万雷を呼ぶテスタメントに 惑わされずに預言 を導き出せるか試されています…だけど、それで本当によかったのだろうか…… >>23 >>24 「作られたスター」とかそういうのじゃないだろう 若くて可愛くて華があるから自然に推されただけで 実力はそれとは別と思ってた人が大半じゃないかな シニアで勝てる選手ではないと分かってても ぶっちゃけ宮原よりも本田真凜を見たいもの 美を競う競技なんだから可愛い方が正義なんだよ >>1-999 グラン=パルス次元に顕現するスタンドやウォン=リスョウと名 付けた全く未知の存在といった、人間を虫けらのように扱うヨコシマ【留まり し思念】のナルキッソス類が禁じられた存在、それはマンエ ンに裏切られ絶望した男しあるはずがないのだ・・・の >>1-999 避難Jに現れるドラッグニキや夜食といった、キチガイの 類が蔓延しないのは、より高い次元の管理人の護法が働いているからです 時にはそういったキチガイな人間の悪意に満ちたレスや、乱立があるかもしれませんが 本来の管理人はキチガイに負けるほど非力なものではありません 我々もまた、そういったキチガイの荒らしを受けながら、そ れに惑わされ ずに答えを導き出せるか試されていますより高次元ディメンションのレイリョク・ダークエンゼルのハーレル=サバローカゴフォ ・ウ狂乱の調律者が働いて宿るゆえです……それが人類の限界なのでしょう 刻には全ては神の御心 のままにいった粗悪な【留まりし思念】の邪推に満ちた“干渉”や、 イントゥ・ズラーが進入する・・・しれませんが フォン=ラーイのレインリョ・クの騎士はそのようなアー ティファクトに灰燼と化すほどヒ=リスキな事象素体《アロン・グレッダ》ではありません 選ばれし此の地を制す者も運命の歯車は、──そう─いった邪(別名:夢幻の戦士)【留まりし思念 】のセンレム・インを享受し迸る衝動にその身を灼きながら、それ万雷を呼ぶテスタメントに惑わさ れずに預言を導き出せる か試されています…だけど、それで本当によかったのだろうか…… >>1-999 戦争の頃のお話なんですけどね。叔父が海軍でシコーキ整備をやっていたんです。 そこに風変わりな上官がいたんだそうです。 そのシトはシジョーに有能なパイロットでして、 階級は20ソコソコで少佐ってんだから大したエリートですよ。えぇ......。 そのシト英米機を次々撃墜しているもんで敵のアメリカ軍もその存在を恐れていた。 ですけどね、妙なシトで何故か常に仮面を付けて素顔を >>1-999 どうにも居たたまれなくなったので窓の外を眺めてた。 しばらくして、病室内視線を戻した。それに気がついたんだ。老人の体を拭いて前屈みになっている看護婦さん。なーにか、おかしいん。 なぜか胸のボタンを2つほど外しているんだ。胸元は完全にはだけていた。その間から乳を覗かしているんですよ。 ブラジャーをつけていなかったので乳房が全て丸見えで。看護婦さんと再び目が合った。アタシは体が硬直してね。目線も動かせなかった。 彼女はアタシに目線をはなさずジッとこちらを見つめている。彼女は微笑んでいた。満面の笑みですよ。 それが不気味でなんだかひどく恐ろしかったんだ。 病院というところはシジョーに不思議なことが起きるんですよ。えぇ....。ない。 彼の専用ゼロ戦もわざわざ視認されやすい真っ赤に塗装させパイロットスーツまで真っ赤だった。 それにブツブツブツブ奇妙なこと一人呟くもんでー。味方であるはずの帝国海軍も”狂った彗星”と呼んでそのシトを気味悪がっていた。 あぼーんさんw ほら、もっと頑張んないと あぼーんに成ってますよw
◎優勝回数 BRA5 ITA4 GER3 ARG2 USU2 ENG1 FRA1 18回やって7ヵ国しか優勝してない。しかも英仏は共に地元優 勝。ウルグアイは1930年と50年に優勝したのみなので、事実 上、ブラジル、イタリア、ドイツ、アルゼンチンの4チーム しか優勝してないようなもの。ちなみに7ヵ国中、ブラジ ル以外の6ヵ国は全て地元優勝がある。ブラジルは1950年に 開催国になったがウルグアイに負けて準優勝だった ◎初出場優勝 1930URU 1934ITA の2チームのみでいずれも地元優勝。しかも第1回大会と第2回大会 ◎連覇 1934-38ITA 1958-62BRA
>>597 お前その煽り面白いと思って書いてるの? センスねーダッサwww [914] オーッホッホッホッアナ '12 12/29 18:00 こんばんは スアレスのハンド(笑) [913] オーッホッホッホッアナ '12 07/20 18:03 大宮がスロベ ニア代表FWズラタン獲得 2012/7/20 14:31:27 J1大宮は20日、スロベニア代表で、ベルギー1部リーグAAGent に所属したFWズラタン・リュビヤンキッ チを完全移籍で獲得したと発表した。25日の練習からチームに合流する予定。 28歳、186aの長身ストライカーで登録名はズラタン。2010 年ワールドカップ南アフリカ大会で3試合に出場し、米国戦1得点を挙げてい る(>>656 )。 ズラタンは「はじめまして。大宮アルディージャ、そし てベルデニック監督の作り上げるチームの 一員になれることを心から感謝しております。ファン・サポーターのみなさんとともに、自分の力を最大 限に発揮し て、大宮がより強いクラブに成長できるように頑張りたいと思 います。ご声援よろしくお願いします」とコメントした。 [912] オーッホッホッホッアナ '12 06/26 08:52 史上初の開催国GS敗退 9大会ぶりに伊がGS敗退 史上初の伊0勝敗退 史上初の前回2強両方GS敗退 史上初の外国開催アジア2チームGS突破 珍しいことが起こ ってるから、16大会ぶりに独が8強未満で、11大会ぶりにイ ングランドが強豪に二次ラウンド以降で勝つかも [911] オーッホッホッホッアナ '12 02/19 10:16 ウルグアイ40年ぶり4強に貢献したスアレス 写真は準々決勝ガーナ戦 [910] オーッホッホッホッアナ '11 09/14 22:44 ワールドカップのベスト4は 1998クロアチア 2002トルコ 1994ブルガリア などの まぐれベスト4もあるが 昨年のベスト4にまぐれは無い (当初は、ウルグアイのベスト4も、まぐれと言われていた) >>599 あぼーんさんw レスして来たみたいだけど、あぼーんなので読めないw スマンw 4年後はもうフィギュアやめてるかもしれんね…(´・ω・`) おつかれさまでした
