http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170711/k10011054691000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_011
IOC=国際オリンピック委員会の臨時総会がスイスで始まり、東京大会後の2024年と28年の夏のオリンピックの開催都市を同時に決定する異例の措置を決める見通しです。
臨時総会が行われるスイス・ローザンヌ近郊の会場では、会議を前に、24年大会の開催都市に立候補しているフランスのパリとアメリカのロサンゼルスの招致委員会が大会計画のプレゼンテーションを行い、関係者から2つの大会の開催都市を同時に決定することについて期待を寄せる声も聞かれました。
臨時総会は予定より30分余り遅れて日本時間の11日午後9時すぎから始まり、24年と28年の2つの大会の開催都市を同時に決定する異例の措置を決める見通しで、バッハ会長が記者会見して詳しい説明をすることになっています。
現在、オリンピックの開催都市に立候補しているのはパリとロサンゼルスの2都市だけで決定を受けて2つの大会の開催都市がこの2都市から選ばれることになるのかが注目されます。
ロサンゼルス招致委が会見
ロサンゼルスの招致委員会は、IOC委員への非公開のプレゼンテーションのあと記者会見しました。
この中で、招致委員会のメンバーでオリンピック陸上女子の金メダリスト、アリソン・フェリックス選手は、「ロサンゼルスのオリンピックムーブメントはすでに準備は整っている。われわれが2024年大会を開催することができるならば、スポーツの力で世界を変えることができる」などと委員に訴えたことを明らかにしました。
また、ロサンゼルスのガルセッティ市長は、「今回の招致は、市民の支援と理解がなければここまで来ることはできなかった」と市民の大会招致に対する支持の高さを改めて強調したうえで、「われわれは2024年の招致に値することに確信を持っている」と話しました。
ガルセッティ市長によりますと委員からは、24年と28年の大会開催都市を同時に決める案についても質問があったということですが、「われわれは、24年大会の招致を行うためにここまでの長い年月をかけてきた。招致委員会も市民も24年の招致に集中している」などと訴えたということです。
7月11日 21時30分