点字に訳した楽譜の普及に取り組む「点字楽譜利用連絡会」(点譜連)。設立から15周年を記念したコンサートを4月に開く。実は、点譜連は上皇后美智子さまの寄付金をきっかけに誕生した団体。代表の和波孝禧(たかよし)さん(75)は「美智子さまを始め、多くの方の支援でここまで来られた。コロナ禍だが、聴く人が幸福な気持ちになれるような演奏会にしたい」と意気込む。
点字楽譜は五線を使わず、音の高さや長さ、指づかいなどを六つの点の組み合わせで示すもの。音楽を演奏する視覚障害者には欠かせないものだが、作成には専門知識が必要で、基本的にはボランティア団体などが演奏者の希望に応じて個々に作られている。
だが、そうした「オーダーメイド」の点字楽譜は他の人たちに共有されることは少なかった。視覚障害者は耳にした曲を演奏したいと思っても、その都度団体などに問い合わせて点字楽譜を提供してもらったり、自分で点訳を依頼したりする必要があり、つくられた点字楽譜がないか簡単に調べられる手段がなかった。
生まれつき全盲だった和波さんも、幼少期からバイオリニストとして活躍するようになるまで、多くの曲の楽譜は母が点訳したものだった。「共有してすぐに手元に置ける点字楽譜が増えれば、より世界は広がるのにと思っていた」
…続きはソースで。
https://www.asahi.com/articles/ASP3N3SHWP3LUTIL03S.html
2021年3月21日 13時00分
点字楽譜は五線を使わず、音の高さや長さ、指づかいなどを六つの点の組み合わせで示すもの。音楽を演奏する視覚障害者には欠かせないものだが、作成には専門知識が必要で、基本的にはボランティア団体などが演奏者の希望に応じて個々に作られている。
だが、そうした「オーダーメイド」の点字楽譜は他の人たちに共有されることは少なかった。視覚障害者は耳にした曲を演奏したいと思っても、その都度団体などに問い合わせて点字楽譜を提供してもらったり、自分で点訳を依頼したりする必要があり、つくられた点字楽譜がないか簡単に調べられる手段がなかった。
生まれつき全盲だった和波さんも、幼少期からバイオリニストとして活躍するようになるまで、多くの曲の楽譜は母が点訳したものだった。「共有してすぐに手元に置ける点字楽譜が増えれば、より世界は広がるのにと思っていた」
…続きはソースで。
https://www.asahi.com/articles/ASP3N3SHWP3LUTIL03S.html
2021年3月21日 13時00分