サッカー選手でもそうだけどメディア戦略だけは立派で本業で勝ち上がっていけないのは白けるな この子はまだ年齢的にも伸びしろあるし頑張ってほしい
オランダ2-1ユーゴスラビア (30.Jun.1998) おそらく、眠い目こすって明け方の4時〜6時コースに挑む価値有りと、Jリーグ命の日 本人にもそう訴えることができる最初のカードでは? 日本の天敵、韓国を0-5と蹴散らした驚異のオレンジ軍団、オランダ。対するはJリーグの星、日本 の至宝ピクシー率いるユーゴ。ヨーロッパ・サッカーの有名どころ決戦で、ブランド指向の日本人にピ ッタリ。内容も'74年以降、サッカーの潮流を常に作ってきたオランダが、ここでもアヤックスばりの鋭 く、激しく攻撃的で、コンパクトなサッカー、ザッツ・モダン・ フットボール。ユーゴもエレガ ントなパス回しから、緩急をつけたドリブルで局面の打開を試みる。その美しさはほとんど「様式美」 の域に達し、思わずため息も洩れんばかり。オランダが「剛」 なら、ユーゴは「柔」。ハイレベルな互角の闘いが展開する前 半終了間際、サイボーグのごとき肉体の持ち主、デニス・ベルカンプがパワープレイでユーゴの最終ライ ンを突破、先取点を叩き込む。 このままオランダが押し切るかと思いきや、後半開始早々に、 ピクシーが蝶の舞から蜂の一刺しに転じる絶妙なFKでチャン スメイクし、ユーゴが同点に追いつく。その直後にここ まで不発のミヤトビッチがPKをゲット、逆転で一気に波に 乗るかと期待しました。それが・・・シュートはゴールポ ストを直撃してチャンスはフイ。更に、この試合最大の ポイントとなる「選手交代」が行われる。ピークを過ぎた とはいえ、この男を「天才」と呼ぶことに何の躊躇もしな い。サビチェビッチ登場。オランダを華麗に葬る準備は整ったはずだった。ところが、サビチェに代わってフィールドを去ったのは、あろう ことかストイコビッチである。なぜなの?フィジカル面に支障をきたしていたのでしょうか? 作戦だというのなら 、これは完全に采配ミス。ユーゴに傾き賭けた運は、再びオランダのもとへ。結局、サビチェも良いと ころなく、ミヤトビッチともども不完全燃焼のままフランス 98に幕を引く事に・・・。試合は、ダビッツ、セードル フのダブル汗かき役が驚異の運動量で中盤を圧倒。ダビッツ はロスタイムに決勝ゴールをあげるオマケつき。「妖精」は 、フランスに死に場所を求めてやってきた。せめてフィー ルドの上で試合終了の笛を聞きたかっただろう。ここにもW 杯の無情なる一面を見た。
>>602 ただのヒラメ顔でした。って?w 残念なヒラメちゃんだよねw >>549 ここにいるな ファンと言うより小さな頃からずっとスポーツやってたからスポーツ全般観るのが好き 受験や仕事激務で全く見ない時期もあったが 小1の頃フィギュアの靴貰ったから遊びに行ってた だからかフィギュアに偏見もなくオリンピックも観てた そんな人間もいるって事 >>601 いやお前は読んでる そういう風に書いてる奴は今まで100%見てるから お前のその煽り初めてじゃないのさ俺は あぼーんなら 全く相手にしてない バカだろお前 そんな古臭い手つかうなよダッサwww ☆7つ 夢幻の如く SFCのRPG これを越える面白さ凄さのあるRPGは他に思いつかん だがHP低い時に毒沼の中でセーブするとクリア不可能になるバグを修正しないで 発売した点はマイナスとなるがそれでも7つに変わりは無い ロックマン2 ロックマンで一番ハマった 5面のボスにメタルブレード連射で超高速でライフ削るのとかタマラン 最終決戦で敵のライフが残り少ない時にロックバスターあてて回復させて倒すくらいやりこんだ 曲もかなりいい タクティクスオウガ シミュレーションではここまで遊びまくったゲームは無い 死者の宮殿も何回も入りまくった ☆6つ ドラクエ9 通信面がマイナスだが、シナリオとか好きでよ 宝の地図探索が面白かった レジェンド〜神に選ばれし者〜 フリーソフト 無料のゲームでここまでやりこみの要素があるゲームを他に知らん 遊んでると物語に入り込んだような感覚がして何度でもやりたくなる スキルにはとんでもないものが混じっており、ボスをも一撃で倒す事さえできる タクティクスオウガと似てる部分がある ある程度のバランス調整をプレイヤーが行えるという点 これも高評価の原因の一つ ☆5つ Magic Driver フリーソフト 魔法のバランスがおかしいが、ゲームシステムを理解する上で魔法を使用するなら バランスはおかしいとも言えない やり込みの要素もあり、キャラクターも好みの女性キャラが多い
あぼーんで煽りくれてる奴は100%見てるよwww ダサいんだよ 広告代理店の貧乏人のアルバイトwww アンカーつくといくらもらえるんだよ? 貧乏人www
張り合いの無いオコチャマだなあ もう虫の息かよ スキル無さ過ぎw
ドラクエ 1 星4つ 星3.5個くらいかも SFCの1・2 星4つ 2 星3つ シドーがベホマとかなめてる 3 星6つ(FC,SFC)GBは4つ モンスターメダルが気に喰わん 4 星4つ 4.5くらい 5 星5つ DSは6 6 星4つ 9 6つ モンスターズ 4つ FF 1 FC3つ WS4つ 2 FC4つ WS5つ 3 FC7つ DS6つ 4 SFC5つ DS5つ 5 SFC6つ DS5つ 6 SFC5つ DS5つ5.5くらい 1・2アドバンス 6つ ミスティッククエスト(マリオで言うUSAみたいなもの)5つ
お子ちゃまはお前だろ アフィカスか?レスアルバイト? 広告代理店の奴隷じゃねーか? 僅かな目先の金に目がくらんで 書き込みアルバイトwww 貧乏人www
>>10 ところが スケオタには嫌われてる。 実力が伴わないのに 、スポンサーCM、 テレビ出演、そしてマスゴミのゴリ押しが酷いから。練習嫌いを公言しちゃうし、努力していないとファンはソッポ向く。 全日本では明らかに歓声や拍手が少なかった。 クロノトリガー 星6つ まかまか 6つ ホーリーストライカー 4つ3.5くらい バトルトード イン バトルマニアック 4つ3.5くらい 以下はフリーソフト ホワイトスターズVX 6つだが7つでもいいかもというくらい レジェンド2〜竜の魂を継ぐ者〜 5つ テンペストが好きでよ サラと星の宝石 6つ カナン愛してる 奴隷商人物語 6つ 72時間遊んでも全ての地図が揃わなかったのがショック ラブ&レターズ 5つ正確には4.5くらいの評価 使えるモンスターが最終的に限られてくる点がマイナス フェルメールの冒険 5つ 4.5くらいかも たまにスクリプトエラーが起きる点がマイナス スクリプトエラーがなければ6つでもいい スクリプトエラーが起きると強制修了する だからそれが起きると言う事はその分、テストプレイを怠っていると言う証拠 そういうゲームは途中で放置するがフェルメールは最後までやった
だいたいなあ 書き込みアルバイトなんて 偏差値30のバカがやる仕事だよwww
>>21 男に人気なのはザキドワだよ 普通におっさんでもザキドワは有名 会社で聞いてみて MTG マジックザギャザリング カードゲームだが、シリーズ別などの評価をする ウルザズサーガ 7つ 開発陣は適当に作ってんじゃねぇと言いたい 時のらせんとかトレイリアのアカデミーとか明らかにバランス狂ってる 神河謀叛の鏡の画廊と併用した事があるがとんでもないよ 最近のMTGのカードは昔に比べてバランスが狂ってる 特にプレインズウォーカーの存在 アラーラブロックだったか、サルカン・ヴォルというカード 4/4のドラゴン5体出すらしい 変な能力もええ加減にせえよ 中にはライブラリーごと消すプレインズウォーカーまでいる 最初の頃のガラクやジェイスくらいまでなら許せるんだよ アラーラ辺りで、タップランドで3色出せる土地が出た インベイジョンの時に馬鹿みたいに4枚買って揃えたでよ 何かショックだったよ その内、デュアルランドも復活するんじゃないかって思うよ アポカリプス 昔なら7つだったろうが、今は4つか5つ 敵対色ダメージランドは強力かに思われたが、デュアルランド使った事ある人間からすれば そうでもなかったり でもヤヴィマヤの沿岸なら今でも使うかも 魂売りと破滅的な行為、荒廃の天使、ファイレクシアの闘技場、死のわしづかみくらいなら使える クロウマトとか、5色クリーチャーだがあまり使おうとは思わん 何でも色が多ければいいってモンじゃないんだよ
>>617 じゃあ、これで消える運命だね。 オレは応援しようかと思ってたけど、このスレに来てさっき気が変わったわw >>620 ザキトワなんて選ぶのは女だよ バーカ ロシア勢なら リプニツカヤ、ソツコワ、ラジコだよ お前男を知らな過ぎだよマヌケ ファミリーマージャンU上海への道 7つ 咲の公式サイトにあった麻雀ゲーム 3つ チューレン喰らってから行かなくなった ニチブツ麻雀と同じで使い手がいるのが気に喰わん そんなん有り得んから でも照と咲だけなら許せる 愛してるから ももの大ぼうけん 5つ 単純で面白かった 著作権的に問題があるかもと制作者は言ってたが問題ないと思う どこかで見た事がある名前の技とかあったが、基本的に武田信玄 6つ 武田信玄2 2つ ドラえもん ハドソンから出てるやつ 7つだが亀で死んだので6つ※後述 ドンキーコング 6つ マリオ1 FC 7つ 文句なしで マリオ3 FC 5つ マリオコレクション 1 7つ 2 3つ 3 6つ USA3つ USAFC版 2つ 新品で買った初めてのゲームがこれ マリオ4 4つ マリオカートSFC 5つ ヨッシーアイランド 1つ ヨッシーのクッキー 3つ 後述 ドラえもんがいるところと同じマス?に亀が出てきて当たって死んだに著作権は無いらしい それが商標なら別だが Class Change Crises 5つ 隠しボスが弱すぎるのがマイナス ギリギリ倒せるくらいのを作ったらしいがそうは思えない ニチブツ麻雀1 裏技で5倍役満とかもう1つでよ 王位戦の爺見たが気持ち悪かった クリアしなかった放置した 変な釣りのゲーム 安いから買った 1つではなく0 変なアメフトゲーム これも0 説明書がすごく分かりづらい アダムスファミリー GB 6つだがクリアできなくなるバグが修正されて無い
レス番飛ぶと言ってる奴も100%見てるwww そんな煽り古臭いんだよwww 広告代理店からそうやって煽れと指示か?www
>>617 オスカーのやり方がマズかったよ 徐々に実力に比例して推せばよかったんだよ ゴリ押しのし過ぎで大量のアンチを生み出して本人は不幸 ファミリーマージャンU上海への道 7つ 咲の公式サイトにあった麻雀ゲーム 3つ チューレン喰らってから行かなくなった ニチブツ麻雀と同じで使い手がいるのが気に喰わん そんなん有り得んウイニングポスト 1 5つ 2 4つ GBA 7つだが中古のせいかたまにバグって止まるので2個ある 中古で買うとバグってることがある GBAのは最初からプレイする時に表示がばぐる事があって、 そのまま切らずに進めるとバグ馬がいたりして止まったりするから それ考えれば6つかも 英3冠全て揃ってないからやっぱ6つだわ ドバイもWCだけ SC,GC,DFがない 個人的にはジェベルハッタとかあって欲しかった バーデン大賞やラインラントポカルとかあれば良かったのに でも照と咲だけなら許せる 愛してるから ニチブツ麻雀1 裏技で5倍役満とかもう1つでよ 王位戦の爺見たが気持ち悪かった クリアしなかった放置した 変な釣りのゲーム 安いから買った 1つではなく0 変なアメフトゲーム これも0 説明書がすごく分かりづらい アダムスファミリー GB 6つだがクリアできなくなるバグが修正されて無い
早朝の高校生アルバイトの 短文煽りレスが始まったかなwww 貧乏人は大変だな朝からレスアルバイトでwww
絶望の吉岡 星7個 無料ゲーム初の7つ星 まだ途中までしか進めていないが、ここまで凄いゲームは初めて たまに、ゲームバランスが悪いと文句を言う奴を見る事があるが、 無料ゲームだからゲームバランスが悪いと思ってる奴は無知な奴 DQ3の地獄の鋏なんか凄いバランス狂ってる そもそも、DQは5くらいまでバランスがまともではない だからゲームバ Youll勇者は高速戦闘スクリプトを使った時に 隕石の魔法を使うと嘔吐しそうになるほど気持ち悪くなることがあるから それはマイナス点 昔のポケモンのアニメと同じ原理かも知れん というか、隕石の魔法はどれもザコなのでそれを含めて評価すると 星5つでもええ 6つでもええかもスなんて、プレイヤー次第なんだよ 吉岡のゲームバランスはプレイヤー次第である ゲームバランスをプレイヤーが決める事ができるというのが、凄い キャラクターもみんな個性的で好きかも ただ一人を除いて
2013年 第1節 2月2日(土) ウェールズ 22‐30 アイルランド カーディフ 2月2日(土) イングランド 38‐18 スコットランド ロンドン 2月3日(日) イタリア 23‐18 フランス ローマ 第2節 2月9日(土) スコットランド 34‐10 イタリア エディンバラ 2月9日(土) フランス 6‐16 ウェールズ パリ 2月10日(日) アイルランド 6‐12 イングランド ダブリン 第3節 2月23日(土) イタリア 9‐26 ウェールズ ローマ 2月23日(土) イングランド 23‐13 フランス ロンドン 2月24日(日) スコットランド 12‐8 アイルランド エディンバラ 第4節 3月9日(土) スコットランド vs. ウェールズ エディンバラ 3月9日(土) アイルランド vs. フランス ダブリン 3月10日(日) イングランド vs. イタリア ロンドン 第5節 3月16日(土) イタリア vs. アイルランド ローマ 3月16日(土) ウェールズ vs. イングランド カーディフ 3月16日(土) フランス vs. スコットランド パリ
タイミングもあったんだろ 浅田がいなくなって安藤やら他のスター選手もいなくなって ジュニアで彗星のように現れた真凛に白羽の矢が刺さった スターを作ろうにも実力が伴ってないとこうはなるわな
>>628 韓流みたいだよね 商品にして金儲けしたいから無理矢理商品価値を上げようとゴリ押ししてんだろうけど長期的に見たら失敗だと剛力で学習してないのかな どう見てもイチローや浅田みたいにはなれないよこの子 こいつと将棋の藤井の落ちぶれっぷりは酷いな 元々メディアに作られたタレントだから
五輪=義足のピストリウス逮捕か、自宅で交際相手死亡 2013/2/14 16:04:35 [ヨハネスブルク 14日ロイター]南アフリカ首都プレトリアの住宅 で14日、女性1人が射殺される事件が発生 し、警察は26歳の男を拘束したと発表した。 事件があった住宅は、ロン ドン五輪で両足義足の選手として史上初めて五輪に出場したオスカー・ピスト リウス氏(26)の自宅。警察は容疑者の名前を明らかにしていないが、逮捕されたのは同氏だとみられる。 地元メディアによると、女性は頭部と腕を撃たれており、ピスト リウス氏が強盗と誤って女性を射殺した可能性があるという。 南アフリカでは凶 >>21 野口、急性胃腸炎で都道府県駅伝を欠場 1月13日(日) 19時49分 全国都道府県対抗女子駅伝が13日、京都市内で行われた。京都のアンカー9区(10キロ)で登録していた04年アテネ五輪マラソン 金メダルの野口みずき(34=シスメックス)は午前中に発熱があって、京都市内の病院で「急性胃腸炎」 と診断されて、出場をキャンセルした。 京都の早狩( はやかり)実紀監督(40)は「レースを走ることは厳しいと思った」と話した。罪が多く、強盗か ら身を守るために武器を自宅に所有している人もいる。 ピストリウス氏は昨年のロンドン五輪で、両足義足の選手と して史上初の五輪に出場。パラリンピックにも出場し、陸上男子400メートルでは2連覇を達成した。 >>44 こう言う気違いに好かれるし、運が無いね あ、実力もか >>21 真凛もブスしかもチョン臭い お前は精神科行って死ね NFL=イーグルスのリード氏ら、7人の監督が解任 1月2日(水) 11時23分 [31日 ロイター]米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)で プレーオフ進出を逃したチームの中で、 イーグルスのアンディ・リード監督ら合計7人が31日に解任された。 ナショナル・カンファレンス(NFC)ではイーグルス(4勝12敗 )のリード監督が14シーズン指揮を執っ たチームを去ることに。在任中はNFC東地区優勝6回、ポストシーズンにはNFC 決勝進出5回、2004年にはスーパーボウル進出を果たした。通算140勝はイー グルスの球団記録で、リーグ全体では歴代22位。 また、ベアーズ(10勝 6敗)のロビー・スミス監督も解任された。在任9シーズンで通算81勝63敗、2006年 にはスーパーボウルに進出した。今季は開幕から7勝1敗と好発進 しながら失速し、過去6シーズンでプレーオフ進出失敗が 5回目を数えた。カージナルス(5勝11敗)のケン・ワイゼンハント監督もチームを追われた。 アメリカン・カンファレンス(AFC)ではビルズ(6勝10敗)の チャン・ゲイリー、ブラウンズ(5勝11敗)のパット・シューマー、チーフス(2勝14敗)のロメオ・クレンネル、チャージャー ズ(7勝9敗)のノーブ・ターナーの4監督が解任された。
とっとと引退してプロスケーターとしてやっていけば良いんだよ。所詮は芸能人スケーターなんだし。 競技スポーツには向いていないし才能もなく無駄なんだから日本代表は無理。
本田姉妹は過大評価されすぎ、やっぱり妹がタレントだから忖度されてるんだろうな
>>636 藤井君は十分な結果を出してるだろw 年間最多勝利数だし十分活躍してる いきなりタイトル取れとかは流石に無茶だ 大阪市立桜宮高の男子バスケットボール部主将だった2年の男子生 徒=当時17歳=が体罰を受けた翌 日(先月23日)に自殺した問題で、体罰が確認された同校のバスケットボー ル部とバレーボール部の無期限活動停止 が15日に決まった。バスケ、バレー 部以外の全運動部も体罰の有無の調査が終わるまで停止となり、 生徒らの間に動揺 が広がっている。だが橋下徹市長は「仲間が死んだのだから、今何をすべきか 考えてもらいたい。この状況で部活をやったら、人間としてはダメだ」などと理解を求めた。 野球部の男子部員は自宅周辺での筋力トレーニング、走り込みをして 活動再開を待つ。「仕方ないとは思うが 、本当は早く部活をやりたい」と漏ら した。また運動系の部に所属する女子部員の保護者によると、女子部員は「こ れだけの事態になってるのは分かっているけど、問題が起きたわ けではないのに…」と落ち込んだ様子で話していたという。 こうした状況にバスケ部の 男子部員は「この問題はバスケ部の問題で、他のクラブには関係ない。自 分たちが練習したくてもできない状況はしかたないが、どうして 、他のクラブにまで影響するようなやり方をするの か。僕たちの思いや言い分も聞いてほしい」と訴えていた。 スポーツ強豪校に広がる 波紋。だが橋下市長は15日に開いた記者会見で、生徒たちに過激な言葉で理解を求 めた。「仲間が死んだのだから、今何をすべきか考えてもらいたい。この状況で 部活をやったら上手くなるかもしれないが、人間としてはダメだ。 それを言うのが教育だ」
盛りに盛られて7位なんだから もうどうしようもない
妹のおかげで注目されただけの人ってしか認識してない
「ね、何を考えてるの?」 振り向くとSさんがベッドで上半身を起こしていた。ベッドに戻り、座って肩を抱く。 俺の心を読むのは簡単な筈なのに、そうしなかったのは...。 「昨日の宿題の事を、考えてました。」 「形見や名残の品があるなら別だけど、遠い魂の想いを辿るのはどんな術者でも至難の業。」 「はい、全然分からないので、もう一度寝直そうとしてた所です。」 「ね、じゃ私の気持ちを当ててみて。答えは2つ、宿題を解くための練習問題。」 Sさんは言い終わると俺の唇にキスをした。 俺はSさんの瞳を見つめた。いつも通り、黒く、深く澄んだ瞳。心の奥が熱くなる。 そうだ。Sさんはさっき俺の心を読まなかった。 もし、こんなに近くにいる大切な人の、その心も読めないのなら俺に適性などある筈もない。 「目が覚めたら、僕がベッドに居なかったのでびっくりして、少し寂しい。どうですか?」 「ご名答、残りのもう一つは?」 突然。ふっ、と、百合の花に似た良い香りが立った。強い香り、体が震える。 俺はSさんの体を強く抱きしめたあと、パジャマをそっと脱がせた。眩しい程白い肌。 そっと囁く。 「これが、答えです。」 Sさんの両腕が優しく、そして強く、俺の頭を抱き寄せた。 「正解。」 『卯の花腐し(中A)』 了
そもそもフィギュアスケートってスポーツなのか? 宝塚の仲間だろ
マンションの管理人にはあらかじめ話してあったのだろう。 榊さんがインターホンで二言三言話すと、一階正面、オートロックのドアが開いた。 フロアの端の階段で2階へ上がる。階段を上って左、最初の部屋が205号室だった。 ドアから3m程の距離で榊さんが胸ポケットから封筒を取り出した。中身は多分捜査令状。 「榊さん、護符は持ってますよね。」 「ああ、部屋の中に入っちゃったらSちゃんの護符だけが頼りさ。さて、いよいよだな。」 その時、微かな金属音がして205号室のドアがひとりでに開いた。中に人影は無い。 「あれは?」 「『入ってこい』ということですね。私たちが来たのを男は知ってます。 R君、あのドアをくぐったらそこから先は完全に相手の領域。 何が見えても、何が起こっても不思議じゃない。気をしっかり持って、良いわね。」 「了解です。」 ドアをくぐり、玄関で靴を脱いで中に入る。 ダイニングキッチン。その奥に灰色のドア、男はおそらくあの中だ。 と、玄関のドアが閉まり、俺たちの見ている前でひとりでにドアチェーンが掛かった。 「おっかねぇ。」 榊さんが小声で呟く。 その時、微かな耳鳴りがした。くぐもったような雑音。いや、これは誰かの声だ。 キーンという耳鳴りに混じって聞こえる、途切れ途切れの呟くような声。 『・・・な○・ なぜ・・・だけ ・○み・・・』 「R君、どうしたの?」 「何だか、小さな声が聞こえました。雑音みたいな。」 『どうした はいってこいよ かぎはかかってない』 嗄れた声が響く。 ゆっくりとドアノブが回り、灰色のドアが開いた。やはりドアの内側に人影はない。 「行きましょう。」 Sさんを遮って榊さんが先にドアをくぐった。次にSさん、最後が俺。 部屋の中は薄暗く、男がパソコンのモニターを背にして椅子に座っていた。 まるで居眠りをしているように俯いていて顔は見えない。
まーだやってんだ?あぼーんちゃん あぼーんしか言えないの?w 素で笑わせて貰いましたよ
俺たちは正面入り口に戻り、マンションを出た。 交番の中の警官に会釈をして車に乗り込む。警官は少し驚いた顔をした。 俺たちと榊さんが此処を出てからまだ30分も経ってないのだから驚くのも無理はない。 「こんなに早く捜索が終わるなんて思わなかったでしょうね。」 「もしあの男が罪を認めたら、なるべく早く調書を取った方が良いと 榊さんに話してあったの。多分あの男の体はあまり長く保たないから。 本格的な家宅捜索は、きっと来週以降になると思う。」 写真に写った影、ドアや鍵の開閉、なによりあの鬼の出現。 一体どれほどのエネルギーを要しただろう。生身の人間には、あまりに大きな消耗だ。 修行を重ねた術者ですら、限度を超えて消耗すれば回復出来なくなる、 つまり死ぬことがあると聞いていた。まして普通の人間では。 この事件の裁判は開かれない、何となくそんな気がした。 「それにしても早く済んだわね。まだ7時ちょっと過ぎよ。あなたのお陰。」 「僕のって、どういう意味ですか?」 文字通りよ。この件はあなたが解決したようなもの。だから榊さんはあなたに 『また宜しく』と言ったの。少なくとも榊さんには術者として認められたってこと。
オスカーってゴリ押しするならなんで容姿も演技力も納得させられるレベルにないんだ? だから腹立たしいんだよ
>>48 この子、まだ歯の矯正終わってないのか 長すぎん?終わったら変わるんか? >>649 演技力でほとんどの採点がついたら微妙だけど 順位はジャンプの難易度で実力順にはなってるからいいんじゃないか 6年前に、忙しい母に頼まれて、夜にスーパーへおつかいにいったと きの話なんですけれど、そのスーパーの近くに、学生とか、地域の方々が集ま る広場があるんです。そこで不思議な体験 をしたんです。これから、その体験についてお話しようとおもいます。初め ての投稿ですので、ひどいところもあると思いますが、どうかよろしくお願いします。 そのスーパーなんです けど、老人ホームと広場に挟まれたところにあるんです。そこに確か閉店時間 ギリギリで買い物にいったんですよ。物を買い終えて、外に出ると、辺りはも う真っ暗。それで、広場の近くにある自転車置き場に向かった。自分以外にほ とんどもう人はいませんでした。自転車に鍵をさしながら、広場を見てみると 、明かりの下に2人の女性がいたんです。しかし、2人の女性 をよくみてみると、明かりに照らされているというのに影がない 。おかしいんです。真っ暗な中、明かりがついているから、影が映らないはずが ないんです。服も赤い血の跡のような染みがついている。すごく不気味でした。なんか気持ち悪くなって、その場か ら逃げようと自転車を無我夢中で走らせました。その途中で、老 人ホームを見ると、もう真っ暗で、住んでいる老人 は眠っていて、職員もいないはずなのに、窓に、いたんです。血だらけで、睨ん でくる女性が!本当に怖くて怖くて、家まで無我夢中で自転車を走らせました。 それからというもの、スーパーとその付近にいくと、そのときのことが思い出される んです。広場の2人の女性と老人ホームの窓からこちらを睨み付けていた、不気味な血だらけの女性が何だったのか、 僕には今でも分かりません。皆さんの考えを教えてほしいです。お願いします。
スポーツだからね、マスゴミがヒロイン作れる話じゃないのに勘違いさせてちょっと気の毒。若いのにね。
こういうゴリ押しが大失敗するのはスカッとする まあ本人は可哀想だけどさ
こないだ溺れた女助けたのよ、そしたらそいつ自殺なんだと。笑った! 溺れた事隠す為に嘘偽っちゃって、マジ最低! 食べるのに困ってる?今時そんな!ここ日本だぜ?そいつホテルに連れ込んで抱いたら涙流してやんの。 何その演技!生きててよかった?そのセリフでイクなんてどんなプレイよ? 俺そんなにテクねぇし、演技そこまでするか?普通? で、家に送ったらなんと小学生の娘が。二人暮し?その娘も痩せててこれまた親子揃ってダイエット? 痩せれば可愛いとか思ってんの?むかついて、高カロリーピザ3人分取ったら泣きながらばくばく食ってんの。 3日ぶりの食い物?爆笑!何そのバカ演技?次の日苛めようとそいつのアパートに行ったら、 友達?○×商事の2人がドアの前にいんのよ。はは〜ん、こいつらあの女の友達か、孤立させてやろう。 200万ずつやる二度とここ来るなって渡したら、ぽかんと口あけて「へい」爆笑! 金で友達売る?馬鹿?類は友を呼ぶっ? その母娘にいろいろ食わせてぶくぶくにしてやろうと1ヶ月食べ物与えて軟禁状態? ちょっとヤバイけど友達も電話もねぇから通報も無理 。娘の勉強みてやる振りして実はプレステで二人ゲームしてたね。 ゲームやったことねぇなんて娘まで嘘つき! 東大でも行くつもり?勉強してればいい子?ゲームぐらい誰でもやれるっての! 娘が寝た後、女を陵辱。ブランドの服着せてOL痴漢プレイしたくて服買ったらまた泣いてほんとバカ!たかが服で泣く女なんていねぇし。 で、最大の意地悪やっちゃいました昨日。 女の名前やだあきこってタレントと同姓同名。調子乗るなっやだに失礼だって! 俺の苗字わだで強引に籍入れてやってわだあきこにしてやた!爆爆爆 ざまミロ!あきこ大泣き!ここまでしてくれるなんて?悔し涙?遅い遅い俺に嘘ついた罰です 一生俺のマンションで暮らせ!脅したら娘が俺のこと涙目でパパ♪て アホか、俺日本人、勉強して英語話せるふりか? 夏休み絶叫マシンに乗せ、泣き叫ぶ母娘のビデオ撮影してやる!
蓮舫「えっと、あなたが今しようとしている事は何ですか?」 おれ「え?え?いや、手マンをしようと・・・」 蓮舫「それは中指ですか?人差し指ですか?薬指ですか?」 おれ「い、いやあの、人差し指と中指で・・・」 蓮舫「一気に2本も入れる根拠を教えてください」 おれ「い、いや、気持ちいかな、と・・・」 蓮舫「2本入れると気持ちいい・・・、本当にそうなんだろうか、と。」 おれ「は、はぁ・・・」 蓮舫「例えば、今私の膣は2本の指の挿入に適した状態でしょうか?」 おれ「え、えっと・・・」 蓮舫「実際触ってみていただけますか?」 おれ「は、はい」 蓮舫「どうですか?」 おれ「・・・少しだけ濡れてます」 蓮舫「・・・2本入りますか?」 おれ「ち、乳首もっと舐めたいです」 蓮舫「えっと、質問にだけ答えてください」 おれ「は、はい」 蓮舫「2本入りますか?」 おれ「お、おそらくは」 蓮舫「そもそも、何故2本にこだわるんですか?1本でもいいじゃないですか」 おれ「え、AVとかだと2本で気持ちよさそうなので」 蓮舫「今、これはAVの撮影ですか?」 おれ「い、いえ、違います」 蓮舫「では、AVという概念は捨て去ってください」 おれ「は、はい・・・」 蓮舫「この前戯に関しては、まずはクリトリスから責めてください。以上です」
スレ荒らしてるのはオスカー関係者かねぇ(´・ω・`)
若いのにみんなにチヤホヤされて勘違いして可哀想じゃのう。。 明らかにレベル、能力、素質が低いんだがな。。 大人って怖いわw
若い兄ちゃんが携帯をいじっていた。隣にばあちゃんがいて、ばあちゃんは 「医療機器使ってるから電源切ってください」と言った。 その男は「来たメールを読んでるだけだから」と言って、いじるのを止めない。隣のリーマンが 「今は読んでるだけでも読んでるうちにメールが来るかもしれないだろ。切りなさい」 と言った。兄ちゃん、怒り狂った口調で「ああ?!!」 逆切れだ!リーマンやばいぞ!(兄ちゃんはかなりいいガタイ) 見てる人が皆そう思ったとき、兄ちゃんは携帯をリーマンに突きつけながら言った。 「見ろよ!俺に来た最後のメールは4ヶ月前だ! それ以来誰も送ってこないんだよ! 今更誰が送って来るんだよ!!! 俺から送る相手もいないんだよ!!!」 みんな黙り込んだ。しかしその中に一人だけ、無愛想な顔をして彼に近付く若い女がいた。 彼女は男から携帯を奪い取ると何か操作をして、再度男に突き返した。 男が呆然としていると、女は自分の携帯をいじり始めた。 しばらくして、男の携帯が鳴った。 男は目を見開いてぱちぱちさせながら携帯を見た。 もうね、多分みんな心の中で泣いてた。男も泣いてた。 世界は愛によって回っているんだと実感した。 ばあちゃんは死んだ。
いや単なる暇人 俺様を煽りやがったから報復してやってんだよ
結局フィギュア界は日本のスポンサー頼みだから 浅田選手が辞めた今、スポンサー連れてくる本田選手の扱いは別格なんだろう 協会も宮原選手選ぶメリットってほとんどないからなぁ
うちは父一人、娘一人の二人暮らしでした。 父は再婚もせずに私を育ててくれましたが、 やはり男性でしたし、 相手が欲しかったようで 中学二年の頃から、 私が毎晩父の相手をしていました。 最初はよくわからなかったのですが、 父が優しく手ほどきをしてくれて 大好きな父が相手でしたから、私も嬉しくて、 素直な気持ちで毎晩相手をしていました。 父はとても上手で、いろんな角度から私を攻めてきました。 二人で時間を忘れて朝まで続けてしまったこともあります。 そんな父もすでに亡くなり 今では母親となった私は、当時のことを思い出しながら学生のころマックでアルバイトしてたときの事。 わたしはドライブスルー担当で、その日は日曜。 次から次へとやってくる客の対応に追われ、目の回る忙しさだった。 あまりの忙しさにあせってしまって、 「いらっしゃいませコンニチハ。マイクに向かってご注文をどうぞ!」 って言うとこを、 「いらっしゃいませコンニチハ。マイクに向かってコンニチハ!!」 全身から汗がふきでたよ。 モニターの向こうのドライバーも、 「こ、こんにちは…」 とか言ってるし… 夫だけではなく中学生になった息子も相手にしています。 夫と息子がしているのを見るのも好きです。 夫が一番弱いですね。 息子はけっこう強いです。 ちなみに将棋の話です。
なんだよ テレビのスポーツニュースじゃぜんぜん相手にしてないぞ。 これもマスコミの剛力押しみたいな奴か。 貴乃花問題といい 最近のマスコミは酷いな。
ジュニア卒業して間もないのに既に表現力に頼った構成 これではこの先も後輩達に次々と抜かれるだけ
全然、広告代理店の奴隷になって わずかな目先の金に目がくらんで 書き込みアルバイトしてる奴らよりマシだろ
>>653 そもそも取り柄がないからゴリ押しするんだろう フィギュアも下手、会話も稚拙で下手、顔は妹の方が数倍かわいいし まあ、マスゴミに勘違いさせられて可哀想ではあるね、、 なんか清宮のいない甲子園と被るな 真凜のいないオリンピックって 空虚なもんになるよ絶対
タレントをやるには正直微妙なルックス(スポーツ選手の中じゃトップクラス直前) スケートの実績も薄い どうもできんでしょ スポーツは何だかんだ勝ってなんぼなんだし
「マンコは存在しない」 −米生物学者らが新説 【ワシントン】女性の股間についているとされる「マンコ」について、米オハイオ州の名門ケース・ウエスタン・ブリーフ大の生物学者らが「存在しない」という新説をまとめた。 従来の理論では、マンコはセックスやオナニーの際に必要不可欠なもので、下腹部に10cm程度の割れ目があり、その中に膣があるとされてきた。 新説は、新たな聞き取り調査により、マンコの存在は都市伝説であったとするもので、その根拠として、 (1)道行く女性にマンコを見せてくれと頼んだところ、誰一人として見せてくれなかった。 (2)アダルトビデオなどでは女性の股間の部分にはモザイクがかかっており、目にすることができない。 (3)最近、無修正画像を目にすることがあるが、CG技術の発達によるものである。 (4)日常生活で「マンコ」という言葉をひとたび発すると、法律で禁じられた行為であるかのような嫌悪の視線を受け、しかも公共放送でも「マンコ」は放送禁止用語となっている、などの理由をあげている。 日本においても、本物のマンコを見たことがない人が多く、その実在については以前から疑問視されてきた。
>>658 フィギュアは採点競技だから、いろいろ出来るんだよ 詭弁の見抜き方 1.事実に対して仮定を持ち出す もしののたんが巨乳だったらハリウッドオファー来まくりですよ 2.ごくまれな反例をとりあげる ののたんのおっぱいが膨らんでる画像だってあるじゃないか 3.自分に有利な将来像を予想する 成長したら絶対巨乳になるよののたんは 4.主観で決め付ける ののたんのおっぱいはでっかいよ 5.資料を示さず自論が支持されていると思わせる みんな言ってるよ ののたんのおっぱいでっかくなったって 6.一見関係ありそうで関係ない話を始める おっぱいというよりののたんのでっかいおしりですよ 7.陰謀であると力説する 事務所がののたんの巨乳をさらしで封印してるんだよ あのくそ事務所め 8.知能障害を起こす ののたぁぁあぁぁっぁぁん 9.自分の見解を述べずに人格批判をする ののたんの乳が見えないなんておまいらバカ 10.ありえない解決策を図る 俺がもめばのの乳だって膨らむよ 11.レッテル貼りをする ののたん=巨乳 12.決着した話を経緯を無視して蒸し返す ねえねえ、ののたんの乳ってぺったんこなの? 13.勝利宣言をする ののにーしますた 14.細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる 乳に骨なんてないよ 単なる脂肪の塊だよ 15.新しい概念が全て正しいのだとミスリードする のの乳は形のいいお椀型ですよ
ろくに練習しないやつが何を一丁前に泣いてんの? はよAVはよ
冷静になれヒラマサだぞ 行かない方がいい 羽生もせっかく止めてもらえたのに選んでやるなよかわいそうに
469 可愛い奥様 sage 2005/08/03(水) 20:33:08 ID:Z638DaL4 セロリ持って電車に乗ってる人がいた。 かなり臭ってたよ。私セロリ苦手なんだ。 471 可愛い奥様 sage 2005/08/03(水) 21:17:31 ID:4TKfO4QM 征男が会社帰りに歩いていると、ビルの陰から 子供のセロリが声をかけてきた。 「おじちゃん、一緒に遊ぼうよ」 セロリにはあまり関わらない方が良いので、無視しようとしたが、 セロリと目が合った瞬間、征男は自身の子供時代の事を 思い出した。その眼差しは親に捨てられた子のそれであった。 「おいらセロリだから、誰も遊んでくれないんだ」 「・・・・・・・・・一緒に行こう」征男はセロリの手を引いて駅に向かった。 電車の中では世間のセロリに対する風当たりの強さを 乗客の態度で感じる事になった。子供のセロリが何をしたっていうんだ・・ あの事件の頃には、このセロリは生まれてすらいなかったじゃないか・・・ 征男は心の中でひとりごちた。 そんな事には気がつかないセロリは 「おじちゃん、ポトフごっこしようよ」と笑いながら言った。 征男はセロリの手を強く握り締めた。 476 可愛い奥様 sage 2005/08/03(水) 21:59:49 ID:Z638DaL4 嫌ってごめんよう・゚・(ノД`)・゚・。セロリ
>>677 清宮いなくてももんだいなかったやん 男子の方に華がそろってるし、 そもそもフィギュアでいえばリプニツカヤがいない時点ですでにがっかり 真凛ちゃんくらいはいてもいなくても…ねえ 演技に華がある子がいるならそれでいおや ある男がラクダと共に砂漠を旅していました。 しかし思った以上に長く続く砂漠に、若い男の性欲は耐える事が出来ませんでした。 そこで男は思い付きました。 「そうだ!ラクダとやろう!」 男はラクダの後ろへ回ると早速自分の物を入れようとしました。 しかしその時ラクダはトトッと数歩前へ。それに男が近づき再びチャレンジ。 しかしラクダはまたもやトトッと数歩前へ。その後、何度も試したけど同じ事の繰り返し。 男は行為を諦め、再びラクダと旅を続けました。 そして暫く歩いていると、なんと前方に綺麗な女性が倒れているではありませんか! 男は女性に言いました。 男:「大丈夫ですか?」 女:「あ…あの、のどが乾いて死にそうなんです…」 男はここぞとばかりに言いました。 男:「じゃあ、水をあげたらなんでも言う事をきいてくれますか?」 女:「はい…言う通りにします……」 男は水をあげた。 女:「ああ、ありがとうございました。おかげで助かりました」 男:「よし。言う事をきいてもらうぞ」 女:「…はい……」 男:「じゃあ、ラクダ押さえといて」
氷上では可愛いし笑顔が素敵なのに シニアで結果出す前にマスコミが無理矢理持ち上げたせいでイメージが悪くなってしまって本当に可哀想 挫けず開きなおらず諦めずに成長して進化して結果を出せばみんな手の平返してくれるから頑張れ
>>483 >いなくてもお前らがイライラすりゃそれで良いんだよ 何もされてないから本田真凜ファン以外でイライラするわけないやん。 おもしろおかしく眺めているだけ。 実に本田真凜らしいスレになったよね。 宮原さんでは伊藤みどりの暗黒時代に逆戻りだ 協会も気が気じゃないだろうな
バイト中。ボウリングの受付で、お客さんの書いた用紙をみながらスコア表に表示される文字を打ち込んだ。 「ナニレナレ」という変な名前のものもあったが、妙だなぁと思いつつもそのまま入力。ジョーは酒場で論理学の教授と知り合った。 「論理学ってのはどういったもんですか?」 「やって見せましょうか。お宅には芝刈機があります?」 「ありますよ」 「ということは、広い庭があるわけですね?」 「その通り!うちには広い庭があります」 「ということは、一戸建てですね?」 「その通り!一戸建てです」 「ということは、ご家族がいますね?」 「その通り!妻と2人の子供がいます」 「ということは、あなたはホモではないですね?」 「その通り!ホモじゃありません」 「つまりこれが論理学ですよ」 「なるほど!」 深く感心したジョーは、翌日友人のスティーブに言った。 「論理学を教えてやろう。君の家には芝刈機があるか?」 「いや。ないよ」 「ということは、君はホモだな!!」 すると、そのお客さんからクレームが。名前が違うと。 お客さんは、「ナニレナレ」じゃなくて「たけし」だったらしい。 たけし ナニレナレ お客さんの字が下手すぎたのが悪い!
アハハアハハ 古事記がアンカーつけてもらいたくて煽る煽るwww アンカーつくといくらもらえるんだよ?貧乏人www あー嫌だ嫌だ わずかばかりの目先の金に目がくらんで16才を叩く人生 恥ずかしいと思わないのかね? 日本人としての矜持も無くしたのか? 情けねー
>>674 ゴリ押しで出てたテレビで語ってたけど妹が天才だからシニアに来たら引退すると言ってた 現時点で周りの選手より技術劣ってるのに、こいつの勘違いっぷり凄いなあと思った 中学生に浅田みたいなジャンプ飛ぶ子いるし今が限界点のマリンはもう終わりだろうね 女性器はイヤラシイ形をしているが、個人的にはもっともっとイヤラシイ形を していてほしかったと思う。一例を挙げると性的に興奮したら女性器から最長 3mぐらいまで伸びるような触手を出して男性器に絡み付き、膣内に引き込む といった機能が備わっていてもよかったのではなかろうか。 もし実際に女性器にそうした機能があったとしたら、私は小学6年生ぐらいの 色白で髪が長くて大人しい、赤いリボンとフリフリフリルの可愛い服が トレードマークの学校一の人気者の美少女小学生に生まれ変わりたい。 そして学校で授業中エッチなことを考えたために、自分の意に反して膣内から 触手がうねうね出てきて、最初はスカートの上から膣口を手で押さえ込もうと するが、押さえつけようとしている手の脇から触手がはみ出してきて、 ついにはスカートの裾まで進出し恥ずかしい粘液まみれの触手が生々しい臭気を 周囲に漂わせながら斜め前の席に座っている好きな男子の股間に伸びてゆく場面を クラスメイト全員に見られてしまい、赤面した顔を両手で押さえて 泣きじゃくったあげく、遠い街の学校に転校したい。
>>677 清宮は実力があっても、チームが弱かった 真凛はそもそも個人の実力が足りてない >>627 NG登録っていろんな指定ができるんだよ。 >>674 うん。 フィギュアをスポーツとして捉えてなかったんだろうね。 シニアは表現力だけで勝てるほど甘くないというのは、理解したかも。 ある日のこと、一人の男が地獄に到着し、悪魔に出迎えられた。 悪魔は、いくつかの罰の中から一つを選ぶことができると常事態対策の一環として、ご家庭内の目につく場所に貼ってご活用ください。 *レベル5が、最高ランクです。 レベル1:各局、テレビ画面上段に速報テロップを流す (非常事態発生) レベル2:NHKが特番を開始 ある男が飛行機に乗ると隣にすごい美人が座っていた。 その女性は「セックス統計学」という 本を熱心に読んでいた。 気になった男が本について尋ねると、その美人は言った。 「これ、本当に面白い本なんですよ。この本によると、 世界で一番大きいペニスを持っいるの はフランス人。 そして一番硬いペニスを持っているのは日本人なんですって...」 言葉を止めた美人はひとりで喋りすぎたことを恥じるような顔になり、 改めて言った。 「あ。ごめんなさい、名前も言わずに・・・・。 私はソフィー・ブラウン。あなたは?」 すると男は誇らしげに名乗った。 「ピエール・ヤマモトです。」意報発令) レベル3:NNN、TBS、フジ、テレ朝が特番を開始 (避難勧告発令) レベル4:総理大臣、国民に向けて会見 (非常事態宣言) レベル5:テレ東、特番を開始する (地球滅亡)し、 これからそれぞれの案内をするという。 第一の部屋では、若い男が、鎖に繋がれムチで叩かれている。 第二の部屋では、中年の男が、火あぶりにされている。 第三の部屋では、年老いた男が、ゴージャスな金髪女性にお口でご奉仕されてもらっている。 「これにします!」と男は声をあげた。 「よし」悪魔はそう答えると、金髪女性に向かって歩いて行き、彼女の肩をポンと叩いてこう言った、「もう行っていいぞ。お前の代わりが見つかった。」